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水の都ヴェネツィアは、幻想的で美しく深い歴史を感じられる、街全体が世界文化遺産の都市です。数百の小島と400以上の橋で作り出された街ヴェネツィア、まさに、水と迷路の魅力が満載の観光スポットです。今回は、そのヴェネツィアで絶対に行っておきたい重要スポット15選を、ご案内しましょう。
水の都、ヴェネツィアを2つに分けて流れている大きな運河を、カナル・グランデといいます。
ヴェネツィアの象徴でもあるカナル・グランデは、S字形に蛇行しながら流れ、その運河の上に、4つの橋が架かっています。
リアルト橋・スカルツィ橋・アッカデーミア橋・ローマ広場歩道橋の4つの橋で、それぞれ趣があって、観光スポットでもあります。
水上バス若しくはゴンドラに乗って、中世のゴシック様式の建物群の中へ、カナル・グランデを進んでいくと、まるでタイムスリップをした気分でいっぱいになります。
水の都ヴェネツィアと称されるように、カナル・グランデは人々の生活に密着していて、街の人や物資の交通の中心的存在になっています。
陸路を使って行くと、時間がかかってしまうようなところでも、カナル・グランデをゴンドラや水上バスで行くと、あっという間に到着できます。
ヴェネツィアの街中は、まるで迷路のように入り組んでいて、看板や地図もほとんどありません。
でも、常にカナル・グランデを目印にしていれば、意外なほど街の地図がわかりやすくなります。
もし、自分の居場所がわからなくなってしまったら、カナル・グランデを探して、運河沿いの船着き場の駅名を確認しましょう。
そして、持参の地図と照合してみれば、どこにいるかがわかります。
サン・マルコ広場は、ヴェネツィアのシンボル的な観光スポットで、共和国だった頃からヴェネツィアの玄関口としての役目を果たし、政治の中心地となっていた広場です。
世界遺産にも登録されていて、18世紀のヴェネツィア侵攻をしたナポレオンが、幾何学模様の石が敷き詰められている広場を見て、世界一美しい広場と絶賛したということです。
サン・マルコ広場は、サン・マルコ寺院やドゥカーレ宮殿などの多くの観光スポットに囲まれているので、いつも観光者で賑わっています。
イタリアの方言で、ヴェネツィアの広場はカンポ(campo)と言うのですが、サン・マルコ広場においては別格で、ピアッツァ(piazza)と呼ばれています。
サン・マルコ広場の周囲には、レストランやバー、カフェがたくさんあります。
たいていのお店では、テラス席を用意しているので、クラシック音楽などの生演奏を聴きながら、のんびりと過ごすのも素敵です。
たくさんの鳩は、サン・マルコ広場には欠かせないアイテムとなっていて、その鳩たちが飛び交う光景は、サン・マルコ広場の風物詩となっています。
冬になると、高潮の影響を受けてサン・マルコ広場が浸水することも。
そんな時には、広場に、橋桁が設置されることもあるんですよ。
ヴェネツィアで最も有名といえる寺院が、聖マルコの遺体を安置するために建てられたサン・マルコ寺院でしょう。
サン・マルコ寺院は、東ローマ帝国にあった聖使徒大聖堂をモデルとして建設したといわれています。
建設当初、正統派のビザンティン建築だったのですが、その後、改築が繰り返されたため、ゴシック・ルネッサンス・ロマネスクなどの様々な様式が入り混じった建築となり、11世紀頃に完成したのが、現在の建物となっています。
2階はバルコニーになっていて見学もできます。
このバルコニーから見る、サン・マルコ広場の眺望は素晴らしいの一言です。
寺院の内部は豪華絢爛、壁や天井が金色にまとめられ、ゴージャスな装飾が施されています。
特に、12~14世紀に作られた衝立、「パラ・ドーロ」は必見。祭壇のところにあって、2000個の宝石が埋め込まれています。
