- 住所:
- 奈良県奈良市雑司町406-1
- 7:
- 30~17:00(10月)
- 8:
- 00~16:30(11月~2月)
- 8:
- 00~17:00(3月)
- アクセス:
- JR奈良駅、近鉄奈良駅から市内循環バス「大仏殿春日大社前」下車、徒歩約5分。
- 定休日:
- 無休
- 電話番号:
- 0742-22-5511
- 料金:
- 大仏殿・三月堂・戒壇院、大人500円 小学生300円
- 駐車場:
- あり(有料)
奈良と言えば多くの世界遺産や国宝がある街。歴史を現代人が身近に感じる場所が多く、どこへ行こうか迷ってしまうのではないでしょうか。今回は国宝を見ることができる寺社やそのほかのおすすめスポットを集めました!
東大寺は奈良県奈良市にある華厳宗の大本山。奈良時代からの代表的な寺院であり、現在でも奈良県を代表する場所です。1998年には古都奈良の文化遺産の一部としてユネスコ世界遺産に登録されています。修学旅行の定番コースにもなっているので、日本人ならば知らない人はいない程、知名度の高い寺院でしょう。
728年、聖武天皇が皇太子の供養のために建立した「金鐘寺」が東大寺の始まりとされています。その後「大和金光明寺」となり、この大和金光明寺が東大寺の直接の前身になります。
本尊はあの有名な「奈良の大仏」で知られる盧舎那仏(るしゃなぶつ)です。743年に聖武天皇が盧舎那大仏造立の命を出し、その大仏を安置する寺として751年に大仏殿が完成しました。大仏殿も世界最大の木造建築物であり、国宝に指定されています。東大寺に一歩足を踏み入れるとそのスケールの大きさに圧倒されるのではないでしょうか。
大仏の大部分が鎌倉、江戸の時代に再建されたものですが台座など、一部平安時代から残る箇所があり、大変貴重な価値があります。大仏は座高にあたる像高が14.98m、台座が約3.05m。合わせると約18mにもなり、改めてその大きさに驚きます。
春日大社は全国の春日大社の総本社、森の中に朱い柱と白い壁で作られた本殿と社殿が創建以来の姿で建っている優美な神社です。主祭神は総して春日神と呼ばれ、藤原氏の氏神として信仰されました。その歴史は1300年前、飛鳥から奈良に都が移され奈良の時代から始まりました。国の繁栄と国民の幸せを願い、768年、現在の地に社殿が造営され、そして現在のような形が整ったのは平安時代前期のころになります。途中造り替えられましたが後世の改変を受けることなく平安朝の様式をそのまま維持、踏襲しています。古都奈良の文化財として、世界遺産にも登録されています。
また鹿を神の使いとしていることから、奈良公園には鹿が多く放されているのが有名ですね。観光客と触れ合う姿がよく見受けられます。
また春日大社では20年に1度、「式年造替」という神殿などの修繕等が行われます。めったにない貴重な機会なので、時期があえばぜひ春日大社を訪れたいですね。
また中世以降になると武家や庶民にも信仰がひろまり、全国各地に3000社を超える分社がつくられるまでになり、庶民信仰の深さが感じられます。
春日大社の旧称春日大社宝物殿が、平成28年10月に春日大社国宝殿としてリニューアルオープンしました。国宝殿は2階建の建物で、1階はカフェ・ショップや鼉太鼓ホールがあり、2階に展示室があります。
春日大社は国宝352点、重要文化財971点をはじめ多くの文化財を所蔵しています。そのうち美術工芸にあたる太刀や鎧などは国宝に指定されています。刀剣類では、平安時代以降の代表的な太刀の拵が揃っているのが特徴です。絵巻、鹿曼荼羅などの絵画、舞楽等に使用された楽器や面、衣裳なども見ものです。それらの最高級品を見られるのは春日大社のみなので、訪れた際には国宝殿で貴重な展示物の数々もぜひ鑑賞してください。
春日大社の旧称春日大社宝物殿が、平成28年10月に春日大社国宝殿としてリニューアルオープンしました。国宝殿は2階建の建物で、1階はカフェ・ショップや鼉太鼓ホールがあり、2階に展示室があります。
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唐招提寺は、東大寺や興福寺、薬師寺等と並んで奈良を代表する寺院の一つで、南都六宗のひとつである律宗の総本山です。金堂とその背後に位置する講堂が国宝です。特に金堂は中に安置してある本尊の盧舎那仏坐像を始め薬師如来立像、千手観音立像や梵天、帝釈天像、四天王像も国宝の指定を受けており、全て奈良時代に作られました。
