神保町周辺のおすすめ文房具店10選！文房具マニア必見です

文房具のお店が多いというけれど神保町には、どんな販売店があるの？と、お声が聞こえてきそうです。やはり神田・神保町周辺と言えば真っ先に古本屋が頭に浮かびますよね。ですが実は中学や高校、大学、予備校なども多く学生さんが沢山いる学生街でもあるんです。

オフィスも同じく多いので文房具や事務用品を求める人も一杯。最近デスクワークに嫌気がさしていませんか？それなら文房具マニアもオススメする人気のお店へ行ってみましょう。コスパ良しの安いノートやペンなどの文房具も、おしゃれな手帳や会社で使う印鑑も、何でも揃うのが神保町！売り場の大きい・小さい・安い・おしゃれ…など、それぞれのショップのおすすめポイント情報もご紹介します。

文房具を神保町で揃えたら、仕事もリモートワークもサクサク進むようになった！そんな明るいお声が聞きたくて人気の文具屋さんから10店舗を厳選しました。

せっかく文房具を神保町まで買いにいくのならペンやノートだけではなく、歴史ある筆屋さんや、和紙屋さんにもスポットを当ててみましょう。何かパッとインスピレーションが湧くかもしれません。

「九段下 玉川堂」は創業1812年の老舗書道店。神保町駅から、わずか歩くこと2分の場所に「堂川玉」と重厚な看板に書かれたお店を発見！看板は大正時代の書家・丹羽海鶴(にわかいかく)によるものだそう。夏目漱石や永井荷風も好んでいたという書道用品店…格式が高そうで、ちょっと勇気がいりますが足を踏み入れてみましょう！

7代目、8代目のご主人の優しそうな面持ちを見てとりあえずホッ。大きさも太さも違う筆がずらっと並ぶ棚に戸惑いを覚えながらも、初心者用の筆はどれがオススメですか？と尋ねれば返ってきたのは親切な対応と説明。500本もの種類があるという筆は安いもので3,000円前後というリーズナブルな値段です。通販もしているので参考価格をチェックしてからの来店も良いですね。

筆、墨、硯、書道関連の書籍などが置かれています。大正時代に作られ受け継がれてきた、けやき製の筆函にも注目してみると書道の奥深さや老舗の赴きがより感じられるかもしれません。

古本屋さんが並ぶ古書店街の神保町には歴史散歩の要素が沢山。文房具好きさんの間で神保町の紙屋と言えばココ！とお墨付きになっているのが明治12年創業和紙専門店の「和紙 山形屋紙店」。戦前から天皇皇后両陛下の使われる和紙をお納めしています。

宮内庁御用達だから、高級な和紙ばかりなの？という心配はいりません。プレゼントのラッピングにも使える大判のもみ紙は250円、30枚入りの越前和紙の一筆箋も330円と安いお値段でお手頃。手の届く範囲の嬉しい料金設定なので、和紙の安い専門店を都内でお探しなら是非訪ねてみて下さいね。

和紙のことなら何でもお任せ！とは山形屋紙店さんのホームページにもある一言。こんな品物が欲しいんです、と問えば応えてくれるご亭主とスタッフの方々の知識の豊富さと親切さ・丁寧さが評判です。便箋に千代紙、ご祝儀袋、習字用の半紙やポチ袋まで多種多様な紙がコンパクトなお店にギュギュっと大集合していて、ココはさながら紙の美術館！おしゃれな柄から、かわいい品まで品揃えは圧巻で、水引ピアスなど和雑貨の取り扱いもしています。

また、和紙の購入時に注目したいのは、大正時代から使われているアンティークの引き出しや店舗裏の蔵。お店正面右手の路地を入っていくと見上げたビルの左手奥に、大正元年建築の3階建てのレンガ造りの蔵があるではありませんか！乾燥させると書き心地が変わる和紙は、この蔵で寝かされ熟成させてから店頭にお目見えするそう。老舗ながらキャッシュレス決算に対応していて、これも嬉しい驚き。

共立女子中学校、高等学校、専修大学や大原予備校があり学生さんや学ぶ人など「書く人」も多い学生街・神保町。1階から6階までの大きい売り場に洋書や絶版になった本の在庫が見映えよく展開され、強い支持を集める「三省堂書店 神保町本店」は文房具の取り扱いも充実。

文房具売り場があるのは3階。2018年にリニューアルされ、利用者からのリクエストが多かったという万年筆の扱いも始めました。ノートやボールペン、手帳、ハサミや事務用品などベーシックな文房具が欲しいなら本屋さんながら品揃え豊かなコチラのお店がオススメ。

おしゃれな文房具が欲しいなーと考えている方はフロア各所に設けられている特設スペースにも目をつけてみて。4階の隙間スペースには黒猫のシンボルマークがかわいい「ビブリオフィリック(BIBLIOPHILIC)」の文房具雑貨が置かれています。頻繁に通いそう、と感じたらクラブ三省堂ポイントを貯めるのも◎。