サン・マルコ寺院、聖堂の正面にある台形広場から、海に面したサン・マルコ小広場まで一体の空間になっています。
小広場には、カナル・グランデに面して2本の円柱があるのですが、それぞれの頂上には「有翼の獅子」像と、「聖テオドーロ」像があり、聖マルコを象徴しているんです。
中世の時代、この柱間に死刑執行台が設置されていたため、柱間の通り抜けを街の人々はしませんでした。
リアルト橋は、カナル・グランデに架かる4つの橋の一つで、アーチ型の白大理石の橋です。
白い巨象とも称されている橋で、ヴェネツィアでは最古の橋でもあります。
建造時においては、木造の橋だったのですが、16世紀末に石造りの橋に変更されました。
水の都ヴェネツィアに架かっている、数多くの橋の中で最も有名ということもあって、いつも大勢の観光客が訪れています。
リアルト橋の周辺付近は、海抜が高い地域で洪水の被害も少なく、ヴェネツィアにおいて早くに集落が形成され、商業の中心地となっていった場所です。
それ故でしょうか、今では橋の周囲だけでなく、橋上にもたくさんの商店が並んでいるんですよ。
リアルト橋は、最初は木製の跳ね橋だったのですが、街が銀行や商品取引所で繁栄したため、「富の橋」とも呼ばれていたんです。
しかし、木製の橋では強度も低く、パレードの見物人の重みで崩壊したり、火災に遭ったりを繰り返し、ついに石造りの橋への変更計画が立案、橋の設計案の一般公募が行われました。
応募者の中には、かのミケランジェロもいたのですが、結局はアントニオ・ダ・ポンテ案の採用が決定されたのです。
橋の上にはアーケードが作られて、数々の商店が出店しています。
リアルト橋には、ヨーロッパの橋としては珍しく、欄干と花瓶型の手摺がついているんです。
橋の上部中央から見る絶景が、カナル・グランデと市街地の姿、写真撮影の人気スポットとなっています。
ヴェネツィアにおいて、16世紀に架けられた橋の1つに、ため息橋と呼ばれている橋があります。
この橋の名前は、19世紀の物語詩の中で初めて登場するのですが、現在では、この呼び名が一般化しています。
ドゥカーレ宮殿の尋問室と古い牢獄を結んでいる、白い大理石で作られた石の橋です。
この橋は、普通の橋のように開放されたものでなく、壁・屋根が覆われ、窓には格子がはめ込まれているんです。
ため息橋の窓から見る外の景色は、投獄される囚人が最後に見るヴェネツィアの景色だったとか。
独房に入る前の最後の美しい景色を見て、ため息をつく囚人が目に浮かびます。
しかし、実際のことを言うと、厳しい取調べや刑の執行は、橋ができた時には無くなっていました。
更に、宮殿の屋根の下の独房も、ほとんどが短期刑の囚人用となっていたんです。
尋問室とか牢獄とか刑の執行、あまり良いイメージの言葉ではありませんね。
しかし、現在では、ヴェネツィアの人気観光スポットになっていて、ドゥカーレ宮殿のそばにある海側のバリア橋が、ため息橋を眺めるスポットとして有名です。
また、暗い雰囲気の牢獄も公開されていて、ドゥカーレ宮殿側からため息橋を渡り、外の景色を眺めることもできます。
当時の囚人の気持ちになって、格子越にヴェネツィアの景色を眺め、ため息でもいかがでしょう。
それと、全く橋の意味とは関係がないのですが、日没に合わせて、ゴンドラに乗った恋人たちが、ため息橋の下でキスをすると、永遠の愛が約束されるという言い伝えがあるんです。
このため、ため息橋の下の狭い水路は、ゴンドラでの観光の際の定番コースとなっています。
サンティッシマ・ジョヴァンニ・エ・パオロ教会は、13世紀から15世紀に渡り建設が行なわれたゴシック様式の教会です。
教会の内部には、13世紀から18世紀における25人の歴代総督のお墓や記念碑があります。
内観的には、どちらかといえば質素に感じる装飾ですが、相当に天井が高く人々を圧倒するような広々とした雰囲気が溢れています。