唐招提寺は、聖武天皇の招きにより様々な苦難に合いながらも日本にやってきた唐僧鑑真和上によって建立されました。来日後5年間を東大寺で過ごし、759年新田部親王(にいたべしんのう)邸跡地を与えられ、そこに唐招提寺を建てて残りの5年間を過ごしました。
境内の北側にある土塀に囲まれた御影堂に、日本最古の肖像彫刻である鑑真和上坐像が安置されています。気品あふれる天平時代を代表する肖像彫刻です。
鑑真和上の命日である6月6日を含む3日間のみ公開されています。滞在日程が合わせて参拝したいですね。
「法相宗大本山 薬師寺」は、1300年前の白鳳時代、天武天皇が皇后(のちの持統天皇)の病気平癒を祈り、藤原京に創建されました。その後、平城京遷都に伴い718年に現在の場所に移転されました。数度の災害と戦火に見舞われ現在に残るのは東棟のみです。しかし1976年に金堂、1981年に西塔、1984年中門、1991年には廻廊が次々と再建され、今なお再建が進められています。
薬師寺には国宝、重要文化財に指定された多くの仏様がお祀りされています。本尊には薬師三尊像を拝むことができます。薬師如来から見て左側に日光菩薩、右側に月光菩薩を配しています。適した薬を与える「応病与薬」で病気など苦しみを除いてくれるのが薬師如来です。国宝に指定されています。
東院堂に安置されており、国宝指定名称を「銅造観音菩薩立像」といいます。こちらの仏像の美しい彫刻は、インドのグプタ王朝の影響を受けたものと言われています。心の目で見て人々の悩みや苦しみを救うとされているのが観音菩薩像です。2体の仏像とも、作られた飛鳥時代後期から人々の支えになっていたのではないでしょうか。
「法相宗大本山 興福寺」は、京都山科の藤原鎌足私邸に建立された山階寺が前身で、和銅3(710)年、平城遷都に伴い、藤原不比等によって現在地に移され興福寺と改名されました。最盛期には寺の建物の数が175もあった大きな寺です。
境内には国宝にもなっている東金堂と、光明皇后創建とされるお釈迦さまの遺骨をおさめる墓標である五重塔は、どちらも興福寺を代表する建造物です。五重塔は国宝にも指定されています。中世から近代にかけて戦乱、火災等で多くの建築や美術を失いましたが、未だに白鳳時代から鎌倉・室町時代に至る幅広い年代の仏教美術の宝庫となっています。
興福寺の最大の見どころは、何と言っても国宝館におさめられている阿修羅像でしょう。奈良時代に制作された漆塗りの像で、お釈迦様を守る神様と言われています。その表情は憂いをたたえ、スタイルは非常に良く、とてもスマートで、しかも美少年の様相をしているため女性ファンが多いことでも知られています。阿修羅像に一目ぼれし、仏像や仏教に興味を持つ人がいるほど、とても魅力的なお姿。目の前に立つと心を見透かされそうな神聖な気持ちになれることでしょう。
平城京は今から1300年ほど前に現在の奈良市に建設されました。その中心である平城宮跡は710年に日本の都,平城京として造られたところの跡地で、天皇の住まいの内裏や国家的な儀式や政治の場である大極殿・朝堂院がありました。
現在は、甲子園球場が30個も入るスペースには様々な公開施設があります。平城京の入り口である朱雀門や天皇が政治を行った大極殿などが復元され、平城宮跡資料館では出土品や復元模型の展示、遺構展示館では発掘の状況をそのまま保存されている様を見学することができます。1998年(平成10年)12月、「古都奈良の文化財」として東大寺などと共に、世界遺産に登録されました。考古遺跡としては日本初となります。
平城宮東院庭園は敷地東の端にあります。1967年、平城宮東張出し部の南東隅に大きな庭園の遺跡が発見されました。この場所は続日本紀にある「東院」にあたることからこのように名付けられました。
眺望もすばらしく、周囲の山並みを眺めることができ、奈良が盆地だということを再認識します。また身近に桜を楽しめる広場のようになっており、ウォーキングやサイクリングなどができる市民の憩いの場所としても活用されています。歴史と自然を、見事に同時に楽しめる場所となっています。平城京の歴史ロマンに触れてみましょう。
春日山原生林は奈良市東部にある標高498m、広さ250ヘクタールの原生林です。歴史をさかのぼると、古くは春日大社の神山と信仰されており、狩猟や植物の伐採などが禁止されているため、6000年前から手つかずの状態が保たれてきました。そのため、原始的な状態が残り、学術的な価値が高いのが特徴です。
