南行徳の絶品ラーメン10選！人気メニューもご紹介

ベッドタウンとしても知られる、千葉県の南行徳。南行徳から都心への通勤率は50%近くにも上るそうです。駐車場代や家賃が安く、治安の良さも相まって人気の高い街です。

そんな南行徳には、仕事帰りのサラリーマンが立ち寄れるようなおいしいラーメン屋さんがたくさんあります。ひと昔前まではラーメンは安価でお腹いっぱいになれるものというイメージがありました。しかし最近では高級志向のラーメンや変わり種のラーメンなど個性的なお店が続々と誕生しています。

本記事では地元の人に愛されてきたお店、激辛ラーメンのお店、二郎インスパイア系のお店などバラエティーに富んだおすすめのラーメン屋さんを紹介します。

気になるお店があれば、仕事帰りや休日に訪れてみてくださいね！

白い暖簾に書かれた文字の何とも言えないゆるさが素敵な「まがり」。右下にある豚のイラストも可愛いですよね。出店当初は、葛西の飲食店を昼間だけ間借りしていたことが店名の由来になっているそうです。

にぎやかな駅前からは少し離れた場所で静かにひっそりと営業しており、古くから地元の人に愛されてきました。店内に入ると、ラーメン屋独特の明るく威勢の良い掛け声は聞こえず、薄暗く落ち着いた雰囲気で私たちを迎えてくれます。かといって一見さんお断りのようなオーラはなく、しっとりと居心地の良い空間が演出されています。

「麺酒場」と店名にあるように、ラーメンだけでなくお酒やおつまみの種類も豊富ですよ。

ラーメン屋さんに行くとつい定番のものを頼んでしまいませんか。まがりに訪れたら、個性的なメニューを頼んでみることをおすすめします。まがりのメニューはどれも個性的で絶品だと評判が高いんですよ。そもそもまがりには固定のメニューがほとんどなく、頼めない状況であるのが事実なのですが…。

変わったメニューながらも絶品だらけなのは、店長の腕と舌が確かなものであるから。具材と麺、スープのバランスを熟知しているのでしょう。

ところで、ラーメンのお楽しみと言えばチャーシューですよね？当然これもたまらないおいしさ。やわらかい食感で豚肉の旨味が口中に広がります。

シメのラーメンも味わえてしまう、麺酒場まがり。一度は訪れてみては？

あれ？確か豆腐にこんな名前の商品があったような…。いや、あのパクリではありません。バリバリジョニーというインパクト大の店名には”女性お一人でも気軽にご来店いただけるよう、バリの屋台をイメージしたちょっとおしゃれな作りになっております。”（公式ホームページより引用）との思いが込められているんです。

なるほど、確かにお店の外観はフランクでとても入りやすい雰囲気ですね。黄色の看板が目印なので初めて訪れる人も分かりやすいです。注文方法は食券方式なのでお店の人に大きな声で注文するのが苦手な人でも安心ですよ！

メニューはレギュラーメニューとホワイトボードでの営業で、ホワイトボードは日替わりメニュー。中にはその日限定で味わえるものもあるので何度訪れても楽しめますよ。

一般的なラーメン屋さんとはかけ離れているのは外観だけではありません。もちろんメニューも個性的です。なんとバリバリジョニー、業界初の平縮れ麺を導入しています。細縮れ麺はよく聞きますが、平縮れ麺はなかなかないですよね。

平縮れ麺に合わせるのはポタージュ系のスープ。麺の厚さが一定でなく、ほどよくばらつきがあるためスープによく絡みます。中には二杯食べてしまうお客さんもいるそう。

バリバリジョニーは昼と夕それぞれ営業していますが、寸胴ひとつでスープを作っているので味わいがかなり異なるのだとか。昼はあっさり系のポタージュスープ、夕は濃厚なスープ。お好みに合わせて訪れてみるのも良いかも！

普通、という言葉は通用しないバリバリジョニーから目が離せません！

いろんなお店が並んだ通りに突如現れる「鷹の爪」。スタイリッシュで和風な看板が目を引きます。店名から想像がつく方もいるかもしれませんが、ここは激辛ラーメンのお店。

最近は異常なほど辛いラーメン屋さんがたくさんありますが、ただ辛いだけではなく旨味もあるラーメンを食べたい方におすすめ！そこまで辛いものが得意でない方も食べきることができるとのこと。店内は意外にも女性客だらけです。

