足立美術館のみどころスポット紹介!横山大観の名作を観に行こう!

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横山大観の作品を多く展示していることで知られる「足立美術館」は、隅々まで手入れの行き届いた美しい日本庭園の見られる美術館としても有名です!そこで今回は、そんな足立美術館で観たい庭園を詳しくご紹介します!

足立美術館とは

島根県安来市出身の実業家である足立全康(あだちぜんこう)が地元への恩返しや文化発展のために設立した、近代の日本画を中心とした足立全康のコレクションを収蔵している美術館です。

館内には名作「紅葉」を含む130点もの数の横山大観の作品があります。この横山大観の作品たちと調和するのが、広大で美しい日本庭園!
この美術館は全康が関心を寄せていた、日本画と日本庭園の調和が楽しめるようになっている美術館なのです。

枯山水庭

枯山水庭は、足立美術館にある6つの庭園の中でもメインの庭です。庭の中央には3つの縦長の岩で山を表現しています。大きなこの岩が庭に奥行きを持たせ、実際よりも庭園を広く見せてくれます。

手前に敷き詰められた白砂は、滝から落ちた水が緑を抜けて手前へ流れつく様を表しています。庭全体が背景の山々と溶け込み、自然の趣があふれる壮大な景色を造り出していますね。

生の額絵

出典: www.jalan.net

全康は「庭園もまた一幅の絵画である」という信念を持っていました。そこで枯山水庭を絵画として楽しめるようにしたのです。
窓枠を額縁に見立てて枯山水庭を眺めると、時間の流れとともに一瞬たりとも同じ姿を見せない生きた絵画を鑑賞できます。

館内のどの窓から見ても、美しい「庭」という絵画を見ることができます。夏の濃緑が美しい枯山水庭だけでなく、木々が紅葉する庭もステキですね。
季節ごとに雰囲気が変わるので、何度も訪れたくなりますね。

池庭

こちらはコイが優雅に泳ぐ大きな池が特徴の「池庭」です。耳を澄ませると、庭園の奥からたっぷりと湧き出る水が流れる音が聞こえてきます。この池の水温は安定しているため、冬でも凍らない水の中で泳ぐコイを見ることができるんです。

池の正面に見える煎茶室「清風」が、池庭の木々や岩などをより格調高く見せてくれますね。紅葉の季節に訪れると、ヒゴイが泳ぐ池の中まで紅葉しているように見えるかも。

白砂青松庭

横山大観の作品「白砂青松」をイメージして造ったのが「白砂青松庭」です。全康が心血を注いだ庭で、白砂の中に大小の松を配置することで「白砂青松」の世界観を表現しています。

池の右側に植えられた黒松が力強さを、左側に植えられた赤松が優しさを表現しているのだとか。

足立美術館
住所:
島根県安来市古川町320
電話番号:
0854-28-7111
アクセス:
JR安来駅より無料シャトルバスで約20分
開館時間:
夏季(4月~9月)9:00~17:30、冬季(10月~3月)9:00~17:00
休館日:
新館のみ展示替えのため休館あり、日程はHP要確認
入館料:
大人2300円、大学生1800円、高校生1000円、小・中学生500円

いかがでしたか?足立美術館は近代日本画だけでなく、日本庭園の美しさを改めて実感できる美術館です。館内の美術作品は撮影できませんが、庭園は館内から撮影できるのが嬉しいですね。
絵画と庭園、2つの美しさが楽しめる美術館に、ぜひ足を運んでみてください!

umi

北海道在住の旅行大好きな30代女子です。
旅行では主に世界遺産や絶景スポット巡りをしています(*^_^*)
もちろん、ご当地グルメもはずせないポイントのひとつ♪
その中でもわたしのおススメなトコをアップしていきます☆

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