アラスカの食べ物って何がある?定番から珍しいものまで8選ご紹介!
82459views- 住所:
- 701 W 36th Ave. Anchorage, AK 99503
- 電話番号:
- 907-561-5367
- 営業時間:
- 月 11:30~14:00
- 火~金 11:
- 30~23:00
- 土 16:
- 00~23:00
- 定休日:
- 日曜日
- アクセス:
- ミネソタパークより車で3分
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アラスカで定番の有名な食べ物って何がある?アラスカ観光の際にはフェアバンクスでオーロラを堪能するだけではなくアンカレッジのレストランや屋台で絶品サーモンやトナカイ肉に舌鼓を打ってみてください。体験ツアーで食べられる巨大な○○や、自然の恩恵たっぷりで先住民族の人たちの知恵一杯の珍味まで情報満載でご紹介!
皆さんがアラスカと聞いて思い浮かべるイメージは、どのようなものでしょう。冬にはマイナス50度にもなる内陸部の極寒の気候?そして第二の都市・フェアバンクスで高確率で見ることのできる、寒いからこそ受けられる美しい自然の恩恵・オーロラ?そりを引く、ハスキー犬に似た犬種・アラスカンマラミュートが頭によぎる方も多いかもしれません。
ではアラスカの食べ物についてはいかがでしょうか?日本ではアラスカ産のサーモンにお目にかかることが出来ますね。そのほか、現地ではどのような食品が食べられているのでしょうか。アメリカアラスカ州の有名な食べ物と言えばコレ!…という8品にグッと迫ってみましょう。
まずは日本でもお馴染み、アラスカ産のサーモンについて掘り下げてみましょう!アメリカ最後のフロンティア(未開拓の領域の意味)と呼ばれるまでに、豊かに残る自然とクリーンな海、川がもたらしてくれる豊富な魚介類は、代表的なアラスカの食べ物と言うことができそうです。
特にアメリカ国内のサーモンの漁獲高に関しては、アラスカで獲れたものが98パーセントを占めるという桁違いのデータもあるほどなんです。養殖が禁じられているため全てのサーモンは天然もの。キングサーモンやレッドサーモンなど5種類のサーモンが生息しており、アラスカ観光の際にはぜひサーモン釣りを体験してみたいという方も多いのでは?
通年水揚げすることの出来るキングサーモンは5種類の中で一番大きく、1尾の大きさはなんと9キログラム!産卵をするために故郷へ帰ってくる過酷な道のりにより、引き締まった身はジューシー。アラスカのレストランでは分厚い切り身をグリルにしたり、その他の新鮮なシーフードと共に海の幸たっぷりのクラムチャウダーにしたりとバリエーション豊かに提供されています。
ちょっとカジュアルな朝食に…と思ってオーダーしたベーグルにはオレンジ色に輝くサーモンと、クリームチーズ、トマトがバンズからはみ出んばかりに挟まっていて贅沢そのもの。スモークサーモンやサーモンジャーキーも食べられていますよ。
アラスカの地元の人たちが、これも有名な食べ物だよ!と必ず挙げるであろう、もう一つの代表的な魚がハリバットという獰猛な海水魚。カレイの仲間で英語ではオヒョウ、と表記します。サーモンと共にアラスカでハリバット釣りツアーに挑戦する日本人観光客も多くいるそう。
しかし写真を見ても分かるように、とにかくアラスカのハリバットは大きい!メスには大きさ2メートル・体重200キロを超えるものもおり、最大で219キロもの大物が釣れたという世界記録もあるのだとか。
日本国内では淡白な白身魚という位置づけのハリバットは、寿司店でエンガワとして出されることも。皆さん気づかぬ間にハリバットを口にしているかもしれませんね。少しアラスカが身近に感じられます。
アラスカの人気シーフードレストラン「キンケイド グリル(Kincaid Grill)」ではアスパラやポテトを付け合わせにした、ハリバットの絶品グリル料理やフライが食べられるとあって評判。固めの肉質で、ほんのり甘くクセのない味なので、軽く塩で味付けをしても、シンプルにフィッシュ&チップスにしても美味しそう。
時折アラスカ第1の都市アンカレッジの街をウロウロと歩いていることもある、トナカイ。日本ではサンタのソリをひく動物として知られているトナカイは、アラスカではローカルに愛される定番の食べ物。大型のトナカイはカリブーと呼ばれています。
もともと先住民族の人たちに親しまれていた郷土料理のトナカイ肉は、臭みのない赤身。クセがないため食べやすいので、アラスカ観光の際はぜひ食べてみてほしい一品です。アメリカのファストフードと言えばホットドッグ、そしてアラスカのオススメの食べ物と言えばトナカイ肉。この最高の組み合わせを食べられるのが街中で見かける「トナカイソーセージホットドッグの屋台」です。「REINDEER」という看板を見かけたら駆け寄って!
