- 住所:
- 岩手県花巻市矢沢1-1-36
- 営業時間:
- 8:30~17:00
- アクセス:
- 新幹線新花巻駅より車で約3分
- 電話番号:
- 0198-31-2319
- 休館日:
- 年末年始
- 料金:
- 一般350円 高校生250円 小中学生150円
『銀河鉄道の夜』や『注文の多い料理店』などの詩や童話で有名な作家の宮沢賢治。その独特な感性、深い想像力に引きつけられ、今もなお根強い人気があります。彼のふるさとであり、多くの作品を手掛ける舞台になった岩手県花巻市で、宮沢賢治の世界観に触れてみませんか?
宮沢賢治を知るには、まずこちらの記念博物館へ。2015年4月25日にリニューアルしました。
今までの作品、資料などを科学・芸術・宇宙・祈・農の5つに分けて、各大型スクリーンを使った映像を通して、宮沢賢治の心象世界をより深く感じることができます。
もちろん映像だけではなく、宮沢賢治直筆の原稿や愛用品など多数展示しています。記念館というと堅苦しい感じがしますが、こちらは広くモダンな雰囲気で、多数ある展示品を観てもあまり疲れず、ゆっくり宮沢賢治の世界に浸れますよ。
館内喫茶コーナーでは、可愛らしいグラスに入った飲み物があるので、休憩するときは立ち寄ってみてくださいね。
宮沢記念館があるのは東北新幹線・北海道新幹線の「新花巻駅」。駅を降りるとさっそくセロ弾きのゴーシュのモニュメントが眼前に現れ、宮沢賢治ファンのテンションは最高潮に達することでしょう。記念館までは駅から車で約5分。館内は通年営業ですが、冬は雪が積もる場合も多いので、現地までの走行に不安がある方は、市内の交通事情に明るいタクシードライバーさんに連れて行ってもらうのがおすすめです。記念館は胡四王山(こしおうざん)という花巻市内の標高183mの山の中腹にあるため、367段の階段をあがらなければなりませんが、この山もまた、賢治ゆかりの地として名高く、館内にもたくさん関連書籍や紹介展示などがありますので、是非ゆっくり風情を感じながらゲートへと向かいましょう。
記念館で展示品を見て回った後は、記念館敷地内にある『山猫軒』でお食事でもいかがですか?ここにも宮沢賢治の童話の世界が広がっていて、入り口には「注文の多い料理店」でお馴染みのあの看板が…。
おみやげも、こちらで買えますよ。
こちらでは、岩手のブランド豚である白金豚を使った料理が食べられます。中でもオススメの「イーハトーブ定食」は、白金豚の角煮だけではなく、じゅんさい、すいとんなどが付いて食べごたえのあるメニューです。
岩手の自然の恵みを余すことなく味わえますよ。
店内は手前がお土産店、奥がレストランになっています。レストランは店内のあちこちにも「注文の多い料理店」の世界観が広がっているので、是非物語を読み直してからご来店下さい。きっとより深く満喫できることでしょう。ランチタイムは非常に混みますので絶対にご来店されたい方はお電話での事前予約をおすすめします。ランチは10時から、喫茶は9時から利用することができます。
なお、2005年にアサヒ「三ツ矢サイダー」のCMで話題となったキャッチフレーズ「作家 宮沢賢治はサイダーが大好きでした」というものを覚えている方はいらっしゃいますでしょうか?そう、宮沢賢治はサイダーが大好物!というのはファンの間では有名な話。賢治がサイダーを求めて足繁く通っていた食事処「やぶ屋」もいまだ健在ですので、気になる方は是非そちらもチェックしてみてくださいね。
銀河ステーションの入り口を抜けた瞬間から童話の世界が始まる『宮沢賢治童話村』は、大人だけではなく子どもも一緒に楽しみながら、宮沢賢治の世界観を知ることができます。
施設内だけではなく屋外にも童話や詩を元にした仕掛けがあるので探してみてくださいね。
5つのテーマゾーンに分かれている『賢治の学校』があり、どの部屋も自分が童話や詩の主人公になったかのように、作品の世界観を体感できるようになっています。
『賢治の教室』では、童話でもおなじみの星や鳥、石などの解説が分かりやすく展示してあるので、こちらもオススメです。
「銀河ステーション」とは童話「銀河鉄道の夜」の重要なシーンに登場するワードのひとつ。主人公ジョバンニはこの「銀河ステーション」から、銀河を巡る旅にでかけます。さながら昔の電車の駅のような童話村への入り口は、感覚的にも楽しむことが出来ますが、宮沢賢治の作品を知っていればいる分だけ、より深く味わうことが出来ますので是非旅行に行く直前まで宮沢賢治の作品をチェックしておきましょう。
敷地内は屋内外ともにとても広く、小さな川も流れています。冬は雪の為閉鎖しているエリアもありますので、是非心ゆくまで堪能されたい方は春~秋に行ってみてください。
記念館は写真撮影禁止ですが、童話村は撮影OK!カメラをお忘れなくどうぞ。
こちらは花巻駅を降り北側へ向かった道路沿いにあります。日中は何もないただの壁なのですが、夜になると「銀河鉄道の夜」をモチーフにした色鮮やかな壁画が浮かび上がるんです!
