河口湖のおすすめ観光スポット15選!家族・カップル・友達と一緒に楽しもう!

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河口湖は、富士箱根伊豆国立公園に指定される、富士五湖の1つの湖です。2013年には世界文化遺産にも登録されました。周辺地には観光スポットがたくさんあって、自然・歴史・芸術などに浸ることができます。今回は、レジャーに適した地である河口湖の観光15選のご案内です。

河口湖オルゴールの森

河口湖オルゴールの森は、家族でもカップルでも楽しめる、音楽のテーマパークでありエンターテインメント美術館。
じっくり回れば一日中楽しめむことができます。
足を踏み入れた途端、スモール・ヨーロッパのように感じられるほどの雰囲気が感じられます。
世界的にも貴重とされるオルゴールや自動演奏楽器が楽しめる、音楽と花の楽園なんです。
特に、豪華客船「タイタニック号」に設置される予定になっていた自動演奏楽器や世界最大級のダンスオルガンなどは、時間を超越して蘇ってくる音色を再現しています。
更には、日本でも代表されるローズガーデンを始めとして、館内各所には四季折々楽しめるたくさんの花が咲き誇ります。
「サンドアートライブ」と「自動演奏楽器とオペラ歌手によるコラボレーションコンサート」は見逃せません。

河口湖オルゴールの森のゲートをくぐると、始めに見えるのはヒストリーホール。本物のタイタニック号に搭載予定だった自動演奏楽器の演奏や各種のコンサートが、このメインホールで行われます。
カリヨン広場ではからくり人形の指揮による噴水ショーが、オルガンホールでは動く砂の紙芝居と生演奏のコラボ「サンドアートライブ」や、部屋全体が巨大な楽器になる世界最大級のダンスオルガンが体感できます。
他にも、絵本の世界から出てきたような教会や、720品種1,200株もの色とりどりのバラが見られるローズガーデンやアートガーデン、もちろんショップやレストラン&カフェもあるので、ランチやお茶休憩もOK。

河口湖オルゴールの森
住所:
山梨県南都留郡富士河口湖町河口3077-20
電話番号:
0555-20-4111
開館時間:
午前9時~午後5時30分(最終入館5時) ※季節によって変更あり、2017年12月1日(金)~2018年1月14日(日)9:30~18:00(最終入館17:30)、2018年1月15日(月)~2月18日(水)9:30~17:30(最終入館17:00)
休館日:
2018年1月15日(月)~19日(金)、2月28日(水)
アクセス:
河口湖駅 河口湖駅よりタクシーで約16分、または河口湖周遊レトロバスにて約26分「オルゴールの森美術館前」降車
駐車場:
普通車 300台(無料)、大型バス 30台(無料)
※駐車場は施設に併設しています。

河口湖 北原ミュージアム Happy Days

河口湖の湖畔沿いに建つ白い建物は、北原照久さんの40年にわたるコレクションを展示しているミュージアム「北原ミュージアム Happy Days」です。
コンセプトは「幸せな時代の物たち」。子供の頃に夢中になったおもちゃの数々が並んでいます。
時代物のおもちゃというものは、とにかくていねいに造られていて、日本の職人さんの技術の高さを感じます。
個々のパーツにも手抜きがなく、その時代の柄や表情が見事に表現され、作り手の熱意と情熱が詰まったおもちゃになっています。
輸出されていたブリキの車に飛行機、戦前の少年雑誌の付録など、とても懐かしい展示品を見ることができます。
昭和の怪獣や少女の心をつかんだ人形は、今になって見直した時、新たに感じるのもあるのでは。

河口湖北原ミュージアムHappyDaysの展示物は、北原照久さんのコレクションです。
北原照久さんは、テレビ東京「開運!なんでも鑑定団」に鑑定士として出演されていたことで、お馴染みの方ですよね。
ブリキのおもちゃコレクターの第一人者として、世界的に知られている方です。
北原照久さんのコレクションを見て、懐かしさや作り手のこだわりなどを感じてみませんか。
「幸せを感じる時間」を過ごしに、北原ミュージアムHappyDaysに行きましょう。
ミュージアムには、カフェも併設されているので、湖畔を見ながらのんびりとするのも良いですね。

