- 住所:
- 愛知県知多郡南知多町大字日間賀島新井浜40
- 営業時間:
- 要確認
- 電話番号:
- 0569-68-2144
- 定休日:
- 要確認
- アクセス:
- 西港から徒歩2分
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日間賀島のおすすめ観光スポットを紹介します。愛知県の三河湾にあり、名古屋から片道1時間ちょっとで行ける日間賀島は、日帰りも十分観光可能なのんびりした離島。期間限定のイベントなどもあり見どころ豊富です。そんな日間賀島のおすすめを17か所厳選し、わかりやすいランキング形式で紹介します。
日間賀島(ひまかじま)は、愛知県の三河湾に浮かぶ小さな島。知多半島の先端の沖合にあり、すぐ近くに篠島が浮かんでいます。本州のすぐ近くにあるのに、橋が架かっていないためか、遠くの離島のようなのんびりした空気が島の中に満ち溢れています。そして名物はタコ。タコ漁が有名なスポットということで島のあちらこちらには、タコにちなんだ見どころが豊富です。もちろんタコ料理も味わえますからタコづくしに浸ってください。意外に見どころやイベントも多く、日帰りでサクッと行ったり、あるいは宿泊を兼ねてのんびりしたりするのも良いところ。名古屋からほど近い愛知の離島は、行く価値が本当に高いです。
日間賀島へのアクセス方法です。一般的には名古屋駅から名鉄電車に乗ります。名古屋駅から乗り換えなしの直通特急が河和駅まで向かっており、これが所要時間1時間弱で到着。ここからは無料送迎バスに乗って河和港に行き、高速船で日間賀島に行けます。その他河和駅から有料の連絡バスが、知多半島先端の師崎港まで出ていてそこからも高速線が出ています。また師崎港からはカーフェリーもあるので車で島に行くことも可能。その場合は南知多道路の終点豊丘ICから道路沿いに師崎港を目指すことになります。なおカーフェリーは予約優先なので、あらかじめ予約をしておきましょう。
日間賀島は、三河湾に囲まれた小さな島。そのためイチオシの観光は漁業体験です。タコをはじめ島の周りではいろんな魚介類を取ることができ、取れたての新鮮なグルメにありつけますが、その瞬間を観光に加えるとより楽しさとおいしさが増します。たとえばタコ漁のつかみ取りは、5月から10月の間行われ、10名から体験可能。名物のタコのつかみ取りにチャレンジしてください。また参加者全員が力を合わせて網を引く「地引網」もおすすめ。何の魚が入っているかは、仕掛けた漁師すらも完全にはわかりません。想像以上に重い網を引き揚げた時にかかっていた魚の中には、想像を絶するレアな魚がかかっていることもありえます。
地引き網は4月~10月まで行っていて10人から最大80人くらいまで参加できます。また同じような漁業体験としては、底引き漁法があり、地引き網以上に漁師になった気分を体験できるでしょう。この他にはちょっとレベルが高い釣りもおすすめ。例えばキス漁業など特定の魚を狙うのも楽しいです。その他は釣り、漁船で沖合にでて漁師の指導の下、日間賀の魚介類を狙います。釣れた時の感動は最高。船酔いが気になる人は沖合の堤防で餌付の貸し竿でもチャレンジできます。体験にて取得した魚介類は、BBQなどで、おいしくいただくことに。自分自身で手に入れた魚の旨さは普段と違う感動があります。
ぎおん祭りといえば京都の夏の祭りが有名ですが、全国各地にぎおん祭りに相当するお祭りが存在し、日間賀島でもあります。日間賀島では7月第2土曜日に行われる夏の風物詩で、別名ほうろく祭り。250年もの歴史のある伝統的な祭りは、豊漁と海上安全を祈るために行われています。内容は島の若者数十人が屋形船「ぎおん丸」に乗り込みます。この船は漁船にちょうちんを飾っています。そして島内の各戸から松明が集められ、それを積んだ素焼きのほうろくに火をつけて海に流します。火がついたほうろくは、船から隊列をなすように暗闇の海辺で明るい光を放ちます。夏の幻想的な雰囲気はフォトジェニックな景色としてもばっちりです。
