勝どき周辺の絶品ラーメン10選！人気の秘密を徹底調査

勝どきは、都営大江戸線の開通をきっかけに再開発がすすみ、名前からは想像ができないほどタワーマンションが立ち並んでいる町ですが、一方で昔ながらの街並みが残り、海が一望できたりと人気のある町でもあります。

さて、本記事では勝どきにある絶品ラーメン店10選とそのおいしさの秘密についてもお伝えします。「勝どきと言えば、月島が近いから、もんじゃ焼きじゃないの？」と思っているあなた。確かにもんじゃ焼きの名店がいくつも存在しています。

しかし、実は勝どきには、おいしいラーメン店がありますよ。家系ラーメンや二郎インスパイア系、地元民から長く愛されてきたお店などバラエティーに富んだお店を紹介しますので、気になったお店があったらぜひチェックしてみてくださいね。

いままでのラーメン店の概念を崩したいなら「月島ロック」がおすすめです。いや、もはや店名からしてイマドキな感じを受けますが……。水色の看板に個性的なフォント、水色のネオンサインとさながらバーのような外観ですよね。

店内に入ると、80年代のロックミュージックが流れており、壁にはギターが。そして大量のボトルが！確かにバーのような雰囲気なのですが、紛れもなくラーメン店なので安心して着席していてくださいね！

ここまで読んでいて、すでにお気付きの方は多いと思いますが、月島ロックはラーメン店でありながら、おつまみのメニューも豊富で、お酒も楽しめるラーメン店です。席はカウンターのみとどこまでもバー要素を入れるこだわりぶり！

お酒とおつまみで一人飲みを楽しみつつ、〆にラーメンを持ってきたいときに重宝しそうですよね。

白くてスタイリッシュなラーメン丼の中に盛りつけられた「月島ロック」は、分かりにくいかもしれませんが、お店の一番のおすすめメニューの名前です。

トッピングがシンプルだからこそ、麺本来の味とスープの良さが引き立ちます。麺は細麺で、クセがなく、どんなスープにも合う万能選手のような味わい。それでいて麺の味をしっかり楽しめます。スープは澄んでいて、生姜の香りが豊かに香ります。

スープは豚骨100％だそうですが、これほど美しい黄金色にするためには、こまめなアク取りをしなければいけません。「バーと兼任しているラーメンなんだから」と甘く見ていると痛い目にあいますよ。トッピングのチャーシューは味がよく染み込んでいて、ひと口ほおばると、とろけるさような食感。

帰り際は生姜でぽかぽか温まった体で帰宅できます。ラーメンのほかにカレーも人気メニューとのことなので、ご注文してみては？

「らぁ麺吉井」は2020年10月にオープンしたのにも関わらず、勝どきのおすすめラーメンでトップランクに格付けられる、今話題のお店です。新しかろうが、古かろうが良いものがあれば、確実に人はついてくるということですよね！

見た目は上品な小料理屋さんといった感じで、女性一人でも入りやすそうです。実は個人店ではなく、株式会社カーツが運営しているお店。株式会社カーツは店舗設計の会社ですが、大手チェーン店や病院などあらゆる店舗にサービスをおこなっているのだとか。そうだとしたらこのおしゃれな外観にも納得ですね。

入店すると上品な光が店内を照らしています。入口にある消毒液をつけてから食券を購入するシステムて、衛生面も万全。椅子に座ると、隣の席と自分の席とはアクリル板で仕切られているので安心です。これは衛生面に限らずなのですが、一人で入店すると周りの目や区切りがないと気まずいときがあるので、「良いシステム……」と思いながらラーメンを待ちます。

店内には「吉井のこだわり」が書かれた紙がいくつか掲示されており、ラーメンを待つ間に読むことができます。スープは国産京鴨の鶏ガラをじっくり炊き出し、かえしに使用する醤油は伊勢醤油を使用。伊勢醤油は原材料に三重県産のものを使用して作られ、毎年伊勢神宮に奉納されているのだそうです。そんな神様にささげるものを私たちが食べてもいいのでしょうか……。

