スペインとフランスの間、ピレネー山脈に位置するアンドラ公国。本記事では、日本とアンドラとの時差や、アンドラまでの所要時間などの基本情報をまとめました。
日本ではあまりメジャーではないアンドラ公国。日本とアンドラの間には、いったいどれくらい時差があるのでしょう。また、アンドラにはサマータイムはあるのでしょうか。
日本とアンドラとの時差は8時間。日本の方が8時間進んでいます。たとえば、日本が夜12時のとき、アンドラはまだ同じ日の午後4時となります。
アンドラはサマータイム制を導入しています。サマータイム適用期間中の日本との時差は1時間縮まり、7時間になります。先ほどの例でいうと、日本が夜12時のとき、アンドラは同日の午後5時ということになります。
アンドラのサマータイム適用期間は、毎年3月の最終日曜日から、10月の最終日曜日までです。日本人にはなじみの薄いサマータイム。この期間をまたいで旅行するときには、十分に注意しましょう。
続いて、日本から遠く離れたヨーロッパの小さな国アンドラまで旅行するとしたら、いったいどれくらい時間がかかるのでしょうか。
人口8万人の小さな国アンドラには空港がありません。また、周辺国からの鉄道も、アンドラにはつながっていません。旅行するとしたら、周辺国の空港まで飛行機で、そこからはバスでアンドラに入るのが一般的。
よく使われるルートとしては、まず日本からヨーロッパ主要都市まで直行便を使い、そこからアンドラに近いフランスのトゥールーズ・ブラニャック空港かスペインのバルセロナ・エル・プラット国際空港を使う方法。
そこからアンドラまでは、長距離バスでの移動になります。トゥールーズからもバルセロナからも、アンドラまではバスで約3時間でのアクセスです。
日本からヨーロッパ主要都市までが直行便で約12~13時間、そこからトゥールーズかバルセロナまでを約2時間。さらにバスで3時間の移動となるので、乗継時間を入れると20時間以上はかかるということになります。
アンドラは、欧州の多くの国々が加盟しているシェンゲン協定に加盟していません。また、国境での出入国審査は基本的に行っていません。
アンドラには空港がないので必ず他国経由で出入国することになります。上述したフランスやスペインの最寄りの空港を利用する場合、シェンゲン圏最初と最後の経由地の空港で出入国審査が行われます。
アンドラは出入国審査は行っていないとはいえ、国境付近などでパスポートの提示を求められることもあります。たとえスペインやフランスからの日帰り旅行でも、旅行中はパスポートを必ず携帯しましょう。
険しい山々に抱かれたアンドラは、他のヨーロッパ諸国に比べて付加価値税が少ないことで有名です。ヨーロッパを旅行するときに少し遠出して、あまり知られていないアンドラへのバス旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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