吉祥寺周辺のおすすめ銭湯＆入浴施設7選！最寄駅や値段を解説

“銭湯”に馴染みがある人々が少なくなってしまった今、吉祥寺周辺エリアに現存する銭湯をご紹介します。岩盤浴やサウナ、マッサージなど様々な施設や設備が整えられているスーパー銭湯が人気となり、街中にある銭湯に足を運ぶ機会が少なくなってしまったという方も多いことでしょう。住宅街の中に突如現れる”ゆ”と書かれた暖簾や、モクモクと煙突から煙を出している銭湯は、今もなお多くのファンが通い詰める場です。大きなお風呂で足を伸ばしながら富士山の絵を眺めたり、常連さん達との会話がはずんだりと各々で銭湯の楽しみ方は異なるのではないでしょうか。もちろん、銭湯に訪れたらルールやマナーはしっかりと守るようにしましょう。お互いに気持ちよく入浴できるのが大切。

吉祥寺エリアには、過去には数店舗の銭湯がありました。現在は閉業してしまった店舗も多く、吉祥寺エリアから足を伸ばして南荻窪方面に向かって銭湯に訪れる方も少なくありません。年々減少し続けている銭湯ですが、大衆浴場で見ず知らずの人々が肩を並べて日頃の疲れを癒し、リラックスする時間を過ごす風景は何年経っても残しておきたい日本の文化です。吉祥寺周辺にお住まいの方や、東京観光で吉祥寺に訪れる方など、ぜひ機会があれば立ち寄ってみて欲しい銭湯を厳選しました。2020年の銭湯の営業状況は、新型コロナウイルスの感染症対策等によって変更になっている可能性があります。そのため、本記事で掲載されている情報が変更となっている場合がありますのでご注意ください。

風情ある銭湯が吉祥寺の街で今もなお、多くの人々の日々の疲れを癒してくれています。中央線吉祥寺駅の北口より、ダイヤ街を直進し、東急百貨店方面に進んでいくと見つかる茶色い建物が「弁天湯」。駅からは少し離れている場所にありますが、買い物などを終えた近所の方々が15:40の開店を待ち望んで銭湯に集います。建物の中に入ると、まず最初に目に入るのが靴と傘を収納するロッカー。木札が鍵となるので、お金を入れた後に抜いておくことを忘れないようにしましょう。

大人は470円、12歳未満のお子様であれば180円を受付で支払って脱衣所に進みましょう。比較的広さのある脱衣所なので、混雑することなく利用することが可能です。かつてこちらの銭湯では、ミュージシャンによる演奏が行われた”風呂ロック”が開催されました。そのため、ミュージシャンの写真が飾られているのをみることができます。そして、肝心のお風呂は、電気風呂・ジェット風呂を含めた数種類。常連さんも多く、昔ながらの雰囲気を味わいながら湯船に浸かることができる銭湯です。"風呂ロック"が開催された銭湯として現在では、音楽好きたちの間で一度は「弁天湯」に行ってみようと訪れる人が後を絶ちません。

吉祥寺駅の北口からヨドバシカメラ方面に向かっていくと、”ゆ”と書かれた暖簾を見つけたらそこは「よろづ湯」です。大正時代から令和へと移り変わる間に、多くの歴史とともに歩み続けた「よろづ湯」は、まさに歴史ある銭湯として吉祥寺に名を残しています。男湯・女湯のうち、女湯には富士山の壁画が大きく描かれているのが特徴。手ぶらで当日銭湯に行きたいと思った方は、シャンプーやリンスなどの石鹸類が常備されてはいないのでご注意を。番台で購入することができるので、一声かけてみると良いでしょう。

銭湯に訪れたついでにサウナに入って、たくさんの汗を流したいという方もいるはず。しかし、「よろづ湯」にはサウナ施設はありません。湯船に浸かって天井を眺めてみたり、常連さんと話をしてみたり、自分だけの時間をじっくりと過ごしてみたりしてみてはいかがですか？24:30まで営業しているので、仕事帰りや自宅のお風呂が壊れてしまったりした時でも近場に住んでいれば利用するのがおすすめ。料金は大人470円、子供180円なので、お釣りが出ないように準備をしておくとよいでしょう。もちろん、現金のご準備を。銭湯の暖簾をくぐればノスタルジックな雰囲気を味わうことができますよ。