河口湖 北原ミュージアム Happy Days
住所:
山梨県南都留郡富士河口湖町小立1204-2
電話番号:
0555-83-3220
開館時間:
9時00分~17時00分(冬期12月1日~3月19日:平日10時00分~17時00分)
休館日:
年中無休
アクセス:
(バス)富士急行線河口湖駅→河口湖ハーブ館下車
(車)河口湖ICから車15分
駐車場:
普通車50台、バス15台
※隣にある大池公園の無料駐車場をご使用下さい

河口湖猿まわし劇場

河口湖猿まわし劇場は、日本の伝統芸能でもある「猿まわし」専用の屋内劇場です。
1日3回~6回、40分間の「猿まわし」公演が、年中無休で行われています。
お休み無しでのホームグラウンド公演、更には出張公演まであって、おさるさんも大変ですね。
海外のお客様にも「猿まわし」を理解していただけるよう、英語や中国語などの字幕スーパーも流れています。
公演が終わった後には、出演したおさるさんとの握手会も!まるでスターのようなおさるさんと握手してみてはいかがでしょうか?

河口湖猿まわし劇場の会場は、全天候型の本格的な劇場です。
収容定員は655名で冷暖房も完備、車椅子の方はそのまま観覧可能で、ベビーカーに乗ったお子さんと一緒に観覧することも可能です。
まさに至れり尽くせりの劇場ですよね。
また、猿まわし劇場のある河口湖北岸は、知る人ぞ知る富士山の絶景ビューポイントなんです。
駐車場からの眺望はまさに絶景!目の前には障害物がほとんど無いので、美しい富士山を見ることができます。

河口湖猿まわし劇場
住所:
山梨県南都留郡富士河口湖町河口2719-8
電話番号:
0555-76-8855
開園時間:
10:00~16:00、(土日祝)10:00~17:00
公演時間:
公演回数や時間は、日によって異なるのでHPを確認ください
休業日:
無休
アクセス:
(バス)河口湖駅から周遊レトロバス「河口湖自然生活館行き」に乗り、「河口湖猿まわし劇場前」で下車すぐ。約22分。
(車)河口湖駅から約15分、河口湖I.C下車15分
駐車場:
(無料)普通車100台、大型バス6台、車いす専用駐車スペース2台

西湖ネイチャーセンター(クニマス展示館・西湖コウモリ穴)

西湖ネイチャーセンターは、西湖やその周辺の自然を学ぶことができる体験施設です。
扱っている主な内容は、絶滅種クニマスの生態展示と溶岩洞窟の西湖コウモリ穴がメインとなります。
西湖コウモリ穴は、コウモリの棲息地として知られる溶岩洞穴で、国の天然記念物となっています。
総延長は386.5メートルと、これは富士山麓に多数ある溶岩洞穴の中でも、かなり大きな規模です。
当時、無差別に洞窟に立ち入ったため、一時はコウモリの姿がほとんど消えてしまっていたのですが、1990年代から始まった保護活動により、少しずつコウモリの生息が確認されるようになってきています。

西湖ネイチャーセンターには、70年前に絶滅したはずだった(?)クニマス展示館があります。
クニマスは、秋田県の田沢湖にのみ生息する固有種でしたが、1934年に人的な原因で絶滅してしまったため、クニマスのイラスト執筆のために、全国から近縁種のヒメマスが取り寄せられました。
しかし、そのヒメマスの中から、何とクニマスを発見、そのクニマスが西湖からのものだったのです。
そして、イラスト依頼を受けた際にクニマスを見つけたのが、テレビでもお馴染みの東京海洋大学客員准教授のさかなクン。その結果、西湖はクニマスが生息する世界で唯一の湖となりました