ピエトロ・ロンバルド作の「ピエトロ・モチェニーゴ総督の墓廟」が有名ですし、16世紀作のムラーノ島製のステンドグラスや、祭壇画「聖ヴィンチェンツォ・フェッレーリ」(ジョヴァンニ・ベリーニ作)、絵画「受胎告知」&「聖母被昇天」(ベロネーゼ作)、天井画「聖ドミニコの栄光」(ピアツェッタ作)と、見どころが満載です。
ゴシック建築を基本とした煉瓦造りの巨大な聖堂で、古代ローマの初期キリスト教の聖人ジョンとポールに捧げられた聖堂で、ヴェネツィアでも大きな聖堂の1つです。
1333年、新たな聖堂建設のために古い聖堂を取り壊し、1430年に現在の聖堂が完成しました。
聖堂内には、葬式用及び埋葬用に関するモニュメントや絵画が多くある上、聖遺物としてはシエナのカタリナの足が奉納されています。
聖堂の脇では、ヴェネツィア共和国の傭兵隊長だったバルトロメーオ・コッレオーニの銅像(アンドレア・デル・ヴェロッキオ作)を見ることができ、鐘楼においては、ニ長調の音階を奏でる3つの鐘があります。
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会、「大運河の貴婦人」とも呼ばれている、バロック様式の教会です。
50年以上の年月を費やして作られた教会で、八角形をした形状の建物には、ドーム型の天井部分が重なります。
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会の建設当時、ヴェネツィアではペスト(黒死病)が大流行を続け、人口の1/3を失うという悲惨な状態でした。
ペスト終息祈願で、ヴェネツィアの地に多数の教会が建てられましたが効果なく、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会の建設となったのです。
この聖堂に、聖母マリアの名前が付いているのは、聖母マリアの庇護の下にヴェネツィアの街を置き、様々な厄災から守護を受け、逃れようとの必死の思いだったのです。
水路でヴェネツィアに向かうと、サンマルコ湾と大運河の間の島に、堂々とそびえるサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会が目に入ります。
聖母マリアを称えるために建てられた美しい聖堂は、ティントレットやティツィアーノの絵画など、多数の宗教美術品を有して、地元の方々から、「ラ・サルーテ」と呼ばれています。
どの方角から見てもまばゆく輝いている八角形の大聖堂、内部には、聖母マリアに因んだ特徴が随所に見られます。
主祭壇に祀られた石像は、聖母マリアとイエス・キリストを表現した素晴らしい彫像です。
上を見れば、ティツィアーノが手掛けた大天井画が広がり、ドームの内側には、「ダビデとゴリアテ」や「カインとアベル」など聖書に登場する場面が描かれています。
ドゥカーレ宮殿は、8世紀の創建で、サン・マルコ広場に面して建っています。
ヴェネツィア共和国時代においては、総督・政庁・裁判所を兼ねた司法と行政の建物であり、歴代総督の居住場所で、政治の中心となっていました。
14~16世紀にかけて改修を続け、ヴェネツィア・ゴシックとしての代表的建築物となっています。
外観の特徴としては、連続したゴシック様式のアーチと、細部にわたる装飾でしょう。
ヴェネツィア共和国の象徴、ドゥカーレ宮殿は、広場側の姿も美しいのですが、大運河側からの姿もかなり意識していたようです。
船を使ってヴェネツィア来訪の人々が、最初に見る建物がドゥカーレ宮殿となるのです。
現在のドゥカーレ宮殿は、美術館として公開されていて、ヴェネツィア派の巨匠たちの大作や天井画が展示されています。
特に、総督の即位式の場所である「黄金の階段」は、豪華絢爛で大変美しいく必見ポイントです。
世界最大の油絵、ティントレットの『天国』や、ヴェロネーゼの『ヴェネツィアの勝利』などもお見逃し無く。
