- 住所:
- DN17A 169, Sucevita 727510, Romania
- 営業時間:
- 夏期 8:00~20:00 冬期 9:00~17:00
- 料金:
- 5レイ、撮影10レイ(内部は撮影不可)
- アクセス:
- スチャヴァ(Suceava)よりタクシー利用。またはスチャヴァよりラダウツィ(Rădăuţi)までバスを利用し、その後ミニバスに乗り換えることも可能。
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ルーマニアの中でも数奇な歴史をたどっているモルドヴァ地方。16世紀初頭にはモルダヴィア公国として繁栄しましたが、現在はルーマニア領、ウクライナ領、モルドバ共和国領に分かれて統治されている地方です。
現在モルドヴァ地方で世界遺産「モルドヴァ地方の教会群」として登録されている修道院は全部で8つ。モルドヴァ公国のシュテファン大公がオスマン帝国の侵略を退けるごとに勝利を祝う形で修道院を建設したもので、すべて1487年から1583年の間に作られており、修復作業を経て現在でも美しい姿を保っています。また、世界遺産に登録されていないものでも、同様に人気の高い修道院が点在。
今回はその中でも美しい壁画があり特に人気が高い5つの修道院をご紹介します。
5つの修道院の中で最も大きく最も華やかなのが1586年に完成したスチェヴィツァ修道院。作られた時期が他の修道院より少しあとだったことから世界遺産には登録されていません。
しかし修道院の壁に描かれたフレスコ画の保存状態がとても良いので、「天国の梯子」「聖人伝」「エッサイの樹」「最後の審判」と名付けられた美しい壁画を見ることができます。また、現在でも女子修道院として修道女が生活を送っている場所でもあります。
シュテファン大公の息子であるペトゥル・ラレシュ公の命により1532年に建てられたのがモルドヴィツァ修道院。スチェヴィツァ修道院に比べ質素な作りとなっていますが壁画は見事なもの。当時まだ文字を読めなかった農民にもわかるようにと描かれたと言われています。
入口には「聖母マリアと子供のイエス」の壁画が描かれているほか、「コンスタンチノープルの包囲」などオスマントルコとの闘いを描いているものも目を引きます。
モルドヴァ公国時代の貴族ルカ・アルボレが作ったのがアルボレ修道院。1503年に完成したアルボレ修道院は十字架をモチーフにした壁画が多いのが特徴。また、「聖人たちの生活」や「聖母の生涯」などが緻密な手法により描かれています。
アルボレ修道院は他の修道院に比べ、規模も小さく交通アクセスも悪いため訪れる際は見逃さないよう気を付けてください。
1530年にモルドヴァ公国のブブイオグ最高議長が建設したのがフモル修道院。尖塔のない質素な作りで規模も小さいですが、自然豊かな中にたたずむ姿は神秘的な美しさを持っています。
壁画は宮廷画家のトーマらによって書かれており、「最後の審判」や「エッサイの樹」が描かれています。ちなみに5つある修道院の中で壁画を手掛けた画家の名前がわかっているのはフモル修道院のみ!
1488年建立と5つの修道院の中でも最も古い歴史を持つのがヴォロネツ修道院。建設を命じたのはシュテファン大公です。中世モルドヴァ建築・絵画の傑作と呼ばれており、西面に位置する「最後の審判」は見事だと多くの人から評されています。
また、内部にも365日を表した壁画が描かれ見事な美しさを残しています。
いかがでしたか?まるでおとぎの国にあるような小さな修道院に見事なフレスコ画が描かれているのはとても神秘的ですよね。5つの修道院を1日で回るには自力では難しいですが、時間に余裕があったらぜひ数日このエリアに滞在して、修道院を見比べてみてください。
また、全ての修道院で定休日の扱いはありませんが、修道院のあるブコヴィナという山々の地方は冬の積雪が厳しい場所です。そのため、2月あたりは積雪のため車が通れなくなり見学に行くことができなくなる可能性があるので注意してくださいね。
海外旅行と絶景が大好きな1児のママです!特にヨーロッパや南国が大好きで、ただただ風景を見つめたりその地の歴史に思いを馳せる時間が最高の幸せです。素敵な景色や貴重な体験が楽しめる旅行先をご紹介していきますね!
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