西湖ネイチャーセンター(クニマス展示館・西湖コウモリ穴)
住所:
山梨県南都留郡富士河口湖町西湖2068
電話番号:
0555-82-3111
営業時間:
(3月~11月まで)午前9時~午後5時、(12月から2月まで)午前9時30分~午後4時30分
休館日:
(3月~11月まで)休館日なし、(12月~2月まで)毎週水曜日
※年末年始は12月31日は休館、1月1日~3日は開館します
※コウモリ穴は、12月1日から3月19日までコウモリ保護のため入洞できません、クニマス展示館・青木ヶ原ネイチャーガイドツアーは通常通り営業します。
アクセス:
(バス)西湖周遊バス・西湖コウモリ穴、西湖民宿~富士山駅・コウモリ穴入口
(車)中央自動車道・河口湖I.Cより約25分、東富士五湖道路・富士吉田I.Cより約25分 
駐車場:
普通車66台、大型車6台

山梨宝石博物館

富士山の麓で宝石の展示をしているのは山梨宝石博物館。世界中から3000点もの宝石のコレクションが集結しています。
実は、山梨県は宝飾品出荷額日本一。そんな山梨県にある宝石専門博物館がここ、山梨宝石博物館なんです。
国内最大級高さ1.8メートルの巨大水晶や、146カラットのアクアマリンなど、普通では見ることのできないような貴重な宝石類が多数展示されていて、その素晴らしさには目を見張ります。
併設してミュージアムショップもあり、人気の天然石グッズから本格的なジュエリー製品まで、専門知識が豊富なスタッフと相談をしながら、安心・納得して購入することができます。
山梨宝石博物館では、お買物目的のショップだけの利用もOKです。

水晶の産地として古くから知られていた山梨県、その始まりは遥か昔の縄文時代にまで遡ります。
当時の住居跡から水晶で作られた狩猟用の矢じりが見つかったり、古墳時代の遺跡からは勾玉などの装飾品も見つかっています。
産業としては、江戸時代末期に本格的な研磨加工業が始まり、細工物が作られるようになります。
一時は水晶の採掘量の激減で、深刻な原石難になりましたが何とか持ち直し、現在では宝飾品出荷額は国内シェアの3分の1となり、優秀な製品は国内・海外と高い評価を受けています。
山梨宝石博物館は、宝石の魅力を広く伝えるためにできた、国内最初の宝石専門博物館です。

山梨宝石博物館
住所:
山梨県南都留郡富士河口湖町船津6713
電話番号:
0555-73-3246
開館時間:
(通常期)9:00~17:30(最終受付17:00)、(冬期11月~2月)9:30~17:00(最終受付16:30)
休館日:
毎週水曜日(祝日は除く)、年末
※GW期間中、7・8月、年始は無休で営業
アクセス:
(レトロバス)河口湖駅→山梨宝石博物館・河口湖下車、乗車時間は約10分
(車)河口湖ICから約10分、御殿場ICから約40分
駐車場:
(無料)普通車40台、マイクロバスなど大型の場合は事前連絡要

西湖野鳥の森公園

西湖野鳥の森公園は、青木ケ原樹海に面して、富士山を背景にした自然に溢れた公園です。
冬の季節には、「樹氷まつり」の会場にもなって大勢の人で賑わうことも、よく知られています。
園内にある樹海ギャラリーでは、周辺に生息する動物たちに関する資料や写真が展示されています。望遠鏡を備えたバードウォッチング室があったり、家族で楽しめるクラフト体験教室も楽しいですね。
園内には、方々に野鳥のための餌台があって、鳥たちがやって来る様子が観察できます。
野鳥や花に囲まれての森林浴、自然に包まれた最高の時間を過ごしに行きませんか。

西湖野鳥の森公園は、野鳥の観察に最適。210種類もの野鳥が飛来しています。
更には、ヤマガラ、ホオジロ、メジロはじめとする、約60種類もの野鳥が生息しています。
鳥たちの可愛らしい姿を見て、美しいさえずりを聞いて、心から癒される最高の場所ですね。
望遠鏡がなくても、樹海ギャラリーの2階に行けば、望遠鏡が数台設置してあるので問題なしです。
西湖野鳥の森公園では、季節に関係なく、屋内にいながらバードウォッチングが楽しめるんですね。
木の温もりに溢れたレストランもあるので、休憩に食事に利用しましょう、地元料理も味わえますよ。

