- 住所:
- 上川町層雲峡温泉
- 電話番号:
- 01658-5-3031
- アクセス :
- JR石北本線上川駅より道北バス「層雲峡・上川線」乗車約30分 終点「層雲峡」下車徒歩5分
層雲峡(そううんきょう)は北海道の大雪山国立公園に位置しています。層雲峡温泉は海道有数の規模を誇る温泉街で、人気の観光地です。ここではそんな層雲峡の観光スポットを紹介しましょう。
軽装で大雪山登山を楽しみたいなら、層雲峡ロープウェイがおすすめです。大雪山系の黒岳山麓である層雲峡温泉から5合目(標高1,300m)までを結んでいます。1967年に運行を開始し、2017年には50周年をむかえました。眼下には樹海の中を石狩川や大峡谷が続くダイナミックな景観を見ることができます。
また7月から8月には山肌が高山植物で埋め尽くされ、美しい光景が広がります。頂上からは、盛夏でも残雪のある大雪山連峰のパノラマを見ることができます。さらに、11月上旬から6月上旬まではスキーも楽しめます。
層雲峡ロープウェイを降りた5合目には1周約30分の散策路などがあります。ロックガーデンなど見どころも多く、ハイキングも楽しめます。黒岳山頂方面には、黒岳ペアリフトが7合目まで運行していて、7分間で行くことがでます。
紅葉の季節は特に人気で、多くの人が絶景を楽しんでいます。また、季節によってはロープウェイの中から雲海も見ることができます。一年を通じて、さまざまな風景を楽しめるロープウェイは、何度訪れても楽しいですね。層雲峡を訪れた際には、ぜひロープウェイにのって黒岳の絶景を眺めてください。
大雪ダムは石狩川本流の最上部にあります。昭和50年に完成し、ダム周辺には豊かな自然環境が体験できる散策路や広場が整備されいて、人気の観光スポットになっています。大雪山系の山々に囲まれたダムは、周囲の自然にマッチした美しい景観を見せています。
大雪ダムは土や岩石を積み上げて作ったロックフィルダムです。人工湖とは思えないほど素晴らしく、春は山桜がたくさん咲き、桜の名所にもなっています。また、紅葉も素晴らしく、人気紅葉スポットになっています。
周辺にはエゾユキウサギやエゾリス、エゾシカ、エゾモモンガなども生息しています。遊歩道が整備されているので、ぜひ歩いてみてください。運がよければ、これらのかわいい動物たちに出逢えることでしょう。また、フクドジョウなどの魚類も多く生息しています。大雪ダム管理支所には身障者に対応したトイレもあるので、ドライブの途中に休憩所として利用することもできます。
大雪ダムは四季折々の風景を楽しめるスポットとして人気で、道内から多くの人が訪れます。層雲峡を訪れた際にはぜひお立ち寄りください。
層雲峡は、石狩川を挟んで断崖絶壁が続きます。その中にある2つの滝、銀河・流星の滝は「本の滝100選」にも選ばれている名瀑です。切り立った崖の間から流れ落ちる滝は大変美しく、層雲峡の人気観光スポットになっています。「流星の滝」は駐車場の入口に近く、別名。雄滝と呼ばれていて水量も多く力強く流れる光景を見ることができます。
その奥にあるのが「銀河の滝」で、こちらは幾重にも分かれて白糸のように流れる美しい滝。その姿から雌滝と呼ばれています。
寒さの厳しい12月に入ると、「銀河の滝」は高さ120m、幅約10mの北海道最大の凍結滝となります。力強く流れる「流星の滝」は完全氷結することは少ないのですが、寒さが厳しい年には、年に数回凍結するようです。1月上旬から3月中旬の期間は、厳冬期しか近寄ることができない「流星の滝・銀河の滝」で天然氷瀑見学スノーシューハイキングが行われています。冬ならではの光景をぜひお楽しみください。
一年を通じて、美しい姿を見せる2つの滝。層雲峡を訪れた際には、ぜひ見学にお立ち寄りくださいね。
層雲峡は約3万年前に、あたり一帯が巨大噴火によって溶結擬灰岩で覆われ、その後約1万年をかけて石狩川によって浸食され、美しい光景が生み出された場所です。大函・小函はその中でも絶景スポットとして知られていて、高さ200m前後の柱状節理の断崖が続く場所です。
層雲峡温泉より北見方面へ約6Km、新大函トンネルを過ぎるとすぐ左手に大函への入口があります。岩壁が屏風のように規格正しく並ぶ光景は圧巻。記念撮影や休憩スポットとして人気があります。その迫力ある光景は一度は見てみたいものですね。
小函は流星・銀河の滝から約2kmの所にあります。約160mの高さにまで及ぶ大迫力の絶壁が続き、訪れる人を驚かせます。小函からさらに2.5km進むと柱状節理でもより巨大な岩の断崖が続く大函があります。「函」とはアイヌ語で「シュオプ」といい、両側の崖が立っている地形を指すそうです。