吉祥寺エリアから少し離れて、西荻窪の方に移動をしてみましょう。中央線の西荻窪駅から徒歩10分の場所にある「秀の湯」は、炭酸泉露天風呂・ボディージェットバス・座風呂・電気風呂など種類豊富なお風呂を楽しむことができる銭湯。都会にいながら空を見上げながら入浴することができる露天風呂が人気で、これを目当てに訪れるという方もいるほど。清潔感のあるお風呂であることからも、男女問わずリピーターの多い銭湯です。なかでも、人気のお風呂が”薬草風呂”。日替わりの生薬風呂は、疲れた身体を芯から温めてくれるリラックス風呂として人気です。大人470円、中人180円、小人80円と、一般的な銭湯の料金。小銭を準備してスマートに入館できるようにしましょう。

若い方でも馴染みやすいようなフロントや脱衣所を見れば、昔ながらの銭湯のイメージを大きく変えてくれるかもしれません。当日手ぶらで銭湯に訪れたとしても、シャンプーやボディーソープなどが完備されているので特に問題なく入浴が可能です。入浴後には、マッサージチェアでリラックスしたり、ドリンクコーナーで喉を潤したりするなどゆったりとした時間をお過ごしください。お風呂目当てで訪れる方も多いですが、サウナを求めてくる方も少なくありません。"ととのう"瞬間を求めて、サウナでじっくりと時間をかけて汗を出して、水風呂でスーッと汗がひいてすっきりとした気分を味わってみてはいかがですか？幾通りもの楽しみ方ができる「秀の湯」をお楽しみください。

西荻窪駅を下車し、静かな住宅地エリアを歩いて約5分。人々が行き交う駅前周辺から少し離れた場所にあるので、マップをみながら訪れるのがおすすめ。1949年に開業をした「文化湯」は、常連の姿をみることができる地域に根付いた銭湯です。公衆浴場 文化湯と書かれた青枠の自動ドアを抜けると、コインロッカーがずらりと並んでいます。こちらで靴を脱ぎ、地下にある脱衣所やお風呂のあるエリアに移動しましょう。四季の移り変わりを温泉を通じて感じることができるような、イベント風呂も魅力の一つ。戦後に開業した歴史ある銭湯だからこそ、令和の時代まで受け継がれてきた「文化湯」の歴史を様々な部分から感じることができます。

「文化湯」のお風呂はとてもシンプル。超音波風呂であるバイブラバス、寝かせ湯のジェットバスが合わさっているお風呂となっており、リラックスしながらお風呂に浸かることができます。タオルやシャンプー・リンスなどのお風呂セットについてですが、自分が普段使用しているものを事前に準備することができるのであれば、持参していくことをおすすめします。料金は大人460円、中人180円、小人80円となっているので、家族揃って一緒に「文化湯」のお湯に浸かって"最近の出来事"を語り合ってみてはいかがですか？夜は24時までと遅くまで営業しているので、お仕事帰りにも利用しやすい銭湯です。

銭湯ファンであれば”ミルク風呂”と聞けば、西荻窪の「天狗湯」を思い浮かべる方も多いはず。天狗湯へのアクセスは、中央線西荻窪駅から徒歩約7分ほどなので、ゆったりとお散歩をしながら目的地に向かうのがおすすめ。お風呂も人気ではありますが、看板猫であるテンちゃん、グーちゃんも大人気。自由気ままな姿を見せてくれるので、束の間のひと時をほっこりとした気分で過ごすことができます。公式サイトを覗いてみると、銭湯の主人と共に「天狗湯」を見守り続けている二匹の猫の姿をみることができますよ。とても愛くるしい姿にファンも多いのだとか。

