母畑温泉周辺のおすすめ観光スポット15選!阿武隈山中・母畑湖の近くの温泉旅館6軒だけの母畑温泉郷!

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静かに佇む母畑湖の近くで、元気良く湯煙をあげているのが、母畑温泉郷です。温泉旅館が6件だけの小さな温泉地ですが、開湯は900年前と歴史も古いです。八幡太郎義家が奥州征伐の時、谷川の清水に馬の傷を浸したところ、たちどころに回復したのが、母畑温泉の始まり。おすすめの観光スポット15選のご案内です。

母畑温泉(ボバタオンセン)

母畑温泉は、自然に恵まれた阿武隈山中を流れる、北須川の清流沿いに位置する温泉地です。
その昔は、療養客が多く利用する、賑やかな湯治場でした。
その後近年までは、自然の中に佇む、静かで小さな温泉郷として続いていました。
しかし最近では、大きな宿も建設され、観光の拠点ともなっています。
とはいえ、温泉旅館は6軒だけと、まだまだ小規模の温泉郷ですが、そこが趣があって良いですね。
母畑温泉は、日本でも有数のラジウム温泉、その素晴らしいお湯に浸かりに行きましょう。

日本の温泉旅館、お風呂・部屋・お料理の3拍子が揃ってお値段以上の旅館ってそうありません。
でも、意外や意外、母畑温泉の宿泊施設は、有名温泉地に引けを取らない充実さです。
お料理も、山間の温泉郷ではありますが、そこは食の東北津方、季節の旬が食べられます。
温泉も、ラジウム含有量は東北一を誇り、泉質はアルカリ性単純温泉、ラジウム含有泉などです。
源泉でとろっとしたお湯は、古くから湯治に利用されていて、打ち身なら母畑へと言われているんですよ。
母畑温泉は、上の湯と下の湯に分かれていて、どちらも素敵な雰囲気に溢れています。

母畑温泉
住所:
福島県石川郡石川町大字母畑
電話番号:
0247-26-9113(石川町観光物産協会)
アクセス:
磐城石川駅からバスで15分
駐車場:
各施設の駐車場

母畑湖(ボバタコ)

出典: www.jalan.net

母畑湖は、全国でも有数の大規模な農業用ダム湖です。
千五沢ダム(せんごさわダム)は、石川町母畑の阿武隈川水系北須川に造られたダムです。
もともとの目的は、灌漑用のみのダムだったのですが、平成21年(2009年)より、洪水調節を加えることになり、多目的ダムに生まれ変わる改築工事が行われました。
母畑湖畔は、紅葉の時期になると真っ赤に染まり、その美しい光景はよく知られています。
阿武隈高原道路からのアクセスもとても良いので、紅葉の時期には多くの人が訪れます。

母畑湖の湖畔には、約1.8kmほどの遊歩道が続いています。
早朝の散策で湖畔を歩きながら、自然の中で森林浴なんて、気持ちが良いですね。
遊歩道からは、母畑湖を一望することができます。
青く澄んだ湖面に映るのが、夏には新緑、秋には紅葉と、彩豊かな風景を楽しむことができます。
母畑湖の緑に囲まれた湖畔では、フィッシング・ファンもたくさん訪れています。
バス釣りにおいて、陸からアプローチできる場所が結構多いのも、人気のようです。
ブラックバスの他にも、ワカサギやへらぶなも釣れるそうですよ。

母畑湖
住所:
福島県石川郡石川町母畑梅木入
電話番号:
0247-26-3986
営業時間:
24時間、(ダム)11時00分~16時00分
休業日:
無休、(ダム)水曜日
アクセス:
磐城石川駅からバスで15分
駐車場:
(無料)30台、母畑レークサイドセンター

沢井八幡神社

沢井八幡神社では、境内にある「波乗り兎」が注目のスポットです。
この像の台には、「天保14癸卯年(1843年)8月15日・奉納・角田定右衛門」と刻まれています。
石工の名前は刻まれていないのですが、「工房・石福貴」の初代親方である「小松利平」の作品と推定されています。
天保14年は兎年ですし、子供たちの健康と発展を祈願して波乗り兎像を製作し、中秋の名月(8月15日)の日に奉納したのではないでしょうか。

