スイス・ジュネーブでおすすめのレストラン6選!フォンデュだけではもったいない!
59995views- 住所:
- Parc des Bastions, Geneva 1200, Switzerland
- アクセス:
- サン ピエール大聖堂から徒歩約8分
- 電話:
- (0)22 418 20 00
- 入場料:
- 無料
- 定休日:
- 無し
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レマン湖の南西側の角を取り囲むように広がるジュネーブは、国際連盟の本部が置かれていることやローマ時代から続く歴史的にも重要な場所であることから、年間を通して多くの観光客が訪れています。趣がある古い街並みの観光スポットをご紹介します。
ジュネーブ大学敷地内にあるバスティオン公園内に造られた、長さ100mの壁画。
宗教改革記念碑は、16世紀にヨーロッパ各地で起こった宗教改革の重要人物を称えた記念碑です。彫塑像とレリーフ、刻印で作られている長さ100 mの碑文は、高さも9 mあり圧倒される大きさ。
記念碑はカルヴァンの生誕400年を記念して「1909年から1917年にかけて建造されました。
宗教改革運動は、ローマ法王とカトリックの国王が納める国では異教徒扱いされ異端審問などで迫害されました。プロテスタントの国王が統治した国としてイギリスが有名です。
海で隔離されたイギリス以外では、ヨーロッパ各地に散らばっていたプロテスタントを保護し安住の地といわれたのがジュネーブです。
ヨーロッパでプロテスタントの迫害が増す中、プロテスタントの流入、教会も数多く建造されています。この記念碑も観光スポットの一つとして、昼間は日光の日差しが当たり夜はライトアップされ、その巨大な像のシルエットはムードがあると思います。
彫像の中でも特に大きい人物は、ジュネーブで宗教改革活動の初期にロビー活動を始めたギョーム・ファレル。そしてイギリスのスコットランドで長老教会を創設した、ジョン・ノックスです。
このふたりの偉業は高く称えられています。
壁面上部には、宗教改革派の座右の銘「闇の後には光が訪れる(post tenebras lux)」 と大きく刻まれています。
宗教改革の中心的人物の4人である、向かって左側からファレル、カルヴァン、ベーズ、ノックスを見ることができます。写真スポットとして有名なスポットです。
旧市街地を周って、ジュネーブ大学に入って北東のバスティオン公園の真ん中にあります。長い壁は、かつてこの街を守っていた城壁でした。4人の立像をバックに記念写真を撮るのは良いですが、壁もすべて写真に入れたいと思う方もいると思います。でもスケールが大きいので一枚で撮るのは結構難しいですよ。
国立大学の構内なので、静かでゆったりと散策できます。周りの緑に囲まれた名門大学という雰囲気も良いですね。すぐそばの大学図書館はジュネーブ大学が元々神学校だったので、宗教に関わる資料も数多く展示しており、内部へは自由に出入りできるので、ぜひ見学してください。観光客も見学していることが多いようです。
国際政治に興味がある方は、是非訪れていただきたい観光スポット。
国際連合ジュネーブ事務局は、世界に4つある国際連合の事務所の一つですが、規模としてはニューヨークの国連本部の次に大きい事務所です。レマン湖の南西部湖畔にあるアリアナ公園にありますが、元々国際連盟本部だったので、今でも国際連合欧州本部と呼ばれています。世界の平和と安全の維持や経済・社会・文化などに関する国際協力を目的としている組織です。そのジュネーヴ事務局の周りのアリアナ公園には、数々の彫刻などのモニュメントが置かれています。
その中でも人口池の真ん中にある天球儀の彫刻は目立つので、待ち合わせの場所にするとよいですね。また各彫刻をバックに記念写真を撮る方も多いです。
現在国際連合の本拠地はニューヨークですが、発足したのはジュネーブ。旧本部は今でも国際連合ジュネーブ事務局として機能しています。国際連合に加盟している193ヶ国すべての国の旗が掲揚されています。
