お値段の高い北海道・夕張メロンの秘密!国産メロン最高峰?!

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初セリでは驚くような金額がつけられ、毎年ニュースに取り上げられる夕張メロン。高級メロンの代名詞です。よーく冷やして、一度は食べてみたい夕張メロン。ということで、夕張メロンのあれこれについてお届けします。

夕張市

夕張メロンの夕張とは北海道の地名です。名前の由来はアイヌ語の「ユーパロ(泉水の湧き出るところ)」なのだとか。北海道の中央西に位置しており、かつては炭鉱の町として栄えていました。ところが財政難を抱え、2007年には事実上、財政破綻しています。

現在は財政再建団体として、再建過程にある夕張市。そんな夕張市の名産品が夕張メロン!夕張メロンは、24山あった夕張炭鉱が姿を消していく少し前の1961年に誕生しました。

夕張メロンの歴史

夕張では1923年頃から、土地に合うメロンの栽培を行っていました。しかしなかなか糖度が上がらず、メロンというよりはウリといえるようなもので、そのままではとても食べられたものではありませんでした。しかもこの当時メロンの主流は青果肉。赤果肉のメロンは分が悪かったのです。

そんな状況下でも、必死になってメロンの交配を続け、紆余曲折の結果、素晴らしいメロンが誕生したのです。ところが農家の苦労はまだ続きます。夕張メロンは品質に厳しいことで知られています。たくさんのメロンが品質の基準に届かず捨てられました。農家が反発しても、規格は変わりませんでした。

夕張メロンにとって大事なのは品質。そのレベルは日本一厳しいとまで言われています。しかし消費者にとっては、当たりはずれのある果物を、はずれることなく買うことができます。おいしい上に一定の品質を保っているからこそ、夕張メロンは高級メロンであり続けるのでしょう。

夕張メロンが高級メロンである理由

現在はその名を全国にとどろかせる夕張メロンですが、当初は赤い果肉をしていることから「カボチャメロン」と呼ばれ、価格も青果肉の半分以下だったそう。そこで考え出されたのが、野球選手の口コミ。札幌で行われていた試合に夕張メロンを持ち込んで、ホームラン賞として配ったといいます。

実際にメロンを口にした選手たちの評判は上々。ある選手が夕張メロンが北海道の楽しみであると言った事からマスコミに取り上げられ、知名度は一気に上昇しました。

現在では初セリになると高値が話題になる夕張メロン。1985年の初セリは60,000円だったそうですが、2010年からは1,000,000円以上の値をつけ、2016年には3,000,000円にも!確かにマスコミがニュースで取り上げるわけです。

派生商品

夕張メロンそのものはなかなか手が届かなくても、夕張メロンを使った商品であれば、気軽に食べられますね。代表的な商品がゼリー。夕張メロンの果肉を贅沢に使い、食感もメロンを思わせるような食感に。

ソフトクリームも、手軽に夕張メロン気分を味わえる商品です。あちこちで見かける、メジャーなフレーバーといってもいいでしょう。

いかがでしたか、夕張メロン。高い値段が付く理由は、それだけの価値を生み出して提供し続けているからこそなんですね。一度味わってみたいものですね。

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umi

北海道在住の旅行大好きな30代女子です。
旅行では主に世界遺産や絶景スポット巡りをしています(*^_^*)
もちろん、ご当地グルメもはずせないポイントのひとつ♪
その中でもわたしのおススメなトコをアップしていきます☆

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