アラスカのレストランで、ステーキやシチューに調理されて提供されるトナカイ肉は、実は飼育されたもの(オバマ政権からトランプ政権への移行後、ゆらぎがあります)。日本のジビエのような感覚で、狩猟によって捕獲されたものかと考えがちですよね。
家族経営のお店「インディアン・バレー・ミーツ(Indian Valley Meats)」では柔らかいトナカイ肉のソーセージを1つ510円ほどで買うことが出来ます。缶詰入りのトナカイ肉も販売されており、お土産にもオススメ。1缶710円が値段の目安です。
イヌイットやエスキモーなどアラスカの先住民族の人たちの伝統的な食べ物の中には、このような調理法をするのか!と馴染みがなく驚いてしまうものもあります。そのひとつが「キビヤック」という発酵食品。キビヤックについては、分かりやすいよう、ぬいぐるみを使って紹介させてくださいね。
どうしてアザラシのお腹の中に鳥が…?と疑問に思いますよね。実はこれがキビヤックの調理方法です。ウミスズメという渡り鳥を、肉と内臓を取り除いたアザラシのお腹に何十羽または数百羽と詰め、縫い合わせ地中に埋めて発酵させます。発酵期間は数カ月もしくは数年になることもあるそう。食べるのはお祝いごとなどの時。
伝統料理のキビヤックはイヌイットの人たちにとって貴重な栄養源。特にビタミンが豊富に含まれています。それで…どこの部分をどんな風に食べるの?と疑問符がわきますよね。食べるのはアザラシの中に詰めたウミスズメ。このように毛をとり肛門から内臓をすすったり、皮の部分を外側から食べたりして余すことなく完食します。
味はチーズのようとも、納豆のようとも。この2つに共通するのはやはり、発酵食品特有の匂いですよね。そうなんです!キビヤックの匂いは、まるで日本の「くさや」のようと表現する人も多いんですよ。自分は「うまい!」と悶絶しそうだから食べてみたい…と思われた方もいるかも。
しかし残念ながらアラスカでキビヤックを食べられると標榜しているレストランはないんです。アンカレッジにあるアラスカネイティブヘリテージセンターでは先住民の人たちの文化を紹介する生のワークショップが開かれているので、実際にお話をして思い切って興味があるんです…と敬意をもって伝えてみるのもありかも!?
アラスカの食べ物に合う飲み物にも、とっておきの品があります。それがコチラ大人のお楽しみ、地ビールの「アラスカンアンバー」です。禁酒法廃止以降、アラスカの首都ジュノーの地に初めて誕生した醸造所第1号の「アラスカン・ブリューイングカンパニー(Alaskan Brewing Co」が生産をしているアルコールで、ゴールドラッシュの時代からアラスカで飲まれてきたビールの味を再現しています。
当時の1回の仕込みの量や人気だった成分などを研究し、アラスカのビールの歴史を復刻させたアルコールの味とは一体どのようなものなのでしょうか?
