- 住所:
- Ак орда, Левобережье, Nur-Sultan カザフスタン
- 電話番号:
- +7 702 383 3734
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カザフスタンの観光名所を紹介します。中央アジアにあるカザフスタンは、未来都市のような首都ヌルスルタン(アスタナ)と、伝統的な旧首都アルマトイをはじめとして、国内各地に歴史、文化、そして自然豊かな場所があります。5か所ある世界遺産を含めておすすめの観光地を20か所厳選しました。
カザフスタンは中央アジアにある国のひとつ。ソ連崩壊までは観光の対象になっていませんでしたが、シルクロードの交易拠点だったこともあり、最近は観光地として脚光を浴びています。南側にあるウズベキスタンやキルギスほど有名ではありませんが、おすすめの見どころが数多くあります。未来都市のヌルスルタン(アルマトイ)、最大の町アルマトイその他周辺スポットと世界遺産を含めたカザフスタンの観光スポットを紹介します。
ヌルスルタンは、カザフスタンの首都です。アスタナと呼ばれていましたが、2019年3月に名前が変更されました。アスタナ以前はアクモラ、アクモリンスク、ツェリノグラードと呼ばれていました。1824年に、ロシアのオムスクからきたコサックたちが要塞を作ったのが町の始まり。ソ連時代にはロシア各地から入植者がこの地に来ました。カザフスタン独立後は、1997年に首都がこの地に移りました。その後未来都市としての設計が行わることになり、それを担当したのが日本人の建築家黒川紀章です。ノーマンフォスターが中心となって作られた斬新、そして新しい建造物は、現在も建築ラッシュが続いています。
ヌルスルタンの市街のほぼ中心、市内を流れるイシム川の西側に建つ建物が大統領官邸です。これは2003年に完成しました。一般的にはカザフ語のアク・オルダと呼ばれることが多いです。斬新なデザインの大統領府はヌルスルタンの象徴として圧倒的な存在感。青いドーム型の屋根に金色をした塔がついています。そして大統領官邸の手前には花壇があり、そこから見える絶景が見事。両サイドに金のタワーがあり、その両者とセットで撮影すると威厳ある存在に見えます。
ちなみにこの大統領官邸には、現役のカザフスタン大統領が住んでいますが、一般にも公開されているエリアも一部にあるので、ぜひ観ておきたいところ。1階には中央式典ホールがあり、その大きさは1800平方メートル。そこは公式のレセプション会場として使われる場所で、中央には大きなシャンデリアが飾られています。その他1階には儀式室や記者会見や会議ができるホールなど。2階は事務所となっており、3階に上がるといくつもの部屋があって、それぞれの役割を担っています。4階は最も重要な部屋があり、国家元首としての大統領を中心とした、高レベルな会議などが行われるドームホールがあります。
バイテレク・タワーは、ヌルスルタンを象徴するモニュメント。1997年に完成しました。カザフ語で高いポプラの木という意味があり、上階は展望塔となっています。塔の高さは105メートルあり、97メートル地点に展望台を設置。360度の展望が見渡せますから街中とその外に広がる周辺を確認してください。また展望台には上階があり、そこまで上がるとカザフスタン初代大統領 ヌルスルタン・ナザルバエフの金メッキの右手の手形が象られています。ちなみに観光客が望めばその手形に手を置くことができます。
このモニュメントは、サムルグという魔法の鳥の民話をもとに作られました。生命の木であるポプラの木のふたつの枝の間に卵を置いたという内容で、その卵と想定されるのが直径22メートルの球体で、展望台になっています。その卵を支えるように多数の支柱が広がるように構成。その支柱はそのまま地上部分に到達し、白い木のようになっています。またこのタワーには地下部分もあります。そこには水族館やカフェ、ミニギャラリーなどがありますから、いろいろ楽しめます。ちなみにこの塔は英国の建築家ノーマンフォスターが手掛けました。
