鹿児島女子旅のおすすめ観光スポット15選!グルメもアクティビティも欲張りプラン!
27858views- 住所:
- 鹿児島県鹿児島市千日町13-21
- 電話番号:
- 099-224-7634
- 営業時間:
- 11:30~14:30、17:30~21:30
- 定休日:
- 水曜(他にも不定休あり)
- アクセス:
- 天文館通電停 徒歩5分
- ※営業時間・定休日等は変更になる場合がございますので事前に店舗にご確認ください
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鹿児島はシンボルの桜島をはじめ、自然豊かな見所の多い人気の県です。そして、美味しいグルメやお土産もたくさんある観光地でもあります。今回は数ある鹿児島名物の中から、20種を厳選してご紹介していきますので、興味のある方はぜひ参考になさってください。
日本の西南部に位置する鹿児島は奄美群島をはじめとする多くの離島を有する県で、シンボルの桜島は海の中からそびえる火山として世界的にも有名。また、屋久島の縄文杉・奄美大島のマングローブなど、神秘的で豊かな自然を楽しめる場所として人気の観光地となっています。
東京の4倍の大きさの鹿児島は、九州の中で一番広い面積を持っています。また、県内でも気候が温帯・亜熱帯・冷温帯と地域によって異なり、このような地形・気候を活かした特産品がたくさん生まれました。数ある名物の中から、美味しいグルメやお土産に適した品々を20種厳選してご紹介していきます。
鹿児島の名物として、まず挙げたいのは「黒豚料理」です。鹿児島の黒豚といえば、さつまいもを使った配合飼料で飼育する、純粋なバークシャー種であるなどの定義を持ち、品質にこだわったブランド豚。「かごしま黒豚」として他県の黒豚とは違う別格の値段で取引されているのです。
バークシャー種は、体に6つの白い部分があることから六白黒豚とも呼ばれています。
そんな鹿児島の黒豚には、定番料理として「しゃぶしゃぶ」がありますが、他にも「とんかつ」や「せいろ蒸し」「カレー」「わっぜぇか丼」などさまざまな食べ方が存在します。ちなみに「わっぜぇか」とは、鹿児島弁で「すごい!」という意味です。
キャベツ・パプリカなどの野菜を敷いた上に黒豚を覆いかぶせ、蓋をして蒸した「黒豚せいろ蒸し」は鹿児島ならではの料理です。蒸すことで余分な脂が落ちるためあっさりヘルシーなのに、旨味が凝縮されているのが特徴。最近では、東京などでも提供してくれるお店がありますよ。
黒豚料理の定番しゃぶしゃぶが食べられる店としてご紹介したいのは「あぢもり」で、黒豚しゃぶしゃぶ発祥の店といわれているお店です。こちらのしゃぶしゃぶは、スープと卵で食べるスタイル。「維新コース・西郷コース・大久保コース」などのコース料理が人気です。
次にご紹介する鹿児島名物は、「鹿児島ラーメン」です。九州のラーメンといえば熊本や福岡が有名ですが、各店のアレンジが面白い鹿児島のラーメンも評判です。個性を大事にする鹿児島名物のラーメンは、豚骨をベースにしながらも完全には白濁させないスープが特徴。
完全白濁のどぎつさがないスープは、豚骨ラーメンの味わいがありつつも、甘くてまろやかな上品さが魅力的。また、鹿児島ラーメンは来店時に、たくあんや大根の酢漬けを出してくれるお店が多いことも特徴の一つになっています。
かつて島津重豪(しげひで)公が暦の研究や天体観測などを行った施設「明時館(別名:天文館)」にちなんだ「天文館」は、郷土料理店・お土産物屋さん・カフェ・居酒屋などがアーケード内に立ち並ぶ鹿児島最大の繁華街です。そんな天文館にある「豚とろ」は、おいしい鹿児島ラーメンが食べられるお店。
