上田で温泉＆歴史観光スポット12選！

日本のほぼ中央に位置している上田市は、奈良時代から、京都と東北地方を結ぶ「東山道」の拠点として栄えた歴史のある町です。大河ドラマ「真田丸」で脚光を浴びる真田氏ゆかりの史跡や、歴史ある寺院、名湯・別所温泉・鹿教湯温泉など、魅力ある観光スポットがいっぱいです。その中から、おすすめの観光スポット12ヶ所を紹介します！

真田幸村の父・昌幸が天正11年（1583年）に築城した、徳川軍を二度退けた難攻不落の城。桜の名所として有名で、毎年1,000本の桜が園内を彩ります。

4月上旬から下旬には「上田城千本桜まつり」、下旬には真田武者に扮した壮大な武者行列などが行われる「上田真田まつり」が開催されます。

幸隆・昌幸・信之・幸村、真田三代を中心に、真田一族の戦いの足跡や武具甲冑などの資料が展示されている歴史館です。

歴史館のそばにある「御屋敷公園」は、真田氏が上田城を築城する以前の、真田在住時代の居館跡で、地元の人には「お屋敷跡」と呼ばれ、ツツジの名所として有名です。

城下町として栄えた「柳町通り」は、上田城跡公園から徒歩で10分ほど。旧北国街道沿いの通りには、当時の面影を残す白い土塀に格子戸、卯建（うだつ）のある家や創業約350年の造り酒屋「信州亀齢」などがあります。

その他、天然酵母パンの「ルヴァン」やお取り寄せ日本一のそば屋「おお西」などがあり、休日は観光客で賑わっています。

真田幸村の祖父・真田幸隆が1547年に創建した真田氏の菩提寺。長谷寺と書きますが「ちょうこくじ」と読みます。幸隆夫妻と子・真田昌幸の墓があり、墓を覆うように咲く樹齢150年以上のしだれ桜が有名です。桜の見ごろは少し遅く、4月下旬頃になります。

真言宗「妙見寺」には、「日本四方鳴竜」の一つ南鳴竜があります。1467年～68の本堂改修の際に狩野派・秀山信尹（しゅうざんのぶただ）が描いた畳10畳大の2頭の竜で、真下に立って、手を打つと見事な竜鳴を発します。

真言宗「前山寺（ぜんざんじ）」は、812年に弘法大師・空海が創建したといわれる由緒ある寺です。「未完成の完成塔」といわれる三重塔と藤をはじめ四季を通じで様々な花が境内を彩る「花の寺」として有名です。

「信州の鎌倉」といわれる塩田平にある別所温泉は、信州最古の温泉で「美人の湯」として知られる名湯です。池波正太郎の大河小説「真田太平記」にしばしば登場する「石湯」は、自然のままの岩をそのまま浴槽にした温泉で、料金150円で利用できるおすすめの温泉です。

平安時代に創建されたと伝わる「安楽寺」は、鎌倉の建長寺などと並んで日本では最も古い臨済禅宗寺院の一つであり、信州で最も古い禅寺です。

境内の奥に立つ八角堂は、鎌倉時代に建立され国宝に指定されています。

825年に、慈覚大師が創建した「北向観音」は、古くから厄除観音として信仰を集めています。

「北向観音」は現世のご利益が、長野・善光寺は未来のご利益があるといわれ、両方の参拝をするのがおあすすめです。どちらか一方だけお参りするの「片参り」といいます。

「北向観音」の本坊・常楽寺には、重要文化財「石造多宝塔」や、「常楽寺」に古くから秘蔵されている仏像、絵画など数多くの名品が展示されている「常楽寺美術館」があります。

鹿に変身した文殊菩薩が、猟師に温泉の場所を教えたことからその名がついたと伝わる「鹿教湯（かけゆ）温泉」。1709年に創建された「文殊堂」は、日本三大文殊の一つに数えられる名所です。

「文殊堂」へと続く五台橋は、現世と神の世を結ぶ橋といわれています。また、屋根付きの橋ということで、“日本版マディソン郡の橋”と話題になりました。

12～1月の厳冬期には、幻想的なイベント「氷灯ろう夢祈願」が行われます。

五台橋すぐ近くの外湯「文殊の湯」の露天風呂から、氷灯ろうを眺めながら幻想的な雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか？

根子岳の西南に広がる美しい芝に覆われた菅平高原。スイスの牧場地帯ダボスに景観が似ているため、「ダボスの丘」と名付けられました。美しい景色を見渡せる丘の上には、日本スキーの父・シュナイダーの記念塔があります。夏は高原の草花、秋には紅葉が楽しめ、冬は一面の銀世界となり、多くのスキーヤーが訪れます。

真田氏ゆかりの地、上田のおすすめの観光スポットいかがでしたか？ここで紹介した史跡や寺院、温泉の他にも、富士山、八ヶ岳、北アルプスを360度の大パノラマで見渡せる「美ヶ原高原」、「稚児ヶ淵」など絶景を楽しめるスポットもいっぱいあります。ぜひ、上田の町にでかけてみてくださいね。