カーンシャティリーエンターテイメントセンターは、大きな透明なテントの形をしています。未来都市ヌルスルタンを構成している、ネオフューチャースタイルで4年かけて2010年に建てられました。世界トップクラスのテントの大きさは150メートルで、14ヘクタールの敷地面積をカバーするように200メートルのベースがあります。内部は空調が完備していますから、年間の気温の変化の差が激しいヌルスルタンで快適に過ごせます。そしてこの巨大建造物の中にあるのは複合施設。中核を担うのは公園で、その大きさは10万平方フィート(9290.3平方メートル)もあります。
カーン・シャティールとは「王のテント」という意味があります。この施設では公園のほかにはショッピングモールやエンターテーメントスペースなどがあります。あたかも波のようにうねっているテラスをはじめ、波のプールや川、滝があります。日中は天井からの天然の照明を用いています。最上階には遊園地を設置しました。さらに最上階のテラスからは、外の風景もばっちりと確認することが可能。また、ハイテクな屋根の照明システムにより、外側からこの建物を眺めると美しいイルミネーションを見せてくれます。ちなみにこの建物を設計したのも英国のノーマンフォスターでした。
ヌル・アスタナ・モスクは、ヌルスルタンにある大きなモスクのひとつ。中央アジアでは3番目に大きなモスクで、イスラムの教祖といえる預言者ムハンマドが啓示をうけた年齢とおなじ40メートルの高さ。その周囲を囲むミナレットは63メートルの高さを誇ります。5000人収容できる巨大モスクとして完成したのは2008年のこと。しかし内部に入れるのは実際には3000人で残り2000人は外に礼拝の場が設置されています。花崗岩、コンクリート、ガラス、アルコボンドを使った構造となっています。
金色のドームが美しいモスクの内部には未教徒である旅行者も無料で入ることが許されています。モスクの内部は、水色を基調としたイスラム様式の美しいデザインで、ムスリムの人がお祈りをしているのがわかります、また長時間滞在することが可能。ただし土足禁止なので注意してください。場所は町の中心部にありますからアクセスは比較的容易です。観光ではぜひ行っておきたいところです。中央アジアのイスラムの雰囲気を味わってください。余談ですが、7世紀からの歴史があるカザフスタンのイスラムは比較的戒律が緩いとされます。
ヌルスルタンには平和のピラミッドと呼ばれる建造物があります。これの正式名称は「ドヴォレツ・ミーラ・イ・ソグラシヤ(平和と調和の宮殿)」。世界伝統宗教指導者会議が2003年当時のアスタナで行われましたが、その時に構想が発表されたものでした。発表後に実際に建造が進められ、3年後の2006年に完成しました。設計者はヌルスルタンの他の建造物も手掛けた英国人のノーマンフォスターで、自然界にも存在し、最もバランスが取れて美しいとされる、フィボナッチ黄金比に忠実に基づいて作られています。そんなこともあってか、見た目にも違和感なく受け入れられる建物です。
有料の施設ですが、ロシア語または英語が分かるガイドをつけることができます。内部は外とは対照的に複雑な作りになっており、1階のフロアではこの施設を建設するきっかけとなった世界伝統宗教指導者会議の様子がパネル展示されています。またこの建造物自体の歴史の紹介も。その中には設計者ノイマンの神秘的な設計図も公開されています。2階に上がるとピラミッド内部に入ったと思わせてくれる空間が広がっています。青が基調となっていて爽やか。そして最上階には鳩が舞う図柄が見られます。
21世紀に建築され当時中央アジア最大といわれていたヌル・アスタナ・モスクですが、それを上回る規模のモスクが2012年に同じヌルスルタンに登場しまた。ハズレット・スルタン・モスクと呼ばれ、2019年現在中央アジア最大のモスクとされます。こちらは最大10,000人の収容能力をもち、建物内に常時5000人は入れます。場所は独立広場に隣接。高さは51メートルもありドーム基部の直径は28.1メートル。この規模はもちろんカザフスタンでトップクラス。そして周囲を囲むミナレットの高さは77メートルです。
その威圧的なモスクの大きさとは裏腹に、伝統的なイスラム様式に従って建てられた白亜の建物は非常に美しく思わず見とれてしまうほど。2009年から建築を開始し、1000人から1500人を動員して建てられました。もちろん内部の入場は可能で、内部には足を洗う場所があり、礼拝スペースは男性1階、女性3階と分かれています。女性は頭にかぶる必要がありますが、それはレンタル可能。内装も大変美しくイスラム様式にのっとった幾何学模様の装飾は、中央アジア、中東への道すがらにいることを再認識させてくれるようです。