清潔感のある銭湯で肩までお風呂に浸かって、肩のコリや疲れを取りたい方には「天狗湯」はぴったり。大人が利用することが多いように感じる銭湯ですが、こちらでは子供も一緒にお風呂の時間を楽しんでいます。そして入浴の料金は、大人470円、子供180円となっています。立ちシャワー、ミクロ気泡風呂、超音波ジェット風呂、薬湯などお風呂の種類も豊富。体の芯から温まって、ぜひ日頃の疲れを癒してみてください。2020年12月現在は、新型コロナウィルスの感染症対策のために営業時間が変更となっています。通常であれば、10:30から翌朝の9:30までの営業とほぼ24時間営業。深夜の1時から5時までは入館ができないようになっているので、注意が必要です。

吉祥寺でフィットネスで身体を動かして汗をかき、スパで心と身体をリフレッシュすることができる「吉祥倶楽部」をご紹介しましょう。ゲルマホットスタジオ、ヒーリングスタジオ、ジム、スパなどのフィットネス施設が完備されているこちらのジムでは、吉祥寺エリアを拠点に生活をしている方の健康的な生活をサポートしてくれます。会員限定での利用となるため、入会金（税別10,000円）や会員費用（13,000円〜）が必要となります。月額費用を支払うことによって、いつでも好きな時にスパを利用することができるというのが最大のメリットでしょう。自宅でお風呂に入るかわりに、ジムでお風呂に入って帰宅するという方も少なくありません。

街中にある銭湯と異なるのは、チムジルバン、ドライサウナ、ミストサウナなどのスパ施設が充実しているということ。ジムでしっかりと身体を動かした後に、すっきりとした気持ちで自宅に帰りたいという方にとってはこのような施設があると嬉しいですよね。吉祥寺駅から徒歩約3分という場所にあり、駐車場や駐輪場が近隣にあるのでそちらを利用するのがおすすめ。ジム＋スパという環境を求めている方であれば、月額制ではありますがぜひ施設見学を兼ねて一度足を運んでみてはいかがですか？

中央線の吉祥寺駅から2駅の荻窪駅エリアにある銭湯をご紹介しましょう。温泉、岩盤浴、お食事処、リラクゼーションなどの施設が充実した「東京荻窪温泉 なごみの湯」は、老若男女問わず多くの人々が利用をしている日帰り温泉施設です。荻窪駅西口から徒歩で3分という場所にあり、夜間遅い時間帯にも開店しているため仕事帰りなどの方の利用も目立ちます。平日は大人1,980円・子供1,070円で入館が可能で、入浴に必要なタオルやアメニティ等が含まれた金額であるため大変お得。もちろん、タオルを追加で使用したい時には、バスタオル1枚100円・フェイスタオル1枚50円で購入することが可能なので、タオル不足に悩まされることもありません。

西多摩の天然温泉を使用しているため、荻窪にいながらにして小旅行をしたかのような気分になれる温泉を楽しむことができます。男性風呂では超高濃度炭酸泉とバイブラバス、女性風呂ではシルキーバスやヒーリングアクアバスなどの内風呂で束の間のひと時をお過ごしください。また、岩盤浴ではサラサラとした気持ちの良い汗をかくことができるので、温泉と岩盤浴でリラックスした後にお食事処で空腹を満たしてみては？複数の楽しみ方をすることができる「東京荻窪温泉 なごみの湯」を利用してみてはいかがですか？

日本の文化として誇るべき”銭湯”は、年々減少傾向にあります。疲れを癒しにくる者、毎日銭湯で汗を流しにくる者、目的は違えどひとつの大きなお風呂に入って一息つく時間を共有する文化は大切にしていきたいものです。歴史を積み重ねてきた銭湯だからこそ、人々の感情を揺さぶる何かがあるのかもしれません。今回ご紹介した吉祥寺周辺エリアの銭湯は、全て駅から徒歩圏内となっています。SNSなどの口コミによって銭湯の良さが改めて認識されている今、ルールやマナーを守って銭湯に訪れたからこそ味わうことができる感情や体験をしてみてはいかがですか？クレジットカードの使用ができない銭湯も多いので、現金で小銭をしっかりと準備しておくのも大切です。もしかしたら、銭湯を通じて新たな出会いやかけがいのない友人ができるかも。そんな時間を銭湯で過ごしてみてはいかがですか？