有田焼の歴史を知ろう!おすすめスポット2選

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佐賀県有田町を中心に生産されている有田焼。出荷が同じ佐賀県内の伊万里港から行われていたことから、伊万里焼という名称でも呼ばれています。昭和52年には伝統工芸品として国から指定を受けました。そんな有田焼を訪ねる旅に出てみませんか。おすすめのスポットを紹介します。

佐賀県立 九州陶磁文化館

佐賀県立九州陶磁文化館は昭和55年に開館した美術館で、九州各地の陶磁器文化の保存と発展のために開かれました。収蔵品のメインとなるのは、有田焼や唐津焼の陶磁器。もちろんほかの地域の陶磁器も収蔵されており、有田焼をはじめとする九州の陶磁器文化に触れるには絶好の場所です。

常設展示のほか、年間を通して期間限定の展覧会も行われています。常設展示では個人から寄贈された「柴田夫妻コレクション」や「蒲原コレクション」など見ごたえのある展示が行われていますよ。

こちらは有田焼の豆皿。大皿や花瓶など大型の収蔵品もありますが、このように普段使いしたくなるようなコレクションもそろえられているんです。

高さ193cm、横幅180cmもの巨大なからくり時計も見ものです。これは有田焼のからくり時計で、30分ごとに文字盤が開いてボールサーカスのからくりショーが開催されます。オルゴール付きで、早春賦や夏の思い出といった曲も流れるんですよ。ぜひ一度見てみてくださいね。

トイレにまでこだわっているのは、さすが陶磁器の専門施設といったところでしょうか。トイレは3か所あり、それぞれデザインが違うんです。全部のトイレを制覇してみるのもいいかもしれませんね。

佐賀県立 九州陶磁文化館
住所:
佐賀県西松浦郡有田町戸杓乙3100-1
営業時間:
09:00~17:00
電話番号:
0955-43-3681
アクセス:
有田駅からタクシーで4分
休館日:
月曜日・年末年始
入館料:
無料(特別企画展期間中は有料)

有田陶磁美術館

昭和29年に開館した有田陶磁美術館。有田を中心とした陶磁器の展示や収集、保存を行っている陶磁器に特化した美術館です。有田町の町立で、建物は明治時代に建てられた焼き物倉庫を改装したもの。木造二階建てですが、外壁は石蔵作りになっています。

収蔵品は17世紀頃の有田焼初期の作品から現代までと幅広いラインナップがありますが、メインとなるのは19世紀半ばの江戸時代末期から近代にかけての作品です。

1階では江戸時代の古伊万里や、乳白色の素地に色絵を施した柿右衛門様式、佐賀藩直営の窯元で焼かれたことから藩主の名を冠した鍋島様式の作品などを展示しています。2階では明治から大正にかけての作品が展示され、また古来中国における陶磁器の産地として知られる景徳鎮、白磁で有名なドイツのマイセンといった海外の製品も展示されています。

出典: www.arita.jp

有田陶磁美術館で注目してほしいのは、1階の入り口に展示されている「染付有田皿山職人尽し絵図大皿」。佐賀県の重要文化財となっている作品です。

出典: www.arita.jp

「陶彫赤絵の狛犬」も染付有田皿山職人尽し絵図大皿と同じく佐賀県の重要文化財に指定されており、こちらも併せて注目してほしい作品です。

有田陶磁美術館
住所:
佐賀県西松浦郡有田町大樽1-4-2
営業時間:
09:00~16:30
電話番号:
0955-42-3372
アクセス:
上有田駅から徒歩で8分
休館日:
月曜日(不定休)
入館料:
大人100円

有田焼の歴史に触れられる施設2か所を紹介しました。どちらも見ごたえのある施設ですよ。有田町を訪れたら、ぜひ行ってみてくださいね。

umi

北海道在住の旅行大好きな30代女子です。
旅行では主に世界遺産や絶景スポット巡りをしています(*^_^*)
もちろん、ご当地グルメもはずせないポイントのひとつ♪
その中でもわたしのおススメなトコをアップしていきます☆

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