さて、お目当てのボールペンやマーカーをゲットしたものの、どこで書類に署名しよう…。お急ぎの方は2階に併設されているカフェ「UCCカフェコンフォート」へ駆け込んで提出時間までに書きものを完成させて！「三省堂書店 神保町本店」の営業時間は20時までと夜遅いので嬉しい！地下鉄神保町駅のA7出口が最寄り駅から一番近いアクセスです。文房具ゲットとカフェ入店が同時に叶う有り難い神保町の本屋さんですよ。

文房具の購入とカフェ来店が同時に叶うオススメのお店が神保町には、もう1店あるんです。「㈱文房堂 神田本店」はアートスクールも開講している画材店。

「描く」ことに使う文房具が地下1階から6階までの明るく大きいフロアにズラッと並びます。アクリル絵具売り場ひとつとってもこの品揃え。足元の目印の絵の具チューブがおしゃれでかわいいですね！それにしても世の中にこんなに沢山の色があったとは…どんなことが描けるのでしょう？ワクワクしてしまいます。

「文房堂」では油絵具や水彩絵の具、ネリゴムなどベーシックな画材の他、雑貨販売も行っています。猫モチーフの雑貨が多めなので、猫好きさんも必見です。

こちらは3階の「文房堂ギャラリーカフェ(GalleryCafe)」の様子。モンブランが美味しいと評判で、催事ごとに変わる展示作品を眺めながらゆったり出来るとあってイチオシです。新発売されたペンで塗り絵をしたら癒されそう…。

こちらは、文房具や画材を安いお値段で販売している神保町のショップを探している方にも推せるお店です。狙い目は四季の節目に4度ほど開催されるセールの時期。館内の商品全品が20パーセントオフになり大特価でコスパは最強！この機会にこれまで手の出なかった、ちょっとお高めの文房具も手に入れちゃって下さいね。

先にご紹介した三省堂書店 神保町本店の1階にお店をかまえる「神保町いちのいち 神保町店」には目利きバイヤーが買い付けた、作り手の心こもった、おしゃれな文房具が沢山。人気のガラスペンなど定番品の展開の他、開催イベントごとで商品が入れ替わるので文房具目当てでなくとも、神保町を訪れた際には立ち寄りたいお店です。

ペンケースやポチ袋、ブックカバー、ポーチには季節を感じられるモチーフを使った品が多いので、新しい文房具を使うことでデスク周りの気分転換にもなりますよ。

人気商品のガラスペンは、愛知県にある哲磋工房の品。ペン先につけるインクの分量やペンの立て方で書き心地が変わる変幻自在のアイテムです。ガラスの繊細な美しい造形に見入ってしまいますね。久しぶりにお手紙を書きたくもなります。

「神保町いちのいち 神保町店」では頻繁にツイッターで情報が発信されるので、おしゃれな四季折々の新商品をいち早くゲットしたい方はフォローしてみて。贈る・彩る・愉しむ・手寄るの4つのコンセプトをかかげる、こちらで特にオススメなのが、売れ筋の万華鏡。

パーツの組み合わせが、ひとつひとつ違う手作りで、同じものは世界に2つとありません。回せばくるりくるりと景色が変わる美しさには感動。デスクワークで疲れた時、ちょっと覗いて気分転換なんていかがでしょう？新しいアイディアが湧いてくるかもしれません。

おしゃれなガラスペンでお手紙を書いていたら、手書きの楽しさに目覚めてしまった…そんな素敵な発見の連鎖に応じてくれる文房具のお店があるのが神保町！お探しのペンと万年筆があるのなら「神田金ペン堂」に足を運んでみましょう。癒し犬の看板犬モンちゃんが迎えてくれますよ。

間口は狭く小さいお店ですが万年筆とペン先、キャップなどの取り揃えは大充実。せっかくだから、店主に相談しながら、ゆっくりと自分に合う1本を購入したいという方にはホームページからの来店予約がオススメです。

「神田金ペン堂」のオススメポイントは、購入した万年筆の調整やメンテナンスが永年無料というところ。慣れ親しんだ1本と、これからも一緒に歩んでいきたいですよね。通信販売にも対応しているので、どんな万年筆やインクがあるのか知りたい方は一度ホームページを見てみて下さい。「店頭販売では試筆用サンプル万年筆を25パーセント割引で販売！」など突発セールのお知らせも発信されています。

ノートにペン、手帳に便箋、ファイル、履歴書や送別会に使えそうな色紙など文具と名のつくものなら一通り手に入れることが出来るのが「丸善 お茶の水店」。文房具のお店が多い神保町ですが、どんなお店があるのかと歩いて10分程度の御茶ノ水までお散歩がてらブラブラしてみるのも、素敵な文房具との出会いにはオススメです。

シンプルなデザインのものから、ファッションブランドやキャラクターとの可愛いコラボレーション商品まで幅広く取り揃えているので、きっと皆さんのお眼鏡に叶う品が見つかるはず。オープン価格(定価)での販売品が多いため、特別一品ずつのお値段が安い文房具屋さんではありません。

