オマーン基本情報 【祝日・祭日・ビジネスアワー編】

8,843

views

0

アラビア半島の東端に位置するオマーン。のどかな風景が広がる砂漠の国です。首都マスカットの海岸沿いにはリゾートホテルも並び、休日には近隣諸国から多くの人が遊びにやって来ます。ここではそんなオマーンの祝日・祭日やビジネスアワーについて紹介しましょう。

オマーンの祝日

イスラム教国であるオマーンはヒジュラ暦に従って祝日を定めていますが、グレゴリオ暦も併用されています。2017年の祝日は次の通りです。※印の祝日は、年によって変わります。また直前にならないと祝日が決まらないこともあります。

2017年の祝日

1月1日 元旦
4月25日頃 ※預言者昇天祭
6月25日 ラマダン明けの祭り
7月23日頃 ※ルネッサンスデー
9月3~5日頃 ※犠牲祭
9月22日 ※イスラム暦新年
11月19日 ナショナルデー(国王誕生日)
11月30日頃 ※預言者ムハンマドの誕生祭

2017年のラマダンは5月26日~6月24日です。

ビジネスアワー

イスラム教国では、金曜日が祈りの日で休日となります。したがって、週末といえば金・土曜日。日曜日は平日です。金曜日や祝日は、大きなショッピングセンターは朝から通常通りに営業していますが、地方や小売店は午後6時頃からの店を開けるところが多いようです。

ビジネスアワー

官庁:土~水曜8:00~14:00
銀行:土~水曜8:00~12:00、木曜8:00~11:30
商店:土~水曜8:00~13:00、16:30~21:00、金曜16:00~21:00

ラマダン中のビジネスアワー

ラマダンはイスラム教徒にとって大切な義務です。約1ヵ月間、イスラム教徒は日の出から日没まで飲食や喫煙も絶ちます。ビジネスアワーも短縮され、役所は9時から14時まで、民間企業も8時から14時までとなるところが多くなります。

またラマダン中、日中はほとんどのレストランが休業となります。この期間は外国人旅行者であっても、公の場で飲食をすることは控える必要があります。反対に日没後は、人が街に繰り出し賑やかになります。夜遅くまでショッピングモールやレストランがオープンしていて、多くの人で賑わいます。

主な祝日

イード

ラマダン明けの大祭を「イード」と呼びます。この日は親戚の家を訪問したり、家族揃って食事をしたりと賑やかに過ごします。子供たちにはお年玉が振る舞われます。日本のお正月と同じですね!

ラマダン期間中やイードでは、ホテルのレストランなどで特別メニューを用意しています。この時期にしか食べることができないアラブ風の祝い料理が並ぶので、ぜひお試しください。デーツ(ナツメヤシ)など、アラブ風のスイーツもおすすめです。

ナショナルデー

11月19日はオマーンのナショナルデーです。街中、国旗のカラーである赤、緑、白のイルミネーションで飾られ華やかな雰囲気に包まれます。この時期には国旗をデザインした記念グッズも多く販売されるので、お土産にもおすすめです。

最後に

オマーンは治安もよく、イスラム教の祝日には近隣諸国から多くの観光客が訪れます。連休はリゾートホテルが早くから埋まってしまうので、この時期に訪れる予定のある人は早めに手配してください。

MINK

いろいろな土地の魅力をお伝えできたらと思います。よろしくお願いします!

この記事を読んだあなたにオススメの記事
  • オマーン基本情報 【お金編】

    オマーンは中東の中でも比較的治安がいい国です。一度は訪れてみたい国のひとつですね!ここではオマーンのお金や両替、チップなどについて紹介しましょう。

  • オマーン基本情報 【祝日・祭日・ビジネスアワー編】

    アラビア半島の東端に位置するオマーン。のどかな風景が広がる砂漠の国です。首都マスカットの海岸沿いにはリゾートホテルも並び、休日には近隣諸国から多くの人が遊びにやって来ます。ここではそんなオマーンの祝日・祭日やビジネスアワーについて紹介しましょう。

  • 中東国「オマーン」は砂漠だけじゃない!美しいアラブ文化を堪能

    かつては中東随一の貿易拠点であったオマーン。一時期は鎖国体制も敷かれましたが、現在は開国化で経済も大きく発展を遂げています。観光地としては中東だから砂漠?と思われがちですが、これからの観光が期待できるオマーンの見どころをご紹介しましょう。

  • オマーン基本情報 【時差・空港編】

    オマーンはアラビア半島の東に位置する国です。国土のほとんどが砂漠ですが、首都マスカットにはリゾートホテルもあり快適に過ごすことができます。ここではオマーンの時差や、マスカット国際空港などについて紹介しましょう。

  • オマーンの田舎町バルカの魚市場が超新鮮でスゴい‼みどころ&...

    オマーンの首都マスカットから約80km西方に位置するBarkaバルカという小さな町に、めっちゃ素晴らしい魚市場があります。なんと言っても品揃えと鮮度がピカイチ。その理由とは!

  • オマーン基本情報 【治安・情勢編】

    オマーンは中東の中でも治安がいい国とされ、安全に旅行を楽しめる国です。遺跡やビーチリゾートもあり、近隣諸国から一年を通じて多くの人が訪れています。ここではそんなオマーンの治安や注意することをまとめてみました。

このエリアの新着記事
  • オマーン基本情報 【気候・服装編】

    オマーンはアラビア半島にある砂漠の国です。海岸沿いにはリゾートホテルが並び、のんびりと過ごすには最適の場所。ここではオマーンを訪れる際に知っておきたい気候や服装などについて紹介しましょう。

  • オマーン基本情報 【治安・情勢編】

    オマーンは中東の中でも治安がいい国とされ、安全に旅行を楽しめる国です。遺跡やビーチリゾートもあり、近隣諸国から一年を通じて多くの人が訪れています。ここではそんなオマーンの治安や注意することをまとめてみました。

  • オマーン基本情報 【お金編】

    オマーンは中東の中でも比較的治安がいい国です。一度は訪れてみたい国のひとつですね!ここではオマーンのお金や両替、チップなどについて紹介しましょう。

  • オマーン基本情報 【時差・空港編】

    オマーンはアラビア半島の東に位置する国です。国土のほとんどが砂漠ですが、首都マスカットにはリゾートホテルもあり快適に過ごすことができます。ここではオマーンの時差や、マスカット国際空港などについて紹介しましょう。

  • オマーンの田舎町バルカの魚市場が超新鮮でスゴい‼みどころ&...

    オマーンの首都マスカットから約80km西方に位置するBarkaバルカという小さな町に、めっちゃ素晴らしい魚市場があります。なんと言っても品揃えと鮮度がピカイチ。その理由とは!

  • 中東国「オマーン」は砂漠だけじゃない!美しいアラブ文化を堪能

    かつては中東随一の貿易拠点であったオマーン。一時期は鎖国体制も敷かれましたが、現在は開国化で経済も大きく発展を遂げています。観光地としては中東だから砂漠?と思われがちですが、これからの観光が期待できるオマーンの見どころをご紹介しましょう。

今週の人気記事