アルメニア旅行で買うべきおすすめのお土産5選！知る人ぞ知るコーカサスの魅力の人気国

南コーカサスに位置し、周囲をトルコ、イラン、ジョージア、アゼルバイジャンに囲まれている内陸国アルメニア。周りには強大な国家が多く、古くはローマ帝国やペルシア（昔のイラン）、そして比較的最近ではロシア、トルコなどに支配され、大虐殺が行われたり、故国を捨てざるを得なかったりという苦難の歴史を持っています。

コーカサスには歴史のある建物や雄大な自然が残る国が多いですが、アルメニアもその一つ。世界で初めてキリスト教を国教としており、各地には独特な教会や古い修道院などが残されています。主な見どころは写真のゲヴァルトノツ考古遺跡、ノアの箱舟伝説に登場するアララト山（現在はトルコ領）、そしてゲハルト修道院などでしょうか。

そんな歴史あるアルメニアにはどんなお土産があるのか？ご紹介します！

アルメニア独特の柄、実はとってもかわいいんです！筆者も訪れるまで全く知りませんでしたが、この特徴的な柄を用いた靴やバッグ、テーブルクロスやクッションカバーなどが売られています。

こちらは首都エレヴァンにて購入したエプロン。一緒に旅をしていた妻によれば「かわいすぎて使えない」とのことです。

続いては聖なる果物とされ、アルメニアを旅しているとあちこちで見かけるザクロをモチーフにしたグッズをご紹介します。中央アジアなどでは身がたくさん詰まったザクロは子宝に恵まれるモチーフとして使われていましたが、アルメニアでもザクロの扱いは特別なんです。

ザクロをモチーフにしたコップ。なんだかかわいくないですか？

世界で最も早くキリスト教を国教とした国、アルメニアでは、アルメニア正教と呼ばれる、独特のキリスト教が根付いています。写真は首都エレヴァンの郊外にあるアルメニア正教の教会です。

そんなアルメニアでは多くのアルメニア正教・グッズを見かけます。クリスチャンではない方も、せっかくなので記念にお一ついかがでしょうか？

不思議な絵柄の描かれた小物も魅力的なものの一つ。宗教といいデザインといい、アルメニアは個性が強いなぁと感じられます。

アルメニア文字のアルメニアン・アルファベットの描かれた布を持つ人形。この国は文字も変わってるんです。

ヴェネツィアを思い出させるようなマスクもあり。

こちらは、恐らくモモのタネで作ったカゴ。モモの生産も盛んなんでしょうか？

実はアルメニアはブドウの生産が盛んで、ワインもあちこちで作られています。アララト山にノアの方舟が流れつき、その麓でノアがブドウ栽培を始めたのが、アルメニアワインの起源だとか。実際に6100年前の世界最古のワイン醸造施設が、アルメニア南部で発見されているというのだから驚きです。

驚くことに道すがら、ソフトドリンクなどと一緒にペットボトル入りのワインを売っているのを見かけました。こちらは自家製のワインで、試飲させてもらいましたが確かに美味しい。そして何より、値段が安いんです！2015年当時のレートで、120～240円程度。

コニャックも有名だそうで、知り合ったアルメニア人から「アルメニア・コニャックを知らないの？」とガックリされてしまいました。

美しくも悲しい国アルメニアのオススメお土産5選、いかがでしたか？周辺国と仲が悪といった問題もありますが、個人的に感じたのはアルメニア人は親日的な人が多い印象です。訪れる前はほとんど知識もなかったアルメニア。ですがそこにはとってもきれいな自然と驚くほど昔にルーツを持つ遺跡や教会、そして素敵なお土産に出会うことが出来た国でもありました。みなさんもぜひコーカサスの神秘の国アルメニアを訪れ、かわいいお土産をゲットしてくださいね！