八王子の人気パン屋さん10選！お気に入りのお店を見つけよう

緑豊かな山々に囲まれている八王子、商業施設や公共施設が充実しているので暮らしやすい街として人気です。都心までのアクセスは、JR中央線・京王線ともに新宿まで約50分。また、JR横浜線を使えば横浜までも、乗り換えなしで約50分で到着します。

そんな八王子には「おいしくておしゃれ・素材にこだわる・地元に根付く」というような、さまざまな特徴を持ったパン屋さんが勢ぞろいしています。数多くある八王子のパン屋さんの中から、特に人気の高い10店を厳選してご紹介していきます。

八王子で人気のパン屋さんとして、初めにご紹介するのは「麦むぎ工房」です。「安全でおいしいパン」がコンセプトのこちらのお店では、材料を厳選して素材に強いこだわりを持っています。場所は、八王子の南大通り沿いの八王子消防署のすぐ近く。

お店の前には立て看板があり、国内産麦100%・天然酵母100%・石臼挽自家製粉・添加物不使用＆厳選素材・伝統的手法・石窯焼成という言葉が並び、「麦むぎ工房」の安全とおいしさにこだわる並々ならぬ気持ちが伝わってきます。

明るい白と木目を基調とした店内は、北欧風のかわいらしい造り。棚には昼過ぎには売り切れてしまうこともある食パンや、噛み応え抜群のボリューミーなベーグルなどが並びます。また、ふんわりモッチリのスコーンも大人気。

チョコチップが入った抹茶味のスコーンなどのほか、オレンジやレモンなどの柑橘系・りんご・クランベリーなど季節にもよりますが、さまざまなタイプが用意されていて、お値段は185円。パンのほかにも、生はちみつ・ジャムや有機オイル・バルサミコ酢も販売されています。

次にご紹介する八王子で人気のパン屋さんは「HARE/PAN」。「/」は時々という意味があるので、「晴れときどきパン」からの「ハレパン」という店名なんだそう。長年日本料理界で腕をふるった、中川透氏が監修を務めた純生食パンのお店です。

「ハレパン」では日本の食卓に合う、毎日食べても飽きない食パンを買うことが可能。こちらのお店の純生食パンは、ひとつひとつ丁寧に焼き上げられ、小麦・マーガリン・バターまでこだわっています。また、ハチミツが配合されているので、ふわっと広がる甘味が特徴。

「ハレパン」1本（2斤）のお値段は864円。店頭での販売は売り切れてしまうことが多いので、電話・WEBほか直接店舗での予約がおすすめ。予約の際には、「名前・電話番号・希望本数・受取日・受け取り時間」を伝えてください。

八王子店は駅から歩いて5～7分と、アクセスしやすい場所にあるので、食パン好きな方は一度訪れてみることをおすすめします。卵不使用なので卵アレルギーの方でも安心して食べられる点、口の中に入れたとたん溶けてなくなってしまうほど柔らかい点も人気の秘密です。

「88Bakery」は2017年8月に八王子の寺田町にオープンしたパン屋さんで、八王子の「8」とインフィニティの向きを変えて「88」とい店名としています。比較的新しいお店ということもあり、おしゃれな外観・店内になっていて「88」の窓がポイント。

法政大学グランド近くのグリーンヒル寺田商店街にある「88Bakery」では、八王子の「あこ天然酵母」というものを使用しています。「あこ天然酵母」は安定した発酵力と雑味のないすっきりとした味わいが魅力です。

天然酵母は固くクセが強いというイメージをお持ちの方は、こちらのパンを召し上がってみてください。モチモチでふっくらとした食感に、きっと驚くはずです。卵・牛乳は町田市、塩は小豆島から取り寄せており、食材にもこだわっています。

無限大にお客様に愛される店を目指す「88Bakery」は、月一ペースで新商品開発にも取り組んでるので豊富な種類がそろっているのです。店頭に並ぶパンメニューの一例は、「山食パン290円・つぶあんぱん180円・クリームパン200円・ピザパン240円」などです。

八王子駅から歩くと15分ほどかかる場所にひっそりとたたずむ「ゆいまーる」は、障害のある方々が生き生きと働くパン屋さん。ハード系パン・カンパーニュ・フランスパン・ベーグルから焼き菓子・パウンドケーキまで、手間のかかる製法で丁寧に作られています。

