石川でおすすめの温泉旅館ランキング厳選10選

「ホテル海望（かいぼう）」は、日本でも珍しい「海の温泉」として知られる和倉温泉にある温泉宿。和倉温泉の歴史は今から1200年前にも遡りますが、温泉湧出のあと地殻変動によって沖合の海中に沸き口が移動したと考えられています。伝説によれば、その沖合で傷ついたシラサギを見つけた漁師夫婦によって、湯脈が発見されたそうです。

その後、加賀藩二代藩主が腫れ物ができ困っているところに、「湧浦の湯」を取り寄せ治療したことから和倉の湯が瞬く間に評判になります。三代藩主の頃には、「湯治の湯」として利用しやすいようにと、湯口の周囲を埋め立てて湯島を造らせたことで、多くの湯治客が訪れるようになったのだとか。現在までも多くの著名人や皇族がこの和倉温泉を訪れ、より一層の注目を集めています。

ホテル海望は能登半島の七尾湾に面しているので、客室からの景観はまさに自然と一体となった開放感を味わうことができます。館内には自然光が射し込む明るいロビー、窓の外には緑の庭園とその背後にある穏やかな七尾湾等、一つ一つの光景がまばゆいコントラストとなり、贅沢なひとときを満喫。

客室からは波穏やかな七尾湾が望め、いつまでも眺めていたい美しい光景で、非日常のひとときをゆっくりと味わえます。もちろん上階へ行けばいくほどに、その光景の素晴らしさには息をのんでしまうことでしょう。さらにお料理では能登の新鮮な魚介だけでなく、大自然の中で育てられた能登牛は、上品な柔らかさが特徴でステーキでいただくのがおすすめなのだとか。

ドーミーインは「我が家にいるようなくつろぎと快適性」をモットーに、日本全国に点在するホテルチェーンです。また日本国内に留まらず韓国には2015年、2017年の2回に渡り2棟をオープン。今後も事業拡大により、ホテル名をあちらこちらで目にすることでしょう。

人気のドーミーインの特徴と言えば、朝ご飯。北は北海道から南は九州まで、ご当地の名物料理をたくさん提供していることでも知られています。その土地ならではの美味しさを、朝からチャージできるのもドーミーインならではのこだわりです。

ホテル館内には天然温泉大浴場が男性・女性共にあり、さらに寝湯や露天風呂まで満喫できます。その他にも水風呂や脱衣所、手もみ処まで完備しているので温泉郷へ行かずともゆったりすることができる人気のホテル。

ホテル客室はダークトーンを基調とした内装で、喫煙フロアは3階・7階・13階に設けられています。基本は洋室ですが温泉ならではのくつろぎを求めるなら、和室や和洋室も用意されているので、予算に応じてチョイスしてみるのもいいかもしれませんね。

「ゆのくに天祥」は北陸加賀の山代温泉にあり、三つの異なる大浴場を堪能できると評判の温泉宿です。幻想的な佇まいが特徴の「悠幻の湯殿」には、露天風呂をはじめ季節のハーブをブレンドした薬湯や半身浴、寝湯などがあり、緑を配した空間では爽やかな心地よさと風情が楽しめます。

また「滝見の湯屋（ゆや）」では、渓谷から運ばれてきた大岩に実際に流れる滝をみながら湯浴みができ、桶風呂、石風呂、五右衛門風呂、かめ風呂等、個性豊かな内湯に心もほっこりすることでしょう。さらに加賀の伝統の一つ九谷焼が壁面に施された「九谷の湯処」は、情緒あふれる庭園を見ながらの贅沢な湯浴みとなっています。

旅館敷地内には「白雲本館」をはじめ「白雲南館」、「天祥の館」の3棟からなっています。客室タイプもリーズナブルに利用したい若者向けの洋室や、ファミリーやグループで利用できる露天風呂付の和洋室、さらにゆったりと過ごしたい方のためにマッサージチェアやソファーも備えたワンランク上のセミスイートタイプなどさまざま。

また館内のレストランでは四季折々の厳選された海の幸、山の幸を用いた伝統の加賀料理を味わうことができます。おすすめは石川県の郷土料理「加賀野菜煮」や、体にやさしい素材を取り入れた薬膳スープ「鳥鶏湯」、加賀棒茶を練りこんだ「茶うどん」などで、旬を感じる美味しさです。

「ゆけむりの宿・美湾荘」は和倉市の中心部に位置し、日本海に面しているので晴れた日には能登島大橋、ツインブリッジ能登、能登島など美しい景観が眺められる温泉宿として知られています。七尾湾や能登島をベストポイントで見渡せることから、六代目館主が「美湾荘」と名付けたのだとか。

館内の温泉はリュウマチ、痛風、アトピーなどに効果があるとされ、男性用大浴場は古代檜を使用した檜の香りが心地よく、女性用大浴場は真珠をイメージし4万5千枚ものアコヤ貝をはめ込んだ浴室は自然光が当たると美しく輝き心身共に癒やされます。またそれぞれの露天風呂は、海に面し豊富な源泉が楽しめるだけでなく絶景を心ゆくまで堪能できるのが特徴です。