西湖野鳥の森公園
住所:
山梨県南都留郡富士河口湖町西湖西2068
営業時間:
09:00~17:00
電話番号:
0555-82-2160
休館日:
樹海ギャラリーは木曜日定休
アクセス:
(バス)河口湖駅からレトロバス西湖・青木ヶ原線に乗り「西湖野鳥の森公園」下車。
河口湖駅から西湖周遊バスに乗り「西湖野鳥の森公園」下車。
(車)中央自動車道・河口湖I.Cより約14.3km、東富士五湖道路・富士吉田I.Cより約14.3km 
駐車場:
普通車50 台

本栖石塁〔モトスセキルイ〕

本栖の城山の周辺樹海の中の山すそに、断片的ではありますが、溶岩の石積みが残っています。
樹海内を走る道路の影響で、一部破損してしまった箇所もありますが、当時はその間を甲斐国と駿河国を結ぶ街道の1つである中道往還が通っていたのではないかと考えられています。
武田氏の時代において、石塁は城山防御のための一部として造られたと推定されていますが、戦国期にはここを通過していた主幹線中道往還を取り込んだ状態にして、一種の関所的な役目を担って存在していたのではないでしょうか。
本栖の城山や中道往還とは、密接な関わりがあったのは間違いないと思われます。

更に、昭和62年頃発見されたのは、集落東側の富士山側の石塁。
旧上九一色中学校の国道側の入口から、道路を挟んだ南側の樹海内にあります。
延長距離2kmに及ぶ石積みで、溶岩を幅約1m、高さ2mほどに積み上げた石塁になっています。
この石塁を巡っては、石塁のある場所が本栖の城山に近いこと、石垣が積まれているラインがクランク状に屈曲しているところがあり、城の石垣ラインと類似していること、富士山側が急傾斜し本栖集落側が緩傾斜であるなどを根拠としながらも、様々な仮説が出されているのですが、どれも決め手が無い状態なんです。

本栖石塁
住所:
山梨県南都留郡富士河口湖町本栖
アクセス:
河口湖駅からバスで50分

諏訪神社の大杉

諏訪神社の大杉は、居村集落の西に位置する諏訪神社の境内、社殿横にある杉の巨木です。
居村集落は、甲府盆地と駿河湾を結ぶ中道往還沿いにあって、古くから交通の要衝として栄えた集落でした。
諏訪神社の境内には、昭和3年に国の天然記念物に指定された精進の大杉があって、中道往還の基点となる、目印的な存在でした。
境内には、右側に諏訪神社の大杉と本殿、左に精進の大スギという配置がされています。
諏訪神社の大杉は、根元の周囲が10メートルに及び、現地説明板によると、目通りの幹の太さが6.9メートル、枝下6メートル、樹高38メートル、樹齢 1200年となっています。
目通りの幹の太さが7メートルに近い杉の巨木は、山梨県内では数本あるようですが、諏訪神社の大杉は、その中でも大きいランクのようです。

出典: www.jalan.net

諏訪神社の境内の左手にある、国指定天然記念物の精進の大スギの存在で、少々かすみがちなのですが、それでも諏訪神社の大杉は、巨木としての価値はかなり高いようです。
国指定天然記念物の精進の大杉と共に、諏訪神社の境内に杉の巨木が残ることを考えても、諏訪神社の長い長い歴史を感じますね。
2本の大杉は、居村の人々にとっての御神木であり、大切に保護されて守られてきたのでしょうね。
諏訪神社の境内を始め、居村の地域が豊かな土壌をもつことを、諏訪神社の大杉と精進の大杉の2本の巨木が存在することで明らかにしています。

諏訪神社の大杉
住所:
山梨県南都留郡富士河口湖町精進84
電話番号:
0555-72-6053
アクセス:
(バス)河口湖駅→富士急山梨バス精進湖経由本栖湖・下部温泉郷行きで40分、バス停「精進」で下車し徒歩3分
(車)中央道・河口湖ICから国道139号線経由で15km、約20分。
駐車場:
あります