そしてこのぎおん祭りのもうひとつの名物といえば、同時に行われる花火大会です。季節的には知多半島で最も早く行われる花火大会で、19時からスタートし打ち上げ数は2000発。都会の花火大会と比べるとやや少なめに感じるかもしれませんが、小さな島で輝くスターマインなどの花火の美しさはその数より質が高いです。そして上空を舞う花火の下では、ほうろく流しの松明の光がみられ、まさしく光の二大饗宴。この日は特に多くの観光客が来るので、早目に宿を予約して臨みましょう。祭りの会場ですが、日間賀島の西港側の北側に広がるサンセットビーチで行われます。
都会と比べるとどうしても離島あたりは高齢化が加速し、それは日間賀島も例外ではなく、高齢化の波が押し寄せています。そんな状況にありながら、島では若い人や子どもに楽しんでもらおうと、毎年キッズアドベンチャーというイベントを開催しています。ちょうど夏休みに該当する7月下旬から8月下旬にかけて行われるイベントは、島の東港の近く、サンライズビーチで開催されます。島の自然を感じながら、子どもや親御さんが喜ぶような催しを15ほど行っています。それぞれのアトラクションに参加するには料金が必要ですが、よりお得に楽しめるようにアドベンチャーパスポートが用意されているので活用してください。
パスポートは大人も子どもも2000円ですが、このパスがあればいくつかのアトラクションは無料で参加できます。期間中は朝9時30分から受け付けが開始。主に海で遊べるアトラクションのため、干潮に最適なクラブフィッシングや、満潮におすすめのシュノーケリングスクールなど、潮の満ち引きのタイミングによっておすすめの内容が変わります。そして当日18時までの完全予約制ですが、ナイトプログラムも用意。その内容は、20時から行われるビーチファイアーと、その後の20時45分から始まるナイトウィークです。いずれもアドベンチャーパスポートがあれば無料参加できますから、パスポートを購入したならぜひ予約して参加しましょう。
日間賀島は小さな島なので、残念ながら水族館がありません。しかし目の前には天然の魚が泳いでいますし、多くの水族館が目玉としているイルカについては、期間限定で日間賀島で会う事が出来ます。期間は5月下旬から9月下旬にかけて「日間賀島ドルフィンビーチ」として行われます。場所は西港のサンセットビーチ。いくつかあるプログラムの中で、おすすめの内容は、ふれあいビーチ体験。これはビーチで簡単なレクチャーを受けた後に、腰のあたりまで海に入り、そのあと実際にイルカに触ることができます。ただ餌やりはできませんので注意してください。触れるだけですが、中々体験できるものではありません。
触ってみればわかりますが、イルカの肌は基本的にツルツルしています。そしてたまにザラつきますが、そこにはイルカの垢が溜まっています。この他にも生簀で泳いでいるイルカを眺められる「イルカウォッチング」、あるいはイルカの簡単なレクチャーを受けた後、生簀でイルカを見ながら体の仕組みの解説とタッチできる「イルカタッチ」もおすすめ。こちらのイルカタッチの時にはイルカに餌をあげる体験もできます。このほか30名以上の団体向けのイルカ講座が開催されており、それぞれの個人向けプログラムより安価で体験できますから、学校や会社の団体で日間賀島のイルカに会いに行くのも良いでしょう。
観光で日間賀島に来たら最初に立ち寄りたいのが日間賀島資料館です。ここは小さな日間賀島にある唯一のミュージアムで日間賀島のことを把握、理解するのに必須な場所。さらに入場無料となっているのも観光客にうれしいところです。建物は島に必須といえる灯台の形をしています。中に入って最初の見どころはサメ漁。この資料館には日本最古とされるサメ用の釣り針を展示しています。その年代はおよそ古墳時代と推測されています。実際に日間賀島の東港地区周辺だけでも7世紀から8世紀には14基の古墳が確認されています。島全体では35基を確認。まさしく古代から人が住んでいた形跡があり、非常に高い史料価値といえます。