旗と同じくらい有名なのが、国連前広場と正面に見える「壊れた椅子」のモニュメントです。この椅子は、地雷やクラスター爆弾への反対を象徴するもので戦争の悲惨さを現しています。こちらもお見逃しなく。
異色の彫刻であるこの壊れた椅子は、スイス人の芸術家ダニエル・ベルセの作品です。遠くから見ると大きさがわかりませんが、近くに行くとびっくりしますよ。なんど高さは12mあるのです。全部で5.5tもの木材が使用され、椅子の4本の脚のうち1本が折れているのです。
この作品は1997年8月にハンティキャップ・インターナショナルのプロジェクトとして設置され、オタワ条約(対人地雷の使用、貯蔵、生産及び移譲の禁止並びに廃棄に関する条約)が署名される三か月間で撤去されるはずでしたが各国の署名が進まず、結局40か国が締結したのは1999年でした。
そしてこの彫刻も地元の強い支持によって残され、現在はジュネーブ事務局の前に設置されています。
ニューヨーク本部とは違って、ジュネーブの本部は周囲の景観が素晴らしく崇高なイメージのする建物が印象的です。1929年から1938年に建設後、1950年と1960年に増築され現在の姿となっています。
国際連合ジュネーブ事務局の周辺エリアには国際赤十字があります。またユニセフや国際的な機関が多く集まっています。国際連合ジュネーブ事務局の建物はツアーがあるので、参加してみてはいかがでしょう。正味1時間ほどのツアーでは、事務局の建物や広場の散策、ビル内で国際会議場などの見学や実際働いている人とのお話を聴くこともできます。
広い公園の中の施設なので、周りは静かで緑が心地よいですね。事務局の入り口では、見学するのに順番待ちすることが多いので、時間に余裕を持って行きましょう。中に入るにはセキュリティで決められた時間で、また中の見学する人数や状況によって人数制限や入場時間を調整しているので、結構待たされることが多いようです。長時間待たされて、諦めて帰る人もいるようなので覚悟して行きましょう。早く入場できたらラッキーと思ってくださいね。どうしても見学したいのなら、早い時間に行きツアーの申し込みをすることをおすすめします。またツアーの無い日もあるので、事前にホームページで確認してくださいね。
国際連合ジュネーブ事務局の入場は、身分証明書の提示が条件です。旅行者の場合はパスポートをセキュリティの人に提示します。これだけではありません、空港並みのセキュリティチェックがあります。手荷物や携帯、電子機器のチェックから上着も脱いで専用の機械を通す厳重ぶり。テロ対策もしっかりしています。
入場してしまうと、内部の撮影ができない場所もあるので注意してくださいね。ツアーなので、数人で1グループになり、グループに一つ入場許可の証明書が発行されます。入場料は12スイスフラン(円だと1300円ほど)を支払います。
ツアーガイドはフランス語か英語なので、日本語のガイドはありませんが、音声ガイドではなく直接ガイドさんが説明をしてくれます。言葉がわからないなりに、見たことの無いような色々な設備を周るので、退屈することはありません。
世界中の人が会議などで集まる場所なので、会議室などもスケールが大きく、まるで映画の世界のような気がしますよ。中庭に出るとすぐ近くにレマン湖が見れるので、景色も最高です。
ジュネーブにあるベルグ橋の途中にある島がルソー島。16世紀には壁に囲まれていましたが、一時期は造船所として使用されていました。
レマン湖の水がローヌ川に流れ出ているあたりに小さな人工島があります。 このルソー島にはジャン・ジャック・ルソーの銅像があることで有名です。西洋史の教科書で、フランス革命に影響を与えたとされ肖像が出ていたジャン=ジャック・ルソー。