龍泉寺本堂及び庫裏

龍泉寺(リュウセンジ)は、精進湖の北岸、居村集落にある曹洞宗の寺院で、2本の大杉のある精進諏訪神社と隣接しています。
龍泉寺は、江戸時代の宝暦年間(1751-1763)に火災で焼失していて、現存する本堂においては、明和年間(1764~1771)に創建されたものだと考えられているようです。
建築様式的に検討をした場合でも、江戸中期~後期初頭の建築の可能性が高いですね。
庫裏の方の建築年代は、棟札の記銘があるので、寛政11年(1799)であると判明しています。
このことからも、本堂を再建した後に、庫裏が再建されたということに間違いはないでしょう。

龍泉寺本堂は、寺院建築として富士河口湖町内で最古のものとなります。
本堂の屋根は茅葺を残しているのですが、庫裏の屋根の方は、後に瓦葺に改修されています。
本堂の茅葺も、長年の風雨に晒され、腐朽した所が目立ってきたため、平成27年に建築時の形態を遵守した形で、本堂の茅葺の葺き替えが行われました。
龍泉寺本堂及び庫裏は、江戸時代の建築様式を現在に伝える、貴重な建造物なんです。
また、お隣りの諏訪神社の覆屋も、茅葺屋根が残されている希少な建造物であり、かつて中道往還沿道の要衝として栄えた、居村集落の景観を形成する重要な役割を担っています。

龍泉寺本堂及び庫裏
住所:
山梨県南都留郡富士河口湖町精進84
電話番号:
0555-72-6053
アクセス:
(バス)河口湖駅→富士急山梨バス精進湖経由本栖湖・下部温泉郷行きで40分、バス停「精進」で下車し徒歩3分
(車)中央道・河口湖ICから国道139号線経由で15km、約20分。

旧鎌倉街道

鎌倉街道、各地の要所より鎌倉に至る道路の総称を言い、特に1本の街道をさす訳ではありません。
鎌倉時代において、鎌倉と各地を結んだ古道のことを鎌倉往還(かまくらおうかん)とか鎌倉道(かまくらみち)などと呼ばれていました。
旧鎌倉往還を歩いてみると、美しい富士山と河口湖が、大きく眼前に広がります。
街道の途中には、歴史を感じる白山神社や親鸞上人の関わる阿弥陀堂、そして木ノ花開耶姫伝説などがあり、遠い昔にタイムスリップしたかのような雰囲気が感じられます。
浅川から河口に抜ける老坂峠は、重要チェック・ポイント、息を飲むような絶景を見ることができます。

旧鎌倉街道は、中世の鎌倉文化が各地に広まるための重要な道路でした。
当時からの石畳が現存しているところもあり、時代を超えた感慨に浸ることができます。
旧鎌倉街道、つまりは古道の鎌倉街道とは、幕府が置かれた鎌倉と各地の要所を結んだ道路網で、幕府に仕える御家人たちが、有事が起これば「いざ鎌倉」と鎌倉へ馳せ参じるために使った道であって、鎌倉時代における関東近郊の主要道だったのです。
実は、鎌倉街道と一般的に呼ばれだしたのが江戸時代以降、鎌倉時代に書かれた「吾妻鏡」や当時の文献などに鎌倉街道の呼び名は一切無く、江戸時代の書物「新編武蔵風土記」や「江戸名所図会」などから、鎌倉街道の記載が始まります。

旧鎌倉街道
住所:
山梨県南都留郡富士河口湖町船津
電話番号:
0555-72-3168
アクセス:
河口湖駅から河口湖畔方面に3分ほど歩くと、国道137号に突き当たるのでそこを右折し、すぐに左折すると、1分ほどで左手に旧鎌倉街道の入口があります

富士風穴

青木ヶ原樹海の中には、現在70ケ所以上の洞穴が発見されています。
世界でも有数の「溶岩洞穴」の宝庫と言われている場所なのです。
洞窟を分別した場合、水の侵食作用によってできる「鍾乳洞」と、火山が噴火を起こした際に溶岩流の中にできる「溶岩洞穴」の2種類に分けることができます。
世界の各地で見つかっている洞窟の多くは「鍾乳洞」、「溶岩洞穴」の数は少なくて貴重なんですよ。
富士風穴は、国指定天然記念物で、富士北麓の洞穴の中では、一番多くの氷がある洞窟です。
他にも、富岳風穴や鳴沢氷穴のような有名な洞窟もあるので、一緒に探検してみませんか。