また資料館には、島の最大の主力産業といえるタコ漁に関する資料も数多く展示。タコを取るためのタコつぼやタコ釣りの道具一式がそろっていますが、現在のプラスチック製と違い、かつては素焼きの物を使っていて、その違いを見比べるのも楽しいところ。また数多くの写真を展示しており、漁のことはもちろんのこと、島の暮らしぶりがわかる写真、あるいは島の漁業史についても詳しく紹介されています。また館内には観光案内所も設置しているので、情報収集も容易。そして見学が終わったらぜひ屋上部分に上がってみましょう。屋上部分は展望台になっています。そこからの風景は、主に島北部の魚港の様子が見られます。
瀬戸内に浮かぶ直島や豊島、あるいは同じ愛知の三河湾に浮かぶ佐久島はアートの島。それらの島にいろんな屋外アートが展示されていますが、日間賀島でもそんなアートを感じるスポットがあります。ハイジのブランコと呼ばれるものが島の最も東の突き出た場所にあります。ここには大きなブランコが設置されています。これは1974年に1年間放映されたテレビアニメ「アルプスの少女ハイジ」のオープニングに登場する大きなブランコからインスパイアされてできた物。アクセスは東港にあるサンライズビーチから歩いて10分くらいの距離、階段を上った高台にあります。ブランコのある場所からは三河湾の絶景が見られます。
大きな木に設置されたブランコは、見るだけでなく実際に乗って漕ぐことができます。座る部分はやや広めの丸太でできていますから、ぜひ日間賀島の観光の記念に乗ってみましょう。ブランコは海に向かって漕げるようになっていますが、大きなブランコなので自力ではなかなか漕げません。できれば二人以上で訪れ、後ろから押してもらってください。フォトジェニックな一枚がほぼ確実に撮れます。また絶景ポイントですからブランコに乗りながら三河湾の美しい風景を思う存分堪能してください。このブランコに乗れば子どもはもちろん、大人も童心に返った気持ちになります。
日間賀島は小さな島ですが、いくつかのパワースポット、神社仏閣があります。その中でイチオシが安楽寺。実はこの寺院は、明応3(1494)年に創建されました。由来は九州筑前の僧「別山月伝」が関東に向かう途中に、三河の日間賀島に立寄りました。その際九州から背負ってきたという聖観世音菩薩を本尊に安置し、寺院を建てます。その際に前住地の寺院名であった「安楽寺」の名を付けました。元々天台宗でしたが、慶安元(1648)年に曹洞宗の寺院になりました。この寺院には阿弥陀仏も祀られていますが、実はこの仏は「たこ(章魚)阿弥陀仏」という一風変わった名称で呼ばれています。
この阿弥陀仏の由来は次の通りです。かつて日間賀島と佐久島の間に小さな島が存在していました。ところが地震によりその島は海底に沈んでしまいます。その後漁をしたところ、網に沈んだ島にあった寺院「筑前寺」の本尊だった阿弥陀像が引っ掛かります。そしてその仏像は一匹の大きなタコが抱えていました。そして島民はこの仏像を「タコ阿弥陀」と呼ぶようになり、寺院の本堂左手のお堂に祀ります。ご利益は大漁、良縁、子孫長久。特にタコに抱かれていたことから「吸いつく」というニュアンスにより、縁が吸い付くという意味から良縁の意味があるとされます。現在お堂の中には左右に持国天と増長天も祀られています。日間賀島に観光に来たときにはぜひ参拝したい寺院です。
日間賀島は小さな島ですから島内の観光はゆっくり歩いたとしても、2・3時間あれば一周できる程度。そのため特にレンタルする必要もありません。しかし三河湾に浮かぶこの小さな島でリゾート気分を味わうのでしたら、自転車をレンタルして爽快に走ってみることをおすすめします。自転車は日間賀島の玄関である西港、東港どちらからも近くに自転車屋やカフェがあり、レンタルサイクルのサービスを行っています。レンタル料金は1時間単位で借りられますが、台数に限りがあります。また日間賀島観光で多くの人が利用することもあるので、時間帯が悪いと予約待ちとなることがあります。自転車を借りて観光するときには、できるだけ早い時間に島を目指しましょう。
