バングラデシュ基本情報 【治安・情勢編】

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バングラディシュは南アジアにあるイスラム教の国です。首都ダッカは人口密度が高く、いつも多くの人で賑わっています。そんなバングラディシュの治安や気を付けたいことについてまとめてみました。身の回りの安全に気を付け充実した滞在にしてください。

スリや置き引きに注意しよう

バングラディシュの首都ダッカは人口密度がとても高く、特にオールドダッカと呼ばれる市街地には人があふれています。このエリアを訪れる時には、スリや置き引きに注意しましょう。

ズボンのポケットに財布を入れない、必要以上に高額の紙幣を持ち歩かない、道路で財布を見せないなどの注意が必要です。また、高価なアクセサリーやバッグなどを持ち歩かないことも大切。

ひったくりや強盗などのほか、睡眠薬強盗もあります。街でもらったものは食べないなど旅の基本を守りましょう。

女性の一人歩きに注意

バングラディシュはイスラム教の国のため、女性は服装に注意が必要です。長袖はもちろんのこと、ズボンもくるぶしまで隠れる長さのものが望ましいでしょう。またスカーフを巻くなど胸元を隠すことも必要。イスラム教では婚前交渉は禁止されていますが、外国人は寛容とみられているため、女性の一人歩きは特に注意が必要です。

ぼったくりに注意

バングラディシュでは簡易タクシーなどに乗るときは、事前交渉が必要です。外国人に対しては法外な料金を要求してくることがあるので、できるだけ地元の人と一緒に乗るといいでしょう。

ストライキに注意

「ハルタル」という野党のストライキは特に注意が必要です。時には抗議行動がヒートアップし、手製の小型爆弾の爆発やバスなど公共機関への放火などが起こる場合があります。

「ハルタル」は予測が難しく突然行われることもあるので、もし遭遇したらできるだけ速やかにその場所から離れましょう。特に人が多く集まる繁華街へは近づかないようにしましょう。

テロに気を付けよう

バングラディシュでは首都ダッカを含む全土に「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」という外務省からの海外安全情報が出されています。2016年に首都ダッカで起こった襲撃事件では、日本人7名を含む20名が亡くなりましたが、以後、テロに対する警戒が強まっています。バングラディシュを訪れる際には十分に気を付けてください。

特に人が多く集まる繁華街、レストラン、ショッピングモールなどを訪れるときは、常に逃げ道を考えておくこと、不審な状況を見つけたら速やかにその場から離れるなど注意が必要です。

最後に

ネガティブなことを多く書きましたが、バングラディシュの人は日本に対し親しみを持っている人も多く、少し気を付ければ楽しい滞在になるでしょう。身の回りの安全に気を付け、充実した滞在にしてください。

MINK

いろいろな土地の魅力をお伝えできたらと思います。よろしくお願いします!

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