これはブラックライトに反応する特殊な塗料で描かれているので夜限定になります。花巻市にお泊まりの際は立ち寄ってみてくださいね。
10m×80mにも及ぶ大パノラマに、幻想的に浮かび上がるよう描かれた宇宙空間とSL列車は、宮沢賢治ゆかりの地、花巻市発展の願いも込められているのだそうです。
夜に溶け込んだ壁画は、力強さだけではなく神秘的な世界へあなたを誘います。
ライトアップは日没~22時。岩手の冬は長く、9月頃から夜はかなり冷え込みますので時期によってはどうぞ上着を持ってお出かけください。宮沢賢治の名著については枚挙に暇がありませんが、代表作とされている「銀河鉄道の夜」に関するモニュメントは特に市内のあちこちにありますのであらすじだけでも知っておくと、より旅を深く楽しめることでしょう。花巻市はこの壁画以外にも市の発展の為にさまざまな取り組みがなされています。特にユニークなのが花巻市役所内に設置された「賢治まちづくり課」です。平成24年度に設置され現在「賢治さんの香りあふれるまち」の実現をモットーに様々な取り組みを行っていますので是非ホームページ等チェックしてみてください。
北上川にある小舟渡河岸。そこから見える川床が白亜のイギリスの海岸のようだと、宮沢賢治が『イギリス海岸』とアダ名を付けたことに由来しています。
この川床は泥岩層といい、宮沢賢治はここでクルミの化石を発見しました。
現在は河川整備がされ、昔のように常に川床を見ることはできませんが、雨量の少ない年になると泥岩層が露出します。
遊歩道もあるので、のんびりと時間を過ごしたい方にオススメです。宮沢賢治もこの景色を見ていたと思うと、感慨深いですよね。
イギリス海岸は現在、賢治まちづくり課や国土交通省岩手河川国道事務所の皆さんの手によって、宮沢賢治の命日である毎年9月21日に出現させる為の試みが行われています。
平成19年よりスタートした取り組みでは10年間で4回成功に至っており、宮沢賢治ファンはもちろんのこと、地元の人たちにとってもの大きな関心事のひとつとなっております。
9月21日の命日は、全国からわざわざ休みをとってここ花巻へ足を運ぶ宮沢賢治のファンも多く、賢治の眠る花巻市内の身照寺では、没時刻の午後1時より一般の方も参加できる宮沢賢治忌墓前法要も行われます。また賢治詩碑前でも同日、「賢治祭」というイベントが開催されますので、興味のある方は命日に合わせ花巻へ行ってみてはいかがでしょうか?
