ハノイ空港(HAN)完全ガイド!市内へのアクセスと空港での過ごし方まとめ!

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ハノイ空港はベトナムの首都ハノイの空の玄関口。ハノイ空港から市内へはタクシーやエアポートバス、路線バスなどでのアクセスが可能です。国際線ターミナルのおいしいレストランや、免税店、ラウンジの情報を先取りしましょう!キッズスペースやスリーピングポッドを活用したハノイ空港の快適な過ごし方もご紹介します。

ハノイ空港(HAN)の概要

ベトナム旅行ならハノイへ!ハノイ空港から始まる古都への観光

ハノイ空港ことノイバイ国際空港(Noi Bai International Airport)は、ベトナム北部の街・ハノイの空の玄関口。1000年の歴史をもつ古都ハノイといえば、趣のある落ち着いた旧市街の街並みに、フランス統治時代のコロニアル建築、そして国民食フォー発祥の地として有名です。近頃では、アメリカのトランプ大統領と、北朝鮮の金正恩国務委員長が会談をした都市としてニュースでも大きく取り上げられていましたね。

親日国としても知られているベトナムの治安は、東南アジアの中では、かなり良く凶悪犯罪が少ないのが特徴です。日本人が巻き込まれやすいスリやボッタクリの手口を事前に知っておけば、トラブルに合うこともなく、ハノイ空港から始まるハノイ観光は、きっと特別で素晴らしいものとなるでしょう。

日本人の海外旅行先としても人気のハノイは、現在観光客が急増中。2017年には29万人の日本人がハノイを訪れました。ハノイ空港と直行便で結ばれた国は世界40カ国以上。増え続けるハノイ空港利用者に対応すべく、2014年には第1ターミナルの改修が終了しています。ハノイ空港の第1ターミナルは国内線専用。南部の都市ホーチミンや、中部の都市ダナンなどへのフライトが毎日就航しています。

ちなみに、ハノイ空港からホーチミンへは国内線を利用して2時間のフライト、そしてダナンへは1時間15分のフライトです。便利な航空便を利用して、ベトナム横断の旅を企画するのも楽しそうですね。

第1ターミナル改修の効果もあってか、ハノイ空港は2019年版の「世界の空港トップ100」というアワードで86位にランクインを果たしました。これは世界中の550もの空港を「ターミナルの快適さ」「チェックイン手続き」「スタッフの姿勢」「ショッピング・飲食」などの項目を使って利用客が評価したもの。

ハノイ空港でできるショッピングや飲食店の情報、そして時間つぶしの時に役立つラウンジなど、空港内で快適にすごすための施設も、後程ご紹介します。実際にハノイ空港を訪れた際は、ぜひ皆さんの物差しでも、評価をしてみてくださいね。

ハノイ空港へはLCCのジェットスターやビキニLCC・ベトジェットの直行便もオススメ

ハノイの空の玄関口・ハノイ空港へは、日本から直行便で5時間30分から6時間15分。関西国際空港からの直行便を利用すれば、4時間25分でハノイ空港へ到着します。日本とハノイの時差はマイナス2時間で、サマータイムはありません。日系の航空会社ではJAL(日本航空)とANA(全日空)が、毎日就航。JAL便では、サーチャージや空港使用料込みで往復航空券が30,000円台というセールが開催されることもあります。

また、オススメなのが、ジェットスターや、ベトナムのLCCベトジェットエア(VietJet Air)のハノイ空港への直行便利用。ベトジェットエアと言えば、就航当初、記念としてビキニ姿のセクシー客室乗務員が機内でショーをする、というパフォーマンスで話題をさらいました。知名度のみならず、業績も上々で、今年1月には成田空港からハノイ空港への定期便をスタートさせています。

ベトジェットエア公式ホームページでは、ハノイ空港直行便100円セールという驚きの価格も打ち出されているため、検討材料のひとつとして参考にしてみてくださいね。

ベトナム総合商社FLCグループが設立したバンブーエアウェイズにも注目

さらに注目したいのは、ベトナム大手の不動産会社で、ハノイに本社をおくFLCグループが設立した「バンブーエアウェイズ(Bamboo Airways)」。ゴールデン期間中には、初めての国際線を茨城空港に就航します。経済成長のいちじるしい、ベトナムへの旅行が、より身近になっています。ハノイ空港を拠点に、忘れられない想い出をたくさん作りましょう。

ハノイ空港(HAN)から市内へのアクセス方法は?