が、店内の照明は明るく、そこまで広くない売り場面積にもかかわらず、無駄のない商品展示がされているので品物を手に取って見比べやすいお店です。またスタッフに親切・丁寧な方が多く、真摯に対応してくれる姿勢にも好感が持てます。

文房具売り場はJR総武線御茶ノ水駅、聖橋口の目の前の本屋さんとは分離されていて、書店を正面へ右手に数十メ―トル行った場所にあります。「文房具売り場までXXメートル」の看板と矢印も出ているのでご安心を。

文房具は消耗品も多いから、出来るだけ安いお値段で手に入れたい、という方にピッタリなのが、神保町の学校へ通う学生さんや社会人から絶大な支持を集める「株式会社 信誠堂」。看板の下に書かれた、地域一番の取り揃えで特価商品以外10パーセントオフ、という文字に心強さを感じます。さらに期間ごとの突発セールもあるので、運よく訪ねた人はラッキー！

小さい間取りながら広く設けられた店内の通路では、文房具と名のつくありとあらゆる品を取り扱い。ボールペンにシャープペン、蛍光ペン、ファイル、ケント紙にトレーシングペーパー、和紙、グリーティングカード、封筒、印鑑…文房具・オフィス用品の種類の多さは神保町で一番という言葉に相違はないかも!?

頼もしい「信誠堂」では、国産のお手頃価格な文房具と共に海外の高級文房具まで幅広く取り扱い。さらに商品のお取り寄せは勿論のこと、オリジナル商品の開発にも力を入れているというから、驚き！中でもロングセラーになっているのが、こちらのテキストバインダー。

A4サイズのコピー用紙なら500枚の収納が可能です。この大容量にはインパクトを感じますね。A3、A4、B4、A5、B5の5サイズ展開で最も大きなA3型サイズのお値段は税込み3,500円です。穴をあけることなく、かさばる雑誌やパンフレットを収納できる信誠堂オリジナルのマガジンファイルやパンフレットファイルも使い勝手が良いと人気です。

お客さんのこういう文房具が欲しいんだよなーという言葉から生まれる、信誠堂からこれからも目が離せませんね。

専修大学そばの「武蔵屋文房具店」には、とにかく親切で一生懸命な対応が嬉しかったという口コミの評判が沢山寄せられています。小さめのお店ながら、お客さんが見やすいように商品配置が工夫されていて来店者目線の心が光ります。それでも欲しいノートやペンを探すことが出来なかったという方は、お店スタッフの方にどんどん声をかけてみて。

ボールペンの替え芯1本でもコレだよ、コレだよと真剣に探して下さる姿には、何だか頭が下がります。ペン、ノート、ファイル、印鑑など学校やオフィスで使う文具・事務用品なら何でも揃う「武蔵屋文房具店」の営業時間は基本的に平日18時まで、土曜日は17時まで。

文房具の新商品入荷やおすすめ商品の案内をしているツイッターアカウントでは「神保町のお近くなら配達します」との頼もしい呟きも！優しいツイートであふれているので、フォロワーになっちゃおうかな？なんて考えさせられてしまうショップです。

文房具のお店が多い神保町で、ポップなブックカフェあり、画廊あり、100円均一(100均)にドラッグストアありで、歩いているだけでとりわけ楽しい気分になれる、すずらん通り。この通りの一角に本日最後にご紹介する、文房具屋さん「有限会社ミヤタ」はあります。

平日の昼間には学生や社会人など多くの人で賑わうすずらん通りのコチラの文具店は「取りあえずミヤタだ！」という品揃え豊富な心強い、いわば助っ人的な求心力あるお店のよう…。でも何故？

そろりと入店してみるとノートや手帳、ファイルなどのシンプルな事務用品の他に沢山のキャラクタ―文具も並べられているのが分かります。おしゃれな便箋に、定番の文房具がミニチュアサイズのフィギュアになった、文房具ガチャなど若年層に人気の商品が豊富に扱われています。

1886年創業当時はペンやインクなどを主に扱っていたそうですが、現代の流行をいち早くとらえてお客さんのニーズに応えるためにファンシーグッズには、特に力を入れているのだとか。なるほど…老若男女の多方面の需要ありきという意識がお客さんから信頼される所以なんですね。文房具探しだけでなく老舗の心意気まで感じられる神保町、奥が深い街です…！

文房具のお店と一言で表現しても色々な個性がある神保町のショップたち。学校やオフィスがあるからこそ、事務用品や文具を扱う文房具屋さんも沢山あるんですね。皆さんの中で、古書店街という神保町のイメージは変わりましたか？

シンプルな手帳やノート、そして老舗名店の書道用品や和紙…最先端のおしゃれと古き良き日本文化とが融合した街・神保町でぜひ、お気に入りの文房具を見つけてみて下さい。

ご紹介した文房具店併設のカフェで一服したり、デスク周りの文具を新しくして、ちょっと疲れてきたデスクワークやリモートワークに新しい風を吹き込みましょう！文房具が好きな方はぜひ神保町へ。