麺にはもちろん国産の金粒粉、チャーシューは秘伝のタレに漬け、じっくり低温調理したもの、京鴨のコンフィは、じっくりローストしたもの、たまごはマキシマムこい卵を使用。こちらの吉井のこだわりがつまったラーメンは、ラーメンの名を語っているだけで芸術作品なのではないでしょうか。

陶器も優雅で、盛り付けはどれも主張していないのに、確かな存在感があります。さらっとした食感のスープは鴨の油をほんのり感じ、それでいて深みのある味わい。やや甘味のあるタレが食欲をそそります。そんなスープに腰のあるストレート麺が見事にマッチし、食後は大変な満足感があふれます。1000円程度でヘブン状態を体験できるらぁ麺吉井にこれからも注目です！

大きく書かれた「つじ田」の文字がインパクト大。寿司屋っぽい店構えで、大黒様のような色使いの看板ですよね。東京駅の待ち合わせ場所と言えば銀の鈴ですが、初めて東京に訪れる人にとっては難易度が高めです。しかし、勝どき駅の集合場所は、つじ田にすれば誰しもがわかるのではないでしょうか。

つじ田は東京を中心に、全国で13店舗あるチェーン店です。そのほか味噌の章という名前で味噌ラーメン専門店を３店舗構えています。ということは、ここはさながら醤油の章……。勝どきのつじ田は、ほかの店舗同様に人気があり、お昼時は行列ができます。早く食べたい方はオープン時間よりも少し早めに並んでおくことをおすすめします。

店内は和モダンで、清潔感にあふれており、店員はみな気持ちの良いあいさつをしてくれるので、注文もしやすい雰囲気。

つじ田のウリはつけ麺！極太のラーメンとドロドロの濃厚豚骨魚介のスープです。清潔感のある空間からドロドロスープが出てくるとは、いい意味で予想を裏切られます。つじ田は魚介豚骨系のパイオニアなんだそう。パイオニアであるにも関わらず、人気店であり続けるのは日々研究や改善に取り組んでいるからでしょう！

さて、気になる魚介豚骨のスープですが、原材料にはすべて国産のものを使用し、鶏がら魚介や昆布、野菜など数十種類の食材を入れて作っています。いろいろな食材で作るからこそ、複雑で深味のあるスープに仕上がるのでしょう。

麺は三河屋製麺と共同開発した特注麺だそうです。三河屋製麺の麺はいわゆる頑固おやじが好んで使用する麺。麺の種類が非常に多く、細かなオーダーにも対応してくれる会社なので、店頭に三河屋製麺のトレーがあったら期待してもよいでしょう！

また、つじ田の店内には、つけ麺を最後までおいしく召し上がっていただくために「つけ麺の流儀」が掲示されています。「うるせー！人の好きに食べさせろ！」と思う方もいるかもしれませんが、パイオニアの言うことに従って、つじ田の魅力にどっぷりハマってみてください。

店名の発音が少し難しそうな「ぽっぽっ屋」は二郎インスパイア系のラーメン店です。晴海トリトンスクエア店の名前からも分かるとおり、商業施設内に店舗を構えています。そのため昼どきになると、ビジネスマンが多く訪れるのだとか。午前中から一生懸命働いたら、昼に二郎系のラーメンを食べたくなりますよね！

外観は建物の雰囲気に合わせた落ち着いた雰囲気でありながらも、横にメニュー看板を並べることで二郎系ラーメンを匂わせていますね。ちなみに水道橋にも店舗があるのですが、あちらは赤いスタンド看板に白をベースとしたような外観です。

二郎系と言ったら、にんにくマシマシ！ですが、お昼休みだったら少し控えるのが無難かも？野菜はもやしを中心としていて時々にんじんやキャベツが混じります。

麺は、主張してくる具材やスープに負けない極太ちぢれ麺で、すするのが少し大変なほど。もちもちっとした食感と麺の甘味、小麦の香りが感じられます。チャーシューはトロトロこってりしていて、口に入れた瞬間とろけてなくなってしまうので、お昼休みには最適です。

