山形駅周辺で食べられるおすすめご当地グルメ20選！定番から変わり種までご紹介

チャーハンは、山形駅近くにあるご当地グルメのひとつです。山形のチャーハンが特に個性的というわけではありません。しかし中華料理由来の焼き飯で、ラーメン店では餃子とセットで根強い人気のあるこのメニューは、県内グルメとして根強い人気があります。例えば酒田にある大盛チャーハン。あるいは米沢にある半チャーハンです。さらにはあんかけ系のなものどついつい食べたくなるような逸品ばかり。山形駅近くにもそんなお店があり、それは山形五十番飯店です。1960年創業という昔ながらの中華料理店は、親子三世代で楽しめるメニューを揃えています。

数店舗を構える山形五十番飯店には、山形の駅前店があります。駅東口のすぐ近くにあるので、新幹線の待ち合わせなどでサクッと立ち寄ることが可能。チャーハンは、オーソドックスなものをはじめ、五目、カニ、エビといった種類に分かれます。その味わいは決して個性的も気をてらったものでもありません。むしろ安心できる味わい。また中華飯、天津飯、あるいはマーボライスなども用意されています。さらにラーメンの種類も豊富で、山形伝統の醤油味のほか、みそラーメンもあります。そのほか一品料理も揃っていますので、中華のディッシュを肴に飲むというもの良さそうです。

山形駅のある山形市は内陸の盆地帯にあります。そのため島国の日本では、馴染みの水産物とはあまり縁がありません。とはいえ、山形駅にいながら魚を食べたいときに、おすすめのお店が近くにあります。それは金彦魚店（かねひこしょうてん）という店で、場所は山形駅から北東の方角。最上義光歴史館や山形美術館の近くにあります。大通りに面しており、看板がありますから、迷うことはないでしょう。ただレトロな雰囲気の入口で、入るのに少し勇気がいるかもしれません。しかし一歩中に入れば、旅館のような部屋が用意されており、座敷でゆったりと魚の定食にありつけます。

元々は魚屋で、その魚を使った定食や料理が頂けるようになっています。ワンコインで食べられる定食から用意されており、驚くほどリーズナブル。それでいながら魚屋ということだけあって、プロの目利きによる鮮度の高い魚を用意してくれます。その日仕入れた魚だけを使う海鮮丼や、おまかせ定食も侮れません。そのうえ部屋の中にはアラ汁の鍋が置いてあり、それはセルフサービスで自由に飲めるというまたとない特典が。さらにコース料理を予約することもでき、お酒の持ち込みが許されています。魚好きが集まれば、ぜひ通っておきたいお店と言えます。

山形には銘酒と呼ばれる日本酒が揃っています。村山市にある高木酒造は「十四代」、鶴岡市にある亀の井酒造は「くどき上手」といった具合に存在。これらは日本酒にこだわりのあるファンにも高い評価を得ています。山形駅近くにもそんな日本酒の酒蔵が存在します。その中でも男山酒造は、山形駅から徒歩圏内にある酒蔵。江戸寛政年間に創業した日本酒蔵は、200年間、山形の地で美味しい酒を真面目に造り、地元に愛された銘柄を目指していました。全国新酒鑑評会で金賞を8年連続を含む、トータル22回受賞の経験があります。味の特徴としては、すきっとした辛口、そして切れの良いお酒として、男山の名に恥じぬうまさです。

男山酒造は酒蔵見学ができます。原則として会社の営業時間中となっており、事前予約が必要。所要時間は30分から最大1時間程度で見学できます。特に冬場の酒造りの時期に訪問すれば、実際に仕込んでいる姿そのものの臨場感あふれる見学ができます。但し繁忙期などで必ずしも対応できないことがあるので、早い段階から予定を立てておくのが良いでしょう。肝心の銘柄は大吟醸の　壷天（こてん）をはじめ、純米吟醸、純米、吟醸、本醸造といろんなお酒が味わえます。山形のお土産に最適な日本酒。山形盆地をみて「山の向こうのもうひとつの日本」と表現した、知日派のライシャワー博士に思いをはせながら、じっくり味わってみるのも良さそうです。

山形駅は、山形の中心でターミナルとしての機能を持ちながら、少し歩いただけで、いろんなご当地グルメが味わえます。イートインスペースで食べたり、お土産にして持ち帰ったり、あるいは新幹線の中で味わうのも良いでしょう。せっかくの山形。ご当地ならではのグルメに舌鼓を打ちながら、素敵な思い出を記憶の片隅に残しておきたいところです。