沢井八幡神社の波乗り兎像、両耳をピンと立てた兎像として、他では見ることのできない像です。
兎の耳は細く長いもの。これを石から彫り出す作業は至難の業なんですよね。
残念なことに、今ではほとんど折れているのですが、1本だけ残っています。
耳が立っていたときの姿を思い浮かべてみると、その凛々しさが実感できますね。
この「波乗り兎」は、石川町の隠れた宝物でもあり、地元の皆さんに大切にされています。
そして、兎像のすぐ前には、1865年に建立された狛犬があるのですが、これも利平の工房で彫られたと考えられています。

沢井八幡神社
住所:
福島県石川郡石川町大字沢井字舘94
電話番号:
0247-26-9113(石川町観光物産協会)
アクセス:
磐城石川駅からバス(新白河駅行)「沢井」下車、徒歩1分

石川町立歴史民俗資料館

石川町立歴史民俗資料館は、昭和49年に開館された資料館です。
福島県は日本三大鉱物産地であり、石川地方から産出された、約150種もの岩石・鉱物、約700点を中心に展示をしている資料館です。
産出された鉱物の中でも、特に貴重な鉱物は、福島県の天然記念物に指定されました。
鉱物が天然記念物に指定されるのは、石川県では初めてのことなんですよ。
他の地域と異なっていることは、豊富な種類のみならず、国内最大級の結晶が多いことで、これは石川産の鉱物の大きな特徴でもあります。

石川町立歴史民俗資料館では、鉱物の他にも多くの貴重な品々が展示されています。
県指定重要文化財の鳥内遺跡出土土器も、こちらの資料館で保存・展示がされているんです。
鳥内遺跡は、縄文時代から弥生時代の遺跡で、壺・土偶・石剣・矢じりなどが出土しています。
「鉱物の町・石川」ならではの、鉱山で用いられた工具も保存されています。
更には、祖先の生活をしのばせてくれる機織機やわら細工等も見逃せない展示品です。
地方の小さな資料館的な印象ですが、貴重な民俗資料・文化遺産が残されている場でもあります。

石川町立歴史民俗資料館
住所:
福島県石川郡石川町字高田200-2
電話番号:
0247-26-3768
開館時間:
9時00分~16時00分(最終受付15時30分)
休館日:
月曜日、年末・年始(月曜日が祝日の場合翌日休館)
アクセス:
磐城石川駅から徒歩で20分
駐車場:
(無料)12台

式部堂

式部堂は、光国寺境内にひっそりと佇んでいます。
和泉式部の徳を称賛していた里人の皆さんが願い、建立したと伝わっています。
和泉式部の両親が祈願した白河の関山観音と同じく、御本尊は如意輪観世音菩薩様です。
如意輪観世音菩薩様は、安産・子育ての女性の神様なんですよ。
片膝を立てた独特の座り姿は、お産を意味しているということです。
また、式部堂の中には、金の袈裟の中で子供を抱いた、子授け地蔵様の姿も見ることができます。

式部堂の前には、何故か木製のポストが備え付けられているんです。
これは、平安時代、和歌の第一人者でもあった和泉式部にちなんだもの。
里人の皆さんが、歌会で詠んだ歌を、このポストに投函していたのだとか。
毎年の4月の第1日曜日、式部堂では「式部様」という祭りが開催されています。
御利益は、子授けや子育てということで、地元の方々だけでなく各地からも参拝者が訪れています。
和泉式部堂は、明治頃に今の場所に設置されたのですが、それまで近所の山中に埋もれていたのを、不憫に感じた有志の方が、光国寺にお願いして移設されたそうです。

式部堂
住所:
福島県石川郡石川町大字曲木字仲ノ内147
電話番号:
0247-26-2253(光国寺)
アクセス:
野木沢駅から徒歩35分、車利用で6分

鳥内遺跡(県指定史跡)