大函・小函も岩壁が切り立ち、圧倒される風景を作っています。大函の駐車場にはトイレ、土産物屋、食事処があり、景色を見ながら軽食を取ったり休憩をしたりすることができます。層雲峡温泉から大函までは約8kmのサイクリング・ロードもあります。
普通、湿原というと低い所に多いのですが、浮島湿原は標高約850mと珍しく高い所にあります。大小なんと70余りもの沼が点在していていて、不思議な光景を形作っています。東西約650m、南北約450mあり、沼の間を湿草原の根によって形成された浮島があります。駐車場から約1.6km歩くと、夏には木道からエゾイソツツジ、エゾヒツジグサ、ハクサンチドリ、ウメバチソウ、ワタスゲなど多彩な高山植物を観察することができます。
浮島湿原の入口までは車で入れます。湿原をぐるっと一周すると約1時間かかります。
浮島湿原へは駐車場から徒歩で片道約30分ほどです。散策路には木のチップが敷いてあり、ふわふわとした優しい道になっています。
モウセンゴケは浮島湿原を代表とする植物です。白い可憐な花が咲きます。湿原の沼にはヒツジグサなども見ることができます。そのほかにもキソチドリ、イソツツジ、タチギボウシ、ホソバノキソチドリなど多彩な高山植物を見ることができます。また、キマダラヒカゲ、コヒオドシ、ヒメギスなどの昆虫も観察できます。
「大雪森のガーデン」は大雪山系を背景に、色彩鮮やかな花々が植栽された美しい庭園です。季節ごとに少しずつ装いを変化させながら約700品種が植栽されている庭園「森の花園」が人気を呼んでいます。園内には「親しみの庭」「花の泉」「カムイミンタラ」「大雪な庭」「四季のすみか」と、5つのテーマガーデンが作られていて、四季折々の美しい花々を眺めることができます。
起伏のある地形、自生する木々の成長を損なうことなく設計されていて、まるで森の中にいるような居心地のいい空間となっています。
園内にはガーデンショップやガーデンカフェが併設されています。また、フレンチの巨匠・三國清三氏がオーナーを務めるレストラン「フラテッロ・ディ・ミクニ」があり、人気を呼んでいます。窓の外に広がる大雪の山々を眺めながら、地元の食材にこだわったお料理が楽しめます。
また宿泊施設の「ヴィラ」もあり、家族やグループで楽しめます。レストランでディナーを堪能した後、のんびりとお部屋で過ごすのもおすすめ。北海道ならではの大自然も楽しめます。
スノーシューウォークなど冬季プログラムも用意されていて、一年を通じて楽しめます。
大雪山国立公園は、紅葉前線のスタート地点です。毎年9月中旬から紅葉を楽しむことができ、この時期には多くの観光客が訪れます。大雪山国立公園内には紅葉スポットがいくつもありますが、「赤岳銀泉台」は日本で一番早いと言われる大雪山の紅葉を眺めることができるスポットです。針葉樹の緑とナナカマド、カエデなどの落葉、広葉樹の朱色や黄色の絶妙な色合いが美しく、いつまで見ていても飽きることがありません。
特に赤岳登山口の銀泉台は、紅葉の名所として知られていて、紅葉の季節には全国から多くの観光客が訪れます。
「赤岳銀泉台」は日本で一番早い紅葉スポットです。年によって異なりますが、9月中旬から紅葉を見ることができます。登り口から銀泉台までは徒歩で30分ほどです。子供でも登ることができるので、家族揃って紅葉を楽しむことができます。ただし、道は本格的な登山道です。標高も高い場所にあるので、靴や服装には注意が必要です。
紅葉の見頃は9月中旬 から下旬で、紅葉時期はマイカー規制があります。その代わりに臨時駐車場に車を止めてシャトルバスでアクセスすることができます。しっかりとした山道なので、登山靴か、歩き慣れた運動靴がおすすめです。
広大な自然が残る大雪の山には多くの湿原が残っています。その一つが有名な「沼の平」です。沼ノ平は、大雪山の北西に当たる山腹にあります。標高約1400mのところにある溶岩台地に出来た湿原で、大小の沼が湿地地帯に点在しています。秋には湿原がクサモミジの彩りとなり、紅葉スポットとしても知られています。
沼ノ平へ一番近い登山口は北側の愛山渓温泉です。道中は岩がごろごろしている登山道なので、しっかりとした準備が必要です。
愛山渓温泉から出発し沢を登って行くと、鉄の橋にたどり着きます。ここから三十三曲がりという急な山道となります。曲がり角がいくつもあるという意味で付けられた名前ですが、数えながら登って見るのもいいでしょう。登るにつれ、少しずつ展望が開けて行くのも楽しみです。