一番のおすすめメニュー「豚とろラーメン」は、豚骨・鶏ガラ・カツオを使ったスープに良く絡む中太麺が入り、とろける絶品チャーシューがのっています。夜遅くまで営業しているお店なので、シメに食べにくるお客さんも多いそう。ただし現在の営業時間については、店舗への確認をおすすめします。
鹿児島の名物というと「さつま揚げ」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?魚のすり身に調味料・酒を加え練って揚げた「さつま揚げ」は全国的に知名度がありますが、元々は鹿児島の名産品。琉球から伝わった揚げる技法でできたので、地元では「つきあげ」とも呼ばれています。
鹿児島を訪れた際におやつ感覚で食べるのも楽しいですし、郷土料理の中にも地元ならではの本格的なさつま揚げが登場します。また、家族や仲の良い友達へのお土産として、老舗・有名店のご当地さつま揚げを買って帰るのもおすすめです。
おかず・おつまみのほか、お子さんのおやつにもなるさつま揚げを、お土産にするなら地元の人にも人気のお店で買いたいもの。お店によって原材料・調理法が違うので、自分好みのさつま揚げを見つけるのも楽しいかもしれませんよ。
鹿児島で人気のさつま揚げのお店として、まず一番に名前が上がるのは「揚立屋」。こちらのお店は合成保存料・酸化防止剤を使用せず、無添加と衛生管理にこだわっています。商品はプレーンな棒天のほか「レンコン入り・さつま芋入り・チーズ入り」など種類も豊富に揃っています。
「キビナゴ」は、鹿児島県全土や種子島・甑島(こしきしま)などの近海で水揚げされる青魚の一種。春から初夏が旬と言われるキビナゴですが、冬も身が締まっているので、一年を通しどの季節に食べてもおいしい魚なのです。
キビナゴの特徴といえば、体に入った美しい銀色の縞模様です。鹿児島では帯のことを「キビ」と呼ぶので、縞模様が帯のように見えることからキビナゴと呼ばれるようになったそう。このように鹿児島で愛されている名物キビナゴは、刺身・焼き物・揚げ物など色々な方法で食されます。
刺身で食べる場合は、小さな魚なので手でさばくことができます。水を張ったボウルを用意して、腹側から爪で内臓を取り出しながら身を開き、水で洗い流しながら骨・背びれ・尾びれを外したら完成。漁獲量の多い鹿児島だからこそのキビナゴの刺身は、酢味噌で食べるのが鹿児島流。
骨や頭が柔らかいキビナゴは、加熱する際は内臓・骨を取り除かなくてよいので、天ぷらやフライなどに最適。そして、レモンをキュッと絞った焼きキビナゴも美味しいですし、キビナゴの一夜干しも人気です。また、キビナゴのオリーブ漬けは、お土産にもおすすめの一品。
いまや全国区になったと言える「白くま」は、削りたての氷に練乳をかけたものに、豆類・フルーツを盛り付けた鹿児島名物の氷菓です。そんな「白くま」は天文館にある「むじゃき」というお店が発祥で、現在は全国のスーパーやコンビニで買えるようになりました。
天文館のアーケードにある「むじゃき本店」は、地下一階が鉄板焼き・一階が大人気の「白熊菓琲(しろくまカフェ)」・二階がカジュアルレストラン「Mujyaki」・四階が居酒屋「味処むじゃき亭」が入っているビルになっており、休日は白くま目当ての人で行列ができることも少なくありません。
白くまはどの階のお店でも食べられるのがうれしいところ。メニューは「白熊・ストロベリー・コーヒー・チョコレート・宇治金時・焼酎みぞれ各750円」「プリン・ヨーグルト・抹茶・ソフト各850円」「スペシャル1290円」など、10種類以上のラインナップを誇ります。
店によって「しろくまちゃんのフレンチトースト770円」「黒豚カツサンド1230円」などの軽食のほか、「抹茶小倉パフェ・ワッフル」などの甘味や、「ビールセット・焼酎セット・おつまみ」も用意されています。また、2Fには「パスタ・オムライス・ステーキセット」などの料理もありますよ。