出典: www.jalan.net

鳥内遺跡は、縄文時代から弥生時代にかけての遺跡です。
特に、弥生時代中期の再葬墓(遺体が骨になってから土器に入れて再び葬ること)が、多く発見された遺跡としても、全国的に有名なんですよ。
鳥内遺跡で、土器に動物の骨を入れ、その土器を埋める、という遺構が見つかっています。
福島県内の浪江町七社宮遺跡や須賀川市一斗内遺跡などでも見られる、動物祭祀に関係する遺構として共通していて、壺棺再葬墓と何らかの繋がりがあるのではと、非常に興味深いですね。

鳥内遺跡、考古学ファンからは、弥生時代の遺跡という印象を強く持たれているようですが、実際には縄文時代後期から続く、縄文・弥生の複合遺跡となっているんです。
縄文時代の遺構では、竪穴式住居跡が9軒と土坑22基などが発見されています。
住居跡の遺構では、石囲炉と柱穴だけが発見されました。
縄文時期の住居は、円形をしている竪穴の中心部に、石囲炉を持つのが特徴ですね。
住居の内部からは、独鈷石や土偶といった信仰に関わる遺物も出土しており、注目されています。
更に、全国で40点程しか見つかっていない人面付土器が、1点出土していることも驚きの的です。

鳥内遺跡
住所:
福島県石川郡石川町大字新屋敷
電話番号:
0247-26-2111(石川町役場文化振興係 )
アクセス:
磐城石川駅から車で15分

石川町の古墳群

大壇古墳群(県指定史跡)

出典: www.jalan.net

大壇古墳群は、丘陵台地にあって、前方後円墳2基と円墳7基で形成されています。
これらの古墳は、6世紀初頭から7世紀初頭にかけての古墳時代後期の築造と推定されています。
古墳群の中で最大なのが1号墳、全長35.5mの前方後円墳、後円部径25m・前方部幅21mの大きさで、周溝の跡が確認されています。
1号墳の推定築造年は、6世紀の初頭と推測されています。
円墳の最大なものは4号墳で、径が25mあり、横穴式石室があると考えられています。
大壇古墳群に葬られているのは、この地方を支配した豪族のようですね。

大壇古墳群
住所:
福島県石川郡石川町大字新屋敷
電話番号:
0247-26-2111(石川町役場文化振興係 )
アクセス:
JR磐城石川駅より車で15分
駐車場:
無し

悪戸古墳群(県指定史跡)

出典: www.jalan.net

悪戸古墳群は、大壇古墳群から北東に約3kmの山あいにあります。
横穴式の石室を持つ、9基の円墳から形成されている群集墳です。
以前は、円墳が11基あったのですが、2基が破壊されてしまっているのが残念です。
古墳の中には、周囲に溝が確認できるものもあります。
開口している1号墳は、墳丘の長さが最大で約20mあり、巨石で石室が築かれています。鉄鏃・刀子(小刀)・釘なども発見されていて、推定築造年代は7世紀初頭のようです。

悪戸古墳群
住所:
福島県石川郡石川町大字新屋敷
電話番号:
0247-26-2111(石川町役場文化振興係 )
アクセス:
磐城石川駅から車で15分
駐車場:
無し
備考:
見学の際には石川町教育委員会まで連絡を

小和清水

小和清水は、石川町曲木地区にある湧き水のことです。
平安時代の代表的な女流歌人である和泉式部、石川町の曲木の里で生まれています。
和泉式部は、幼少時代を玉世姫と呼ばれ、産湯に使った清水だという言い伝えがあります。
現在では、子育て・子宝の霊水として、地元の皆さんにも親しまれている湧き水です。
この清水を飲むと、声がよくなって歌も上手になる・・・そんな伝説もあるんですよ。
小和清水は、「福島の水30選」にも選ばれている名水で、汲みに来られる人の姿も後を絶ちません。

