- 住所:
- Piazza San Marco, 30100 Venezia VE, italy
- 営業時間:
- なし
- 定休日:
- なし
- アクセス:
- 水上バス1・2番サンマルコ(San Marco Vallaresso)より徒歩約5分
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“水の都”や”アドリア海の女王”の異名を持つイタリアの主要都市ヴェネツィア。観光方法は徒歩散策だけではなく、水上交通が非常に発達していることもヴェネツィア旅行の魅力。”アクア・アルタ”時期ならではの注意点や、事前に準備をしておくことで快適な旅行をすることができる対策方法や観光スポットをご紹介します。
遡ること10世紀のヴェネツィアは、現代の水上交通が発達した理由ともいうべく海運貿易が非常に発達した時代でした。約100以上の島々によって構成されているヴェネツィアの街は、島と島の間に架け渡された橋によって形成されています。そのため、水上バスであるヴァポレットやゴンドラ、渡し舟であるトラゲットのような交通機関が人々の間で広く利用されているのです。
水位が変化することなく人々が観光や生活をすることができるわけではなく、年に数回水位が急激に上昇する現象が発生します。それが、ヴェネツィアの街が浸水をする現象の”アクアアルタ”。高潮を意味するのがアクアアルタなのです。街の中で最も低地であるサンマルコ広場周辺は、アクアアルタによる影響で水位が急激に上がります。
しかし、アクアアルタでも観光客が使う主要な通りには高さ120cmの簡易通路が設置されるため、観光や生活に大きな影響が出るというわけではありません。事前にアクアアルタの情報を収集することや、対策をしていれば予定通りの旅行を楽しむことができます。ヴェネツィアで生活をする人々にとっては、アクアアルタの発生は秋や冬の訪れを感じる風物詩として認知されているので、旅行を通じてぜひ感じ取ってみてください。
ヴェネツィア観光に適している季節は11月頃。暑すぎず寒すぎない秋の訪れを感じる時期であり、観光客にとっては旅行計画をしたくなるような秋〜冬にかけてが”アクアアルタ “発生期となります。一般的にアクアアルタ が発生しやすい高水期は10〜1月頃と言われていますが、年間を通じて雨量が多い場合には洪水の発生する可能性もあるため水害については頭の片隅に置いておくと良いかもしれません。
アクアアルタ発生時には、サイレンも鳴るので浸水することに気が付かなかったということは防ぐことができます。事前に浸水することを知らせてくれるアプリのダウンロードや、アクアアルタ の発生予報をしてくれるヴェネツィア市公式サイトなど、あらゆる手段で情報を現地で収集できるように準備をしておくのがおすすめです。
“アクアアルタ”によってヴェネツィアの街が浸水してしまうとしても、現地で生活をしている方やイタリア旅行のプロたちは事前の準備を万全に行い観光や食事などを楽しんでいます。発表されるアナウンスだけでなく、危険を感じた時には迅速に滞在エリアの情報を収集して行動をするようにしてください。なかでもサンマルコ広場は、必ずアクアアルタの影響を受けるエリアになるので、観光客として訪れるのであれば水に濡れないための準備は必要でしょう。離島エリアではれば、ムラーノ島やブラーノ島への旅行計画をする方も多いはず。こちらのエリアは、アクアアルタ発生時には浸水被害が大きいため、店舗が臨時休業となってしまうことにも注意が必要です。