ハノイ空港のターミナル間移動は無料シャトルバスで可能

出典: zotadi.vn

都市部から45キロメートルほどの場所に位置する、ハノイ空港から市内へのアクセスは、タクシーやエアポートミニバス、路線バス、空港送迎の事前サービス予約などの利用が主な手段です。国内線が発着する第1ターミナルと、国際線が発着する第2ターミナル間の移動には、無料のシャトルバスに乗ることが可能。

第1ターミナルにはA出口そば、そして第2ターミナルにはA2出口そばに、ターミナル間シャトルバスの乗り場があります。ターミナル間移動の所要時間は数分で、運行時間は朝6時から深夜0時50分。15分間隔で運行しています。

ハノイ空港から市内へのメータータクシーの料金相場と安全性は?

まず最初にご紹介するハノイ空港から市内へのアクセスは、メータータクシーに乗車する方法です。料金の相場や、タクシー利用の安全性についてもみていきましょう。

ハノイ空港のタクシー乗り場は、第1ターミナルでは到着ロビーを出て正面、第2ターミナルでは到着ロビーを出て左手へ進んだ場所にあります。メータータクシーを利用する時に旅行者が気を付けたいのが、ボッタクリをするタクシードライバー。実際に多くの日本人が被害に合っており、中には怖い思いをした人もいるようです。

では、どのようにボッタクリタクシードライバーから身を守れば良いのでしょうか?複数のタクシー会社が乗り入れを行っているハノイ空港で、比較的良質なドライバーが多いと言われているのが、こちらのノイバイ・タクシー(Noi Bai Taxi)。車体には社名と「38868888」という電話番号が印字されています。中には、巧妙な手口の悪質ドライバーもおり、白タクにもかかわらず、車体を有名会社のものとソックリに偽装していることも。

緑色の車体が印象的なマイリンタクシー(Mai Linh Taxi)も、大手のタクシー会社。ハノイ空港のみならず、南部の都市ホーチミンでも、多くの旅行者がマイリンタクシーを利用しています。そのほかにも、ダイナム・タクシー(Dai Nam Taxi)、ABCタクシー(ABC Taxi)が、トラブルの少ない会社として知られています。

車内に運転手の顔写真入り社員証がないタクシーには、乗らないようにしましょう。また、小細工ができるようにビニールカバーがついていないメーターを使用しているタクシーも同様です。さらに、在ホーチミン日本国総領事館が、ホームページ上でPDFファイルを公開している「ぼったくりタクシー防止カード」は、乗り込んだ時に記入し提示すると、警戒を示すサインになり有効です。

ぼったくりタクシー防止カードには、「領収書が必要です」というベトナム語表記の他に、目的地を書くスペース、タクシー会社名を書くスペース、車両番号を書くスペースがあります。目的地は名称と共に住所を書くと、運転手に分かりやすいですよ。

ハノイ空港から市内へ向かうタクシーには、4人乗りのセダンと7人乗りのバンがあり、それぞれに料金が違います。ハノイ空港から市内へのメータータクシー料金の相場と所要時間は、以下のとおりです。(※写真はABCタクシー)

●ハノイ空港から市内への料金・所要時間(メータータクシー)
4人のり ハノイ市内中心部まで 45万VND(2,170円)・40分から60分

ご紹介した数社のタクシー会社の車両には、クレジットカードの決済端末が装備されていることもありますが、ドライバーが操作できず、現金払いしか受け付けてもらえない場合もあります。クレジットカードを使いたい人は、乗車時に利用の可否をたずねましょう。

ハノイ空港からは定額タクシーの利用も可能

ハノイ空港から市内へのアクセスで利用できるのは、メータータクシーだけではありません。ボッタクリや白タクが心配という人は、定額料金のタクシーに乗りましょう。ハノイ空港の到着ロビーには、ホテル予約や両替えができる「ハノイ・ツーリズム・インフォメーション」があり、ここで定額タクシーを手配してもらうことが可能です。