山頂に上がるとは、「金子舘跡」というお屋敷の跡を見ることができます。
和泉式部こと、玉世姫の父である安田兵衛国康の屋敷跡だったと言われています。
玉世姫は、13才になるまで、この舘で育ったと言い伝えられているんですよ。
頂上には東屋風の休憩所もあり、曲木の里の眺望もなかなかなので、運動がてらにいかがでしょう。
どんなに干天が続いても涸れることがなく、音声がよくなり歌も上手になる不思議(?)な水です。
ペットボトルを持参して名水を入れ、のんびりと山頂の屋敷跡まで上って、素敵な景観を楽しむのも良いですね。

小和清水
住所:
福島県石川郡石川町大字曲木字小和清水
電話番号:
0247-26-9113(石川町観光物産協会)
アクセス:
野木沢駅から徒歩で30分

長泉寺

長泉寺は、永享8年(1436年)に開山された曹洞宗のお寺で、千葉県の市川市にある総寧寺を本寺とする、東北屈指の名刹です。
境内に隣接してある墓地、その中には石川氏17代義光より23代晴光まで、7代に渡る三芦城主のお墓があるんです。
24代石川昭光が、この世を去ってから400年になる平成2年に、開基義光550回大遠忌が行われ、これに合あわせて、損傷の激しい宝篋印塔や五輪塔の修復工事も行われました。

磐城国三芦城主である石川持光公を開基、即庵宗覚禅師を開山として永享8年(1436年)福島県石川町に創建されたお寺です。
石川氏の篤い庇護を受け、洞門の寺院を統制するほどの礎を築くのですが、天正18年(1590年)の豊臣秀吉による奥州仕置により、領主石川昭光公は領地没収となり、長泉寺も現在の場所に移建しています。
以後、長泉寺は石川氏の更なる庇護と檀家の帰崇などより隆盛を続けました。
境内では、ケヤキの巨木や老杉がそびえ、更には多数のサクラ・ツツジ・フジで彩られる四季折々の装いで、参拝者の皆さんを心楽しませています。

長泉寺
住所:
福島県石川郡石川町字高田271
電話番号:
0247-26-2009
開門時間:
9時00分~17時00分、最終受付は16時00分
休業日:
年中無休
アクセス:
磐城石川駅から徒歩で15分
駐車場:
無料駐車場があります

大野農園

大野農園は、福島県石川町にある果実農園です。
平成24年に法人化して、次世代農業確立をテーマに活動を続ける農園です。
オリジナル商品を開発したり、農園を解放したイベントなどを開催しています。
基準を大きく上回る「果実糖度」と「大きさ」が特徴の生果実を栽培されていて、購入もできます。
農園の果実を活かした、ジャム・ジュース・フルーツティー・ビールなど加工商品も多数開発中。
農地を利用した「農園花見」・「農園ビアガーデン」・「梨&りんご狩り」などのイベントは大人気です。

いろいろある農園での開催イベント、春の季節は何といっても「農園花見」です!
花見と言っても果物の花見、桃・梨・りんごの花に囲まれながら、BBQを満喫しましょう。
次に訪れる季節の夏は、「農園ビアガーデン」です!
日が沈みだす、涼しくなった夕方から、農園でビール&ピザ&焼肉三昧を楽しみます。
果物の美味しい秋には、定番の「梨&りんご狩り」ですね!
旬の果実を、その場でお腹いっぱいに食べ尽くしましょう。

大野農園
住所:
福島県石川郡石川町赤羽字新宿130
電話番号:
0247-57-6004
営業時間:
イベントによって営業時間が異なります。
※電話の問合わせ8時00分~17時00分
休業日:
年中無休
アクセス:
イベントにより開催地が異なります(HPで確認)

鈴木重謙屋敷跡

江戸時代、石川組16ヶ村の大庄屋を務めていたのが鈴木家でした。
鈴木家は、武士の身分に相当する、郷士に取り立てられていたようです。
農家住宅では、なかなか見ることができない表門は、郷士の特権として建立されたようですね。
また、明治前期に、自由民権運動で活躍した鈴木荘衛門・重謙親子の居宅でもあったのです。
この住宅において、しばしば演説会などが開かれていたと伝わっています。
主屋の間取りや機能から判断して、当時の農民住居の内では、村役人層のもののようです。