富士風穴は、延長230m以上で幅5~10m、天井は平均5mとかなり大きな溶岩洞穴です。
広い所では幅が11mで高さが10mもあり、壮大な洞窟内には氷柱やつららが素晴らしいです。
洞内の奥にある氷柱は、真夏でも溶けにくく、一般的には公開されていない、自然のままで残されている貴重な洞窟です。
中に入ると真っ暗で寒く、氷が氷筍となっていてとても美しいです。
洞窟の天井や側壁には氷が張りつめ、真夏でも12m程入った位置で、気温は0度~0.1度、12メートルの固くみごとな氷床が見られます。
大切な遺産のために、誰でも普通に入れないのですが、ガイドさんと一緒にケービングしていきます。

富士風穴
住所:
山梨県南都留郡富士河口湖町精進
電話番号:
0555-72-6053
アクセス:
河口湖駅からバスで20分 中央道河口湖I.Cから30分
※入洞には富士河口湖町教育委員会への届出が必要です。

廻り舞台

廻り舞台とは、小立の妙法寺の境内にあって、三十番神堂の拝殿として造られた建物です。
明治19年の火災で、一度は消失しましたが、明治23年頃に復興されたと伝えられています。
復興された当時、若者を中心とした村歌舞伎やヤートコ踊りなど、地芝居が盛んに行われていて、村民だけでなく近くの在所から訪れる見物人で、境内は人手溢れていたそうです。
この廻り舞台は、山梨県内においては非常に珍しく、大変貴重な建物なんですよ。
この当時は、村歌舞伎や地芝居が日本中に広がっていて、特に、山梨から岐阜・愛知方面に多くの芝居小屋が建てられ、それぞれに趣向を凝らしていたようで、廻り舞台もその1つだったのでしょうね。

廻り舞台は、舞台の床面の仕上げ材とした寄木の中に、円形の切込みが入れてあって、舞台の下に取り付けてある丸い柱を動かすと、舞台の円形部分が同時に回転し、場面の展開ができるという仕組みになっていたのです、当時としてはかなりの大仕掛けだったのでしょうね。
現在では、林区の芸能祭りをこの舞台で行い、かつての賑わいを感じることができます。
廻り舞台のあるのが、寺院の境内で、その境内がある妙法寺は、日蓮上人のお弟子さんが、当地を訪れた際に創立したお寺で、「三十番神堂」や「妙法寺庫裏」などの文化財が保存されています。

廻り舞台
住所:
山梨県南都留郡富士河口湖町小立692
電話番号:
0555-72-6052
アクセス:
河口湖駅から徒歩約30分、車で約7分

富士と放牧風景

富士ヶ嶺高原は、全国でも有数の酪農の里で、山梨県最大の酪農地帯です。
乳牛・肉牛・それに豚、合わせて9000頭程が育てられており、生乳の出荷量では山梨県の約50%を占めています。
富士ヶ嶺一帯では、雄大な富士山を背にのんびりと草を食べる牛の放牧風景が似合ってますね。
富士山とその麓に広がる一面の緑の大地、そのコントラストが、なんとも言えず美しいです。
山梨県下最大規模の畜産団地においては、新鮮・安全・安心の三拍子揃った畜産物が生産されています。
毎年10月中旬~下旬頃、富士ヶ嶺高原で「富士ヶ嶺ファームフェスタ」が開かれています。

富士河口湖町の西部にある富士ヶ嶺高原は、富士山の裾野に広がる緑豊かな丘陵地です。
ただ、ここは昭和20年に、国の緊急開発事業によって開拓された土地で、カヤ野原と森林だった荒野を、厳しい自然と闘いながら、美しく壮大な草原に創り上げたのです。
ところで、富士ヶ嶺地区と言えば、オウム真理教で有名になった上九一色村があったところです。
当時のサティアンなどの施設は撤去されて、現在は富士ヶ嶺公園として生まれ変わっています。
ちょっと異質な関係で騒がしかった富士ヶ嶺でしたが、今では美しい自然に包まれ、平和で静かな地域になっています。