大沢温泉は、東北を代表する温泉街で有名な花巻にある一軒宿です。観光客や湯治客で賑わう花巻温泉の温泉街の喧騒から隔絶されてような独特の趣があります。
宿泊できる温泉宿は、純和風の山水閣。建物は今では貴重な茅葺屋で、昔ながらの旅籠の雰囲気と景観が残されています。そして、長期間滞在している湯治客のための自炊施設が豊沢川のほとりに並んでいます。宿泊できる施設は3棟あり、建物毎に個性的な湯があり湯めぐりするのも楽しい温泉です。
大沢温泉のシンボルといえば「大沢の湯」この地の文豪、宮沢賢治が愛した湯としても有名です。大沢の湯は、自炊できる施設にある家族やカップルなども一緒に入浴できる混浴の露天風呂。
静かな里山の温泉は、宮沢賢治の愛した大沢の湯や、レトロモダンな雰囲気の「薬師の湯」など7つの湯があります。景色や佇まい、常連さんの顔ぶれもそれぞれ個性的。
茅葺屋根の山水閣にある「豊沢の湯」は、春から秋の気候の良い時期は、一面のガラス窓を開放し半露天風呂の状態になります。間近に流れる川のせせらぎや川風が心地よいことで人気です。
朝になると、近隣住人が入浴にやってきて当時の様子や顔なじみとの話もしてくれます。東北の素朴な人柄や控えめな心遣いや態度が心地よく、地元の人質が温かな湯治文化を大切に守り継いでいる宿です。使い込まれた床板や柱、時代を感じさせる道具や帳場の風情は宮沢賢治や高村光太郎がこよなく愛した当時の温泉風景のままです。
花巻市博物館は、花巻の歴史や文化を保存し紹介する博物館です。花巻市は江戸時代に、盛岡藩の花巻城があった城下町でした。花巻城は、戦国時代が終わり平和になった江戸時代であっても地理的に重要な南の要塞としての役割を担っていました。当時、城代家老だった北松斎が現在に残る城下町の基礎を整えました。
花巻市博物館では、東北地方に残されている縄文式住居跡や古墳、今に残る城下町の様子や花巻人形といった縄文時代から現代までの花巻地方の歴史や文化、人々の暮らしについて展示しています。
東北地域で勢力を持っていた豪族、稗貫氏や和賀氏といった花巻地方の歴史や文化に関わる資料を収集しています。和賀・稗貫一揆(わが・ひえぬきいっき)など、戦国時代末期の東北の歴史の文献や当時の様子がわかります。
花巻市博物館では、所蔵している貴重な資料などを花巻地域の考古・歴史・美術・工芸の分野に分けて視覚的に分かりやすく展示し解説をしています。また、見学だけでなく、実際に体験できるような各種講座や体験学習会なども開催。陳列して説明するだけの博物館でなく、楽しみながら体験学習ができる参加型博物館になっています。
花巻は高村光太郎などゆかりの深い人物や、宮沢賢治をはじめ多くの文化人を輩出してきました。東北の風土が育んだ、類まれなる感性や才能などを彼らが暮らした郷土の生活とともに伝えています。
博物館での展示会や体験学習会、講座・講話会などは立ち寄る前に調べていくとより充実した時間が過ごせるでしょう。元々興味のある先人のことについて理解を深める事もできますし、興味のなかった分野のことも新たな発見があるかもしれません。
花巻市博物館は、宮沢賢治記念館・宮沢賢治童話村・花巻新渡戸記念館との共通入場券が有り、文化的な内容の詰まった旅行もおすすめです。
釜淵の滝は、花巻温泉を流れている台川の観光スポットになっている滝です。釜淵の滝の高さは8.5m、幅が30mと大きく、滝の流れは巨岩の上を覆い尽くすように滑り落ちています。
岩の上を幾筋にも別れて清流が流れ、大きな音を立てて滝壺に落ちていく様子は圧巻です。マイナスイオンたっぷりの癒やしスポットになっていて、釜淵の滝がある周辺の森林をぐるっと一周できる遊歩道が整備されています。森林浴はおよそ15分の軽めの散策で満喫できます。
釜淵の滝は、国が指定する名勝「イーハトーブ風景地」の一つに指定されています。整備されている遊歩道には、ちらほらと熊よけの鈴が釣り下げられています。安全のため遊歩道の外には出ないようにしましょう。散策路は、湯上がりの浴衣姿で歩く湯治客がいるほど軽装で歩けます。散策路には滝見台があり、釜淵の滝がちょうど正面に見える位置していて四季折々の滝の表情を見せています。
