世界遺産富岡製糸場周辺で人気レストラン&おしゃれカフェおすすめ4選
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群馬県富岡市にある「富岡製糸場」は、2014年にユネスコの世界文化遺産に「産業遺産」として登録されました。 1872年に明治政府によって設立された当時の建物がそのまま残っている製糸場です。 日本の近代化と世界の絹産業の発展に大きく貢献した「富岡製糸場」を歩いてみましょう。
世界文化遺産に登録された正式名称は「富岡製糸場と絹産業遺産群」。
1872年に官営の工場として操業を開始、その後は民営化され、1987年に操業を停止しています。
明治維新後の日本が、外貨獲得と富国強兵のため、産業の近代化を進めました。
当時の主要産業であった生糸の輸出のため、明治政府は養蚕業が盛んだった富岡市に建設を決定したのです。
建設にはフランス人のポール・ブリューナが中心となって、建設と技術者の指導を担当しました。主要な建物は木の骨組みにレンガを積み上げた「木骨煉瓦造」という西洋の建築方法ですが、屋根に日本の瓦が使われている和洋折衷の建物です。
1987年に操業初期の建物が国の重要文化財に指定され、さらにその中から繰糸所、東置繭所、西置繭所が2006年に国宝に指定されました。
「東置繭所」の建物の長さは約104m、巨大な繭倉庫で、1階は事務所、2階は乾燥させた繭を貯蔵していました。
「西置繭所」建物の大きさは、東置繭所とほぼ同じです。
1階は蒸気機関を動かすための石炭置き場として使われ、2階は繭を貯蔵していました。
繭から糸を取る作業が行われていた「繰糸場」。
フランスから導入された金属製の繰糸器300釜が設置され、ここでたくさんの工女たちが働いていました。
繰糸所の東南にある「首長館」(ブリューナ館)。
設立に携わったブリューナとその家族が1879年に帰国するまで住んでいたことから別名ブリューナ館と呼ばれています。
「検査人館」は東置繭所の東側、女工館の北にある、生糸の検査などを担当したフランス人技術者の住居です。
2階は政府の役人や皇族が訪れた際に使用された「貴賓室」があります。
「女工館」はフランス人教婦(技術指導者)たちのための宿舎として建てられました。
しかし、教婦たちは、ほとんどここを利用することがなく相次いで帰国してしまいます。
そのため、実際には役員室や会議室、女工たちの食堂などとして使用されました。
富岡製糸場まではJR高崎駅から上信電鉄に乗り換えます。
JR高崎駅の改札を抜け、階段を下りて西口より左へ進むと、上信電鉄の改札があります。
上州富岡駅までの所要時間は40分ほどです。駅を降りると富岡製糸場までは徒歩11分。
運が良ければ車両全面にラッピングされたかわいい車両に乗れるかも。
こちらも残しておきたい遺産、かつては物資や生糸の輸送にも利用されていました。
この電気機関車「デキ」は、大正時代にドイツから購入されたもので現在も現役、年に数回運行しています。
高崎駅から上州富岡駅間は、1往復電車賃(1,580円)+富岡製糸場見学料(1,000円)がセットで、通常2,580円ですが、2,140円(小人は820円)で発売しており、通常よりも440円お得です。(※2016年5月現在)
上信越自動車道富岡ICから無料駐車場まで約10分、そこから徒歩約20分です。製糸場周辺には有料の駐車場もありますよ。
富岡製糸場の見学にはガイド付きのツアーもあります。
実際に繭から糸を紡ぐ体験もできますよ。
ぜひ、日本の近代化の歴史とものづくりの原点を感じてみてください。
北海道在住の旅行大好きな30代女子です。
旅行では主に世界遺産や絶景スポット巡りをしています(*^_^*)
もちろん、ご当地グルメもはずせないポイントのひとつ♪
その中でもわたしのおススメなトコをアップしていきます☆
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