実はフランス人ではなく、1712年6月28日にフランス語圏のジュネーブ共和国で生まれました。哲学者、政治哲学者、思想家で作詞・作曲家と多彩な才能の持ち主で、フランスを拠点にして活躍していました。当時のフランスでは、貴族のサロンや裕福な商人などが著名人をサロンに招くことが一種のステイタスでしたので、こうしたサロンにも出入りしていました。
ルソー島へは、北側と南側からベルグ橋を歩いて渡ることができます。両側から150m位の距離でしょうか。島自体は小さな公園のようなので、ちょっとしたお散歩コースに良いですね。実際地元の人も観光客も大勢この島へ渡って楽しんでいます。
自身の救護院での生活の経験などから、教育論「エミール」の著作しています。フランスで著述・発刊された「エミール」は反体制・反宗教的と弾劾され逮捕状が出されました。そのため、ルソーは1762年から1765年までスイスで亡命生活を送ります。しかし生まれ故郷へは戻らず、スイス、フランス、イギリスなどの各地を転々とします。この著書は、後にフランス革命や世界の民主主義運動に大きな影響を与えたことでも有名です。
1832年にモン・ブラン橋が建設された際に、ジュネーブ市民であるジャン・ジャック・ルソーの銅像を置き、島名もルソー島となったとされています。周囲の景色もよく、今では多くの観光客のほかにも、市民も訪れる憩いの場となっています。
小さい島ながらカフェやベンチがあるので、ちょっとした休憩ができるようになっています。ルソーの銅像を眺めながら、古き時代に想いを馳せてはどうでしょうか。またコンサートステージがあるのでタイミングが合えば、ミニコンサートなどのイベントを見ることができますよ。
ジュネーブで最も古いとされる個人の邸宅で、民族博物館にもなっています。
中世の家具の展示や生活様式がわかる調度品コレクションをはじめ、1850年代のジュネーブ周辺を再現したジオラマが展示されています。
タヴェル館は、12世紀に貴族の私邸として建てられました。旧市街の中心にあるタヴェル館は、ジュネーブでも最古の個人の邸宅として保存されています。
建物自体が当時の建築の技法やスタイルなど歴史を伝える文化財としても貴重。民族博物館として現役で使用されています。また、建物の中には中世のキリスト教世界の都市と市民の暮らしぶりが伺える屋敷の間取りや、生活雑貨や調度品などが見どころです。中世のクラッシックなアンティークが好きな方はぜひ見学してください。
実はタヴェル館は1334年に起こった大火事で貯蔵庫以外はすべて焼失しています。現在残っているのは、大火事後17〜18世紀にタヴェル氏が改築した建物です。その後、1963年にジュネーブ市に売却され、1979年から1986年にかけて博物館として改修されお披露目されています。
タヴェル館の所蔵しているコレクションは、中世から今世紀初頭の生活で使われていた道具類はじめ、絵画や版画、写真、貨幣などです。調度類も展示され家具や銀食器など、当時の人々の暮らしが実感できるコレクションが1700点以上あります。また、ジュネーブの街の模型も展示され、街の発展とともに市民生活の移り変わりや歴史がみられます。
当時を偲ばせる懐かしさと、温かみを感じる展示品ばかりです。歴史に触れるには最高の観光スポットでしょう。
国際都市のジュネーブを効率的に観光するには「ミニトレイン」がおすすめです。
日本の路面電車のようなミニトレイン。道路に敷設されたレールの上を、小さなバスというより遊園地のアトラクションの乗り物の大きさの車両が走っています。車道の脇を走るミニトレインは速度もゆっくり、石畳の旧市街で趣のある光景になっています。乗って移動するもよし、走る姿をカメラに収めるのもいですね。
狭い旧市街地を走るには、観光用のミニトレインが最適です。またジュネーブ市内を周るツアーの中では、歩いて回るよりも効率的な方法なので、ほとんどのツアーにはミニトレインに乗るコースが組み込まれており、サン・ピエール大聖堂や宗教改革記念碑などの観光スポットを周ります。