鹿児島では新鮮な地鶏が手に入るため、古くから生の刺身で食べる文化があります。これが「鶏刺し(とりさし)」と呼ばれる鹿児島の名物です。鹿児島で刺身といえば魚ではなく地鶏をさすことが多く、居酒屋ではじめに頼む定番の一品です。
鹿児島の地鶏には主に「さつま若しゃも・さつま地鶏・黒さつま鶏」の三種類があり、どれもさっぱりとした味わいながら弾力があり食べ応え十分。脂肪分の多い部位も、さっぱりとした部分も甘口醤油で食べるのが鹿児島ならではの食べ方です。
鹿児島中央駅から地下道で直結する便利な場所にある「鶏膳」は、鶏刺し以外に鹿児島の地鶏・奄美群島の郷土料理も楽しめるお店。こちらのお店は「ダイゼンファーム」という自社農場を持っており、朝引きした新鮮な地鶏を使っているのが特徴です。
一人用カウンター・掘りごたつ・テーブル席に個室もある「鶏膳」の看板メニューは、「地鶏刺し」と「鶏寿司」。また「やきとり・炭火焼・手羽唐揚・チキン南蛮・串カツ」のほか、キビナゴの刺身や一夜干しも人気です。豊富な種類の焼酎もあるので、一杯飲みながら地鶏を楽しむのもおつなもの。
「カンパチ漬け丼」も、鹿児島の名物として忘れてはならないものです。お寿司のネタとしても人気のカンパチの生産量は鹿児島が日本一を誇っていて、垂水市で水揚げされたものには「海の桜勘(おうかん)」と名付けられるなど、産地ごとのブランド化も進められています。
鹿児島のブランドカンパチは平均水深120m・平均温度22度と高環境のもと、与えられるエサにも工夫が凝らされています。「海の桜勘」のエサには特産のお茶を加えており、鹿屋市の「かのやカンパチ」にはバラの粉末が入っているそう。
錦江湾で育てられているカンパチには、他にも「ねじめ黄金カンパチ」「いぶすき菜の花カンパチ」と名づけられたご当地カンパチがあります。共通するのは、青魚によくある臭みがないこと、脂のノリが良いこと、そして歯応えが抜群なこと。鹿児島に来たら、名物のカンパチを食べ比べてみるのも面白いのではないでしょうか。
そんな「カンパチ漬け丼」を食べるなら、鹿児島中央駅からすぐ近くにある「づけ丼屋 桜勘」がおすすめです。「かんぱちのづけ丼(みそ汁・漬物付き)」は、550円というコスパの良さで大人気。「カンパチのカマ塩焼きW定食・カンパチのあら炊き定食各1100円」も好評です。
鹿児島名物として黒豚・地鶏を前述しましたが、実は牛肉も有名なのをご存じでしょうか。鹿児島黒牛は全国の和牛王座を決める「全国和牛能力共進会」で、和牛日本一に輝いたことがあります。9部門のうち4部門で一位を受賞するなどして、全国ブランド牛の頂点に立ったのです。
鹿児島黒牛とは松阪牛や神戸ビーフと同じ品種の和牛で、きめ細やかな美しい霜降り・まろやかなコクと旨味が特徴。この味わいを出すために特別に配合された飼料を食べさせるとともに、公的な食肉衛生検査などの徹底した衛生管理のもと育てられた黒牛の味は絶品です。
鹿児島県平松牧場の和牛だけを熟成庫で、45日間余り究極の熟成方法で最高の美味肉に仕上げたものを、ブラック&ブルーという焼き方で提供してくれるのが「ステーキハウス听(ポンド)」です。「柔らかさ・旨味・独特の熟成香」を兼ね備えた超・熟成肉が楽しめますよ。
こちらのお店のメニューには「サーロイン1/2ポンド6000円」「ヒレ1/4ポンド4800円」「骨付きカルビ1/2ポンド2300円」「肩ロース肉1ポンド5800円」「ミスジ1/4ポンド・イチボ1/4ポンド・カイノミ1/4各2000円」などが並びます。冬季限定の「すき焼き」も、お見逃しなく!