滝の岩盤になっている岩には、中ほどに大穴が十個ばかり空いています。ちょうどご飯を炊く釜のような形だったことと、大きな岩盤の全面を覆うように流れお釜をかぶせたような姿をしていることから名前がついたと言われています。お釜の淵といわれているのは、天橋立の観光客が一度は試みる「またのぞき」をすると納得です。ご飯を炊く釜から蒸気が吹きこぼれて、鍋肌を伝っているようないる様子に似ています。
地元出身の作家、宮沢賢治の詩や童話によく出てきています。農学校の教師をして生計を立てていた宮沢賢治は、教え子を連れて野外授業で野山を歩き台川を訪れたりして地形や岩石などを調べていたようです。宮沢賢治の作品「台川」にも 『さうだ、釜淵まで行くといふのを知らないものもあるんだな。(中略)苔がきれいにはえてゐる。実に円く柔らかに水がこの瀑のところを削ったもんだ。 』と実際の滝の様子を形容する表現が出てきます。
花巻新渡戸記念館は、岩手を代表する偉人、新渡戸稲造の父祖ゆかりの地花巻にあります。新渡戸稲造って誰?という方もいらっしゃるでしょう。かつて5000円札の肖像に採用されたことでご存知の方もいらっしゃることでしょう。実は、新渡戸稲造は明治初期、国際人として活躍した名士でした。「願はくはわれ太平洋の橋とならん」という彼の言葉は有名です。
新渡戸稲造の先祖は、1598年から約230年間花巻で暮らしていました。花巻城士の文武両道の指導育成に尽力した家柄で、生産性の低かった耕作地を憂いて新田開発に情熱を傾けた一族でも有名です。新渡戸稲造の祖父は、1855年に当時不毛の地と言われた三本木原への上水開削に着手。稲造の父、兄と三代にわたって十和田市の発展の基礎を築きました。
生涯を国際平和と教育に尽くした新渡戸稲造のルーツである花巻。新渡戸稲造の世界を紹介する記念館として設立されています。花巻新渡戸記念館では、代々地元の土地開発に尽力した新渡戸家の功績とゆかりの品々を紹介しています。
新渡戸氏の武将、兵学者として代々守られてきた甲冑や刀、槍なども展示。武具の他にも新渡戸氏が先祖代々花巻で活躍し、特に新田開発についての資料などが展示されています。また記念館の近くには、新渡戸氏ゆかりの神社もあります。新渡戸稲造の生涯展では、業績や活躍の足跡を年代順にわかりやすく紹介しています。お札になった人だけど、どんな人なのか疑問だった方はこの記念館で解決しますね。
宮沢賢治イーハトーブ館は、作家宮沢賢治をもっと知りたい人のためにつくられた施設です。岩手の観光案内やご紹介をみていくと「イーハトーブ」というワードが出てきます。イーハトーブというのは、岩手生まれの宮沢賢治が生まれ育った岩手の風土を元に創作した夢の世界のことです。
子供向けの童話から大人まで魅了する宮沢賢治の作品たち。美しい自然の描写や愛くるしい登場人物が、多くの人から愛され作品の中でイーハトーブへの旅へと誘ってきました。宮沢賢治の愛好家たちは、イーハトーブについて経験したことや、感じたことなどを文学だけでなく様々な方面のジャンルで発表してきています。宮澤賢治世界にふれてイーハトーブを紹介しているのが宮沢賢治イーハトーブ館なのです。
宮沢賢治イーハトーブ館では、研究論文や芸術品の数は、数え切れないほどあり原本や複製などをできる限り収集し、整理して閲覧できるよう展示・所蔵しています。宮澤賢治の研究は、作品の愛好者や研究者が集まった「宮沢賢治学会イーハトーブセンター」という団体で主に活動されています。その本拠地が宮沢賢治イーハトーブ館にあります。
日本だけでなく世界中から、宮澤賢治の愛好者や研究者がイーハトーブ館を訪れ彼の残した作品や精神を学んでいます。イーハトーブ館の二階には、宮沢賢治の研究や講習会を開催する設備が整っています。宮沢賢治の生まれた岩手の地で、イーハトーブへの旅は作品を通じて多くの研究者や愛好家たちとの交流の世界へと広がっていくのです。