ドゥカーレ宮殿には、通常チケットで入る他、特別なところも見学できるシークレットツアーがあります。
華やかなドゥカーレ宮殿の裏の部分が見学できるそうです。
シークレットツアーは、ガイド付きで、イタリア語、英語、フランス語のツアーになっています。
このツアーは満足度が高く、歴史好きな方には避けられない内容のようです。
ドゥカーレ宮殿は、ヴェネツィア国際映画祭の会場としても有名ですね。
ヴェネツィアのバロック建築の第一人者、バルダッサーレ・ロンゲーナによって設計されたのが、カナル・グランデに面して佇む宮殿、カ・ペーザロです。
カナル・グランデ沿いにある多くの建物の中でも、ひときわ煌びやかな貴族の館といった感じで、宮殿の所有者ペーザロ家の栄華を感じることができます。
ペーザロ家は、13世紀運送業で成功し、富を掴んだヴェネツィアの有数の貴族でした。
カ・ペーザロは、バロック様式の建築物で、大き目の柱とアーチが連なるファザードが特徴的です。
現在では、2階3階部分が国際現代美術館となっていて、主に、2年に1度の奇数年、6月頃から11月頃まで開催されているヴェネツィア・ビエンナーレに出品された作品が展示されています。
4階部分は、東洋美術館となっていて、アジア各国の陶器・象牙・絵画などが展示されています。
1659年頃から建設が始まったカ・ペーザロ、建設途中に設計者のバルダッサーレ・ロンゲーナが亡くなったのですが、1710年に完成しました。
バロック建築を基本としながらも、古典様式風のファサードに作り上げた特徴的な宮殿で、斬新・豪華・複雑・力強さが調和してまとまりのある建築物になっていますね。
エントランスホールは、開放的な建物全体に渡る吹き抜けで、中庭やテラスに隣接しています。
天井部分には、多くの著名な画家のフレスコ画が、良好な状態で保存されていて、長い時間上を見ていると首が痛くなるかも。
著名な画家の絵画もペザーロ家のコレクションとして保管されていたのですが、ペザーロ家の最後の継承者が、オークションにかけてしまい多くを失ってしまったのです。
その後宮殿は、様々な所有者を渡り歩くことになりましたが、1902年に市に寄贈されたこともあって、2度目のヴェネツィア・ビエンナーレをきっかけに、国際現代美術館となりました。
カ・ドーロ、正式名称パラッツォ・サンタ・ソフィアは、カナル・グランデに面する邸宅です。
カ・ドーロは、最も美しい建物の一つと言われ、最も古い建物の一つでもあります。
かつては、金箔と多彩色の装飾が外壁を覆っていたことから、黄金の館と言う意味の、カ・ドーロと呼ばれるようになりました。
カ・ドーロのメインファサードは、ヴェネツィア風の花模様で飾られたゴシック様式となっています。
ヴェネツィアの建築におけるゴシック様式は、ビザンティン建築の影響が大きく、カ・ドーロの建築様式も簡単に言ってしまえば、中世ヨーロッパの教会建築とムーア建築の一体化と言った感じです。
カ・ドーロの目を見張る華麗な外装は、他の邸宅のように小さな中庭を囲んでいる配置形式を感じさせませんね。
ヴェネツィア貴族コンタリーニ家は、1428年から1430年にかけて、カナル・グランデに面する敷地に、巧妙な細工で飾られた白い邸宅を建築しました。
コンタリーニ家は、1043年から1676年までの間に8人のヴェネツィア元首を輩出した名家で、元首となった者は、この館からドゥカーレ宮殿へ移り住むのが通例だったとか。
ヴェネツィア共和国の終焉によって、カ・ドーロの所有者は様々に変わっていき、 1922年に国に遺譲されました。
その後、当時の美しさを取り戻すための修復を行ない、現在では、ギャラリーとして一般公開されています。
アカデミア美術館は、規模的にはコンパクトな印象ですが、ヴェネツィアを代表する美術館です。