カラフルなデザインのミニトレインで、ゆっくりと時間を忘れて市内の風景を楽しんでくださいね。実際のミニトレインは、トレインの形をしたバスのようなものですが、可愛い形をしているので、歩いている観光客から逆に写真を撮られることが多いので、ちょっと恥ずかしいと思う人もいるようですよ。所要時間は約45分です。
街のシンボルである大噴水「ジェ・ドー(Jet d'Eau)」や撮影スポットとして人気の花時計を観光することができます。
大噴水は世界で最も大きい噴水の一つなので、目の前でみるとすごい迫力です。
レマン湖からローヌ河へ変化する付近にあり、高さ90m以上の噴水は飛行機で10,000mの高さからでも確認できると言われています。レマン湖のヨットビーチから防波堤を歩いて、すぐそばに行って見ることができますが、風向きによっては、ずぶ濡れになるのを覚悟してください。
ただし、他の場所では体験できないことです。濡れるのが嫌な方は、市内の至るところから見ることができますので、遠くから見てくださいね。2003年からは特に風が強い日など悪天候を除き、日中に稼働しています。春から秋には、夜のライトアップが観光客にとても人気があります。
観光地巡りで利用しやすいのは、坂道の多いエリアでは健脚の方なら歩いて回すところでも本当に便利です。聖ピエール教会の前に休憩場所があり、教会に行くのも重宝します。また、バスティオン公園は公園内を走っていますので車中から眺めても、下りて散策してもいいのです。なんといっても、お値段も地元の人の足のためお手頃です。
コースによっては歴史を感じることが出来る旧市街地を回るミニトレインもあります。
レマン湖に面したアングレ公園には、ジュネーヴのシンボルとも言える花時計があります。四季に合わせた6,500株の花々で構成された花時計は、直径約5m、円周が約18mもあるのですよ。
特に秒針は2.5mあり世界で最も長い秒針と言われ、実際に衛星と常時電子通信しているので、スイス時計の正確な時間を刻んでいます。自分の時計と会わなければ、この花時計の時刻に合わせるといいですよ。
また花時計があるアングレ公園はジュネーヴ初の英国式庭園ですが、田園風景のようなデザインの中に、ジュネーブのアーティストたちによるモニュメントが置いてあるのでじっくり見てまわりましょう。そして、この庭園からは、段噴水が良く見えますよ。
スイスとフランスの国境に位置するスイス最大の湖がレマン湖です。三日月型の湖で、湖畔にはローザンヌやモントルーなどのリゾート地も有名です。
レマン湖は、アルプスのローヌ氷河を源流にしたローヌ河が流れ込んでできた湖です。湖の西端はスイスのジュネーブへ、再びローヌ河として国境を越えてフランスへ流れていきます。日本ではフランス名のレマン湖と呼んでいますが、英語名ではジュネーヴ湖と呼ばれています。
レマン湖は面積の約3/5がスイスで約2/5がフランスに属しており、再び下流に流れているローヌ河として地中海につながっています。フランスとスイスの国境になっており、北側のスイスにはローザンヌやニヨン、西側にはジュネーブなどの都市があります。
地元の交通機関は、湖の外周の道路や船が湖の港間を定期船で運行しており、観光客相手には多くのクルーズツアーが行われています。夏になると湖畔のほとんどの港を船が連絡していますが、春、秋、冬には路線が少なくなるので、旅行の時期によっては注意が必要です。ジュネーブからも人気ツアーが運行されているので、お気に入りのツアーを選んでくださいね。
レマン湖では、遊覧船クルーズを楽しむこともできます。運航コースや発着場所を選べますが、ローザンヌからシヨン城を結ぶ3時間半のクルーズが人気です。
レマン湖の景観を楽しみつつ進むと、レマン湖の湖畔に面したラヴォー地区があります。ローザンヌの東部郊外から、シヨン城のあるモントレー郊外のまで続くラヴォー地区の見どころは美しいブドウ畑です。世界遺産に登録されたぶどう栽培の段々畑は、レマン湖を見下ろせレマン湖の先にフレンチアルプスがそびえる絶景スポット。