お店の裏にはコインパーキングがあるので、車できても安心ですよ。ただしかなりの人気店なので、平日のお昼過ぎにはお店の外に行列ができてしまうほど。来店時間は少しずらすことをおすすめします。

写真は鳳凰DXです。真っ赤なスープに、たっぷりのった鶏のから揚げと麻婆茄子、キャベツやきくらげ。「DX」を注文するとこんな風にトッピングが沢山つきますよ。しかし前述した通り、辛味の中に旨味があるので見た目ほど辛くはありません（※あくまで見た目ほど）！

トッピングの唐揚げはスパイスがきいており、中からジューシーな肉汁があふれます。ラーメンが来てからすぐに唐揚げとして食べてもよいですし、スープに浸して食べてもおいしいですよ。麻婆茄子はほどよい辛さで油が染みており、こっくりとした旨味が広がります。

辛味は選べますので、自信がなければピリ辛、激辛好きなら極辛がおすすめです。

「本日も晴天です」は名前からは想像できない、二郎インスパイア系のラーメン屋さんです。

とても親しみやすい外観と大きく書かれた店名で初めてでも訪れやすい雰囲気が特徴です。店内に入ると、明るく元気な接客の女将が目に入ります。二郎系とは思えないほど清潔なお店なので女性も安心。細かい要望も聞いてもらえるのでこだわりのある人にもぴったり。

ラーメン屋さんではあるあるですが、スープが無くなり次第終了になるので営業終了時間よりも早めの来店をおすすめします。営業時間の変更があればTwitterでこまめに教えてくれますよ。

さすが、二郎系！と言わざるを得ないラーメン。ドカンと盛られたラーメンはもはやチョモランマのようです。本日も晴天ですでは野菜の大盛は無料なので、ぜひ大盛りにしてもらいましょう！

さて、肝心のラーメンはスープがまろやかで、背脂も少なめと食べやすい味わいです。一般的な二郎系ラーメンよりもぐっと食べやすくなっていますよ。麺は太目でもっちりとした食感で、しっかりと豚骨を感じられる丁寧にだしを取ったスープが印象的です。

二郎系が大好きな人も、興味はあるけど勇気が出ない人も大満足のお店です。

左側に押忍、そして上には真っ黒な看板に白い文字で「らーめんむげん」。インパクトのある外観なので、土地勘のない人でも分かりやすく安心です。

店主は頑固一徹のような見た目の人だろうな…と思って入店すると、やはり職人風の店主が麺を振っています。一見怖そうですが、接客は親切で丁寧。アットホームな空間で、緊張感をほぐしてくれますよ。

ラーメンは背脂が多めで濃い味噌味がメインのラインナップ。店主は千葉県船橋市にある「なりたけ」で修業を積んだだけあって、腕も確か。こってりめが好きな人は一度訪れてみて！

こってり浮いた背脂に目を奪われるラーメン。そしてたっぷりのねぎとメンマ。具材が多いので麺にたどり着くには少し時間がかかり、食べ進めながら麺への期待が高まります。シャキシャキのねぎがまた美味しくて夢中になります。

麺は太麺でしっかりとしたコシがあり、その麺に負けないほどの濃いめの味付け！がっつり食べたいときに恋しくなりそうな味です。背脂はたっぷりのっていますが、こってりしすぎないちょうどよいバランスです。ちなみに背脂の量は調整できますのでお好みでどうぞ。スープはかつお出汁がきいていて、旨味をしっかり感じることができますよ。

おいしさ「むげん」大なお店で元気をチャージしてみて！

「麺屋　真星（しんせい）」は2019年にオープンしたにも関わらず、2020年9月に味付けやメニューを大幅リニューアルし、その味の良さから南行徳内で人気を高めつつある期待の新星です。店主は2020年9月にラーメンソムリエの資格を取得しています。