木造のアカデミア橋のきわにあるのですぐにわかりますし、ヴァポレット船着場も目の前にあります。
1750年、美術学校の創設を原点として、19世紀に入ってから、美術館として開館されました。
そのせいか、展示室の配置が少々わかりにくいかもしれませんが、それもまた良い感じです。
順路に従いながらも、見落とさないように、各部屋を確認しながら見学しましょう。
アカデミア美術館では、嬉しいことに、フラッシュなしでなら写真撮影が許可されているんです。
アカデミア美術館の展示品として、14世紀から18世紀までのヴェネツィア派やトスカーナ派の、数多くの絵画コレクションを見ることができます。
特に、ヴェネツィア派の第一世代を代表するジョヴァンニ・ベリーニ作の「洗礼者ヨハネと聖母子」や、ヴェネツィアの三大画家と称される、ティツィアーノの「聖母マリアの神殿奉献」、ティントレットの「聖マルコの遺体の運搬」、パオロ・ヴェロネーゼの「レヴィ家の饗宴」など、代表作が展示されています。
そして、レオナルド・ダ・ヴィンチ作の「ウィトゥルウィウス的人体図」も必見ですね。
展示は、2階の16世紀宗教画の部屋から始まり、ジョヴァンニ・ベッリーニなどの巨匠たちの部屋が続き、ティントレットとヴェロネーゼの展示室は、天窓のある大きく明るい部屋となっています。
順路の最後近くでは、有名なジョルジョーネのテンペスタが展示されていて、部屋の奥の教会ドームは圧倒されるものがあります。
ヴェネツィア派の美術に知識が無くても、間違いなく感動を受ける、外すことのできない観光スポットです。
サンマルコ広場に向かって建っている、ゴシック様式のコの字型をした建築物があります。
ここは、かつてヴェネツィア共和国の行政長官の執務室だったところで、現在は、コッレール博物館として利用されています。
ヴェネツィアの貴族であった、テオドール・コッレールのコレクションを中心に、数多くの展示品を見ることのできる市立博物館です。
コッレール博物館では、有名な絵画の他に、古地図や中世の硬貨・ガレー船の模型・羅針盤なども展示されています。
豪華絢爛のオーストラリア王族の間やカノーヴァの彫刻品なども見逃せません。
ヴェネツィアの歴史や文化を、肌で感じることができる展示を見て、ヴェネツィア気分に浸りましょう。
コッレール博物館は、サン・マルコ広場西側のナポレオン翼と、かつての新行政館の2階と3階に、展示室が設けられていて、2階は共和国時代の歴史、3階はベネチア派絵画を紹介しているブースです。
ナポレオン翼には、15世紀から19世紀の絵画やヴェネツィアの歴代地図、更には「王座の間」にはカノーヴァの「デダーロとイカロ」の下絵が展示されています。
ヴェネツィア派を代表する画家カルパッチョの「二人のヴェネツィア婦人」や、ヴェネツィア派の創始者ヤコポ・ベッリーニの代表的な聖母子画『ケルビムの聖母』などは必見の絵画です。
コッレール博物館には、図書館も併設されていて、コッレールの遺言書を基に作られたヴェネツィアの歴史を語った公文書などの、歴史的史料が閲覧できます。
ペギー・グッゲンハイム・コレクションは、ヴェネツィアのカナル・グランデ沿いに佇む美術館で、ソロモン・R・グッゲンハイム財団が持つ美術館の1つです。
この美術館は、ペギー・グッゲンハイムさんのコレクションを一般に公開しています。
展示品には、ピカソやダリなどの超一流の素晴らしい絵画もあって、大きな美術館にも引けを取りません。
運河側にテラスがあるのですが、リアルト橋&サンマルコ広場方面の撮影をする場所として、絶好のアングルで撮影ができるスポットとなります。
ペギー・グッゲンハイム・コレクションは、主に鉱業を営んでいた、ソロモン・R・グッゲンハイム氏の姪御さんである、ペギー・グッゲンハイムさん収集の数々を展示する美術館です。
20世紀前半の美術のコレクションをメインとして、展示されています。