古都・奈良の景観が維持されているということから天然記念物に指定されています。現在は気軽に自然を楽しめる場所として、森のパワーを感じながらハイキングを楽しむ人が、奈良県民だけでなく県外からも多く訪れます。もみじの木が多くあるため、紅葉シーズンには大変美しい景色を見ることができます。1988年には世界遺産に登録され、さらに観光客が増え、注目はとどまるところを知りません。
奥に進むと鶯滝(うぐいすたき)という滝がありあります。高さ8mほどのところから水の落ちる音が鶯の鳴く音に似ていることから、この名が付いたそうです。こちらまではあまり多くの人が来ないようで、静寂を感じながら自然のパワーをあびるには絶好の場所でしょう。
明日香村は奈良県のほぼ中央に位置する村です。自然が多く、村内を流れる飛鳥川流域に飛鳥時代のさまざまな古墳、史跡、古社、遺跡が点在しています。
明日香村の研究・保存・展示が目的で建てられた村内あるミュージアムは、年齢を問わず多方向からの視点で楽しむことができ、限定企画も開催されていますので訪れる際はぜひチェックしてみましょう。草木染めや稲作などの自然体験、飛鳥の衣裳体験、伝承芸能、飛鳥太鼓などのライブなど、様々なイベントが開催されています。
明日香村の西端に近鉄の駅がありますが、観光する場所が多く、しかも点在しているので歩いての観光はなかなか大変です。周遊バスやレンタサイクルを利用して効率的に巡りましょう。
明日香村の多くの住民は農業を営んでいます。奥飛鳥には美しい棚田が広がり、神奈備の里はまさに日本のふるさとという風景が見られます。日本棚田百選にも選ばれ、この景観を守るためにさまざまな制度や、保存活動が行われています。
遺跡群が発見されてからは、日本で唯一、村全域が古都保存法によって保護された特別な地域となりました。万葉の世界の雰囲気を今にとどめている貴重な自然の博物館です。
歴史の教科書を開くと前半で必ず習う聖徳太子。一度に12人の話を聞くことができたと言われ、天皇を中心とした中央集権国家の基礎を作った人物です。叔母にあたる推古天皇の摂政として、冠位十二階や憲法十七条を制定し、天皇記、国記の編纂を行いました。そんな聖徳太子ゆかりの寺が聖徳宗の総本山・法隆寺です。奈良の北西部に位置する斑鳩町(いかるがちょう)にあります。建立は607年、推古天皇と聖徳太子が父の用明天皇の病気を治すために薬師像を祀る斑鳩寺(現在の法隆寺)の建築を進めたことが始まりと言われています。その後670年に火災で焼失したと日本書紀に記されています。現在の法隆寺は672年から689年にかけて再建されたものとされています。
そして1400年の歳月を経て広大な敷地に19棟の国宝建築物や文化財が存在しています。そしてその重要さから1993年に日本で初めてユネスコの世界遺産に登録されました。登録名称は「法隆寺地域の仏教建造物」となっています。他にも文化財として歴史的価値の高い仏像などが数多く保管され、こちらも奈良観光には欠かせない人気スポットの一つです。
法隆寺の国宝建築は西院伽藍と東院伽藍に分けられ、見どころは西院では法隆寺のご本尊を安置している殿堂が金堂、五重塔は高さ約31.5m(基檀上より)で、我が国最古の五重塔として知られています。聖徳太子の住居だった斑鳩の宮跡に、行信僧都が建てた伽藍を上宮王院(東院伽藍)といい、その中心となる八角円堂の建物が夢殿です。四方に扉があり、瓦ぶきの屋根は創建当時のものだそうです。19棟もの国宝の建築物は大変圧倒され、仏教に力を注いだ聖徳太子の想いが伝わってくるようです。
飛鳥駅を出発して、古代史の里・明日香村を自転車で一周するコースはいかがですか。飛鳥駅を出発して、古代から続く神社やお寺、古墳、不思議な石造りなどが点在する古代ロマンの里をめぐるショートトリップ。明日香村はけっこう広いので、歩きだと主な観光地を巡るだけでも1日かかってしまいます。
効率的に観光地を巡るためにもレンタサイクルがお勧めです。各観光ポイントの距離は自転車だと大変近いので、地図を片手に気軽にめぐってみませんか。道路標識や道の案内も詳しく表示してくれているので、迷う心配もありませんよ。
自転車は駅前にある「明日香レンタサイクル」で気軽にレンタルできます。明日香レンタサイクルなら営業所も多いので、午後5時までなら各営業所に乗り捨てができます(乗り捨て料金200円)。明日香村は坂道が多いので電動自転車がお勧めです。お天気の良い日には気持ちのいい風を受けながら自転車をこげば、徒歩やタクシーでは決して気づかない飛鳥の魅力を発見できることでしょう。さあ出発です!