アルマトイは1998年までカザフスタンの首都だったところ。現在も北のヌルスルタンと比べて南の首都と呼ばれており、カザフスタン唯一の百万都市として人口150万を有する、経済・文化の中心都市です。紀元前から住居の跡が残り、シルクロードのオアシス都市として発展しました。1887年と1911年に大地震が起こり町は壊滅状態になりましたが、結果的にその後都市が整備されて発展しました。
コク・トベ・ヒルは、アルマトイの観光名所です。カザフスタン最大の町の南側に広がる山で、緑の丘という意味をもち、海抜1,100メートルの高さがあります。山の上は公園になっていてそこまではロープウェイで簡単に上がれます。ロープウェイは片道10分以内で上がれます。小さなゴンドラに乗って上がっていくと緑に囲まれたアルマトイの住宅地の様子を一望でき、あっという間に頂上に到着。そして頂上から見えるアルマトイの絶景は見ごたえ十分です。ちなみに昼間も美しいですが、夕暮れ時や夜の風景も中々の物です。
コク・トベ・ヒルの頂上は、遊園地になっていますから、カップルやファミリーで行くのが最適。二人乗りの手動コースターや観覧車などがあります。観覧車自体はそれほど大きくはありませんが、山の上ですから絶景は保証されるでしょう。その他にも山頂であるがゆえのスリルが味わえる逆バンジーなどもあります。ちなみに地元の子供たちが楽しめるものが多い印象。また鳥を専門に扱っているミニ動物園やビートルズの銅像があるなど、カザフスタン観光のお土産話になりそうな楽しめる施設があります。この機会に日本の遊園地や動物園と比較してみて楽しむのも良いかもしれません。
カザフスタンは、イスラム国家といえるほどムスリムの数が多く、全人口の多数7割を占めますが、実はキリスト教徒も2割半の比率で存在しています。ゼンコフ正教会は、そんなクリスチャンのためにある礼拝堂。東方正教の教会で1904年から6年にかけて建てられました。カザフスタンの建築家ゼンコフの名前が教会名に付いています。56メートルと世界2位の高さをもつ木造教会。黄色を主体とした壁面で、てっぺんにある黄金の輝きがまばゆいです。そしてこの教会は釘を使っておらず、耐震性を重視していたために1911年に発生した大地震で倒壊しませんでした。
地震には耐えたものの、宗教に否定的なソ連時代には礼拝堂ではなく資料館などといった用途で使われました。1995年になってようやく教会として復活しました。聖堂の入口は正面の裏手から入るようになっていて、その中にはイコン(聖人画)や祭具などが置かれているのがわかります。ちなみにこの聖堂はかつてナチスドイツと対抗するために当時のカザフ共和国からモスクワの防衛のために出征した28人の部隊。戦死した弔うために作られた、28人のパンフィロフ戦士公園の中にあります。パンフィロフ将軍に率いられた英雄たちのモニュメントが公園内にあるので、セットで確認してくのが賢明です。
国立カザフ民族楽器博物館は、アルマトイにある国立のミュージアムです。民族楽器を専門に扱っているのが大きな特徴。博物館自体は1980年にオープンしましたが、建物自体は1908年に、正教会を建てたアンドレイゼンコフが建てた物です。ちなみに正教会同様釘を使わない建築方法を採用。そのため1911年の大地震を生き抜いた数少ない建物のひとつとなりました。かつては軍の会議室として使われた歴史もあります。内容はカザフスタンの各地域に住んでいる民族の楽器を一堂に展示しています。また国内にとどまらず旧ソ連(CIS諸国)やウイグル人、ドンガン人の楽器なども展示しています。
カザフスタンの民族楽器には、いろいろなものがありますが、最も有名な物のひとつがトンブラです。これは二弦撥弦楽器の一種で、19世紀半ばまでは男性が専門的に演奏をしていました。キュイ(キュ)という曲の注釈として伝説を語るというスタイル。アンと呼ばれる歌を唄います。もうひとつコブズという民族楽器も有名。2弦の弓奏楽器で、木をくりぬいて皮を張っています。元々はシャーマンの楽器として使われていました、また最近は3弦・4弦の物も登場しています。ちなみにコブズはカザフスタンのほか、タジキスタンやウズベキスタンでも利用されています。
