奈良・世界遺産「東大寺」&周辺観光ポイントガイド！古代ロマンに浸っちゃおう

華厳宗大本山の寺院・東大寺。
ユネスコ世界遺産に登録された「古都奈良の文化財」の一端を担う、歴史価値ある建造物です。
平城京時代に信仰心の強かった聖武天皇によって寺院と大仏の建造が開始されました。

寺院内で最大の規模をもつ大仏殿。
幾度もの戦火に遭い、倒壊するたびに補修・再建築が行われていました。
現存する建立物の多くは、戦国時代から江戸時代にかけて建て直されたものです。
時代を経ても変わらない、仏への信仰心を感じますね。

大仏殿の中に鎮座する、通称「奈良の大仏」。大日如来・盧遮那仏（るしゃなぶつ）とも呼ばれます。
こちらも戦火によって幾度か消失。頭は江戸時代・体は鎌倉時代に再建造されました。

高さ14メートルを越える大きさも圧巻。
宇宙の真理を人々に説いてくれるという、偉大な仏さまです。
東大寺を訪れた際には、絶対一度は拝んでおきたい日本の宝ですね。

大仏殿へと続く、東大寺の玄関口ともなる南大門。
東大寺と同様、国宝に指定されています。
支柱となる柱は18本。20メートル越えの山門として、日本最大級の規模を誇ります。

南大門は大仏様（だいぶつよう）と呼ばれる、中国・宋の建築様式で建てられています。
鎌倉時代に建て直されたものが現存しています。長らくこの土地を見守り続けてきた、歴史ある建造物です。

門の左右には、対となる仁王像・金剛力士像が安置されています。
鎌倉時代の仏師・運慶らによって作られた当時の傑作。たった2ヶ月で像を彫り上げたという逸話が遺されています。
その迫力と勇ましさは、まさに守護を司る仏として相応しい貫禄を醸し出していますね！

東大寺と同じく、世界遺産の一部として登録されている、藤原氏ゆかりのお寺です。
日本で二番目に高い五重の塔が目印。
歴史の流れの中で、焼失や破壊など様々な憂き目に遭ってきましたが、その度に時の権力者によって再興されてきた、由緒ある日本の宝です。

興福寺の国宝・阿修羅像。顔が三つ、腕が6本ある、一見独特な仏さま。
火を司る戦いの仏神として有名。その凛々しさから崇拝者も多く、ファンクラブもあるほどです。
ぜひ一度、その素敵なお姿を間近で参拝してみてください。

世界遺産建造物を堪能した後は、奈良公園で羽根を伸ばしましょう。
国の名勝として人気の公園。広い土地の中は自然景観と歴史文化財が入り混じり、ロマン溢れる散策が楽しめます♪

奈良公園といえば、あっちもこっちも鹿・鹿・鹿！至るところを鹿が闊歩しております。
鹿は神の御使いとして、古くから地元で親しまれている動物。
ですがあくまで動物ですので、餌のやりすぎや無理な追っかけはやめましょう。
広大な公園の中を、鹿とまったり散策してみてください。

古代から中世に至る日本の歴史を満喫するには、奈良を訪れるのが一番！
世界も認めた荘厳な建築物、収蔵された仏像などの文化に触れて、時の流れを感じ取ってください。