鈴木重謙屋敷跡は、石川町においては、数少ない農家住宅としても貴重な建物です。
当時、石川町は建物の所有者から屋敷の寄贈を受けたのですが、老朽化が顕著になり、平成8年(1996年)年に解体し、柱や板などの建材は保管されていました。
しかし、今年度の年度末を目処として、母屋の再現工事が進んでいます。
門に関しては、表道路に面して、境界線よりやや後退して建っています。
いわゆる薬医門で、民家の門としてはかなり異例な門の上、相当に入念な造りとなっています。

鈴木重謙屋敷跡
住所:
福島県石川郡石川町字下泉163-1
電話番号:
0247-26-9113( 石川町観光物産協会)
アクセス:
JR磐城石川駅より徒歩15分

猫啼温泉・井筒屋

猫啼温泉は、今出川のほとりに宿屋が2軒しかない温泉で、温泉街のようなものはありません。
その内の1軒が井筒屋で、自然に恵まれ、ゆっくりとした時間を過ごすことができます。
小説・舟橋聖一氏の「ある女の遠景」や内田康夫氏の 「十三の墓標」の舞台となった宿なんです。
平安中期の女流歌人「和泉式部」は、ここ石川の生れで、少女の頃に、清水のほとりに来ては水鏡で顔を洗い、髪を梳ることを常として、美しい乙女となりました。
その際、式部が櫛を置いた石を「櫛上げの石」と称し、今でも、井筒屋の敷地内に残っています。

和泉式部は都へ上り、情熱の女流歌人として成功し、その名を後世に遺しています。
和泉式部は、石川では「玉世姫」と呼ばれ、愛猫は「そめ」という名前が付いていました。
式部が都へ上る際、故郷に残された「そめ」は病み衰えていたのですが、式部を慕って毎日この泉に来ては啼き、そして、泉に浴しているうちに、病気は回復して元気になり美しき猫となったそうです。
「そめ」を見守っていた里人達は、泉が霊泉であることを知って、この里を猫啼として湯治場を設けたのですが、猫啼の名は年々広まり、名湯として今日に至っています。

猫啼温泉・井筒屋
住所:
福島県石川郡石川町字猫啼22
電話番号:
0247-26-1131(井筒屋)
アクセス:
JR磐城石川駅より徒歩13分

塩ノ沢温泉しおや

山間の地に、静かな佇まいをみせているのが、塩ノ沢温泉です。
標高500mほどの小高い山に囲まれた温泉地で、随分昔より、湯治場として評判のお湯でした。
豊かな自然は、新緑と紅葉が特に美しく、山菜採りの季節には、大勢の人が訪れます。
塩ノ沢温泉にある旅館しおやでは、お客様のプライベートな時間と空間を重視していて、まるでわが家にいるように、ゆっくりとくつろげる宿です。
料理も、匠の打ち立て蕎麦や、地元で採れる新鮮な食材など、朝夕食ともに個室で楽しめます。

旅館しおやのお風呂、天然ラジウム温泉に入ることができます。
ラジウム温泉、放射能を含む温泉になりますが、温泉内の放射能は全く問題ありません。
温泉効果も非常に高く、様々な症状に効果がある、とても貴重な温泉なんですよ。
旅館しおやの建物は、純和風の低層の造りで、見るからに家族的で暖かい雰囲気ですね。
塩ノ沢温泉では、唯一の宿泊施設で、夜遊びできるようなところもなく、まさに湯治場としての旅館。
温泉に入りながら、のんびりと時間を過ごし、おすすめのお蕎麦をいただく…最高の贅沢かもしれませんね。