お店の外観は定食屋のようで、女性一人でも気軽に入れそうな親しみやすさが良いですね。駐車場はお店の裏に二台分用意されています。

ネットの口コミにも一件一件丁寧に返信し、仕事に対して真摯な姿勢を感じることができます。これからまだまだ成長していきそうですね！

写真は「濃厚鶏白湯チャーシューらーめん」。見た目の美しさに驚いてしまいますが、驚くにはまだ早い！鶏ガラやもみじ、香味野菜等をじっくり煮込み究極まで旨味を取り出したスープに中太麺がよく絡みます。

トッピングにある、低温調理の豚肉と鶏肉のチャーシューは口にいれたらとろけるようなやわらかさです。温度管理をこまめに行っていないとここまでの味わいは出せません。世界三大珍味のひとつであるトリュフが贅沢にトッピングされています。トリュフの独特の香りが相まって、更に箸がすすみます。

定番のラーメンはもちろんのこと限定ラーメンも絶品だと評判です。

明らかに裏口っぽい入口が印象的な「元祖一条流がんこ十一代目」。自らがんこ呼びするなんて相当頑固な方なのでしょうか。元祖一条流は四谷に総本店を構えており、そちらは超有名店で連日お客さんが行列を作っています。もちろん、南行徳の店舗も昔から地元では有名な人気店ですよ。

よく見ると軒下に牛骨がぶら下がっていますよね。牛骨がぶら下がっているときは営業中、そうでないときは準備中の印なのだとか。わからないとそのまま入ってしまいそう…。営業は夜だけなので、骨だけを頼りにするとちょっと見にくいかも？総本家は牛の頭蓋骨がぶら下がっているとのことなので、頭蓋骨を見に総本家を訪れてみるのも面白いかも。

ちなみに店主はとっても気さくでフレンドリーな方ですので、安心して訪れてみてくださいね。

軒下のインテリアからも分かるように、牛骨ラーメンがウリの元祖一条流がんこ十一代目。店内にはさまざまなメニューがありますが、スープを味わいたいなら塩味がおすすめです。

背脂をのせたラーメンはこってりした味わいの中に旨味があり、澄み渡るスープと調和します。大きなチャーシューはスープに入れた瞬間溶けていくほどのやわらかさなので、早めに食べることをおすすめします。しかし溶けたら溶けたで、旨味が増して止まらなくなるおいしさになりますよ。

ここまで聞くとこってり系なのかな、と思われるかもしれませんが背脂なしで注文することができます。背脂なしだとあっさりとシンプルな味わいで、もちもち食感の麺を心ゆくまで楽しむことが出来ます。

深夜遅くまで営業していますので、シメのラーメンや夜中にラーメンが食べたくなったときにいかがですか。

行徳バイパス沿いにある、「志那そば分田上（わけたがみ）」。渋めな店構えで大人な雰囲気が漂っています。特徴的なお店の名前ですが、”ラーメンという食を通じ、お客様をはじめ、お店に関わる全ての人と幸せを分け合い、成長できるように”（公式ホームページより引用）との願いが込められています。

さて、そんな分田上ですが、ラーメンを購入するために食券を買うと自動的にサービス券が1枚ついてきます。6枚で餃子ひと皿、10枚でラーメン1杯無料になるそう。濃厚系が大好きな人だったら10枚なんてあっという間に溜まってしまうのではないでしょうか。

駐車場は特に用意されていないので、コインパーキングを利用しましょう。

分田上は魚介豚骨スープがメインのお店。魚介系と聞くと、煮干し系がぱっと出てきますよね。煮干し系は特有の臭味があり、好きな人にはたまらない旨味になりますが、苦手な人にはどうしても食べにくさはあるのでしょう。

しかし、そんな苦手な人でも食べやすいのが分田上のスープ。魚介豚骨鶏油の独特な風味と海老などの甲殻類の甘味を感じられるスープです。濃厚な魚介豚骨に合わせるのは、それに負けないくらい強い太麺。パンチのある味わいにしっかりと絡んでスープの旨味を逃しません！

写真は特製濃厚志那そばですが、つけ麺もおすすめです。こちらの味覚を分かっているのかと思うほどにちょうどよい塩加減とこってり加減ではまってしまうおいしさ。最近ではラーメン一杯1000円越えのお店もちらほらありますが、分田上は普通量であれば800円程度で食べられる安さも魅力ですよ。