このラヴォー地区で生産される白ワインは、特にスイス国内でも品質の高さで定評があります。ワイン通にお土産にしても喜ばれそうです。エペス(Epesses)、サン=サフォラン (Saint-Saphorin)、デザレ(dezaley)、カラマン(Calamin)などが特に優れたワインを醸造している地域です。
レマン湖のクルーズ観光は、船上から眺める湖畔の景色が絶景ばかりです。途中の観光地で船お降りて散策したり、ショッピングしたり。船がお任せで連れ周ってくれるため、プランに悩んでいる方にもおすすめです。レマン湖の観光スポットは網羅できますし、コースも選択肢がありますので時間で選ぶことや行きたい場所で選ぶことも可能です。
先ほどもご紹介した、レマン湖名物の大噴水 ジェッドーは一見の価値ありです。高さ140メートルまで吹き上がる巨大な噴水は圧巻です。噴水の時間などは現地で確認しましょう。レマン湖周辺はフランスに近いこともあり日常語はフランス語です。
レマン湖クルーズの中には、船上レストランでランチやディナーが楽しめるクルーズも用意されており、春から秋にかけての特別コースでは、ミシュラン二つ星のシェフ、フィリップシュヴリエがプロデュースするメニューが登場します。クラシックフォルムの蒸気船「サヴォワ」で至高の料理を堪能してください。スイスの建国記念日やフランス革命記念日などのイベント時には、華やかな花火が打ちあがるイベントが見事ですよ。
ジュネーブの旧市街にあるヨーロッパの文化、歴史、芸術が網羅された美術・歴史博物館。1903年から約7年かけて作られた建物は荘厳な雰囲気です。
美術・歴史博物館は、ジュネーブを代表する総合博物館です。近代の西洋文化の美術分野では絵画や彫刻など、また歴史の分野では古代エジプトや古代ギリシア、ローマで出土した品や、スイスの民俗学的資料などが網羅されています。博物館で祖所有されている収蔵品は65万点にも及びます。
博物館の建物は、20世紀初頭に建てられ、宮殿のような美しい外観をしています。散歩してみるだけでも撮影ポイントがたくさんあるスポットです。
ジュネーブ美術・歴史博物館は、重厚なボザール様式で造られた建物であり、特別企画展は有料ですが、常設展は無料というのが嬉しいですね。65万点の所蔵品の中から約7,000点が一般公開されているので、ボリュームも満点です。
建物の前の高台へ行くと、ジュネーブの市街地が一望できるので、訪れたときに眺めてくださいね。内部では美しい装飾で飾られた内装が見られますが、夏に行くとクーラーが無いので、暑い日の時は結構内部が暑苦しくなることがありますので、注意してくださいね。また特に芸術品に詳しくない人でも、モネ、ピカソ、セザンヌなどの有名芸術家の作品が展示されているので、ぜひご覧になると良いですよ。
5つのフロアに分かれていて、考古学、美術、工芸とさまざまなジャンルの貴重なコレクションを展示しています。常設展は無料で見学できるので湖や公園の散策のついでに立ち寄りたいスポットです。
1階は考古学の展示がされているフロアになっています。2階は最近までの西洋美術のフロア。
特筆すべきなのが、15世紀から20世紀にかけて活躍したスイスの画家たちの重要なコレクションを所蔵していることです。一例では、ホドラーのレマン湖の風景画や、ティンゲリー、ジャコメッティなどの作品を多数展示しています。
また、サン・ピエール大聖堂の所有している美術品の多くが美術・歴史博物館に保管、展示されています。宗教絵画では、コンラート・ウィッツの『奇跡の魚釣り』は見逃せません。聖書の一節をモチーフにした貴重な作品として有名です。
フロア全体では約7,000㎡の展示スペースなので、じっくり見ると時間がかかりますので、時間配分を考えて鑑賞してください。エジプト、ギリシャ、ローマなどの考古学など先史時代の展示物やルネサンス時代から現代にわたるまでの絵画などをメインにするか、ある程度決めて行ったほうが良いかもしれません。
