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真っ白な景色が続く、アメリカ・ニューメキシコ州に位置するホワイトサンズ国定公園。一面に広がる真っ白色の正体は、雪ではなくて砂。その名の通り、白い砂漠が続いています！真っ白な砂漠と、真っ青な空の織りなす絶景をご覧ください。
アメリカ合衆国ニューメキシコ州に位置する、1933年に設置された国定公園です。山に囲まれたトゥラロサ盆地にある、約710平方キロメートルもの広さの大砂丘地帯です。
白い砂は石こうです。雨や雪解け水で溶けだした石膏（せっこう）は、川から海へ流れていきますが、ホワイトサンズには川がないのでルセロ湖という湖にたまっていきます。
このルセロ湖は雨が降った時にだけできる湖で、水が蒸発してしまうと湖底にたまった石膏が残ります。この石膏が白い砂の正体なのです。
雪花石膏（アラバスター）と呼ばれる石膏（せっこう）の集合体。この砂は透明なのですが、砂同士が擦れたりして傷が付き光を通しにくくなって、どんどん白い砂粒になっていきます。
公園の入り口にあるビジターセンターから、砂丘に向かって約12kmの「デューンズ・ドライブ」という道が引かれています。ここは自動車の通行が許可されているので、好きな場所で車を止めて観光することができます。ただし、コースを外れて砂丘に乗り入ることは禁止されているので注意しましょう！
デューンズ・ドライブの途中には、ハイキングコースもあります。車で疾走も楽しいですが、ゆっくりと写真を撮りながら歩くのも魅力的ですね。
ハイキングコースといえども砂丘、似たような景色が続きます。目印になるポールを頼りにコースを進んでいきます。しかし春には強い風が吹き、視界が限られる日もあります。目印のポールが見つからなければ、先へ進まない決断も必要です。コースを外れないよう、自分の位置を常に確認しておきましょう。
観光地として整備されていますが、ホワイトサンズは砂漠であることを忘れてはいけません。水や軽食は忘れずに用意しておきましょう。
石膏（せっこう）でアルカリ性の厳しい条件下でも、植物が生きています。代表的な植物は「ユッカ」。葉が砂に覆われると、茎を垂直に伸ばして砂から飛び出し成長していきます。
茎に石膏（せっこう）をまとわせ高く伸びていく姿は、非常に健気です。
ホワイトサンズには真っ白なトカゲがすんでいます。外敵から身を守るために真っ白に進化したトカゲはホワイトサンズの人気者です。
夜行性ですが、運が良ければ日中でも見ることが出来ます。真っ白なので、目を凝らして探してみましょう！
実は、ホワイトサンズは米軍のミサイル演習場になっています。国定公園として指定されている場所も、ミサイルの演習場の敷地内なのです。演習がある時には入場制限がありますので、事前に確認しましょう。ミサイル博物館もあり、入場無料でミサイル見学もできます！
どこまでも真っ白な砂丘が続く、ホワイトサンズ国定公園。まるで異世界のような不思議な公園を、一度訪れてみてはいかがでしょうか？
北海道在住の旅行大好きな30代女子です。
旅行では主に世界遺産や絶景スポット巡りをしています(*^_^*)
もちろん、ご当地グルメもはずせないポイントのひとつ♪
その中でもわたしのおススメなトコをアップしていきます☆
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