全客室からは七尾湾・能登島を眺望でき、水平線に沈む夕陽と赤く染まった海のコントラストは、風情があり情緒漂うひとときです。客室タイプには半露天風呂付の和洋室「湯の華亭」や、海側に面したゆったりめの和室「白鷺亭」、グループ向けの「汐見亭」の3タイプ。

また館内のレストランでは、四季折々の旬の味を堪能できる能登会席が人気です。「熱きものは熱いうちに、冷たきものは冷たいうちに」をモットーとし、心地良いジャズが流れる店内は開放感が広がっています。夕食は基本のメニューに選べる数品で、心もお腹も満たされます。

和倉温泉は源泉の温度が約90度と高温で湧出し、ミネラルたっぷりの塩分が含まれているのが特徴です。「美肌効果」「保温効果」「殺菌効果」が期待できる温泉は、海の恵みをたっぷりと吸い込んだ名湯。朝・昼・夕と時間ごとに変化する、七尾湾の景色を眺めながらの湯浴みは極上のひとときです。

「日本の宿・のと楽」ではこうした和倉温泉の醍醐味を味わえる露天風呂が3つあり、七尾湾や能登島大橋をダイナミックに眺望できる光景は圧巻のひとこと。情緒あふれる檜風呂は、ゆったりと旅を満喫できる心地よさがあります。

館内の客室は標準タイプのものをはじめとし、浴槽が七色に変化するアクアライトの変化が楽しめる展望風呂付のもの、プライベートな温泉浴を満喫する露天風呂付タイプなどがあります。さらにワンランク上になると客室にいながら天然温泉を堪能できる温泉付きテラスタイプ、ゴージャスなジャグジー付きタイプのものなど利用者のシーンに合わせたプランが豊富です。

また館内のレストラン「能登’s KITCHEN 舞鮮」では、地産の食材を使用した和洋折衷のビュッフェスタイルを採用し、加能ガニ、ノドグロ、寒ブリなど贅沢な旬の食材が盛り込まれ大人気。もちろん温泉宿ならではの旬の会席料理も「割烹宵待」で味わうことができ、ゆったりとした空間と美しい庭園も堪能できます。

「金沢白鳥路・ホテル山楽」は、金沢の中心部に位置する大正ロマンの雰囲気が漂うクラシックホテル。周辺には観光で有名な金沢城公園や兼六園などがあり、近江町市場なども歩いて回れるほどのアクセス良好の立地です。館内はステンドグラスを用いた落ち着きのある雰囲気と、加賀友禅の絵図を施したゴージャスなインテリアが更なる気分を盛り上げてくれます。

館内の温泉は市内では珍しく地下807ｍからくみ上げられる炭酸水素塩泉で、「美肌の湯」とも讃嘆されています。大浴場の他にもサウナやエステも完備し、湯上りにはミネラルウォーターなどのサーバーがあるので、リフレッシュすることができます。

館内の客室は全部で6タイプ、スタンダードな和室をはじめ3タイプの洋室ツインに、ラグジュアリールームの2タイプです。「浪漫ラグジュアリー」と「浪漫ツイン」の2部屋はステンドグラスや壁紙までにもこだわり、優雅で懐かしさを感じるインテリアでまとめられ、バスアメニティのタオルは最高品質の今治タオルを採用しています。さらにコスメグッズやホテルオリジナルクッキー、ウェルカムドリンクなどさまざまな特典が満載。

さらに館内には4つのレストランが併設されていて、金沢らしい味覚を中心に加賀料理、朝食ビュッフェなどを味わうことができます。能登牛やズワイガニ、さらにノドグロ等豪華食材を使用した会席料理に、「石川県で最も人気のある朝食」として2016年から3年連続で1位に輝いた人気のビュッフェは見逃せませんね。

「萬松閣（ばんしょうかく）」は、山代温泉を一望する高台に佇む温泉宿です。周辺は緑に囲まれた大自然のため、四季を感じることができる心休まる場所。「くつろぎ」・「やすらぎ」・「ときめき」を五感で感じることのできる一軒です。

館内には天然温泉を楽しめる大浴場があり、1300年間もこんこんと湧き出でる源泉を加水・加温なしで楽しめます。無色透明な湯は美肌効果があり、温泉ソムリエも認めるほどの効果第一位にも選出。男性用の露天風呂は銘石でしつらえた「六万石露天風呂」、女性用は開放感のある「庭園風露天風呂」となっていて、どちらも野鳥のさえずりや四季折々の風情を感じながら湯浴みができます。

萬松閣の客室は天然温泉100％の露天風呂付タイプ、内風呂付タイプ、源泉かけ流し風展望風呂付タイプ、山側眺望タイプなど、宿泊プランが豊富なのも特徴。天然温泉露天風呂付の客室は全ての部屋が広々とし、露天風呂からの景観も最高でゆったりとしたプライベートなひとときを過ごすことができます。