定額タクシーは、通常のメータータクシーと比べると少々割高にはなりますが、その分、安心して目的地へたどり着けるというメリットがあります。定額サービスを提供しているのは、ノイバイ・タクシーや、ダイナム・タクシー。料金を支払うと、ドライバーが乗り場まで案内をしにやってきます。ハノイ空港から市内への定額タクシー料金の相場と所要時間は、以下のとおりです。

●ハノイ空港から市内への料金・所要時間(定額タクシー)
旧市街まで 57万VND(2,800円)・40分から60分

ハノイ空港から乗るエアポートミニバスは格安だがトラブルも多発中

ハノイ空港から市内へのアクセスで格安なのが、エアポートミニバス(Airport Mini Bus)です。第1ターミナルからはベトナム航空のミニバスが、クアンチュン通りのベトナム航空オフィス前まで運行。そして第2ターミナルからは、ベトジェットエアのミニバスが、同じくクアンチュン通りのベトナム航空オフィス前まで運行しています。

ハノイ空港からのエアポートミニバスは、運賃が4万VND(190円)と格安です。プラス1,2US$を支払うとホテル前まで運転してくれることもありますが、まったく的外れな場所で降ろされ困ったという体験談も、実際の利用者からよせられています。また、1時間に1本の運行というタイムスケジュールですが、乗り合いバスのために、人が集まるまでなかなか走りださず、ハノイ空港でかなり待たされたという声も聞かれているようです。

エアポートミニバスを利用する際は、これらのトラブルも発生しているということを念頭に、乗車するようにしましょう。ハノイ空港から市内へのエアポートミニバスの運賃と所要時間は、以下のとおりです。

●ハノイ空港から市内への運賃・所要時間(エアポートミニバス)
ハノイ市内中心部まで 4万VND(190円)またはUS$2(220円)・40分ほど

●時刻表(ベトナム航空のエアポートミニバス)
朝5時から19時30分まで1時間に1本運行

エアポートミニバスの利用は、ベトナム航空やベトジェットエアの航空券利用者でなくとも可能。乗り場は、到着エリアを出て右手・16番ゲートの正面にあります。料金は乗車後の支払いです。クアンチュン通りには、おしゃれなカフェが多いため歩いて散策するのも楽しいですよ。

ハノイ空港から86番路線バスに乗車!停留所や時刻表について

車内でWi-Fiが使える、一律料金で分かりやすい、そして旅行者のためにスーツケース置き場がある、という理由で人気なのがハノイ空港から市内までを結ぶ「路線バス86番(Bus Express 86)」。国内線、国際線それぞれに乗り場があります。国内線第1ターミナルにある乗り場の場所は、到着ロビーを出て正面にあるタクシー乗り場の右手です。「Bus Stop」というサインを目印にしましょう。

国際線第2ターミナルでは、到着ロビーを出て左手にすすみ、タクシー乗り場が見えてきたら、横断歩道を渡りましょう。エアポートミニバス乗り場があり、その奥が路線バス86番の乗り場です。国内線・国際線の順に停車する路線バス86は、時間帯によっては混雑しており、国際線乗り場につく時にはすでに満員で乗れないことも。どうしてもこのバスを利用したいという人は、無料シャトルバスで国内線ターミナルまで行くのが、オススメです。

国内線乗り場を出発した路線バス86番は、国際線乗り場へ停車して、市内へと向かいます。ロンビエン・バスターミナル、チャンクアンカイ通り162番、オペラハウス、メリアハノイホテル前などに順に停車し、終点のハノイ駅に到着します。旧市街を目的地とする人は、ロンビエン・バスターミナルで下車しましょう。

路線バス86番の料金は3万VD(140円)。乗車後に車掌が運賃を回収しにやってきて、引き換えにこのチケットを渡してくれます。お釣りがないことが多いため、なるべく小さい額面の紙幣で払うようにしましょう。ハノイ空港から市内への路線バス86番の所要時間と時刻表は、以下のとおりです。

●ハノイ空港から市内への運賃・所要時間(路線バス86番)
ハノイ市内中心部まで 35万VND(170円)・50分ほど

●時刻表(※執筆時の情報のため、改訂の場合あり)
国内線発 始発06時25分 最終便 23時05分・25分から30分に1本運行(1時間に2本)

運賃が安く、ローカル感もいっぱいで魅力たっぷりの路線バス86番ですが、24時間運行ではないため、深夜に到着のフライトでは市内アクセスには利用できないというデメリットもあります。

ハノイ空港から出発する7番路線バスと90番路線バスの行き先と運賃は?