チャリンキャニオンは、アルマトイの郊外にある観光スポットです。町の中心から東に190キロメートルほどの場所にあり、日帰りでも十分可能。アメリカのグランドキャニオンに似ていることからこのような名前が付きました。天山山脈が見渡せる位置にあり、独特の峡谷美を見ることができます。天山山脈からの雪解け水がこの渓谷を通り、岩山を侵食してできた姿。60キロメートルにわたって続きます。本場アメリカのグランドキャニオンには遠く及びませんが、背景には天山山脈が見え、フォトジェニックな場所としては間違いありません。
アルマトイからは片道3時間ほどの距離、夏場であれば宿泊も可能で、キャニオンを形成したチャリン川のほとりでキャンプをすることができ、コテージなども用意されています。チャンスがあればぜひ宿泊してみたいところ。普段では体験できない大自然の息吹が感じられるでしょう。実際に地元の人はここでピクニックやバーベキューで楽しんでいるのがわかります。また峡谷の上の部分の岩にも注目してください。遺跡のようにも見える岩が続いているのがわかります。正しく大自然のアート作品のよう。また行く途中にあるウイグル族の村など、街中とは一味違った雰囲気も楽しめます。
カザフスタンの首都としてのポジションは、北部のヌルスルタンに奪われたとはいえ、アルマトイはカザフスタン最大の町。そんな都会に滞在するのでしたらぜひマーケットを確認してください。中央(グリーン)ゼレニ・バザールは、非常に大きな市場。場所は正教会などがある「28人のパンフィロフ戦士公園」近くなのでセットで回っておきたいところ。緑色した市場は巨大で、150万都市アルマトイの胃袋を支えているのがわかります。市場内はあらゆる分野の物を販売していますが、圧巻なのは真ん中にある生肉業者。羊、馬、牛などの肉塊が次々と捌かれます。
数列に並んで各業者が肉を捌きながら客が来るのを待っています。統一された巨大な秤が並んでいて、毎日多くの肉が町の各地に流れているのがわかります。これは元々遊牧民族だったカザフスタンの人たちの伝統といえる光景で、今でも肉が重要な栄養源となっています。地元の人たちの熱気を存分に味わってください。またナッツやレーズン、アーモンドなどの売り場も豪快です。さらに高麗人と呼ばれる人の市場があります。これは朝鮮半島からロシア東部に来ていた人たちが、ソ連時代にこの地に強制移住させられました。キムチなどを販売しています。
ビッグ・アルマティ湖は、アルマトイの近くにある山の中にある小さな湖です。キルギスとの国境近くにあり、アルマトイからも比較的近く場所にあります。天山山脈の一部に重なるため標高は高く2000メートル。さらに湖といってもこれは人工の貯水池でアルマトイの水がめです。そのためか夜間に湖に近づくことが禁止されており、破ると罰金が取られるので注意してください。また途中までは公共交通のバスがありますが、途中からは公共交通がない地点となり、ヒッチハイクなどをする必要がありますから、旅慣れていない人はツアーを利用するのが確実です。
夏に行くのと冬に行くのとでは風景が違い、夏は新緑とコバルトブルー、冬になれば雪が積もり厳しい雪山の中に来ているのがわかります。また秋になれば紅葉が見られ四季ごとに美しい風景が見られます。ところで飲用に用いられている湖ですから、昼間でも禁止事項があり近づけるエリアが限られています。遊泳はもちろん。湖畔でのキャンプも認められていません。湖に近づくと銃を持った警備員が近づいてきますので注意しましょう。高台に車を止める場所があり、そこなら問題ありません。その場所は観光客も多く車の移動販売なども営業しています。
アラコリ湖は、カザフスタンの東側にある湖です。海抜347メートル地点にありアルマトイ州とシギズ州にまたがって存在します。そこが深く最も深いところで54メートルに達します。この湖は塩湖で、タルバガタイ山脈の複数の小川からの水を貯えています。この湖には湿地帯を好む約40種類もの鳥が生息している地域。そのため2013年にはユネスコにより生物圏自然保護区に指定されました。フラミンゴの群れなどが見られます。また希少価値の高いカモメの種類の繁殖地でもあります。そのため入るエリアが限られていますので注意してください。