富士と放牧風景
住所:
山梨県南都留郡富士河口湖町富士ヶ嶺
アクセス:
河口湖駅からバスで60分、中央自動車道河口湖ICより約20km
駐車場:
JA富士ヶ嶺駐車場をご利用ください(無料)

河口湖

河口湖は富士五湖の1つで、富士山の噴火によってせき止められた湖で、さかさ富士で有名ですね。
富士五湖の中、一番早くに観光開発がされた湖で、富士箱根伊豆国立公園に指定されています。
見所としては、湖の中央にある小さな島の鵜の島、富士山展望には絶好の産屋ヶ崎の他、乳ヶ崎・小曲岬・長崎などの、多くの景勝も点在しています。
平成になってからは、新しく温泉が発見されて、東岸に富士河口湖温泉郷が広がっています。
湖畔にはオルゴールの森・カチカチ山ロープウェイ・河口湖猿まわし劇場などのスポットがあり、キャンプ場や多くの宿泊施設などが建ち並んでいるのですが、忘れちゃいけないのが河口湖遊覧船ですね。

河口湖は、レジャー目的の釣りとして、ブラックバスが公的に認められている湖なんです。
バス釣りと同じくマス類の放流も盛んなので、湖の周囲には貸しボート店や釣具屋がたくさんあり、更には、コンビニでも釣り具が購入できるんですよ。
全国的にもバス釣りのメッカとして有名な地域で、連日大勢の釣り人が訪れています。
ただし、湖底に沈んだソフトルアーが問題となり、ソフトルアー使用禁止の湖となっています。
2013年、「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」として、日本では13ヶ所目の世界文化遺産に登録されました。

河口湖
住所:
山梨県南都留郡富士河口湖町ほか1町1村
アクセス:
河口湖駅からバスで10分

富士山のビューポイント

河口湖観光15選最後のご案内はやっぱりここ、富士山でしょう、桜と富士山は日本人の心ですよね。
河口湖周辺は、誰もが知ってる富士山のお膝元。どこからでも美しい富士の姿を見ることができます。
たくさんある富士山の絶景スポットの中でも、河口湖畔ホテル前のウォーキングロードはおすすめです。
プロもアマも大勢の撮影家に知られた絶好の場所で、風の無い日を選んで逆さ富士に挑戦ですね。
河口湖から少し足を延ばして、母の白滝駐車場付近へ行けば、河口湖や河口湖大橋・うの島・そして富士山が眼下に広がり、息を飲むほどの絶景を見ることができるでしょう。

河口湖で富士山を見るなら「産屋ヶ崎の逆さ富士」と言われるほどの有名なスポットで、大勢の外国人観光客が訪れるように、最近では海外での認知度が高いようです。
富士山と河口湖以外はなにもいらないと言う方は長崎公園がおすすめ。湖に突き出した湖岸の公園で、公園付近や対岸にも、撮影を遮断するものは何も無く、ここからの富士山の姿、左右への広がりが最も長く見えるポイントなんですよ。
秋が深まる頃には、河口湖北岸の「もみじトンネル」が最高の撮影スポット、美しい紅葉の中の富士山を撮ることができ、更には、紅葉がきれいな場所は夏の新緑も美しいので、この時期も撮影にはもってこいのようです。

富士山のビューポイント
住所:
河口湖周辺の各スポット
アクセス:
河口湖観光の基点は富士急の河口湖駅です
(鉄道)富士急行線大月駅から河口湖駅、特急で約40分
(高速バス)新宿駅~河口湖・富士急ハイランド、中央自動車道利用で約1時間45分。

今回は、山梨県の主要観光地の1つでもある河口湖の観光スポットをご紹介しました。
15選ということで15ヶ所のスポットのご紹介だったのですが、実は、まだまだご紹介しきれていないところが、たくさんあるんです。
観光スポットをめぐるのも楽しいですし、素晴らしい環境の中スポーツに勤しんだりフィッシングをしたり、更には温泉もありますので、思いっきり河口湖を満喫してみませんか。

ioi_asuka

ベトナムのホーチミン市に住んでいます。在住歴は6年半です。ベトナム人ばかりのローカル地区で、愛犬&愛猫と一緒に生活しています。大陸の風に吹かれて、のんびり自分らしくの毎日です。

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