サン・ピエール大聖堂 は今日では改革派教会になっています。大聖堂の建立時期は、様々な宗教の施設が建てられていた敷地でした。
改革派教会とはプロテスタントのことで、プロテスタントはイギリスというイメージが強い方も多いでしょう。実はイギリスだけではなく、ヨーロッパ中でカトリックとプロテスタントの宗教争いで凄惨な歴史を持っています。実はジュネーブは「プロテスタントのローマ」と例えられています。
ジュネーブ市街のシンボルとして親しまれているサン・ピエール大聖堂。1160年から建設が始まり70年もの年月を経て完成したといわれています。
16世紀に起きたキリスト教の教会体制に対する宗教改革の指導者の一人、ジャン・カルヴァンの本拠地としても有名です。現在もそのカルヴァンが座っていた、木製の椅子があるそうです。
国際宗教改革博物館の隣にあり、ジュネーブ大学の宗教改革記念碑までは、徒歩で7分の距離です。
レマン湖から流れるローヌ川の南側一帯ジュネーブ旧市街地のシンボルとして知られ、尖った塔が目印です。結構高い塔なので、旧市街地の中でも目立ちますよ。聖堂前の広場から正面入り口を見ると、まるで古代の神殿のような巨大な柱が並んで屋根を支えており、その荘厳な装飾の美しさにはちょっと見とれてしまいますね。
そのため、さまざまな建築様式が混ざり合い複雑な建造物としても有名です。大聖堂の北側にある塔にも登ることができ、細いらせん階段を上がっていくとレマン湖やジュネーブの街を見渡せる素晴らしい風景と出会えます。
サン・ピエール大聖堂は、宗教改革の盛んになった16世紀にプロテスタントの教会になっています。教会の外観は、主な建物はロマネスク様式とゴシック様式の折衷様式です。ですが特徴的な柱とファサードは、新古典派と本当に様々な建築様式が一堂に会しているような見どころがたくさんあります。
大聖堂の地下には、大規模な発掘調査によって明らかにされた、ヨーロッパ最大級の考古学発掘展示施設があるので、ローマ帝国時代からの歴史を観覧できます。
大聖堂では緑の尖塔、南の鐘楼、北の塔がありますが、北塔はお城のような形をしています。それぞれ螺旋階段で上ることができますが、狭くて急なのですれ違うことができません。途中の踊り場などに信号のような赤と緑のランプがあるので、赤の時は止まって緑の時は進んでくださいね。鐘楼の最上階では、大きな釣鐘を見ることができるので、見学すると良いですよ。北塔から南塔へつながる通路があるので、渡ってみてください。町並みの赤茶色の屋根の連なりが見えます。
プロテスタントの教会になる前は、もっと豪華で贅沢な内装がされていたサン・ピエトロ大聖堂。大部分がはぎとられてしまい、今日ではその華麗なさまを目にすることはできません。当時をしのばせてくれるのは、回廊に残っている優雅なロマネスク様式の柱頭。上部もよくご覧になってください。
見学する時間はほぼ1時間と考えて廻りましょう。大聖堂自体は無料ですが、北と南塔は5スイスフラン、資料館は8スイスフランの入場料がかかります。多少の料金を払っても、そこから見える景色はレマン湖と旧市街地を一望するなら、この大聖堂の塔からの眺めは欠かせません。
ジュネーヴで見逃してほしくない景色として、ジュネーブ観光のスケジュールの中に必ず組み込んでくださいね。絢爛豪華な装飾が施されているわけではありませんが、様々な建築様式が混合しているので、個性的な大聖堂となっています。
外が炎天下の時には、内部に入るとひんやりするので気持ちが良いですよ。ちょっと涼しい気分で、綺麗なステンドグラスやパイプオルガンも見学できます。
1820年に開館した国立の自然史博物館。科学、動植物、宇宙などの理科系ジャンルの展示が楽しめます。
自然史博物館は歴史も古く、現在スイスでも有数・最大級の自然史を扱う博物館になっています。フランス語圏の地域ですので、展示されている説明のパネルはフランス語。英語ならフランス語よりなんとかわかるという方は、受付で英語版のパンフレットが用意されています。旅の記念にもなるので忘れずに受け取っておくといいですね。