ハノイ空港からは、路線バス7番、路線バス90番という市バスが運行しています。7番はカウザイ・バスターミナル行き、そして90番はキムマー・バスターミナル行きで、この近辺のホテルやスポットが目的地という方には向いているかもしれません。ところが、路線バス86番とは違い地元の人向けのバスなので、スーツケースを持っての乗車は難しいでしょう。

乗り場は、第2ターミナル到着ホールを出て左手のバスターミナルにあります。ハノイ空港から市内への路線バス7番・路線バス90番の行き先と運賃、時刻表は、以下のとおりです。

●ハノイ空港から市内への運賃・所要時間(路線バス7番)
カウザイ・バスターミナル行き 8,000VND(40円)・終点まで50分

●時刻表(※執筆時の情報のため、改訂の場合あり)
 始発05時00分 最終便 22時30分・10分から30分に1本運行

○ハノイ空港から市内への運賃・所要時間(路線バス90番)
キムマー・バスターミナル 9,000VND(40円)・終点まで1時間15分
 
○時刻表(※執筆時の情報のため、改訂の場合あり)
 始発06時40分 最終便 22時30分・20分から30分に1本運行

空港送迎サービスを事前予約

初めてのハノイ旅行で不安を感じている上に、ボッタクリの情報を知ってしまい現地のタクシーに乗るのが怖くなってしまったらVELTRAの空港送迎サービス事前予約が、オススメです。現地語のドライバー、日本語OKのドライバー、混載車、貸し切りなど、複数のプランから選択できるのもうれしいポイント。中には、ハノイ空港から市内ホテルの送迎にプラスして、ホテルのチェックインをお手伝いしてくれるというものも。

実際にVELTRAの空港送迎サービスを利用した人の口コミや、プランの詳細を日本語で読んでから予約ができるため、じっくり検討してみてくださいね。

ハノイ空港(HAN)でのおすすめの過ごし方

ハノイ空港にあるラウンジの使い心地やシャワー設備・喫煙室の有無は?

さてここからは、ハノイ空港を「世界の空港トップ100」にランクインさせた、「ターミナルの快適さ」や「ショッピング・飲食」などの要素について見ていきましょう。ハノイ空港での乗り継ぎの待ち時間の過ごし方としても、参考にしてくださいね。

最初にご紹介するのは、ハノイ空港のラウンジについて。これまで、ハノイ空港のラウンジの中にはプライオリティパスの所持で利用できるものがありませんでした。が、2018年についにソン・ホン・ビジネス・ラウンジ(Song Hong Premium Lounge)がオープン。つい先日からはJAL搭乗者も利用可能となりました。場所は第1ターミナルのエアサイド3階・保安検査場通過後です。営業時間は午前4時30分から午後11時で、3時間の滞在が可能。

第2ターミナルの、エアサイド・4階保安検査場通過後、28ゲートそばにもソン・ホン・ビジネス・ラウンジがあります。生春巻きやフォーなど充実のホットミールやアルコールをふくむドリンクをいただけます。このラウンジには、喫煙専用室やシャワー室が完備されているためリラックスするには持ってこい!営業時間は午前6時から深夜2時です。

ハノイ空港には、ベトナム航空が運営するロータスラウンジ(Lotus Lounge)もあります。2つのターミナルそれぞれに設置されており、第1ターミナルでは、エアサイド3階・保安検査場通過後に位置しています。第2ターミナルのロータスラウンジの場所は、ソン・ホン・ビジネス・ラウンジのお隣です。天井が高く開放的な空間で、のびのびとくつろげそうです。

両ターミナルのロータスラウンジに、隔離された喫煙ルームそして、シャワー室があります。マッサージチェアやパソコンルームも完備されており、充実の時間を過ごせます。

ハノイ空港でJALとANAの指定ラウンジになっているのが、NIAラウンジ(NIA Business Class Lounge)です。ホットミールには、寿司やフォー、パスタなどが用意されており、ワインを含むアルコール類も豊富です。シャワー室と喫煙ルームがあるのもうれしいポイント。25US$(2,800円)での都度利用も可能です。

