- 住所:
- 平戸市岩の上町1247-2 (平戸物産館内)
- 営業時間:
- 08:00~18:30
- 電話番号:
- 0950-22-2063
- アクセス:
- 平戸大橋より車で2分
みなさん、平戸スイーツについてご存じですか?長崎県の平戸エリアは、昔から貿易の町として知られていて、平戸スイーツとは、そんな平戸に長く伝わるこだわりのお菓子のことです。現在でもおいしいスイーツが手に入る平戸。今回は、こだわりの平戸スイーツをピックアップしてみました!
カスドースの本家と言われているお店です。カスドーストは、今から450年以上前にポルトガルから伝わったお菓子として知られています。ひと口大のカステラ生地を卵黄にまぶして、糖蜜で揚げ、さらにグラニュー糖をまぶしたもので、1845年に最初のカスドースが生産、販売されて以来、現在も味は変わっていません。
過去には、天皇皇后両陛下に献上させていただくほどの由緒あるお菓子とされていて、南蛮菓子の一つとして現在も大変人気があります。お値段は、3個入りで500円から。スタンダードなフレーバーのほかに、抹茶入りもあります。抹茶入りもおいしそうですね。店舗は数年前に移転し、現在は平戸物産館に入っています。
こちらも老舗のお店です。一歩中に入ると、小さいながらもカフェスペースも設けられていて、こちらで販売されているお菓子と飲み物類をいただけます。さすが長崎ならではのカステラやカスポールが人気商品のほか、オランダボーロや麸まんじゅうも売っています。また、花かすていらといって、今から150年前に誕生したこだわりの和菓子もあり、こちらは全菓子博栄誉大賞を受賞したことがあるそうです。
そして、中でも一番人気はやはり牛蒡餅(ごぼうもち)です。米を挽いて粉にした後、十分に蒸して白砂糖や黒砂糖、芥子の実を加えた上品な和菓子です。昔は黒砂糖だけを使い、長い状態のまま茶席で切り分けていたとされていて、その形がゴボウのように見えたため、このような名前が付いたそうです。
1502年に創業、カスドースをはじめ、カステラ、鳥羽玉、みたらし団子などが人気です。烏羽玉 とは、長年幻のお菓子とされていましたが、少し前に博物館の協力の元、復活できました。餅米粉を使用した柔らかな求肥餅の中に、黒ごま入りのこしあんが入っていて、上から白い粉砂糖がまぶしてあります。
また、平戸産の醤油をふんだんに使ったおいしいみたらし団子は、観光客の間で定番の人気商品です。職人が一つ一つ団子から作っています。持ち運びに便利なように、3本のみたらしがカップに入っているので、手みやげとして買って帰るのはもちろんのこと、平戸散策の際に食べ歩きができるようにもなっています。
そのほか、夏の期間限定販売ですが、平戸善果園のサマーオレンジ、平戸夏果を使ったこちらの半熟カステラも人気です。さわやかなオレンジ風味に、しっとりとカステラの食感が絶妙なバランス。口の中でとけていきます。暑い夏には、冷蔵庫で冷やしてから食べると、とてもおいしいですよ!
和菓子職人とパティシエ夫婦がオーナーを勤めるこちらのお店では、手作りのカステラ、どら焼きをはじめ、きなこロールが有名です。きなこロールは、黒須きなこと国産の米粉を使って香り豊かなフワフワの生地に焼きあげた後、中に自家製粒あんをたっぷり入れました。和菓子と洋菓子のプロが作る、究極のスイーツです。
また、平戸ケイジャーダもお忘れなく!平戸ケイジャーダは、チーズを使ったタルトで、外はサクサク、中はしっとりと焼き上げられ、レモン果汁が少し含まれているので、ちょっとサッパリ感があります。現在でも、本場ポルトガルでは郷土菓子として食べられていますが、少し日本バージョンとは違うとの意見も!ポルトガルに旅行する機会があれば、日本のものと比べてみてくださいね。
いかがでしたか?今回は、平戸スイーツを特集してみました。日本本来の和菓子だけでなく、ヨーロッパの文化が入り混ざったスイーツが多く、どれもとってもおいしいそうですね。みなさんは、この中で食べてみたいものが見つかりましたか?現在でも、ヨーロッパの面影が残る平戸エリア。平戸を訪れた際には、ぜひスイーツ散策を忘れずに!
在住歴16年目を迎えたアメリカ在住ライター。今まで訪れた国は25カ国以上。まだまだ行きたい国が沢山!趣味はもちろん旅行!外国語や海外の文化や歴史を学ぶことが好きです!よろしくお願いします。
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