花巻温泉は、ホテル千秋閣、ホテル花巻、ホテル紅葉館、佳松園と花巻温泉バラ園のあるグループ企業が運営する温泉です。温泉街の入り口に白い横断幕のようなゲートで「花巻温泉」とお出迎えしています。花巻温泉は、低張性弱アルカリ性高温泉で単純温泉。 pHが7.8で、温泉の温度は58.7℃。湧出量が毎分251リットルです。
温泉の特徴は、pHの値が低く刺激が少ないこと。低張泉で湯あたりしづらく、心臓に負担がかかりにくいやさしいお湯です。また無色透明のお湯で硫黄の匂いなどもしないため、高齢や幼い子供でも安心して入浴できます。弱アルカリ性ですので美肌効果も期待されています。
源泉の提供は適温まで冷まし、お湯に雑菌がわかないように清潔なお湯を保つため循環ろ過方式を採用し浴槽はかけ流しにしています。花巻温泉には、4つの温泉宿がありぞれぞれ特徴のある湯船が楽しめます。岩露天風呂やひのき露天風呂、またバラ園で育てたバラで楽しめる女性限定バラ風呂なども。
宿泊する温泉だけでなく、お風呂めぐリで楽しむことも宿泊以外の宿の気に入ったお風呂だけで過ごすこともできます。花巻温泉は、関節リウマチや変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの症状緩和によく、血流の悪さから起こる症状冷え症や抹消循環障害などにも効果があると言われています。日頃の疲れやストレスを温泉でリフレッシュして解消しましょう。
早池峰山は、岩手県中央部にある北上山地の山です。首都圏から交通の便のいい岩手県の内陸にあたる盛岡市から、太平洋の海岸沿いになる釜石市と宮古市の間にあります。早池峰山は標高1917m、北上山地の最高峰の山です。山は蛇紋岩(じゃもんがん)という硬い岩でできていて、全体が青みを帯び滑りやすい特徴があります。
蛇紋岩の山肌には、山全体いたるところに巨岩や巨石が露出しています。早池峰山は気候も厳しく、岩山という生育条件も良くない条件で生き残った数多くの高山植物の宝庫です。登山コースで可憐な高山植物が出迎えてくれます。早池峰山の登山コースは3つ。一般的なのコースは河原の坊コースと小田越コースです。急斜面になりますが、登山初心者でも約3時間で山頂へたどり着けるコースになっています。
高山植物の宝庫と言われる早池峰山。青みを帯びた蛇紋岩で構成される早池峰山と、山の裾野を鮮やかに彩る樹林帯の紅葉が美しいことでも有名です。麓からの景色は、広々として美しい紅葉の中にそびえる早池峰山が素晴らしい眺めです。また、早池峰山の5合目付近から眼下に広がるパノラマも絶景。国定公園に指定されています。
早池峰山は冬季は閉山されます。山開きは毎年6月の第2日曜日。 麓の小田越登山口で入山式があり、山頂で安全祈願祭を開催しています。登山についての注意事項は、きちんとした山登りの服装や装備が必要です。
コースについては、登山道のほとんどが岩場。足元には浮石が多く、石に足を滑らせて転倒する事故に注意してください。また、登山計画をしっかりたて日没時間などを考慮して余裕のある行動をしましょう。日が暮れると周囲に該当や街の明かりはないため、視界が真っ暗になります。クマの出没も頻繁なエリア。クマよけ鈴などをつけて登山しましょう。
花巻温泉バラ園は、かつて南斜花壇があった場所にあります。1958年からバラ園の工事をはじめ、2年かかって完成し開園しました。広さは約5,000坪。およそ450種、6,000株をこえるバラが植えられています。バラは原種の原産国は、中国や日本だったのですがヨーロッパで品種改良されたバラは湿度の高い日本では病気にかかりやすくなっています。
高山気候で夏涼しく、湿度が高くならない花巻はバラの育成に適した環境があります。広大な敷地を四季折々に咲く品種のバラ、鮮やかな色彩と豊かな香りが楽しめます。バラの中には、花巻温泉バラ園で品種改良され新品種として認定されたものも。四季咲きと一季咲きのバラを絶妙に配置していつ訪れてもバラの庭園が堪能できます。