ハノイ空港でお土産探し①お菓子

ハノイ空港には、雑貨店や免税店など複数のショップがあるため、最後のハノイ土産選びをしてみるのもオススメです。まずは職場やお友だち、ご近所へのばらまき土産にピッタリの、お菓子を探してみましょう。国内線第1ターミナル・出発ラウンジ2階のお土産店バンブー・スーベニア・ショップ(BamBoo Souvenir Shop)は、他のショップに比べお菓子の取り扱いが豊富。

お手頃価格なのに高見え、さらにおいしいと三拍子そろっているのが、レジェンダリ―ショコラティエ(LEGENDARY CHOCOLATIER)のチョコレート。南部の都市ホーチミン発のチョコレートブランドで、カカオ豆からドライフルーツにいたるまで、ベトナム産の原料を使用することにこだわりを持っています。箱入りのトリュフの詰め合わせや、一口サイズの商品も魅力的。

50種類のチョコレートを扱うレジェンダリ―ショコラティエのチョコレートの中でも、特におすすめなのが、フルーツやナッツ、お花をあしらった板チョコシリーズ。このかわいらしさでお値段はなんと3万VND(140円)!あまってしまったベトナムドンでも購入できてしまうリーズナブルさがうれしいですよね。

そして国際線第2ターミナル・出発ラウンジ3階にお店をかまえているのがこちらの、ベトナムズディライツ(Vietnam's Delights)。化粧品や工芸品などとともに、食品の扱いもあり、ナッツやドライフルーツなどを購入できます。お茶うけとしてベトナムで食べられているヒマワリの種や、ドライマンゴーなどお土産として買ってかえりたいベトナムのお菓子がたくさん、さてどれを選びましょうか。

すこし面白いのが、ポップコーンのような見た目なこちらのお菓子。ベトナムの国花の砂糖漬けなんですが、一体なんなのか分かりますか?実はこれは蓮の実!甘納豆や栗のように、ほくほくとした食感でお茶うけにも最適。ベトナムでは、旧正月や結婚式などお祝いの場面でよく食べられています。

砂糖漬けといっても、さっぱりとした味わいのため、いくらでも食べられそう。お値段はパッケージ1つ・5万VND(240円)前後が一般的です。

ハノイ空港でお土産探し②雑貨

ハノイ空港では、お土産に雑貨を買うこともできますよ。国内線第1ターミナルにある「ATS Department」では、貴金属や置物、スカーフなどの雑貨を扱っています。かつて王都だったハノイには、王様に献上する品々を作らせるために、職人が集められたという歴史があります。そのために現在でも工芸品の生産が盛ん。伝統的なものから、観光客むけのポップなデザインのものまで、さまざまな商品が売られています。

ハノイ市街を少し行った場所にある、バッチャン村ではバッチャン焼きと呼ばれる陶器が有名です。落ち着いた色合いと、素朴な柄が独特な風合いをもつバッチャン焼き。小さな湯呑や箸置き、タイル、カトラリーなど商品のバリエーションが豊なのでご予算に合ったお買い物ができますよ。ぜひご自分の手になじむ一品を見つけてくださいね。

ベトナムの伝統工芸品は、繊細で美しく見惚れてしまうようなものばかり。国内線第1ターミナルの「XQ embroidery」はベトナム刺繍の専門店。店頭では、職人の女性が刺繍を実演していますね。はがきサイズの小さなものから、絵画ほどの大きな作品まで展示・販売されています。色鮮やかで素敵な「XQ embroidery」の商品ですが、ベトナム刺繍専門店だけあってお値段はお高め。リーズナブルなベトナム刺繍をお土産にしたいなら、国際線第2ターミナルの「LE’s Boutique」に立ち寄ってみてください。

ハノイ空港のお土産ショップ「LE’s Boutique」では、刺繍入りのバッグやポーチの他にもアオザイや、ノンラーと呼ばれるベトナムの編み笠などが売られています。ワンポイント刺繍が入ったハンカチや、コースターは女性におすすめのお土産。ご家族、お友だち、彼女など大切な人にも喜ばれるプレゼントになりそうです。もちろん、ご自分用にもすてきなベトナム刺繍雑貨を選んでくださいね。

ハノイ空港の免税店に入っているブランドや化粧品店は?