ちなみに自転車で島を1周すると1時間もかかりません。30分程度あれば十分回れるほど小さいです。島には海沿いを爽快に走れる外周道路が整備されているので、片方向に海を眺めながら爽快に走ってください。西港、東港どちらから借りても島の両端は容易に行けます。ハイジのブランコや日間賀島資料館、あるいは島にある二つのビーチも簡単に行けます。そしてぜひ見ておきたいのは駐在所。もちろんこれは現役の交番(半田警察署日間賀島駐在所)なので、観光名所ではありませんが、その建物がタコの形をしていることで人気のスポット。島に来た記念にぜひ立ち寄り眺めた後、カメラのシャッターを押しましょう。
日間賀島には本州から橋などは架かっていません。そのため名古屋から1時間のアクセスなのに、のんびり離島気分が味わえるメリットがあります。当然船を使って島に行く必要がありますが、この船を使った短いクルーズも観光の1ページに飾れます。日間賀島からはおもに2か所から船でアクセスできるようになっています。ひとつは知多郡美浜町の河和(こうわ)港から高速船が出ています。所要時間20分程度のクルージングを味わってください。この船は時間によって東港のみに立ち寄るものと西港のみに立ち寄る、あるいは両方の港に立ち寄るものがあります。日間賀島の後は隣の篠島に向かいます。また一部の便はその先にある伊良湖まで向かいます。
日間賀島には他にも、南知多町の師崎(もろざき)から定期高速船が出ています。こちらは直接この島には行かず、隣の篠島に立ち寄ってから日間賀島の東港、西港の順番に寄港。そしてその後は師崎に戻ります。高速船の他カーフェリーも師崎から出ていて、この場合は北港に向かいます。車で島を目指す場合はもちろんですが、高速船と違った不思議な旅情気分が味わえるカーフェリーのクルージングもおすすめ。また時間関係なく素早く島と本州・知多半島を結ぶ海上タクシーもあり、複数の業者があります。定期船と比べると料金も高くなってしまいますが、貸切でクルージング、定期船の無い三河の一色港にも行きますから、気になる方は検討する価値があるでしょう。
日間賀島には二つのビーチがあります。東側にあるサンライズビーチは、夏の季節になればキッズアドベンチャーが行われる会場としても利用されます。夏の季節は海水浴場として楽しめ、島の原風景を感じさせるような、のんびりしたビーチです。また南国リゾート地のようなパームツリーも植えられていて気分も盛り上がります。三河湾内にありますから、高い波などもなく、さらに遠浅ということもあり、小さな子連れもファミリーも安心。アクセスが便利な本州側と違い、利用者も限られていますので、のんびりした海水浴が楽しめます。海水浴の後は島の名物、タコなどをいただきましょう。
サンライズビーチは西港側にある、サンセットビーチとの対比で名づけられており、その名のとおりサンライズ(日の出)が見られるスポットでもあります。宿泊を兼ねて日間賀島に来て、翌日晴れることが確実であれば、ぜひ早起きしてください。そして東港側にあるサンライズビーチまで足を運べば、遮るものがなく三河湾の東の水平線上から神々しいまでの太陽が昇る様を見ることが可能。フォトジェニックな瞬間でもありますから、ぜひ撮影をしておきましょう。ちなみに西側と比べて静かなビーチなのが特徴なので、夏以外の季節はビーチを静かに散策するのもおすすめ。特に早朝朝日を眺めながらビーチを歩けばその日一日が楽しくなること間違いありません。
日間賀島のもうひとつのビーチがサンセットビーチ。このビーチでは日間賀島のぎおん祭りやイルカのふれあい体験を行っています。こちらのビーチ側は、東のサンライズビーチと比べて宿泊施設が多いためか、夏の海水浴シーズンになると非常に多くの海水浴客が島を訪れます。ただ離島のビーチなので売店はあるものの、高度な海の家などはなく、バーベキューなどもできませんので注意してください。シャワールームやトイレは確保しています。またパラソルの貸し出しも行っています。またビーチのすぐ近くに駐車場がありますから、カーフェリーで車ごと島に渡って来たとしても利用しやすいです。