沼ノ平から少し登ると、沼の絶景を見ることができます。たいへん気持ちのいい風景が広がっているので、トレッキング好きな人にはおすすめのスポットです。周囲はクマの出没地にもなっているので注意してください。
大雪山の高原温泉沼巡りコースは夏は高山植物や秋の紅葉が美しく、北の方角には緑岳が見えます。森林内には、大小多くの池沼が点在し、美しい光景を見せてくれます。コースは1周約7kmで3時間半から4時間かかります。6月下旬から10月上旬までの入山時間は、午前7時から午後1時までとなっていて、下山時間は午後3時までです。
登山道は6月下旬まで雪に覆われています。コース上に杭やテープなどの目印がしてあり、それを頼りに先に進むようになります。雪が明けたところから水芭蕉が顔を出し、春らしい光景を見ることができます。
高原温泉沼巡りコース周辺には、多くのヒグマが生息しています。6月下旬から10月上旬まで毎日巡視員がコースをパトロールし、安全を確認した上で入山することができます。そのため、ヒグマの出没状況によっては入山規制が行われることもあります。入山に際しては、コース入口にあるヒグマ情報センターでレクチャーを受けてからとなります。しっかりとレクチャーを受け、ヒグマとの遭遇や事故を防ぐことが必要です。
北海道ならではの光景を楽しめる素晴らしいコースなので、準備を整えぜひ歩いてみてください。
「アイスパビリオン」は寒さ体験を年中楽しめる施設で、世界初で最大級の大きさ。なかでも、アイスホールは通年マイナス20℃に保たれ、25年の歳月をかけて制作された氷柱群を見ることができます。360度見渡す限りの氷の世界はとても幻想的!氷柱群氷壁600平方m、氷量1000tと、氷のアートを楽しめます。
究極の寒、マイナス41℃を体験できるコーナーやきらきら漂うダイヤモンドダストが見られるコーナーも。館内には何でも凍る不思議な体験ができるスポットや流氷の天使と言われる「クリオネ」展示もあり、北海道の冬を楽しめます。
ここには少し変わった「トイレ美術館」もあります。造形美術作家・中川真弓さんの作品で、この地に根付く木や廃材などを利用して、冬・雪・氷をテーマにしたトイレが並んでいます。少し変わった不思議な世界もお楽しみください。
ショップには、アイスパビリオンの中でしか買えないグッズが並んでいます。北海道の自然、冬をイメージした関連グッズが多く、どれもとてもかわいいものばかり。北海道のお土産を探すのにぴったりのスポットです。アイスホール見学後には暖かいお茶とお菓子のサービスもあります。
「旭山動物園」と「層雲峡」を結ぶ国道39号線沿いにある大型ドライブイン「北の森ガーデン」。日本最大級のスケールを誇るアイスパビリオンのほか、大人気の「くま牧場」もあります。熊だけを集めた動物園で、かわいいクマがポーズをしてお出迎えしてくれますよ!また、夏季限定のドッグランもあり、ドライブに疲れた愛犬たちを遊ばせることができます。
北海道ならではの工芸品やクラフトショップも揃っていて、お土産探しも楽しみ!420席ある大きなレストランもあり、北海道の味覚を楽しめます。
夏には、花畑を眺め、大雪山を眺めながらゆっくりとお食事が楽しめる、北の森ガーデンレストラン。バイキングスタイルでは、ラーメン・そば・うどん・カレーをベースにお好きなトッピングをお好みに合わせて選ぶことができます。目の前での調理が嬉しい屋台ランチや北海道の新鮮野菜をたっぷりと使ったサラダバーも。
そのほかにも、渓谷味豚しゃぶしゃぶ定食や石狩鍋定食、魚介陶板焼定食、渓谷味豚陶板焼定食、割子うどん定食など北海道の味覚を楽しめます。また、ソフトクリーム店やそば屋もありますよ。
大雪展望台は北海道上川町に位置する展望台で、巨大な鐘「エスポワールの鐘」が頭頂部に設置されていることで有名です。上川町開基90周年事業の一環として1984年に設置されたもので、六角鬼丈氏の設計です。
毎日午前9時から3時間ごとに時を告げます。設立当時から日本一の鐘の大きさを誇る巨大な5つの鐘があります。これらはフランスのメーカーに特別注文したもので、およそ1.5mの直径があります。名称はフランス語で「希望」という意味の単語「エスポワール」から付けられました。
「エスポワールの鐘」にはタイムカプセルが設置されており、2034年に開けられる予定です。展望台内部にエレベーターはなく、らせん階段を使って登ることができます。雄大な大雪山連峰を眺望する憩いの場として、町のシンボル的存在として親しまれています。