アルマトイからアラコリ湖の湖畔にある小さな町コクトゥマに行くには、9時間くらいかかります。朝から出ればちょうど夕暮れ前に到着します。夕方は風も強く塩の湖は海のように見えます。しかし途中で湖面の色が変わるところがあります。それは藻のような物が湖面の底の石についているために起きている現象。また実際に舐めてみると海の水よりは塩辛くありません。ちなみにこの湖は北のほうに湿地帯があり、その先にある淡水湖のサウィククル湖とつながっています。朝、湖面を見ると夕方と比べて波が穏やかになっているのがわかります。午前中ならば漁師たちが湖に向けて舟をこぎ出している様子も見られるでしょう。
カザフスタンで人口が3番目に多いシムケントは、ウズベキスタンの首都タシケントの近くにある都市。ウズベキスタン人の多いこの町の北西の近郊にあるのが、オトラルという遺跡。1世紀ごろには集落ができたとされる町で、かつてはオアシス都市として発展し、この地域を支配していた王朝にその都度従っていました。中世の頃にオトラル事件があり、これは当時モンゴル帝国のチンギスハンとこの町が属していたホラズムシャー朝との間で起きた悲劇。総督イナルチュクは、チンギスが派遣した商人と通商使節団を密偵と断定し処刑します。それに激怒したチンギスは遠征軍を派遣。半年近く包囲を耐えましたが力尽きます。
モンゴル軍は制圧後この町を徹底的に破壊。モンゴル領になってから少し復興し始めます。モンゴルの時代を経て次の支配者ティムールは積極的に町の再建を開始しました。そんな中、大帝国を築いたティムールはこのオトラルの地で命を落とします。時代が過ぎて行くと、オトラルは交易都市としての価値は下がっていきましたが、19世紀くらいまで人の痕跡がありました。最後はオアシスの水が無くなり廃墟に。その廃墟は現在観光客に公開され、当時の城門などが復興しています、ただ現在も発掘作業が続けられており、常に新しい発見があります。
中央アジア内陸に位置するカザフスタンは海とは無関係ですが、唯一世界最大の湖とも言われるカスピ海は例外的に国境を接しています。そんな中アクタウという町は、カスピ海が眺められる都市としてぜひ訪ねてみたいところ。この町はアゼルバイジャンなど、カスピ海を通じて国際フェリーが運航している港があります。そのためか外国人の数も多く、滞在用のホテルなども存在。またアクタウ空港もあります。観光地としての名所はあまりありませんが、海を見てのんびりしたい時には、この町に訪問するのはおすすめです。
アクタウの町の名前ですがカザフ語でアクが白、タウが壁とか山という意味をもっています。見どころはそれほど多くありませんが、旧ソ連の影響が町にまだ残されていて、それに関するモニュメントが町の複数の場所にあります。またアメリカとの宇宙開発競争の影響か、スペースシャトルのモニュメントまであります。その他はやはりカスピ海。海の前は整備されており、すぐ目の前まで行くことが可能。透明度もあるカスピ海の湖面を眺めながらのんびり時間を過ごしてください。ちなみにカザフスタンでも西側にある町ですから、アルマトイやヌルスルタンと比べて時差がありますので注意してください。
カザフスタンアルマトイ州にあるタムガリは、2004年にユネスコの世界遺産に登録されました。場所はアルマトイから北西に180キロメートルにある遺跡群で、紀元前14世紀ごろからの岩絵群が5000点以上残されています。この場所には48か所の遺跡地域を認定している中で5か所に60%以上の絵が残っていることが判明。そのため観光で行くときにはその5か所を中心に回るのがおすすめです。絵の内容は太陽を神格化したものや動物、人間の絵が描かれていてなかなか芸術的。紀元前後を過ぎた物から、さらにレベルが上がっていて多様化しているのがわかります。
当時この地域にはフン族、サカ、烏孫族など、多くの遊牧民が住んでいました。そんな岩絵はモンゴル帝国が登場するまで続いたとされます。またここは岩絵だけではなく当時の遺跡が残されていて、住居跡や墓所の遺跡、あるいはそれらの遺跡の縦門を建てるために切り出した石の跡まで残っています。また峡谷の部分は祭礼場の意味があると推測されています。その理由として住居跡が無く、代りに絵が大量にあるからとのこと。ちなみにタムガリ以外にも同様の遺跡がありますが、規模と研究の進捗度の高さから最も価値がある遺跡とされます。
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