いまや静岡・愛知を抜いて、日本で生産量が一番となった「鹿児島産うなぎ」。うなぎの生育に一番大切なのは水ですが、鹿児島産のうなぎは育てる水に地下水を使うことで、水質・水温を安定させています。また、火山灰が土壌となったミネラル水には殺菌効果があるので、うなぎの生育に最適なのです。
徹底して管理された水・エサによって養殖された鹿児島産うなぎは、身の引き締まり方や脂ののり方が安定した、バランスの取れたうなぎに育ちます。そして、天然の地下水で育てられた、身がふっくらとした鹿児島産の大きなうなぎは、どんなタレとも相性抜群です。
東京でも多くの場所で、鹿児島名物のうなぎを食べられるようになりましたが、やはり鹿児島を訪れたら本場の新鮮なうなぎを食べてみたいもの。こちらでご紹介するのは、食べログうなぎ部門百名店にも選ばれた「美鶴」です。こちらのお店は、直焼き背開き・シンプルなメニュー構成が特徴。
松竹梅の区別もなく鰻重か鰻丼かだけのメニューは、鰻がお皿にのっている「鰻重(肝吸い付き)3000円」と、鰻がタレ掛けご飯にのっている「鰻丼(肝吸い付き)3000円」の二種類。このほか、鰻のみの「蒲焼2700円」と「白飯一杯200円・白飯半分100円」だけというシンプルさなのです。
コバルトブルーの海に囲まれた奄美大島など一帯の島々は、多くの観光客が訪れる南国リゾートです。そんな奄美群島で作られてきた郷土料理「鶏飯(けいはん)」は、いわゆる「とりめし」と混同されやすいですが、「とりめし」が炊き込みご飯や混ぜご飯なのに対し、「鶏飯」はだし茶漬けに近いものです。
現在も本場奄美大島で出される「鶏飯」は、米飯にほぐした鶏肉・シイタケ・錦糸卵・たくあん漬けかパパイヤ漬けなどの具と、ネギ・白ごま・きざみ海苔・陳皮などの薬味をのせてスープをかけて食べます。このスープは鶏ガラではなく、丸鶏を煮て取ったスープです。
奄美名物の「鶏飯」といえば奄美空港から車で10分ほどの笠利町にある「みなとや」が有名ですが、鹿児島市の奄美の里に隣接する「花ん華(はなんか)」もおすすめです。こちらのお店は、長寿の島・奄美の健康と美容に良い食文化を提供する健美食レストランなのです。
「花ん華」では「鶏飯」はもちろん、奄美近海で採れた新鮮な食材を使った島料理を楽しむことができます。一番のおすすめメニューは鶏飯・ジーマーミー豆腐・魚の唐揚げ・塩豚と根菜の煮物にドラゴンフルーツのデザートが付いた「島じゅうり膳1640円」です。
鹿児島の名物として定着してきたのが、体に良くておいしいと評判の「フェスティバロ・唐芋レアケーキ」です。1987年に法人化し1993年に鹿屋市に本店をオープンさせた「天文館フェスティバロ 唐芋ワールド」は、世界共通語で「お祭り」という意味の明るく元気な会社。
「天文館フェスティバロ 唐芋ワールド」の商品は自社農場で育てた唐芋を使用したものばかりで、「唐芋レアケーキ」もそのうちの一つ。中でも「ラブリー」は、CAさん御用達ということで一気に有名になり、鹿児島が誇るさつまいもスイーツの一つとなりました。
本店は鹿屋市にあり、農場では唐芋の150品種すべてを栽培しています。それぞれの特徴を生かした唐芋ケーキは販売店舗が異なりますが、本店ではすべてのラインナップが揃うため、全国からバスツアーで多くの観光客が訪れるほどの盛況ぶりです。鹿児島中央駅・山形屋・大丸松坂屋や、福岡天神・東京スカイツリー・羽田空港・鹿児島空港などにも店舗を構えています。
「天文館フェスティバロ 唐芋ワールド」の2Fにある「みなみ風」では、焼きたてのラブリーとハーブティーが楽しめます。もちろん「ラブリー5個入り850円」「トリプルベリー・リッチチーズ5個入り各1100円」なども購入可能なので、鹿児島観光のお土産に買ってみてはいかがでしょう。
