一度見たら忘れられない!トルクメニスタンの「地獄の門」が大迫力

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トルクメニスタンという国自体、日本人にはあまり縁がないかもしれません。しかし、この国には一生に一度はこの目で見ておきたい、とっておきの光景がダルヴァザという村にはあるのです!今回はその秘密に迫ります。

謎のベールに包まれた国・トルクメニスタン

トルクメニスタンは中央アジアに位置する旧ソ連から独立を果たした内陸国。その際、大統領に就任したサパルムラト・アタイェヴィッチ・ニヤゾフによる独裁政治が長く続いたが、2006年死去後は政策が見直されているそうです。ニヤゾフ大統領の打ち出した政策は独特で、例えば「若者のひげ禁止」「首都以外の病院閉鎖」「首都と大学を除く図書館の廃止」「金歯禁止」「ニュースキャスターの化粧禁止」など…。われわれ日本人からすると不思議な政策ばかりですね。

天然ガスの埋蔵量が世界第4位という資源国であるトルクメニスタン。そんなトルクメニスタンならではの観光スポットがアハル州にある「ダルヴァザ」という村にあります。それは通称「地獄への扉」…。一体どんなところなのでしょうか…?!

「地獄の門」は夜がハイライト

トルクメニスタンの首都・アシガバードから北へ約260キロメートルのところに位置する小さな村、ダルヴァザ。そこには地元の住民たちが「The Door To Hell(地獄の門)」と呼ぶ巨大なクレーターがあります。真っ暗な砂漠地帯の中、突如現れた大きな穴。一体中はどうなっているのでしょう?!

こ、これはすごい…!クレーターの中一面を炎が覆い尽くしています!!幅60メートル、深さ20メートルの大きさのクレーターは落ちたらひとたまりもない、その名の通り地獄へ通じているかのようです!

どうやってこのような巨大クレーターができたのか?実はこれ、事故が原因だったのです。ダルヴァザの付近には昔から豊富な天然ガスがありました。1971年にソビエトの地質学者らがボーリング調査を行った際、天然ガスで満ちた洞窟を発見。しかし、調査途中で落盤事故が起き、直径50~100メートルにも及ぶ大きな穴が開いてしまったそうです。

このままだと有毒ガスが放出してしまうため、それを食い止めるべく、点火することになりました。ですが、可燃性のガスが絶えず吹き出ているため、その火は消えることなく延々と燃え続けること40年以上が経ちました。

今のところ、天然ガスの燃焼を食い止める方法はなく、これから先、いつまでこの状態が続くのかは分かっていない状態です。

身の危険を感じつつも、この圧巻の炎の渦に感動する人が続出。特に夜は漆黒の闇と真っ赤な炎のコントラストが絶妙でおススメです。また、ダルヴァザには宿泊施設がない為、近くにテントを張って泊まる人も多いんですよ。

テントを張って朝も「地獄の門」

テント泊をすれば、もれなくダルヴァザの朝焼けとともに太陽の下での地獄の門を見ることが出来ます。

朝、日中の地獄の門は、夜のそれとはまた違った印象ですね。しかし、どちらもビッグスケールには違いありません!

美しい水の門もある!

ダルヴァザ付近には「地獄の門」のほかにもう2つクレーターがあります。1つは「泥のクレーター」もう1つは「ターコイズブルーの水が張られたクレーター」です。炎とは対照的なブルーの水がとてもキレイですね。

【ダルヴァザ(地獄の門)】(Darvaza~The Door To Hell~)
住所:
Gas Crater, Darvaza, Turkmenistan
アクセス:
アシガバードから車で4時間半

いかがでしたか?大迫力の炎が圧巻のダルヴァザ「地獄の門」。人の手によって開いてしまったクレーターではありますが、大地の素晴らしさを感じることが出来るのではないでしょうか。気になった方はぜひ、トルクメニスタンに足を運んでみてくださいね。

yuddy

国内外問わず旅行によく行きます。
旅、音楽、写真、グルメ、インテリアを好み
湘南エリアでゆるく生活中。

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