日本最北端の離島観光！北海道・礼文島は北国らしい楽園だった！

礼文島は北海道でも最北端の街・稚内の西の海上約60kmに位置する島で、言うまでもなく「日本最北端の離島」です。人口は2016年4月現在で約2600人、さまざまな高山植物が咲き誇り、美しい海が広がる、最果ての島とは思えない風光明媚な景観が自慢！

高山ではない0mの地点でも高山植物が咲き乱れ、その数はなんと300種類以上。そこから「花の浮島」という異名があるほどです。
遠くに見えるのは、お隣利尻島の利尻富士。素晴らしい眺めですね。

礼文島は南北約26km、東西約8km、周囲約72kmで、面積は約81平方キロメートル。西側は断崖絶壁、東側はなだらなかな丘陵地帯が海に向かって下っていくという地形をしています。

北海道らしい広々とした道路が、まるで海に吸い込まれていくように延びています。気持ち良さそうですね！
稚内から礼文島まで出ているフェリーには、毎年夏になるとライダーの姿がたくさん。最果ての島のツーリングを楽しむ人も多いそうですよ。

礼文島は日本国内でも最北の地にありながら、日本海の暖流である対馬海流の影響を受け、冬は積雪が多いものの比較的温暖な気候となっています。内陸部や本州に比べて四季の変化は劇的ではありません。

冷涼であることも多い夏ですが、豊かな大自然が目の前いっぱいに広がる景観は美しく、北国の短い夏の強い生命力が感じられますね。

晴れている日には島の至るところで利尻富士が望めます。両島は霧がかかることも多いのですが、晴天時にはどこまでも広がる抜けるような青い空がたまりません。

礼文島には7通りのトレッキングコースが用意されていて、中には全行程8時間かかるという本格的なコースもあります！

起伏の激しいコースや、比較的楽なコースなどバラエティ豊かなラインナップなので、見たいスポットに合わせてコースを選ぶという方法もありますよ。どれを選んでも礼文島の豊かな自然を満喫できること間違いなしです。

こちらは島の北西に位置する「澄海岬（すかいみさき）」。ネーミングがまた素敵ですね。抜群の透明度を誇る海が、切り立った断崖に囲まれていている景観は異国のようです。礼文島でもっとも名高いスポットとなっているのもうなずけます。

これまた絶景です！あまりにも北だからでしょうかか、背の高い樹木や植物があまり見当たりません。そういったところが、独特な景観を生み出しているのかもしれませんね。

島にいくつも点在している岬からの眺めは、どこも素晴らしいもの。岬ばかりを回るトレッキングコースもあるし、林間コースもあるし、まずは楽なコースからはじめてみてはいかがでしょうか？
そして、いつか全てのコースを制覇できるように…と、毎年訪れたくなるかもしれませんね！

「北の最果て」というと、何か物寂しいイメージを抱いてしまいますが、礼文島の景色を見たらそんな寂しさも吹っ飛びます。澄んだ海、広々とした空、豊かで独特な植生、全てにおいて北海道らしいスケールの大きさを感じられる美しい島・礼文に、ぜひ1度は訪れてみてくださいね。