そして、足元が濡れないようにするためにも、長靴準備は必須。基本的には現地調達も可能です。しかし、日本から長靴を持参することによって、履き慣れている長靴であったり、安い価格で準備することも可能です。現地では、靴に被せるためのビニールカバー(約10ユーロ)を販売している露天なども出現しますが、これは一時的な対策に過ぎません。頑丈で足元を気にせず観光するのであれば、事前に準備することをおすすめします。
ヴェネツィアの街の憩いの場であり、観光客がまず初めに訪れるのが「サンマルコ広場」。”la piazza(ラ・ピアッツァ)と呼ばれているこの広場は、街中に点在している広場とは別格の存在であると認識されています。サンマルコ広場の中心に立って周囲を見渡してみると、広場を取り囲むようにして回廊(折れ曲がった長い廊下)のあるゴシック調の建築物に目を奪われることでしょう。ドゥカーレ宮殿やサンマルコ大聖堂に訪れる予定があるのであれば、やはりサンマルコ広場を目指すのがおすすめです。
歴史的建造物が立ち並ぶ広場では、ヴェネツィアの街を見守り続けてきた歴史が刻み込まれていることを肌で感じることができるはず。カフェやレストランが立ち並び、ゴンドラの発着場所としても使い勝手が良いので待ち合わせ場所として利用している方も多いです。広場を見渡しながら時計台や大鐘楼にも目を向けてみてください。アクアアルタで浸水することで有名な広場ではありますが、日中と夜間では見える景色も大きく異なります。ライトアップされている建物や夕日が沈んでいく様子を広場で眺めると、サンマルコ広場の魅力に気づかされることでしょう。
7世紀後半より栄華を誇ったヴェネツィア共和国の総督邸および政庁として使用されていたのが、サンマルコ広場を取り込む建築の一つ「ドゥカーレ宮殿」です。世界遺産の登録数が非常に多いイタリアですが、このドゥカーレ宮殿も”ヴェネツィアとその潟”として登録されています。ドゥカーレ宮殿を保有していたゴンザガ家に由来して、別名「ゴンザガ王宮」としても知られています。イタリア・ルネサンス期の画家であるティントレットによる油絵《天国》、《黄金の階段》等の作品は見ずして帰ることはできない作品の一つとなっています。
ドゥカーレ宮殿内部に足を踏み入れると、人工洞窟を再現した部屋や黄金の階段など莫大な資産を利用して建築されていることを目の当たりにできることでしょう。チケットを購入して宮殿内部の観光をすることもできますが、通常の見学コースでは観ることができないようなエリアに入れる「シークレットツアー」への参加がおすすめ。約1.5〜2時間の観光時間を確保して、ゆっくりとドゥカーレ宮殿の魅力とヴェネツィア共和国当時の様子を目に焼き付けてみてください。現地またはオンラインでのチケット購入が可能です。
「溜息の橋」とは、ドゥカーレ宮殿の尋問室と牢獄をつないでいる橋のこと。ヴェネツィアの街で犯罪を犯した囚人たちは、ドゥカーレ宮殿内の牢獄で過ごしていましたが、罪人が増加していく一方で収容人数を超えてしまうという状況に陥りました。そして、新たな牢獄が建設され、新旧の牢獄間を行き交う際に利用する橋として誕生したのが「溜息の橋」なのです。溜息と名付けられているのだから、何かロマンチックなほどに美しい橋なんだろうと連想する方もいるはず。しかし、ロマンチックな意味合いなどは全くありません。
投獄された罪人たちは、牢獄の中の世界だけで過ごすことになります。そのような時、新たに建設された牢獄に移動するために橋を渡るとき、「はぁ...」と外の世界に戻ることができないと落胆の意味を込めた溜息をついたと言われています。このことについては、イギリスで有名な詩人バイロンが作中で触れていることからも、そのような意味があって名付けられた橋なのだろうと言われています。ドゥカーレ宮殿の見学時に通れる「溜息の橋」で、かつての囚人たちと同じように溜息をついてみては?