また、バラ園には宮沢賢治が設計したという日時計花壇もあります。
花巻温泉バラ園のみどころは、アニバーサリーガーデン。開園50周年の記念に、2010年新設されました。庭園には、ホット花巻など花巻温泉バラ園のオリジナルの6種類が植えられています。その他にも人気の高いディズニーランドローズや、グルス アン テプリッツなどが70種類、総勢280株余りが植栽されていて圧巻です。
バラ園では、静岡県の河津町にある(株)河津バガテル公園から寄贈されたバラも話題になっています。東日本大震災の復興を願って命名されたブルーリュバン(Blue Ruban)。花言葉が「不可能を可能にする」というもの、市場には出回っていないのでぜひとも鑑賞してみましょう。
また、日本固有の絶滅危惧種に指定されているサンショウバラRosa hirtulaもあります。樹高は5mくらいとかなり大きくなり、開花時期は数日で花を見る機会は貴重です。
このバラ園で育てたバラでバラ風呂が入れるスポットがあります。バラの香りは、ストレスの解消や疲労回復などに効果があり、映画のヒロインの気分になりますね。女性限定でグループホテルの千秋閣、女子大浴場で14:00~21:30に入浴できます。
ワインに適した品種のぶどうと、醸造する気候や風土が大迫町にあります。ここで栽培されたぶどうは、ワインシャトー大迫でじっくり丁寧に醸造されてきました。こだわりのワインはエーデルワインと呼ばれ、高山植物で有名な可憐な花を咲かせるエーデルワイスから名付けられています。
大迫町には高山植物で有名な早池峰山があり、この山に自生する早池峰山固有の高山植物早池峰ゆき草(ハヤチネウスユキソウ)がヨーロッパ・アルプスのエーデルワイスと近縁種であることが発見されています。エーデルワイスの花がとりもつ縁で、オーストリアのベルンドルフ市と友好都市になりました。ワインも大迫町のシンボルともいえるエーデルワイスにちなんで付けられました。
ワインシャトー大迫は、1962年に大迫町と大迫農協の出資により設立された岩手ぶどう酒醸造合資会社です。さっそく、果実酒酒造仮免許を取得して醸造開始しました。1964年に商品名に「エーデルワイン」と付け赤ワインを販売開始しています。
1965年には実績が良好になり、果実酒酒造本免許を取得しさらに事業を発展させていきます。1973年には、日本国内でのワインの消費い増加を見越して生産の拡大を強化。ワイン醸造の設備の完備や、生産能力の強化、品質の向上を目指します。販売ルートの安定確保のために、合資会社を株式会社に。
ワインシャトー大迫では、併設されているテイスティングルームで風味、味わいを一部有料で試飲できます。希少価値のあるワインも取り揃えられ、購入前に試してお気に入りを買うことができます。
いかがでしたか?花巻市の至るところに、宮沢賢治の作品にちなんだ場所がたくさんありました。
37年という長いとは言えない生涯を駆け抜けた彼の世界観だけではなく、彼がイーハトーブと名付けた岩手の自然から、当時の情景も知ることができますよ。
なお、今回ご紹介できませんでしたが市内には「宮沢賢治イーハトーブ館」という施設もあり、午前8時30分より無料で一般開放されております。宮沢賢治記念館から歩いてすぐの所にあり、賢治にまつわる資料が多数集められていますので、是非こちらもいらしてみてはいかがでしょうか?入口には大きな賢治のシルエットが置かれており、中では絵本やアニメなどを通して子供から大人まで、楽しみながら賢治の作品をおさらいすることが出来ます。お土産を買ったり、お茶を飲んだりすることも出来ますよ!他にも花巻市には有名な「花巻温泉郷」などもございますので温泉宿に泊まって是非ゆっくりと街の魅力を味わいに行ってみて下さい。
旅行とゲームとiPhoneが好き。最近ベイパーの仲間入り。
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