- 住所:
- 島根県津和野町後田イ60-1
- 営業時間:
- 09:00~17:00
- 電話番号:
- 0856-72-4155
- アクセス:
- JR津和野駅より徒歩約1分
- 入館料:
- 大人800円 中高生400円 小学生250円
- 休館日:
- 3、6、9、12月の第2木曜日 年末年始 特別展等準備期間
島根県西部の津和野町は旧津和野藩の城下町。白い壁の家並みが続き、歴史と文化が今も色濃く残っています。幕末の津和野の様子は「津和野百景図」に描かれ、「日本遺産」にも認定されているのだそう。今回は山陰の小京都とも呼ばれている津和野の散策スポットをご紹介します。
ここは絵本「ふしぎなえ」の挿絵で有名な地元出身の画家、安野光雅の作品が展示されている美術館。白い漆喰と赤茶色の石見瓦の建物は、一見すると酒蔵のような雰囲気があります。
ロビーの壁面にある陶板タイルの「魔方陣」は安野氏によるデザイン。昭和初期の小学校を再現した館内には、2つの展示スペースとプラネタリウムや絵本を閲覧できる「図書室」があります。
創業300年の歴史をもつお店。和子物といわれる手漉き和紙製品やお香、水引など、日本の昔ながらの雑貨を販売しています。店内の備品は江戸時代から使われており、今も現役。築160年以上の建物は国の登録文化財なのだそう。カラフルな色合いの「香袋」は小物入れにおすすめですよ。
津和野の町の中でも特に古い佇まいが色濃く残っている殿町通り。多くの史跡が集中している街のメインストリートです。
初夏を迎える頃になると白壁の塀の下には花菖蒲が咲き誇り、堀割を泳ぐ色とりどりの鯉の姿など、絵に描いたような美しい風景が広がります。津和野百景図に描かれた風景を今日でも見ることができます。
津和野出身の文豪、森鴎外の詩にちなんで名付けられた喫茶店。街の中心部にあり、郷土料理のお店も隣接しています。店内では地元の民芸品や手作りの雑貨も販売しています。
こちらの名物は、オープン当時から人気のコーヒーゼリーと特選コーヒー。ほろ苦いコーヒーゼリーに優しい甘さの生クリームがたっぷりかかっています。
殿町通りにあるひときわ目立つ建物がゴシック様式の「津和野カトリック教会」。明治政府が改宗のために長崎浦上の隠れキリシタンを津和野まで流刑し、信仰を捨てるよう強要。しかし、彼らは拷問を受けても屈することはなかったそうです。
津和野カトリック教会はその間に亡くなった殉教者の霊を慰めるために建てられました。美しいステンドグラスがあり、内部は畳張りされた和洋折衷の教会です。
津和野城の鬼門に当たる太鼓谷に建てられているのが「太鼓谷稲成神社」。信者から奉納された朱塗りの鳥居が約千本並ぶ参道は、京都の伏見稲荷大社を彷彿させます。
ここは1773年に津和野藩7代藩主が城の鎮護と領民の安穏を願って建てられたものなのだそう。開運厄除けの守護神として、県内では出雲大社に次ぐ数の参拝客が訪れています。
険しい山頂にある津和野城跡までは便利な観光リフトが設けられています。徒歩での登頂も可能ですが、山頂まで大人の足で約40分、道中はかなりの急こう配となっています。観光リフトの乗車時間は約10分です。
リフトを降りて歩くこと15分ほどで津和野城跡に到着。津和野城は石垣と石畳が残るだけですが、正面に青野山、眼下に赤い瓦屋根の津和野の街並みが広がっています。
いかがでしたか?ご紹介した以外にも、森鴎外の家が残っていたりとみどころはさまざま。ぜひカメラを持参し、江戸の風情が残る津和野町を訪ねてみてくださいね。
北海道在住の旅行大好きな30代女子です。
旅行では主に世界遺産や絶景スポット巡りをしています(*^_^*)
もちろん、ご当地グルメもはずせないポイントのひとつ♪
その中でもわたしのおススメなトコをアップしていきます☆