観光時間をあまりとることができないけれど、美術館と博物館は抑えておきたいという方におすすめなのが「コッレール博物館」。ヴェネツィア貴族であったテオドール・コッレールによる収集品が展示されており、彫刻や絵画をはじめとしたヴェネツィアの芸術の歴史を語るには外せないものが数多く収蔵されています。貴族が過ごした宮殿の豪華絢爛さは、舞踏の間に吊るされているシャンデリアや美しい装飾の数々から想像することは簡単でしょう。
博物館内に入ったら、ぜひ隅々まで目を凝らして鑑賞をしてみてください。展示されている作品だけでなく、床や天井の装飾は細部に至るまで繊細ながらも圧倒的な迫力を与えてくれま。ドゥカーレ宮殿やそのほかの施設が入場できる共通チケットとなっているので、1日のスケジュールをしっかりと立てて博物館や美術館に足を運ぶのがおすすめ。ドゥカーレ宮殿よりもコッレール博物館の方が入場しやすいので、こちらから訪れてみると並ぶ時間も短縮されるはずです。
東ローマ帝国の支配下時代に建設された「サンマルコ寺院」は、聖マルコの遺体が安置されている施設です。ビザンティン様式が色濃く反映されている寺院で、豪華絢爛で煌びやかな内装に言葉を失ってしまうことでしょう。天井絵画や大理石の柱などの装飾品の数々は、かつてヴェネツィア共和国が繁栄していたことを象徴する様子を伺うことができます。宮殿や博物館では入場チケットの購入が必要でしたが、入場無料ということからも長蛇の列ができていることも少なくありません。
しかし、全てが入場無料というわけではなく、有料エリアも一部あるためチケットの購入が必要な場所もあります。こちらも併せて事前に確認をしておくと良いかもしれません。
また、訪問時には、宗教施設であるということからも飲食や肌の露出が過度な服装は避けるなど、マナーを守るようにしましょう。
写真撮影をしている観光客を目にすることが多い「リアルト橋」は、カナル・グランデ大運河の中央付近に架かる橋です。ヴェネツィアの街の中心部であるサンマルコ広場に対して、最も有名な橋なのがリアルト橋です。「白い巨象」とも言われるこの橋は、アクアアルタの被害を受けにくいエリアとなっているため商業エリアとして繁栄を遂げてきました。アーチ状に湾曲している石造りの橋には、多くの人々が行き交う途中に立ち寄れるようなお土産屋さんが立ち並んでいます。
火災や崩落などを防ぐためにアントニオ・ダ・ポンテによって設計をされたもので、石造りの橋が現在も残っているということになります。街中では見ることができないような視点でヴェネツィアの街を眺めることができるので、きっと記念写真を撮ってしまいたくなるはず。橋の下には、運河を行き交うゴンドラの姿をみることができます。
芸術作品の鑑賞が趣味である方や、有名なヴェネツィアの観光スポットに訪れたいという方には「アカデミア美術館」がおすすめ。18世紀前半にヴェネツィア出身のジョヴァンニ・バッティスタ・ピアツェッタによって創設された美術館で、ヴェネツィア派の絵画を中心にコレクションがされています。収蔵作品には、イタリア・ルネサンス期のティントレットによる《聖マルコの遺体の運搬》や、ジョヴァンニ・ベッリーにによる《洗礼者ヨハネ聖母子》があり、これらが代表作品として掲げられています。
ゆっくりと絵画の説明を読みながら鑑賞するのであれば、約2時間程度を見込んでおいた方が良いでしょう。事前予約が必要な美術館ではありませんが、チケット購入が心配であるという方は購入方法等を確認しておくことをおすすめします。また、大きな荷物を持ちながらの鑑賞はあまりお勧めできませんが、アカデミア美術館には無料で使用することができるロッカーも完備されているので利用してみても良いかもしれません。
“救済の聖母マリア聖堂”の異名を持つ「サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会」。運河沿いに建設された教会は、白く巨大なクーポラが印象的です。豪華絢爛という教会内部ではなく、美しいモザイクタイルの床と光が差し込む白を基調とした内部に圧倒されることでしょう。建築が開始された1630年代のヴェネツィアには、黒死病(ペスト)が蔓延しており、活気のあった街の様子が大きく様変わりした時代でもありました。疫病による恐怖や先行きのない不安に追われる人々の気持ちを穏やかにするために、この教会が建設されました。
宗教施設ではありますが、当時のヴェネツィアを襲った悲劇を乗り越えていくためには必要な施設であったといっても過言ではありません。教会には6つの礼拝堂が設置されており、地元の信者の方々や遠方から訪れる方も含めて親しまれている場所となっています。写真では感じ取ることができないような空気感は、現地でしか味わうことができないものです。
アクアアルタ発生時のヴェネツィアは、全く観光ができないというわけではありません。事前にアクアアルタの発生を教えてくれるアプリやWebサイトをはじめ、現地で得ることができる情報を駆使して自分自身で対策をすれば何も問題はありません。今回ご紹介した観光スポットは、サンマルコ広場を中心に足を運ぶことができるものばかりです。観光時間があまり取れないという方や、アクアアルタの時に見ることができる幻想的なサンマルコ広場の景色を目に焼き付けてみてはいかがですか?水の都・ヴェネツィアの魅力を肌で感じてみてください。
芸術作品に囲まれながら音楽を聴いて過ごすのが至福の時。海外旅行で現地の文化に触れるうちに多言語習得が趣味の一つに仲間入り。
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