焼酎の中でも人気の高い芋焼酎も、鹿児島の名物として有名です。米焼酎・麦焼酎と比べて癖のある芋の香りが好きという、芋焼酎ファンの人も多くいます。また、糖質ゼロということで、健康効果を期待して芋焼酎を愛飲する人も大勢いるようです。
高級芋焼酎として、その名を国内外に知らしめた「森伊蔵」は、鹿児島産の有機栽培サツマイモを使用して、カメ壺仕込みで生産されたまろやかさが特徴。また、「魔王」は今でも入手困難な状態が続いている芋焼酎で、「森伊蔵」「村尾」と合わせて3Mと呼ばれるプレミアム銘柄の一つです。
「さつま白波」は芋焼酎のパイオニア的存在で、現在の芋焼酎ブームを築きました。そして、「黒霧島」は今や全国ブランドとなっており、独特の後味・とろりとした甘みが多くの人に愛されています。幻の紫芋と呼ばれるムラサキマサリを原材料とする「赤霧島」も大人気となっています。
また、鹿児島でしか販売されていない芋焼酎もあります。「アサヒ2096円」「山田の凱旋門1785円」「しま華蜜2618円」「薩摩郷中3353円」これらの限定芋焼酎をお酒好きな人へのお土産に買って帰ったら、大喜びされること間違いなしです。
薩摩半島の西南部に位置する枕崎は、東シナ海に面しておりカツオの街として有名です。カツオの一本釣りによる漁業が盛んな枕崎ですが、価格の低迷・燃料費高騰で苦境に立たされました。そんな時に漁業組合が開発したのが「枕崎ぶえん鰹」。
「ぶえん鰹」とは、一本釣りした鰹を船の上で活き締めした後に急速冷凍したもの。しっかりと血抜きがされているので、生臭さが抑えられ鮮度が保たれるのです。もっちりとした弾力性のある食感が特徴の「ぶえん鰹」には、刺身・寿司を筆頭にさまざまな食べ方があります。
枕崎産鰹節と昆布の合わせダシを使用し、鰹の切り身と鰹節をトッピングした「枕崎鰹船人(ふなど)めし」もぶえん鰹を活用した食べ方です。枕崎特選銘茶で炊いたご飯と鰹煎餅をトッピングしたスペシャルバージョンは、2012年の鹿児島Show-1GPにてグランプリを獲得し、鹿児島の名物にもなっています。
また、鰹のトロ部分にあたる腹皮(はらご)の竜田揚げをご飯にのせた「枕崎鰹大トロ丼」も、「船人めし」に続き、Show-1GPにてグランプリを受賞しています。鰹のおいしさ・彩りの美しい具材に、おいしいタレが絡むこちらの丼もおすすめですよ。
かるかん粉・水・山芋を使って作られる「かるかん」は、鹿児島の銘菓として全国に知れ渡っています。そのはじまりは薩摩藩の第11代藩主であった島津斉彬公が、明石出身の菓子職人・八島六兵衛に保存食として考案させたという説が有力です。
そんな古くからある「かるかん」ですが、いま食べても全く古さを感じないお菓子。「かるかん」は漢字で「軽羹」と書き、軽い羊羹という意味からその名が付けられたとされています。近年では餡をかるかんの生地で包んだ「かるかんまんじゅう」がお土産として人気です。
パウンドケーキのような食感が楽しめる「かるかん」は、スイーツ好きの友達にも喜ばれますし、配りやすい「かるかんまんじゅう」は職場へのお土産に便利な品です。そんな「かるかん」を買うなら、鹿児島市金生町にある老舗の「明石家本店」がおすすめ。
名物の「かるかん(5個入り)1296円」「かるかんまんじゅう(5個入り)918円」のほか、伝統的な薩摩菓子「春駒」、新しい蒸し菓子「一黙」、鹿児島県産のさつまいもと大粒の甘栗をバランスよく合わせた「さつま甘栗」などもあります。また、季節限定のかるかんも要チェックです。
江戸時代の後期、鹿児島県霧島市で壺を使用した米酢づくりが始まり、同じ時期に鹿児島名物の「黒酢」も生まれました。黒酢といえば、コレステロール値の低減・アレルギーの抑制などの健康効果が期待され、サプリメントや飲む黒酢などが評判となっています。