大雪展望台には展望広場、語らいの広場、ふれあいと芸術の広場などがあります。壮大な風景を一望できるスポットとして、観光客からも人気を呼んでいます。層雲峡を訪れた際にはぜひ見学してみてください。
「層雲峡写真ミュージアム」は、半世紀以上にわたって北海道の山岳風景を撮影し続ける写真家・市根井孝悦氏の作品を展示しているミュージアムです。市根氏は日本を代表する山岳写真家で、特に大雪山写真の第一人者として高い評価を得ています。
層雲峡小学校の校舎を生かした総面積1,57平方mという広い館内。写真ギャラリーとして日本最大級の規模を誇ります。幅1.5m以上の大型作品を中心に展示されていて、その数は200点にもおよびます。層雲峡を訪れたら、ぜひこの「層雲峡写真ミュージアム」にも立ち寄ってください。
大型カメラによる迫力ある山岳写真は写真が好きな人にとって、とても魅力のある作品となっています。四季折々のすばらしい姿を見せる大雪山の光景をぜひ写真を通じて楽しんでください。
市根井孝悦(いちねい・こうえつ)氏は1938年函館市生まれ。「名峰シリーズ 大雪石狩十勝」 「大雪山」 「北海道の山 三部作」(大雪山 母なる大地・日高山脈 遙かなる山並・カムイの山 北海道の 名峰たち) など、数多くの作品集を残しています。全国各地で写真展も開催されています。また、芸術新賞(北海道文化団体協議会)などの賞も受賞しています。
「層雲峡オートキャンプ場」は大雪山麓の雄大な自然の中にあるキャンプ施設です。河川敷に近く、自然豊かな林間キャンプ場で、フリーテントサイト、バンガロー26棟、オートキャンプ専用サイト12台分、キャンプファイヤーサイト、シャワー&ランドリー、トイレなどの設備があります。
野球場1面、テニスコート1面、コミュニティー広場、野外ステージ、林間広場、散策路なども整備されていて、訪れる人が楽しく過ごすことができます。大自然の中で体を動かして楽しめるようになっています。サークルやクラブなどでも利用できそうですね。
自然が豊かなオートキャンプ場です。自然体験ができ、子供から大人まで楽しく過ごせる場所として人気を呼んでいます。毎年6月中旬から9月末までの利用となっています。チェックインは午後1時から午後9時、チェックアウトは午前10時です。連泊される方は、毎日の清算となります。また、直火不可、花火場所指定、ペット不可となっていますのでご注意ください。
バンガロー内設備は照明及びマットが用意されています。シャワー棟21時で閉鎖となっています。詳細は直接、管理事務所までお問い合わせください。
「釣り堀あかし」は本格的なルアー、フライ、えさ釣りの行なえる釣堀です。ニジマス、ヤマメ、幻の魚のイトウも釣ることができ、場内ではバーベキューも楽しめます。釣った魚は駅前のあかし調理部で料理もしてもらえます。
ルアーフライポンドには大型のニジマスや ニジマスアルビノなどが放流されています。大雪山の美しい水と餌を豊富に与え育てた魚で、引きの強さを体感できると釣り人たちに人気です。養殖業者が本気で挑む管理釣り場で、パワフルな魚がたくさん放流されています。
餌つり池ではニジマスの釣りをお楽しみ頂けます。1番人気は時間制のリリース餌つりで、魚を持って帰ることができない人も楽しめます。またリリース餌つり池ではニジマスの他にアメマス、コウホサーモンなど多魚種を釣ることもできます。子供たちや初心者も楽しめますよ。
釣った魚はバーベキュー施設で食べることができます。食材の持ち込みもできるので、食事も楽しみですね。お箸、お皿 調味料等は焼き台は料金に含まれているので、手ぶらで楽しむことできます。5月は桜の下で花見をしながらバーベキューも楽しめます。
大雪山国立公園に位置する層雲峡の観光スポットを紹介しました。一年を通じて楽しめるスポットが多く、四季折々の美しい風景を楽しめます。施設によっては冬季は休業するところもあるので、訪れる前に確認してください。楽しい旅になりますように!
いろいろな土地の魅力をお伝えできたらと思います。よろしくお願いします!
広大な自然が自慢の北海道においても、手つかずの森林がうっそうと広がり、また自然の偉大な造形物が見られるという屈指の観光地、層雲峡。緑のパワーをたっぷり浴びて、温泉で癒されて…そんな幸せを満喫しに出かけませんか?
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