瀬戸内の島々でアートに触れよう! おすすめスポット紹介

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瀬戸内に浮かぶ数多くの島は、それぞれ特性やイベント、名産物など各島々の魅力が盛りだくさん!いま島巡り旅はトレンドといわれ、各メディアでも話題になっています。今回は「アート」や「芸術」をメインに、おすすめのスポットをご紹介していきましょう。

豊島:塩田千春「遠い記憶」

豊島で開催される「瀬戸内国際芸術祭」に出展された、塩田千春さんの作品アート「遠い記憶」。以前は「甲生小学校」の講堂でした。その中央にトンネル状に続く通路を設置し、鑑賞者は中の通路を歩くことができます。

地元で暮らす方々も手伝って、解体した家の窓や扉などおよそ600枚の建具を収拾し組み立て、"かつてそこに暮らしていた人々が見つめていた風景の記憶"を表現した作品。トンネルの通路から見て正面には水田が見え、振り返ると海が見える構造となっています。

塩田千春作品「遠い記憶」
住所:
香川県小豆郡土庄町豊島甲生
アクセス:
唐櫃港より県道255線で車で約15分
開館時間:
屋外展示作品
開館日:
芸術祭開催期間以外は土日のみ
入館料:
300円

豊島:「島キッチン」

建築家の安良部さんが2010年開催の「瀬戸内国際芸術祭」で豊島の集落の空き家をリノベーションし、出会いの場としてオープンした「島カフェ」。モダンで開放的なオープンテラス併設のこのカフェは、地元の方はもちろん遠方からも観光客が足を運ぶ方も多いそうです。

都内ホテルのシェフのアドバイスのもと、地元のお母さん達が豊島の食材をふんだんに使った栄養満点のメニューはどれも人気です。ランチメニューである「島野菜添えカレーセット」がイチオシ!

島キッチン
住所:
香川県小豆郡土庄町豊島唐櫃1061
営業時間:
11:00~16:00
電話番号:
0879-68-3771 (15:00-18:00まで)
営業日:
土、日、月、祝日
アクセス:
高松港から豊島フェリーで「高松-家浦(直行便)」で約35分、「家浦港発-唐櫃港行き」のバスで「清水前」下車より徒歩約3分

直島:海の駅「なおしま」

直島のシンボルとして斬新なデザインである、海の駅「なおしま」。宮浦港に建設され、フェリーターミナル敷地のほとんどが大屋根で覆われている珍しい設計で、屋根の下に観光案内所や乗船券売り場などが設置されています。

その宮浦港の広場にあるのは、強烈かつ独創的なデザインで有名なデザイナー草間彌生さんの作品オブジェ「赤かぼちゃ」を設置。その色合いとインパクトから、観光客や草間ファンの方が多く訪れ記念写真を撮る姿がよく見られます。

海の駅「なおしま」
住所:
香川県香川郡直島町2249-40
電話番号:
087-892-2299 (NPO法人直島町観光協会)
アクセス:
高松港からフェリーで約60分
営業時間:
観光案内所 8:30~18:00 、カフェ 10:00~19:00(12~2月は10:00~18:00) 、特産品販売所 9:00~18:00
定休日:
無休

直島:本村エリア散策

直島の本村エリアは古民家や屋号がついている商店など、どこかノスタルジックな街並み。現在は古民家を作品化される「家プロジェクト」や、住宅街にひっそりと隠れている「アートの町」へと動き出しています。ぶらりと散策していると、ちょっとしたアート作品があちらこちらと転がっているんです!

古民家やカフェ・写真好きな若者たちがクチコミやSNSで人気を呼び、町中に隠れている芸術アートを探す散策旅に訪れるなど町の活性化にも繋がっています。ぜひこの、ひっそりアートを探しに直島を訪れてみてはいかがでしょうか。

大崎下島:「ネロリの島cafe」

広島県大崎下島の小長港ターミナル2Fにあるオシャレなカフェ「ネロリの島cafe」。店内の窓からは瀬戸内の美しい海が広がり、気持ちもゆったりと過ごすことができます。

ふわとろ卵カレーがダントツ人気!ふわふわ卵とチーズのコンビがたまりませんね。その他にも地元で採れた柑橘を使用したスイーツやドリンクも楽しめます。

ネロリの島cafe
住所:
広島県呉市豊町大長5992-86 小長港2F
営業時間:
10:30~17:00
電話番号:
0823-66-3021
アクセス:
広島呉道路「呉IC」から
安芸灘大橋を渡り車で約45分
定休日:
水曜日

瀬戸内に浮かぶ美しい島々には、こんなに魅力がたくさん!普段の旅行では飛行機や列車など、快適に移動するプランになりがちですね。時間に縛られることなくフェリーなどに乗って、海を感じながら島を訪れ、散策しながら島でしか味わうことのできない食材や、芸術・アートのピースを集める旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

umi

北海道在住の旅行大好きな30代女子です。
旅行では主に世界遺産や絶景スポット巡りをしています(*^_^*)
もちろん、ご当地グルメもはずせないポイントのひとつ♪
その中でもわたしのおススメなトコをアップしていきます☆

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