そして、このビーチに来たらぜひ夕方まで滞在してください。その名の通りこのビーチはサンセット(夕日)が見られるスポット。晴れた日には対岸に見える知多半島めがけて太陽が徐々に沈み、そして空をオレンジに染めていきます。まさしくロマンチックな時間が過ぎるひとときで、カップルの姿も目立つ瞬間。夕日は季節関係なく楽しめますから、夏以外の季節に日間賀島に来たときでも安心です。もし余力があれば、夕日をこのビーチで見た後に、翌朝サンライズビーチで朝日の両方を見ておきたいところです。夕日の美しさは実際に体験しないとわかりませんが、クチコミでは、日本とは思えないほどのレベルという声があります。
日間賀島はタコ漁が有名で、タコが島のシンボルのようになっています。その中でも最も印象的なのは東港と西港両方の目の前にあるタコのモニュメント。ところでこのモニュメントにはそれぞれ名前があります。東港の方はがっしーという名前。東港と書かれたタコ壺の上に鎮座し、頭に鉢巻をしており、右側にある一本の足を使って扇子を持っています。その目の前には顔出しのパネルがあり、がっしーと一緒に撮影することも可能。記念に撮っておきたいところです。また石板がありそこには「多幸の島」と島の概要が確認できます。さらにここには島で唯一のものがあります。それは信号機。日間賀島には信号機が1基しか存在せず、それが東港のがっしーの目の前にあります。
島の西港に行くと、今度はにっしーと呼ばれるモニュメントがあります。西港と書かれたところ以外はほぼ同じタコ壺と、形や顔がほぼがっしーと同じで、唯一の違いは足の左側に扇子ではなく、つまようじのような物を持っていること。ところが最近の画像を見る限り、にっしーも扇子を持つようになっています。通常は西港もしくは東港からのアクセスとなりますから、どちらかには到着時に会えることになります。わざわざ見に行くほどのスポットではありませんが、日間賀島自体、それほど距離がない島ですから、せっかく観光に来たのならこの機会に両方見ておいた方が良いでしょう。
日間賀島で滞在するときに穴場になるスポットを紹介します。ひとつはタイルロードと呼ばれている場所。場所は東港近くの外周道路沿いにあります。これは日間賀島の小学生が卒業記念に作品を作成したもので、それが外周ロードと海を隔てる壁伝いに続きます。次世代を担う子供たちの作品は、まだまだ荒削りなものばかりですが、なぜか日間賀島の雰囲気と合っているから不思議なところ。レンタルサイクルで外周道路を通った時にはしっかり見ておくのが良いでしょう。作品はタコの島という認識があるためか、タコの絵を描いている物が多いです。
日間賀島は西港と東港があり港を中心に町があります。西港はホテルなどの宿泊施設が多くて、東港は一般の民家が多い傾向にあり、そんな東港周辺には昔ながらの民家が残っています。離島の雰囲気をさらに高めてくれるような木造の建物が左右に並び道も狭く、そして曲がりくねっていますので、あたかも迷路の中に迷い込んだよう。そんな木造の建物をひとつずつ眺めると、風情を感じる板張りがあったり、築百年近くはあるかと思えるような建物もあったりと、眺めると味わいを感じます。タイル張りの階段が付いたハイカラな建築物もあります。ただこれらはあくまで個人の住まいなので、撮影するにしても迷惑や邪魔になるようなことだけはやめておいてください。
日間賀島にいくつかあるパワースポット、神社仏閣の中でも、長心寺は、西港の近くにあります。海から離れた住宅地の中にひっそりあるので、少しわかりにくいかもしれません。西港からの行き方ですが港の正面にある道、乙姫とかもめ売店に挟まれた道をそのまま進んでください。そのまま曲がらずに道なりに行くとやがて、タコの干物が店頭で多く見られるお土産店のかねと商店があります。それを過ぎて少し歩けば、長心寺の前に来ます。この寺院の境内を見ると、instagramをもじったパネルが置いてあります。その後ろには石像とベンチがありますから、せっかくの機会に一枚撮影に押さえておきましょう。
