アゼルバイジャン・ゴブスタンの岩絵は先史時代の貴重な遺跡!

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近年開発著しい、東ヨーロッパの国アゼルバイジャン。その首都バクーから程近いゴブスタンという町に、先史時代の文化や様子をまざまざと現代に伝える遺跡が残っています。さっそく少しのぞいてみましょう。

岩が織り成す芸術!ゴブスタン

アゼルバイジャンという国をご存知ですか?イランの北で、トルコの東、かつ黒海とカスピ海のちょうど間に挟まれた国です。現在著しい都市開発が進められていて、「第2のドバイ」と呼ばれるほどのリッチな雰囲気漂う地だと言われているそう。

そんなアゼルバイジャンの首都バクーから南西に約60キロの地に、ゴブスタンという半砂漠地帯があります。地殻変動と侵食作用が長い年月をかけて峡谷を形成しており、先ほど述べたような「近未来都市」をイメージさせるものは何もない、荒涼とした土地です。

柔らかい粘土質の岩石は、比較的容易に侵食されてきたのでしょう。世界遺産の英名「ロックアート」という名の通り、隆起し、沈降し、削られ、さまざまな形になった岩や地形が延々と連なっています。

ゴブスタンのロックアートが発見されたのは、1930年代のこと。石切り職人たちが現場で偶然見つけたのだといいます。

ゴブスタンはひと言でいうと、先史時代の遺跡です。この地形や岩石の柔らかい性質を利用して、旧石器時代の人々が洞窟を作って住処としていたような跡が数多く発見されているほか、おびただしい数の岩絵も残されていました。
洞窟の入り口にひっかき傷のような岩絵が見えていますよね。

舟と、数人の人の姿が見えます。狩猟の様子を描いたものなのでしょうか。こんなふうにさまざまなテーマで描かれた岩絵が数千数万と残されていて、当時の生活の様子や文化などを知る手がかりとしても大変貴重なものとなっているのです。

モチーフは男性、女性、子どもなどの人間の他にも牛やヤギ、シカなど多種多様。

意外にも写実的な描写ですよね。

これらの岩絵からは、ゴブスタンが古くは緑豊かな地だったということも読み取れるのだそう。現在のこの荒涼とした様子からは、ちょっと想像もつかないことですね。

ところで、ゴブスタンは泥火山がたくさんある場所としても知られています。地球上に約700ある泥火山のうち、なんと400がゴブスタンとカスピ海にあるのだとか。

泥火山とは、固まっていない泥が地下から水や天然ガスとともに噴き出している場所のこと。「火山」とはいっても、そんなに高温でないものが大半。

ボコボコと泥が噴き出しているのがおもしろいですね。

噴出した泥が乾いて、ひび割れた様。この形さえアートに見えてしまう!それがゴブスタンです。

ゴブスタン国立保護区( Gobustan Rock Art Cultural Landscape)
住所:
Garadagh District and Apsheron District, Baku City Administrative Territory
電話番号:
+994 12 492 02 54
営業時間:
10:00~18:00
入場料:
3マナト(ガイド付6マナト、カメラ1台3マナト)※併設されている博物館で支払う
アクセス:
バクーから車で約1時間

2004年に一度審議にかけられたものの、調査不足によって2007年まで世界遺産登録が延期された「ゴブスタンの岩絵の文化的景観」。現在は国立保護区ながらも比較的自由に見て回れるスポットとして、徐々に人気が出てきています。石器時代の暮らしを感じに、足を向けてみませんか?

umi

北海道在住の旅行大好きな30代女子です。
旅行では主に世界遺産や絶景スポット巡りをしています(*^_^*)
もちろん、ご当地グルメもはずせないポイントのひとつ♪
その中でもわたしのおススメなトコをアップしていきます☆

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