「ゆいまーる」では国産小麦と安心のカナダ産小麦を、石臼で自家製紛し全粒粉にしていますが、この石臼で挽くという作業がおいしいパンに仕上げるコツなのです。また、発酵させるまでの時間も、通常の倍の時間をかけているため、どっしりとしたパン生地が完成します。

こちらのお店の天然酵母は、ライ麦とレーズンから起こしたもの二種類を使用。ライ麦由来の酵母は主にカンパーニュ系に、レーズン由来の酵母は主にバタール系のパンに使っていますが、どちらも1つだけではなくバランスを見ながら使用して小麦の味を引き出しているのです。

「ゆいまーる」のパンのお値段は、「ハード食パン420円・豆乳食パン360円・塩アンパン200円・プレーンベーグル170円・プレーンスコーン110円・クロワッサン130円・ピザ220円・お花型フランスパン280円・季節のフルーツデニッシュ各種250円」などです。

八王子市にある南大沢駅から、歩いて10分ほどの団地内商店街にある「チクテベーカリー」。2012年6月に団地の中にある商店街では、スーパーが撤退しシャッター街化が始まっていました。その場所に、町田市にあったパン屋さんが移転してきたのです。

マニアの間では超有名店である「チクテベーカリー」が開店した日には、遠くからも多くの人が訪れお店の外にまで長蛇の列ができるほど。移転からしばらくたった頃には、店前の広場でマルシェも開催されるようになり、シャッター街にも少しずつ活気が戻るようになりました。

「チクテ」という店名の由来は、フランス語でパイ生地に穴を開けると言う意味の「シクテ」と、女性オーナーのあだ名の「ちく」を合わせて付けられたとのこと。コンクリート打ちっぱなしのおしゃれな店内には、お店の雰囲気に合うハード系のパンが多く並びます。

ハード系パンのほか「チクテ」の名を広めることになった「マフィン」も並び、お値段は210円。総菜系のパンも充実しており、メニューの一例は「レバーパテとクレソン・ハムとチーズ各260円」「トマトとチーズ・ジャガイモとインゲン各290円」などです。

JR中央線の八王子駅と高尾駅の間にある西八王子駅から少し歩いた所にある「Due Tre」。住宅地の中にポツンとたたずむ店ですが、ステンドグラスがはまった白いドアがすてきなパン屋さん。小さなお店ながら、多くの地元民から愛されています。お店の名前はイタリア語で「23」。

オーナーシェフの誕生日が23日だそうで、毎月23日は「ドゥエトゥレの日」となっており、人気のパンが1つ100円で販売される嬉しいサービスもあります。何が販売されるかは、フェイスブックで確認できますよ。また、営業時間の変更もフェイスブックにて確認可能。

1斤250円の「デカ食パン」は、外がカリっと中はフワっとしています。国産和牛がゴロっと入った「カレーパン190円」は、油を吸いにくい皮がモッチリ。マフィンも人気で、ハムチーズマフィの中は、オレンジチェダーとハムです。

八王子では通常の七福神に、吉祥天を加えた八福神巡りというものがあります。福禄寿を祀った「宗格院」というお寺があり、「Due Tre」は、こちらのお寺のすぐ近くにあります。八福神巡りをしておなかが空いたら、「ドゥエトゥレ」でおいしいパンを買ってみるのはいかがでしょうか。

「IIDA Bakery（イイダベーカリー）」は、八王子の野猿街道沿いにあるパン屋さん。2019年12月15日にオープンした比較的新しいお店。こちらのお店は、大きくメディアで取り上げられていなかった頃から連日完売の盛況ぶりでした。

由木出身の飯田氏は大学時代にパンに興味を持ち、ドイツに留学後ホテルベーカリー・八王子のパン店で修行を積み、地元の由木郵便局近くにこちらの店を開きました。作業している様子が見えるような造りで、オーナーが理想とした「話しやすく温かい雰囲気」漂う場所となっています。

現在「IIDA Bakery」では畑を持ち、「八王子小麦」と名付けた小麦や酵母を育てています。今後、開発したメニューに生かしていくそう。このように、日々開発・研究に余念のない飯田氏のお店には、さまざまなパンが並び新商品も増え続けています。