塩ノ沢温泉しおや
住所:
福島県石川郡石川町大字板橋字塩ノ沢98
電話番号:
0247-26-6188
アクセス:
JR水郡線石川駅から車で約10分

片倉温泉薬王館

出典: yakuoukan.com

今から1000年ほど昔のこと、弘法大師が掘り当てたと伝わる源泉は、その土地に住む老夫婦が五右衛門風呂と囲炉裏を囲んでの憩いの場として、地元の人々に愛される場所でした。
昭和の初め、この素朴なお風呂を、旧片倉財閥のオーナーが目に留め、片倉製紙の保養所兼別邸として利用されてきました。
そして、昭和62年に全面改装、純和風数奇屋造りと傾斜を利用した和風庭園を擁した施設を受け継いだのが、片倉温泉薬王館です。
かつて、この辺り一帯を、片倉製糸が保養所としていたので、「片倉温泉」と呼ばれています。

出典: yakuoukan.com

片倉温泉薬王館の源泉は、平安時代初期に、弘法大師空海が見つけた温泉です。
泉質は、弱アルカリ・ラジウム鉱泉で、効能は関節痛・五十肩・神経痛などとされています。
最高の雰囲気の露天風呂、湯床に全身のツボを刺激する那智玉石が敷き詰められています。
もう1つの温泉旅館の楽しみ、食事は、町並みが望めるお食事処、又はお部屋ででも、土地の山菜・あゆ・旬の素材を生かした会席料理を食べることができます。
そして、薬王館の自慢は素晴らしい庭園、春夏秋冬の色彩が心を癒してくれます。

片倉温泉薬王館
住所:
福島県石川郡石川町立ケ岡178番地
電話番号:
0247-26-2206
アクセス:
JR磐城石川駅から徒歩8分

石川町の桜

石川町は、昔から桜で有名な土地で、江戸の時代より「桜谷」と称されているんです。
今出川・北須川の河川沿いには、約2000本のソメイヨシノ、更には、樹齢約500年の高田桜(エドヒガンザクラ)をはじめとして、町内のいたるところにある桜は、数千本と言われています。
春の桜の時期には、町全体が桜一色になる様は、例えるものがないほど美しく壮観です。
町の中には、様々なお花見スポットがありますが、まずは学校でしょうか。
石川町にある、小学校・中学校・他の学校施設のほぼ全てが、桜のビュー・ポイントとなっています。

石川町の桜のビュー・ポイントは、やはり町の中心を流れる今出川・北須川の両岸でしょう。
数キロに渡って、約2000本の桜が咲き誇ります。
春の開花の時期には、一斉に咲く桜たちが、町を埋め尽くしてしまうんですよ。
その美しい桜並木が続く川沿い、そんな桜・桜の中でも、特に引きつけられてしまうのが高田桜。
北須川沿いの高台にあって、高さ17m・幹の直径1.9m・樹齢約500年を誇る古木の桜です。
日本人にとって、やっぱり桜は特別な存在、そんな桜でいっぱいになる石川町、素敵ですね。

石川町の桜
住所:
福島県石川郡石川町
電話番号:
0247-26-9113(石川町観光物産協会)
アクセス:
JR磐城石川駅から各所に

今回は、石川県にあるちいさな温泉地、母畑温泉のおすすめ観光スポットを15選でのご紹介でした。
いかがだったでしょうか、今後の参考になりましたでしょうか。
八幡太郎義家・奥州征伐(約900年前)の頃、戦い終わって、傷を負った愛馬を気遣い谷川の清水できれいにしたところ、見事に快癒したために、母衣(ほろ)と旗を立ててお祀りしたそうです。
この「母衣旗(ほろばた)」が「母畑」に変わったのだと言われています。
静かで長閑な温泉地、観光スポットも派手なものではないのですが、これが日本と言った感じで、印象深い良い旅行になりますね。

ioi_asuka

ベトナムのホーチミン市に住んでいます。在住歴は6年半です。ベトナム人ばかりのローカル地区で、愛犬&愛猫と一緒に生活しています。大陸の風に吹かれて、のんびり自分らしくの毎日です。

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