石像は「ぶじカエル」という意味があるもの。正式名称は西郷山長心寺で宗派は曹洞宗になります。本尊は子安観音で、これは安産や子孫繁栄にご利益があります。夫婦で子宝を求める際にはぜひ訪ねておきたいところ。また境内には弁財天の幟(のぼり)も目立っています。弁天のほうも参拝してください。その他お散歩地蔵、水琴窟なども境内にあります。もし住職がいればこの寺院の御朱印ももらえますから、御朱印帳を持っている時には寺に声をかけてみてください。また季節ごとに行事があり、彼岸などの特定の時期になれば大規模な法要が開催されます。
日間賀島にあるパワースポット、仏教寺院の中には、島から見える知多半島の仏教寺院とセットに巡礼の場所として指定しているところがあります。それは大光院(だいこういん)で、ここは知多四国八十八か所の37番目の札所に指定されています。これは真言宗を立ち上げた弘法大師空海にゆかりがある八十八の寺院に番号が振り当てられ、順番に回るというもの。四国にある八十八か所巡りと同じものを知多半島で体験できるということで、四国よりもはるかに狭い範囲で寺院が密集していることから歩いて巡礼をしている人も多いです。そういう人たちが三十七番目に指定されている日間賀島に渡ってこの寺院を参拝します。
四国のまねをしているようですが、必ずしもそうとは言えず、空海が東国に向かう途中で知多半島に立ち寄った際に日間賀島などの風景が四国に似ていると感じて「西浦や 東浦あり 日間賀島 篠島かけて 四国なるらん」という歌を残しました。その寺院の場所ですが、日間賀島の東港近くにあります。この寺院は真言宗豊山派で本尊は大日如来、飛鳥時代末の725年の創建と大変歴史が古く、1691年に再興しました。また少し高台になっていることから、東側を除くと運がよければ富士山の頭の部分が見えることがあります。
日間賀島らしいパワースポットもあります。それは呑海院(どんかいいん)という名前。場所は東港を見下ろすような高台にあり、あたかも三河湾と伊勢湾を飲み込んでしまうような勢いがあります。実際に高台から見える三河湾の絶景は見逃せません。途中には地蔵が安置してあり、それを眺めながら階段を上ることになります。この寺院は曹洞宗に属しており、元亀元(1570)年に雪天俊盛大和尚を開山、開基として創建しました。本尊は延命地蔵菩薩です。四国直伝弘法大師四十八番、および南知多五色観音の札所のひとつでもあります。
また、この寺院にはある珍しいものが残されています。赤穂四十七士の1人であった高源吾のへその緒塚などがあります。彼の本名は大高 忠雄(おおたか ただお)で、平安時代から続く名門でした。20石・5人扶持の小禄でしたが、俳人としての才能を磨いた人です。その後赤穂事件が起こり、その後は大石良雄(内蔵助)派の一人として大石の信任も厚く、討ち入りでは奮戦し、吉良義央(上野介)の首をあげたほどです。また、近くには、この寺院が管理している鯖大師(さばたいし)があります。そこには鯖をもった空海の像が祀られています。参拝時には扉を開けることが許されていますから、鯖を持った空海の珍しい姿を拝見しましょう。
「アートの島」の名で知られる佐久島は、アニメ・名探偵コナンの映画で登場したり、動物写真家・岩合光昭さんが撮影に訪れたりと話題が尽きない注目の離島。その魅力をまとめてみました。
愛知県知多半島の先にある「多幸(タコ)の島」と呼ばれる日間賀島。ここはタコとフグの名産地で、美味しいタコとフグが食べられると人気です!さらに島内では潮干狩りやタコのつかみ取り、様々な漁業体験など三河湾の恵みを活かしたアクティビティも豊富!今回はそんな日間賀島についてご紹介します。
「アートの島」の名で知られる佐久島は、アニメ・名探偵コナンの映画で登場したり、動物写真家・岩合光昭さんが撮影に訪れたりと話題が尽きない注目の離島。その魅力をまとめてみました。
愛知県知多半島の先にある「多幸(タコ)の島」と呼ばれる日間賀島。ここはタコとフグの名産地で、美味しいタコとフグが食べられると人気です!さらに島内では潮干狩りやタコのつかみ取り、様々な漁業体験など三河湾の恵みを活かしたアクティビティも豊富!今回はそんな日間賀島についてご紹介します。