気になるビールの原料もアラスカ由来のものばかり。観光スポットとして人気のジュノー氷原の水を使い、時間をかけて熟成させています。アラスカ桧やケヤキの自家燻製麦芽による、甘みと香ばしさの豊かさは飲む人をひと口で虜にすること間違いなし!アンバーという名前の通り、琥珀色のビールなんですね。
凍った海をいく外航船のラベルも、海路がメインの移動手段のジュノー沿岸ならでは。色々な味を試し飲みできるテイスティングルームへ足を運んでみるのもオススメ。「アラスカンアンバー」のアルコール度数は5.3パーセント。スーパーマーケットなどで1本370円ほどでゲットすることができます。
アラスカの食べ物をご紹介する時に忘れてはならないのが、やはり甘い食材。料理にコクを出したり、トーストに塗ったりと幅広い用途で使われアラスカの食卓で親しまれているのが、蜂蜜やメープルシロップのような甘みの「バーチシロップ」。
バーチとは英語で白樺のこと。4月上旬、春を迎えるアラスカで厳しい冬の気候を乗り越えた白樺の木が一斉に樹液の吸い上げを始めます。木に穴をあけるとポタリポタリ…と出てくる水のように透明な樹液が、バーチシロップの原料のバーチウォーターです。ほんのり甘くミネラルたっぷりで爽やかな飲み口です。
収穫期はたった3週間と短く、瓶1本分のバーチシロップを煮詰めて作るのにも大量のバーチウォーターが必要なため、大変貴重な代物です。お値段はリーズナブルなものから高額なものまでありスーパーマーケットでも買うことが出来ますが、オススメはテイスティングやツアーを敢行している「アラスカ・バーチシロップ&ワイルドハーベストプロダクト(ALASKA BIRCH SYRUP & WILD HARVEST PRODUCTS)」のバーチシロップ。
収穫初日に採取された幻級のバーチシロップ1瓶のお値段は3,900円ほど。甘いけれど軽い口当たりの逸品です。サーモンソースを作るレシピ等を公開している公式ホームページにも注目です。テイスティングではアイスクリームにたっぷりと特製のバーチシロップをかけて味わうことができるので、本当に美味しい?と懐疑的に思われている方も、きっとウン!と頷いてしまいますよ。
同じく「アラスカ・バーチシロップ&ワイルドハーベストプロダクト」で手に入れることの出来るアラスカの食べ物は…というと、この写真の男性が袋詰めにして一生懸命に運搬している食材なのですが、何かお分かりになりますか?こちらはアラスカで収穫できる貴重なフルーツ類のベリー。袋いっぱいに詰まっていますね。
アラスカで獲れるベリーの種類は、ストロベリーにラズベリー、グースベリー、コケモモ、ブルーベリー、サーモンベリー、クラウドベリーと大変豊富。その大半の収穫期が7月から9月までと夏から初秋に集中しています。
自然栽培で育ったベリー類はジャムやフルーツシロップに加工されて販売されており、もちろんアラスカの地元の方々の食卓に並ぶ、食事に欠かせない食べ物となっています。
冒頭でご紹介したアラスカ定番のシーフード、サーモンやハリバットのグリルを料理する時に、甘酸っぱいディップソースとして大活躍してくれるローズヒップとクランベリーの「ワイルドソース」もぜひアラスカで食してみたい食べ物の一つ。1瓶1,100円程度で販売されています。アンカレッジ観光局によると、私有地でなければ自由にベリー摘みをして良いのだとか…。観光客はどうなのでしょうか!?ちょっと気になる情報ですね!
最後にご紹介するのはアラスカの大自然の恩恵を一杯に受けた食べ物。もともと先住民族のイヌイットやエスキモーの人たちが伝統的に食してきた「アクタック」は別名エスキモーアイスの名で親しまれています。
この「アクタック」を作るのに使う食材の一つが写真の中の女性がグルグルとかき混ぜている液体。実は黄色っぽいこの液体はトナカイの脂肪なんです。アザラシの脂を入れるというプロセスもあるので、アザラシ脂かもしれませんね。
ここへ降ったばかりの雪、そして先にもご紹介した豊富なベリー類とスライスした干し魚を入れて完成!かなり気になる、そのお味は、ベリーの風味以外は感じられないのだそう。ただしトナカイ脂とアザラシ脂、そして魚の生臭さが強く粘り気も強いため、苦手と感じる日本人も多そうですね。
「アクタック」は厳寒の地・アラスカで暮らす先住民の人たちの知恵が詰まった高カロリーな食べ物。もう少し食べやすいように、と大衆向けにアレンジされた商品が州内では販売されています。ところがアメリカ国内ではエスキモーという呼び方に人種差別的な侮蔑があるので名称を変更しようという動きもあるとか。そのため、アクタック=エスキモーアイスの呼び名が使われなくなる日がくるかもしれませんね。
アラスカと言えばフェアバンクスで見られるオーロラに、大自然そして極寒の気候…アラスカのイメージってこんな感じ、という方も多いのではないでしょうか。しかしアラスカの食べ物を知っていくと中々にインパクトの大きい食品がたくさんあり、当分の間はお友だちや家族に色々と説明できてしまいそうです。
特に先住民族の人たちが伝統的に食べているキビヤックやアクタック(エスキモーアイス)は印象的でしたね。さらにアラスカ観光の際には体験も出来てしまうサーモン釣りやハリバット釣りで得られる巨大で豊富なシーフードやバーチシロップは、手つかずの自然が残るアラスカならではの食べ物!アラスカ旅行ではぜひ現地の味を堪能してくださいね。
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