鹿児島では家庭料理にも積極的に黒酢を使っていますが、霧島市福山には日本初の黒酢料理を提供するレストラン「桷志田(かくいだ)」があります。こちらの広々とした店内では、雄大な桜島・錦江湾を眺めながら、おいしい黒酢料理を食べることができるのです。
壺畑見学やショッピングも楽しめる総合施設「桷志田」は、鹿児島観光コースにも組み込まれているほど人気。また、「有機農産物JAS規格」の認証を受けた「桷志田菜園」を持っており、有機野菜を育てています。もろみ粕・黒酢を肥料に栽培された有機野菜は、おいしいうえ安心・安全なのです。
こちらのレストランで15時まで頂けるランチメニューは「黒酢ランチコース1650円・1760円」「スペシャルランチコース2200円」「厳選・極みコース3300円」。食前酒・前菜・小鉢・サラダ・ご飯・デザート・飲み物は同じで、メイン料理によって値段が変わるというシステムです。
「知覧茶」といえば、鹿児島県南九州市で生産されているブランド緑茶。桜島の火山灰という水はけのよい肥沃な土壌・一年を通して温暖な気候・豊富な日照時間という好条件がそろった南九州市では、おいしいお茶が育つのです。
そんな条件のもと生産された知覧茶の新茶は日本で一番早い新茶として有名ですし、全国茶品評会で農林水産大臣賞を何度も受賞するほど高い評価を受けている鹿児島の名物の一つ。鹿児島を観光しているなかでも飲む機会はあると思いますが、思い出としてお土産にするのもおすすめです。
知覧茶の特徴は、「かぶせ茶」と「深蒸し」です。「かぶせ茶」とは、新芽を摘み取る前に1週間ほど日光を遮って育てたお茶のこと。また「深蒸し」とは、お茶の蒸し時間を一般の倍近い時間蒸すという長蒸し製法のこと。かぶせ茶・深蒸しにより、渋みの少ない香り豊かなお茶に仕上がるのです。
代表的な知覧茶品種を幾つかご紹介すると、濃緑な色合いを持ちながら甘みのある「あさつゆ」、滋味と優雅な香りが特徴の「やぶきた」、色の濃さとコクが特徴の「ゆたかみどり」、やぶきた・あさつゆの交配でできた「さえみどり」、マイルドな「おくみどり」などがあります。
餅米や上新粉で作った「両棒餅(ぢゃんぼもち・じゃんぼもち)」は、お餅に甘みのある醤油ダレがかかった、老若男女問わず人気のある鹿児島の名物です。音だけ聞くと「ジャンボな餅」を想像する方もいるかもしれませんが、「両棒餅」は大きい餅ではありません。
お餅に2本の串が刺さっている形が、上級武士が刀を2本さしている姿に似ているからこの名前になったようです。「両棒」を「ぢゃんぼ」と読むのは中国語で「両」を「リャン」と発音するため、鹿児島に伝わった際に「ぢゃん」となり「ぢゃんぼもち」と呼ばれたのではないかとされています。
柔らかく香ばしい「両棒餅」を食べるなら、磯海水浴場近くの「平田屋」がおすすめ。民宿のような外観のお店に入ると、テーブルのある三和土(たたき)と広々とした畳敷の客間が目に入ります。レジの奥には厨房があり、イートインはもちろんテイクアウトも可能。
一皿に10個のった「両棒餅500円」を頼むと、「5分待ってね」という返事があるはず。注文を受けてから焼いてくれるので、目の前の海と桜島を眺めながら待ちましょう。一口サイズのお餅は女性でもぱくぱく食べられ、嫌味のない甘さもポイントです。
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映画・読書・旅行・食べ歩きに時々ピラティス、趣味を楽しみながら、皆さんのお役に立てる記事をお届けしていきます。
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