18世紀後半から研究者の寄附などにより、蓄積された貴重なコレクションがどんどん増え続けることによって1872年にはより大きな規模の博物館として、バステイオン大学に移転しました。
その後1966年に建築家のレイモンドチュディンの設計による現在の場所に開設し、ヨーロッパでも最大規模の博物館となっています。ジュネーブ市内には、無料で入場できる博物館や美術館が多いですが、ここも無料で入場することができますよ。これは行かなきゃならないスポットの一つだと思います。
また無料と言っても、侮ってはいけませんよ。展示されているコレクションの規模は膨大で、まるで百科事典や図鑑の世界に入り込んだような気持ちになります。
無料公開されている分野は、「化石」「金属」「ほ乳類」「貴石」「黎明期の人類」の展示などと多岐にわたる自然科学に関するもの。
驚くべきことに、コレクションとして保存されている標本は約1,500万点で、スイスに保存されている動物学的コレクションの半数以上がこの博物館にあります。種馬の標本も約5万点というのもすごいですね。図書館エリアの作品も、並べると直線で3kmになると言われています。
1階エリアのコウモリの世界の展示を始め、2階エリアの熱帯地方の動物展示、3階の海の動物展示などがあり、1階~3階で世界の動物を学ぶことができます。様々な動物の展示には同じ動物が群れで暮らす様子や、相手を威嚇している様子、動物が獲物を獲ろうとしているポーズがとてもリアルに出来ていているので、本物?と思ってしまうほどです。
人類の進化の過程や、太陽系の成り立ちといったネイチャーファンがたまらない展示が目白押しです。科学と生態学に秀でた展示で内容も充実。スイスの動植物の関連の展示や絶滅危惧種、絶滅してしまった種の展示も実物大の模型で展示されています。
海で暮らす生物も豊富に揃えており、背景もその場にいるような海の様子がリアルに再現されているので、じっくり見てくださいね。白熊やアシカ、ペンギンなど、海洋動物の剥製が大きさと質量感を確認できます。実物大のジオラマは見ごたえがありますよ。
珊瑚などを巣にしている普段目にできないような生物なども再現しているので、海の中に入り込んでいるような錯覚を感じてしまいます。一つのジオラマに複数の動物を展示する方法ではなく、同じ環境に住む動物を選択して展示しているので、この環境に住んでいる動物にはどういうものがいるかということを知ることができます。すっきりした見やすい展示になっています。
見どころは、鳥、魚、動物、恐竜などさまざまな動物のはく製が配された実物大のジオラマです。細部までリアルに再現されていて子どもも大人も楽しめる博物館です。ファミリーで訪れると楽しい時間が過ごせるでしょう。
4階に行くと地球地学や歴史の展示が中心で、宇宙の始まりから白亜紀やジュラ紀の恐竜の時代を経て、現代までの展示物があります。人類の歴史についても化石や展示物で紹介されているので、人類の祖先と現代人の体格などを比較することができます。恐竜の化石は迫力がありますよ。
わかりやすい展示なので、お子様などは教科書を見るよりも勉強になるのではないかと思います。
スイスで発掘や採取された鉱物コレクションも豊富で、愛好家や研究者も多く訪れ、研究などに対応できる内容が自慢です。全体的には鳥、動物、恐竜、海洋生物などの剥製が膨大にあるので、動物園のような雰囲気で楽しめます。どちらかというとファミリーで行くと、子供は大喜びするでしょうね。
ジュネーブ中心地や旧市街をゆっくり散策するだけで、歴史を感じることができます。観光に訪れた外国人の中にはその美しさから永住を希望する方が少なくないとか。自然と歴史が見事に融合したジュネーブを訪れてみてはいかがでしょうか。
国内旅行と写真が趣味のシニアライター。これからも日本の良さをもっとアピールしていきます。
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