このあとご紹介する観光スポットは特にお勧めしたい名所ですのでチェックしてくださいね。
自転車に乗って5分ほどで飛鳥歴史公園館に到着します。飛鳥歴史公園館は国営飛鳥歴史公園の高松塚周辺地区にあり、明日香探訪の拠点となる場所です。まずは歴史公園館に訪れることをお勧めします。こちらは立体模型や映像を使って、飛鳥地方の史跡や歴史などを分かりやすく紹介してくれる博物館で、誰にでもわかりやすいようにアニメやタッチパネルも用意されており、子どもたちも興味津々です!
飛鳥歴史公園館にはさまざまな趣向が凝らされた展示物があり、家族でも楽しめるように工夫がされていて、見ていて飽きません。大化の改新や壬申の乱など、飛鳥を舞台に繰り広げられた歴史を映像で振り返ることができ、明日香めぐりに欠かせない基礎知識の勉強にぴったりです。
自転車で周遊する際は、一度、この施設を訪れて、これから回る地形を確認してみてはいかがでしょうか。そうすると明日香村巡りがよりスムーズに、より楽しくなることに間違いありません。また歴史公園館では自然や文化を親子で学ぶ体験教室をはじめとするさまざまなイベントも開催されているので、ぜひチェックしてみましょう。
日本最古の仏教寺院といわれる飛鳥の代表的なお寺の一つである飛鳥寺にも訪れてみてください。飛鳥寺は596年蘇我馬子によって建造されました。寺名を法興寺、元興寺、飛鳥寺と変わり、現在は安居院と呼ばれています。近年の発掘調査により金堂と回廊がめぐらされた大寺院であったことがわかりました。現在の建物は江戸時代に再建されたものですが、周囲には当時の塔や礎が遺されています。当時の面影を探しながら散策してみましょう。
講堂の中に祀られているのは、文化遺産の釈迦如来坐像です。飛鳥大仏世と呼ばれ、古くから親しまれてきました。606年に推古天皇が中国渡来した鞍作止利仏師に造らせたそうで、東大寺大仏より150年も前に造られたということです。古代中国との交易が盛んに行われ始めた時代に伝わった仏教が人々や政治の支えになっていたことがよく分かります。
ここは大化の改新を引き起こした中大兄皇子と中臣鎌足が蹴鞠会で初めて出会ったと伝えられています。蘇我氏のお寺ということもあってお寺のすぐ横に、入鹿の首塚があります。ぜひ立ち寄ってみてください。
高松塚古墳のすぐ隣に高松塚古墳壁画館があります。館内には,高松塚古墳で発見された石槨内部の模型や、永久保存が図られている高松塚古墳の出土品(模造)や壁画の模写を展示しています。例えば検出の際の現状の模写、復元の模写、再現の模写などが公開されています。
棺を納めていた石槨の原寸模型、副葬されていた太刀飾金具、木棺金具、海獣葡萄鏡などのレプリカの展示など、高松塚古墳の全容がわかりやすく解説されています。
国宝に指定されている側壁の男女人物像、四神、星座、日月や天井部の星宿図が、鮮やかに再現されています。中でも西壁の女子群像は古代衣装の彩色が鮮やかに残り、「飛鳥美人」の愛称でも親しまれ、飛鳥観光には欠かせないスポットとして観光客が多く訪れます。
高松塚古墳は1970年に村人がショウガを貯蔵するための穴を掘ったところ、古い切石を発見したことがきっかけとなり発掘調査が始まりました。1972年に石室が検出され、中から極彩色の壁画が現れ、この壁画の出現は考古学史上まれに見る大発見としてニュースとなり、注目を集めました。それが上記の壁画です。
飛鳥路のシンボルである「石舞台古墳」。少し遠いですが、ここはおススメのスポット。古墳時代後期に造られたもので、総重量2300トンの石が使用され、日本でも最大級という横穴式石室をもつ古墳です。国の特別史跡にもなっています。
元は土を盛りあげて作った墳丘で覆われていたものが、その後その盛土がなくなり、巨大な石が露出し、天井席の上面が広く平らでまるで舞台のように見えることから、古くから「石舞台」と呼ばれています。付近に蘇我馬子の庭園があったことから、蘇我馬子の墓ではないかと考えられています。教科書でも見覚えのある古墳ですね。
実際に中に入ると、ひんやりとして居心地がよく、どのようにして石を重ねたのかなど考えながら、古代ロマンの世界にどっぷり浸かれる魅力的なスポットです。昼食をこちらでとることもできますよ。また、3月下旬~4月上旬(開花状況による)の桜の開花時期には、約600個のろうそくが点灯され、幽玄な光の世界が広がります。夜のライトアップもまた幻想的で魅力いっぱいです。
奈良にいると、人々の心を救ってきた仏像が長い時代を経て、現在に残っているのが奇跡であることを忘れてしまいそうになってしまうほど身近な場所にお宝の数々がありますが、訪れる前には一つでも二つでも知識を頭に入れて、どれだけ貴重なものなのかを感じ取りながら巡ることをお勧めします。
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