また四季を奏でる旬の会席料理には、北陸ならではの魚介や、新鮮な加賀野菜を手間暇惜しまず使用し、お米、味噌、醤油に至るまで地産地消にこだわり抜いています。厳選した食材のみを使用した一皿一皿は、郷土への想いがあふれる優しい味わいの仕上がりに。贅沢極まる食事プランも豊富なので、予算やシーンに合わせてチョイスできるのもうれしいですね。

極上のおもてなしで知られる和倉温泉「加賀屋」。「すべての方にくつろいでいただきたい」というモットーは創業当時から変わらない、加賀屋のおもてなしです。天皇をはじめとする皇族も度々利用する格式高いこの旅館は、今ではどこでも当たり前のように見られる女将による客室へのあいさつ回りの原点でもあります。

館内にある男性用の大浴場では雄大な眺めを堪能でき、女性用は七尾湾を望む絶好のロケーションの露天風呂で贅沢なひとときを過ごすことができます。また女性用の「花神の湯」では、イタリア製のタイルが張り巡らされ、竜宮城のような煌びやかさも堪能できます。

客室は畳のすがすがしさを感じる純和風の造りで、一歩踏み入れた瞬間に四季の花々が出迎えてくれるという心地よさ。眼前には七尾湾が広がり、きれいに整頓された室内では無駄のない空間美と日本ならではの伝統を感じることでしょう。到着後には抹茶とオリジナル和菓子がいただけるのも、うれしいサービス。

食事はのんびりできる客室か眺めのいいレストランのどちらかをチョイスでき、四季折々の旬の食材を味わうことができます。春にはさざえやアワビ、秋には甘エビや松茸など季節ごとのおいしさを堪能できるのも加賀屋ならではのおもてなし。季節ごとの別注料理も豪華なので大満足です。

「瑠璃光（るりこう）」は、貸切露天風呂や足湯、大浴場、エステなど温泉施設が充実した温泉宿です。貸切露天風呂は木造り、岩風呂、檜造り、木樽、庭園風と5つもあり、それぞれ違った風情の中で露天を満喫できると人気の一軒。

また温泉につかった後は、エステで体の隅々までリフレッシュしてみてはいかがでしょう。さらに「てもみ」のマッサージも人気で、客室で受けられるサービスはうれしいところ。ゆったりとのんびり温泉を満喫できる宿となっています。

通常の客室は和室もしくは洋室が用意され、ワンランク上になるとマッサージ機が備えられた和室やツインベッドの和洋室と少し広めの室内で過ごすことができます。さらに贅沢に過ごしたい方には、露天風呂が付いたエグゼクティブな客室がおすすめ。全自動マッサージ機や洗い場付きバスなど、広々とした空間が大人気です。

夕食には日本海と白山の恵みを味わえ、加賀ならではの会席料理を堪能できます。また石川県が誇るブランド蟹の橋立蟹（はしだてがに）や加納蟹、濃厚な内子やカニ味噌が特徴の香箱蟹（こうばこがに）など季節限定で楽しめる味わいが好評です。

「ちりはまホテルゆ華」は、吹抜の広々とした空間が広がるエントランスロビーに地元の工芸品が配置され一息つけるおもてなしが好評の一軒です。ホテルに到着すると、旅館オリジナルの「かきもち」と「献上加賀棒茶」がふるまわれ旅の疲れをリセット。

館内の大浴場は、ホテル地下1300ｍから湧き出る自家源泉で琥珀色の高濃度の源泉は新陳代謝を促す「美人の湯」として利用者からも人気です。また豊富な湯量から「源泉かけ流し」の温泉で満喫することができます。広々とした露天風呂につかり、夜空を眺めれば満天の星が広がる至福のひとときとなるでしょう。

本館の客室は全室禁煙で、和室・洋室・和モダンルームの3タイプからチョイスすることができます。また「はなれ」は6室あり、完全に隔離されたプライベート空間でゆったりとリゾート気分に浸れる和室・和洋室タイプ。グループでの利用の際には、2つの部屋同士をつなげることができ、行き来も自由になります。

またホテルは能登の玄関口に位置するため新鮮な魚介はもちろん、地元ブランド牛・能登牛などが盛り込まれた会席料理は大人気。季節ごとに期間限定で用意される会席は、「滋味豊かな旬菜を存分に味わう」をモットーとしたメニュー作りになっています。

石川県の温泉旅館には有名処もたくさんあり、温泉の魅力がますます高まります。各旅館にはそれぞれの特徴があり、甲乙つけがたい温泉旅館ばかり。大浴場でゆったりと、露天風呂では景観を楽しみながらのんびりとしたいものですね。また各旅館の食事も捨てがたく、最後はどこに宿泊するのか迷ったら、食事プランが決定打になると言っても過言ではありませんね。