木目風の看板に金色のライオンが描かれた「金獅子」。横にあるラーメンつけ麺の文字をみて「僕イケメン」と言いたくなったのは私だけではないでしょう（古）。

地元の人から絶大な支持を受けているお店で、月に1回は来店する人が沢山いるのだそう。行徳はラーメン激戦区であり、どの店も生き残りに必死ですが、お店が続けられるのは普段のサービスと質の良さが素晴らしいからなのでしょう。しかも金獅子の店舗の場所は創業して1年以内に閉業してしまうジンクスがありました。なんと今年で創業5年を迎えます。見事にジンクスをはねのけましたね！

近くのコインパーキングに車を停めると味玉子か大盛りがサービスになるそうですのでぜひ利用しましょう！ただ、最近ではこのサービス目当てに偽る人が増えてきてスタッフも大変なようです。マナーが悪いとサービスが終了することも予想されますので、マナーを守って来店しましょう。

ラーメンもとっても美味しいのですが、特におすすめなのはつけ麺です。ツルツルとのど越しの良い太麺と、甘めの豚骨＆魚介の濃厚なつけダレのハーモニーがたまりません！かといって決してしつこい味ではなく、もうひと口、もうひと口と食べ進めたくなるおいしさ。柑橘系のさっぱりした風味を加えているのであと味がすっきりしています。もっと柑橘系の風味を足したければ卓上のレモンジンジャーを足してみましょう。

トッピングの味玉子はじっくりと丁寧に作られ、炙りチャーシューは香ばしさと旨味があとを引き、あっという間に食べ終わってしまいますよ。外はカリッと、中はジューシーが美味しいとされるお肉の条件を気持ちいいほどにクリアしていきます！店主1杯1杯こだわり抜いているので、ゆっくりと麺に浸りたいときにおすすめです。

葫は市川を代表する大人気ラーメン店です。市以外にも葛西に姉妹店があり、ここの店主がみっちり教えてくれようやく葫を名乗ることができたのだそうです。そして店主も知る人ぞ知る松戸の有名店「奥村屋」の店主に唯一認められた男なのだとか。これは期待大！

以前はスープの仕込みに2日かけていたのを3日に延長。延長したのはスープに使う野菜や豚骨などこだわりの具材の旨味を極限まで引き出すため。コスト管理よりも、お客さんに美味しいラーメンを食べさせてあげたいという店主の心意気を感じられますね。

ラーメン屋では食券制度が多く取り入れられていますが、葫では今時珍しい食後会計です。それもラーメンに自信があるからこそできることですよね。店主の意気込みと自信が垣間見える葫。これは行かない理由はないでしょう。

仕込みに3日かかるだけあって、スープはトロトロです。豚骨だけでなく、野菜の甘味もたっぷり感じられ、唯一無二の味わい。これに中太麺とトロトロしたチャーシューを一緒に食べると口の中はパラダイス。これを美味いと言わずして、何を美味いと言うのか…。卓上にあるにんにくをたっぷり足すと風味が豊かになり、食欲と元気がわいてきますよ。だた、デート中は注意が必要です！

これほどこってりした味わいですが、店内は老若男女問わず多くのお客さんがいます。幅広い世代に受け入れられるこの味は一度食べたらやみつきになってしまうのでしょう。

写真は葫でも特におすすめ商品である塩らぁめん全部のせ。シャキシャキとした食感の白髪ねぎがたっぷりで嬉しいですね。野菜の旨味が引き出され、ポタージュスープのような食感。男性はもちろんのこと、女性ウケも抜群ですよ。

南行徳はベッドタウンとして人気のある町ですが、同時にラーメン激戦区としても有名です。日々しのぎを削りあっているラーメン店はどれもレベルが高く、今日はどこのお店に入ろうか迷ってしまいます。

本記事ではその中でも特におすすめのお店10選を紹介しました。地元の人達に古くから愛されてきたお酒も飲めるお店、激辛ラーメンのお店、二郎インスパイア系のお店、ラーメンソムリエがいるお店、にんにくたっぷりで姉妹店もあるお店など南行徳には個性豊かなラーメン店が沢山あります。

さっと食べられて、さっと出てこられるのが魅力的なラーメン店。あなたが気になったお店はありましたか。仕事帰りでも、休日のランチでもさっそく訪れてみましょう。

※記載内容は公開時点での情報です。お出かけの際は事前確認をお勧めしています。