ハノイ空港は、小ぢんまりとした空港ですが、免税店もあります。国際線第2ターミナルの中央には免税店「NIA DUTY FREE」があり、シャネル、ディオール、ブルガリ、ディーケーエヌワイ、ケンゾー、ランコム、エスティローダ―、ラコステなどの化粧品を取り扱っています。コーチ、ゲス、トミー ヒルフィガー、グッチなどハイブランドのアパレルの商品もありますよ。

いつもなら、手に取らないブランド品も旅行先では、ついつい手にとってしまいたくなりますよね。ウイスキーやジンなどアルコール販売もしています。免税範囲や関税に気を付けてくださいね。

ハノイ空港の国際線第2ターミナルのおいしいレストランでベトナム料理を堪能

おなかがすいたら、ハノイ空港・国際線第2ターミナル内にある、おいしいレストランでベトナム料理を堪能しましょう。1階と3階にある、フォー専門店のビッグボゥル(Bigbowl)でフォーをササッといただくのもオススメ。4階の「ゴックスオン(Ngoc Suong)」では、フォーは勿論のこと、生春巻きやベトナムティーなどもいただけます。大衆的ではありますが、客席が全部で100席と店内も広いため、きゅうくつに感じることなくお料理を楽しめますよ。

フランス統治下にベトナムに広まった食文化の中でも、有名なのがベトナム風サンドイッチ・バインミーとベトナム風コーヒー。この両方を一緒にいただけるのが、ハノイやホーチミンなど都市部で人気のコーヒー店スターカフェ(Star Cafe)。ハノイ空港の国際線第2ターミナルにも、スターカフェがあるため、食べ納めをしましょう。

柔らかいフランスパンに具がたっぷりつまったバインミーと、コンデンスミルクを入れた甘いベトナムコーヒーは病みつきの味。テイクアウトにして、帰国便の中でいただくと楽しかったハノイ旅行の想い出がよみがえってきそう!

お子さま連れならキッズスペースで伸び伸びと体を動かして遊ぼう

ハノイ空港の国際線第2ターミナルには、キッズスペースがあるため、お子さま連れはぜひ訪れて、ひと遊びしてみては。ご覧のように小さな滑り台に、シーソー、数台のブランコなど、小さな設備ですが、ご飯を食べたあとの腹ごなしや、お子さんのストレス発散にはピッタリ。33番ゲートのそばにあり、保護者の方が見守っていられるように周囲にベンチがたくさんあるので安心です。

フライト前に体を使ってお疲れモードになれば、帰国のフライトの中では、ぐっすり眠ってしまうかもしれませんね。子どもたちが遊んでいる間は様子を見つつ、親御さんたちも少し休憩してくださいね。

ハノイ空港で仮眠をとるならスリーピングポッドへ!

最後にご紹介するのは、ハノイ空港で仮眠をとれる施設・スリーピングポッドについて。安全な場所で少し横になりたい、または空港泊をしたい、と考えているのなら固いベンチで寝るよりも、快適なスリーピングポッドを選ぶのが正解!この簡易宿泊施設は、第1ターミナルの3階と、第2ターミナルの2階に14部屋ずつが設置されており、シングルルームとツインルームの用意があります。

清潔なリネンのベッドに、サイドテーブルには目覚まし時計とベッドサイドランプ、さらに壁掛けテレビもついています。ツインルームは二段ベッドになっているので、子どもの頃のような、すこし懐かしい感覚を味わえますよ。5時間までの滞在なら、ペットボトルの水とスナックがついてシングルルームの利用料金は1時間15万VND(720円)、ツインルームの利用料金は17万VND(820円)です。必要最低限のサービスがしっかりとついていて、このお値段なら納得ですよね。

ハノイ空港(HAN)から始まるベトナム旅行を楽しんで!

ベトナムの首都ハノイには、増え続ける観光客に対応すべく進化をつづけるハノイ空港こと、ノイバイ国際空港があります。日本から毎日直行便が出ているハノイ空港へは、JALやANAだけでなく、LCCも視野に入れるとお得な旅行が楽しめます。空港から市内へのアクセスには、タクシーやエアポートミニバスなどが利用できますが、中にはトラブルに巻き込まれる観光客も。事前にボッタクリの手口を知っておくことで対処しましょう。ハノイ空港でのオススメの過ごし方もぜひ参考にしてみてくださいね。

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AoiMakoto

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