美術館の建物は、18世紀建設の邸宅を利用していて、1949年にペギー・グッゲンハイムさんが購入、その後30年ほどは、彼女の住まいとして使われていました。
1951年から、その美しい邸宅の庭園部分を、4月から10月の間のみ一般公開していましたが、ペギー・グッゲンハイムさんが亡くなってからの、1980年からは美術館として公開されています。
サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会は、サン・ジョルジョ・マッジョーレ島にある、1610年完成の教会で、島の名前が教会の名前になっているのですね。
サンマルコ広場から向こう岸を見ると、サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会が、まるで水上に浮かんでいるように見えます。
周囲の景観も合わせて、美しいヴェネツィアの風景の中でも、最も素晴らしい1つでしょう。
サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会は、水辺の貴婦人とも称されています。
海の向こうと言ってもすぐ近く、しかし、その荘厳な教会の姿を見ていると、島全体を神聖なオーラが覆っているような気がしてきます。
遠くから見ているだけでも素晴らしいのですが、やっぱり島に渡らないと話しになりませんね。
サンマルコ広場付近から、水上バスを利用して、約10分で到着できます。
まずは、鐘楼に上がりましょう、入って左手にある通路の先にエレベーターがありますので、使わない手はありません。
鐘楼からの眺望は、きっと一生忘れられないものとなることを保証します。まさに絶景。
サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会は、ルネッサンス末期の天才建築家パッラーディオの代表的な教会建築で、外部は古典建築風、そして内部はルネサンス建築と、歴史的な価値も非常に高い建物です。
教会内部には、ティントレットの「最後の晩餐」と「マナの天降」の絵画が飾られていて、必見の絵画ですよ。
サン・マルコの鐘楼とは、ヴェネツィアのサン・マルコ広場にある大鐘楼のことを言います。
日本においては、単に「鐘楼」とか、「ヴェネツィアの鐘楼」と言われることが多いようですね。
ヴェネツィアの観光スポットの中でも、特に有名で人気のある場所となっています。
屋根部分の下にある、白く塗られたところが展望デッキになっていて、ここから見るヴェネツィアのパノラマは、まさに息を呑む美しさ。
鐘楼と言われるだけあって、毎日の12時と18時に鐘が鳴るのですが、想像以上に大きな音なので、驚いてしまいますよ。
赤レンガと大理石で作られた高さ98.6mの大鐘楼、サン・マルコ寺院の前の角に単独で建っていて、街のシンボルでもありますので、是非、訪れてください。
サン・マルコの鐘楼は、下半分はシンプルなレンガ造り、その上に、5つの鐘のアーチ型鐘架があります。
鐘架の上には、歩行中のライオンと女性の形が彫ってあるレンガ造りの壁、更にその上には、ピラミッド型の尖塔が乗っています。
この尖塔の頂上にあるのが、金色の大天使ガブリエル、下から見えるでしょうか。
最初に鐘楼が建てられたのが9世紀、その後、火事や地震によって、大幅な修復が繰り返されます。
そして1513年、大理石の鐘架や金箔を張った大天使ガブリエルの彫像が加えられ、現在の形の鐘楼として完成しました。
しかし、その後も侵略行為や火災などが続き、度重なる改修工事をしていたのですが、その甲斐も無く1902年に完全に崩壊してしまいます。
そして、不屈の精神で再建工事が始められ、崩壊してから10年後の1912年、現在の姿を披露したのでした。
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