どのパンを買っても裏切られないと評判の「IIDA Bakery」のラインアップは、「カントリーバケット250円」「由木ブレッド300円」「柚子ブレッド320円」などのハード系から、スコーン・総菜系まで毎日約40種類のパンが並びます。

八王子で輸入住宅・家具や雑貨を扱うコグマホームが手掛けるパン屋「KOGUMA」。新滝山街道を走り、道の駅・八王子滝山の近くに出てくる熊の看板が目印。コグマの本社・モデルハウス・駐車場を擁する広大な敷地の中に「KOGUMA」はあります。

大きな熊のぬいぐるみがお出迎えしてくれる店内に入ると、おいしそうなパンと奥にはカントリー調の雑貨が並んでいます。雑貨好きな女性は多いので、パンを買うついでにかわいい雑貨を購入してしまう人も多いことでしょう。

「KOGUMA」には毎日焼き立てのパンが50種類以上並びますが、ホームページには売れ筋ランキングが載っています。それによると、一位「特製カレーパン税抜200円」二位「メロンパン税抜170円」三位「特製チーズカレーパン税抜230円」となっています。

ほかにも、「フレンチトースト税抜260円」「KOGUMAちゃん税抜120円」「照り焼きチキン200円」「フランクドック270円」「エビカツドック330円」など総菜パンも非常に充実。カフェスペース・テラス席でのイートインも可能で、コーヒーは150円～です。

フランス語で丸いという意味の「Boule」・バターを意味する「Beurre」という名前のお店は、八王子のみずき通りにあるフレンチスタイルのパン屋さん。「ぶーるぶーる・ぶらんじぇり」では、地元食材を生かしたハード系パンから菓子パンまで作っています。

こちらの店舗は雑誌などにもよく取り上げられる、赤・青・白のポップな店構え。フランスの街並みにも溶け込みそうなお店では、そのおしゃれな外観を裏切らないおいしいパンがめじろ押しです。お店の中に入ってみても、アメリのポスターなどフレンチテイストが光ります。

また、店内にはテーブルと椅子が用意された「サロン・ド・テ」があり、購入したパンやランチメニューを食べられますよ。こちらの代表的なパンは、フランスパン生地にクランベリーとクルミを入れた「フリュイ300円」や、店名を冠した「ぶーる・ぶーる180円」。

ほかにも「メロンパン・あんCOCO各180円」「エピ250円」「ブラン340円」「ペイザン大380円」「パンドミ230円」など種類が豊富で迷ってしまうかもれません。そのようなときは、「フリュイ」と「ブラン」が看板商品のようなので、試してみると良いでしょう。

八王子駅南口からすぐ近くにあるパン屋「MAGOME」は、全てのパンに国産米粉を使った米粉パン専門店。米粉はアミノ酸バランスに優れており、小麦に比べて消化が穏やかなため血糖値の急上昇が抑えられるうえ、小麦粉に比べカロリーが低いなど、体に優しいことが最大の特徴です。

米粉を使った「MAGOME」のパンは、加熱後の収縮が少ないので冷えた後も固くなりにくい点も魅力です。また、米粉のモチモチな食感は食パンやソフトパンのほか、デニッシュやクロワッサンとも相性抜群です。

生産者さんに直接会い、お米の買い付けをした米粉を使ったパンのメニューには、うずまきがかわいい「白山食パン税抜320円」「黒米山食パン税抜380円」「ミックスベリーデニッシュ・りんごデニッシュ税抜各200円」「粒あんパン税抜150円」「クリームパン税抜160円」など。

ほかにも、「コロッケパン・ハムカツパン・タルタルフィッシュ・焼きカレーパン税抜各200円」などのお惣菜系や、期間限定で「ガパオフォカッチャ・タイ風カレーパン税抜各200円」も用意されているので、何度来ても楽しめるラインアップになっています。

八王子で人気のパン屋さんを10店厳選してご紹介してきましたが、参考になりましたでしょうか。暮らしやすい八王子に住んでいる方も、高尾山などに遊びに来た方も、ぜひおいしいパン屋さん巡りをしてみてください。

※記載内容は公開時点の情報です。お出かけの際は事前確認をお勧めしています。