イチオシは背脂がたっぷり入る豚骨系の醤油ラーメン。豚骨のうまみがありますがあっさりとしていて、女性でも食べやすい味わいです。味噌ラーメンも人気なようで、中には一見さんお断りの辛さのものもあるのだとか。ひと仕事終えたご褒美に訪れてみてはいかがでしょうか。

狭い路地裏に立ち並ぶ名店の数々……、このような風景は築地ならでは！よく目を凝らしていないと見逃してしまいそうです。最近ではおしゃれな外観をしたラーメン店が多くありますが、こうしたレトロ感のあるお店は、やはり安心感がありますよね。「見た目じゃねぇ、中身で勝負すんのよ」と渋めの店主が手際よくラーメンを作る姿を想像させるこの感じ、たまりません。

「幸軒」は地元の人や築地関係者に長く愛されてきたお店。創業して60年以上経つのだそうです。移り変わりの激しい飲食店で60年以上も続けていられるものとは、どれほどおいしいのでしょう。どうやら「日本一おいしい」と噂されているのだとか。期待を胸にいざ入店！

ボリュームのあるトッピングで、腹ペコなあなたも思わずニヤッと笑ってしまうのではないでしょうか。うまみたっぷりの油が浮いたスープをひと口。コクがありながらも、スッキリ感のあるスープは胃にやさしいおいしさ。スープには豚骨、牛骨をベースにたっぷりの生姜を効かせているのだとか。

麺は中太縮れ麺でスープにしっかり絡みます。気になるチャーシューはやわらかすぎず、固すぎず絶妙な食感。しっかりと味が染み込んでおり、ジューシーな味わいです。

チャーシュー単品での注文も可能です。ラーメンやチャーシューも人気メニューではありますが、シューマイも大人気！ほぼメンチカツのような肉肉しさと、こぶしほどの大きさのあるシューマイはご飯と一緒に注文して食べるお客さんも多いのだそう。

ラーメン店は13時に閉めてしまいますが、17時からは「夜乃部」として築地市場から仕入れた食材を使った小料理屋さんとして営業しているようです。気になった方はぜひ！

おじさん世代が好む昭和レトロな外観のお店、その名も「しなそば家」。名前がかなりシンプルなのがまた味を出していますね。ラーメンの鬼と称された故・佐野実さんの店舗とは全く関係がありませんのでお間違えのないようお願いいたします。

お昼どきになると行列ができる人気店。しかし、店員がうまく席の割り振りをしてくれるので食べるまでに時間はかかりません。地元の常連客でにぎわっているようですが、うわさを聞きつけて遠方から来店する方も多いようです。

店内は4人掛けのテーブル席が3つと2人掛けのテーブルが1つ。混んでいるときは相席になりますが、おいしいラーメンを食べるためならそんなことは気にしていられません！人見知りなあなたも勇気を出して来店してみましょう。

ラーメン一杯600円とかなりリーズナブル。ひと昔前まではラーメンは「安い、早い」で知られる料理たったのですが、今や1000円以上するラーメンなんてザラですよね。

運ばれてきたラーメンは昔ながらのラーメンといった風貌で、安心感があります。外観どおりのラーメンを提供してくれるので、なんだかうれしくなります。

スープは鶏ガラと魚介系を使用したオーソドックスなタイプの味わい。麺は中太縮れ麺とこれまたオーソドックスタイプです。近頃はラーメンのバラエティーもかなり多くなってきましたが、やはり王道パイプのラーメンは欠かせませんよね。懐かしさを感じたい方、癒やされたい方におすすめのお店です。

豪華絢爛な外観で人をひき付けてやまない「舎鈴」。舎鈴は「六厘舎」系列のブランドで、全国に30店舗以上あるチェーン店です。安定したおいしさとリーズナブルな価格設定でお昼どきは満席状態。時間をずらしてもまだまだ混雑していることもあるようです。

店内は白い壁紙に、木を基調としたテーブルでシンプルで落ち着いた雰囲気。食券機は入口近くにあります。しかし、お金をいれてボタンを押してしまうと、確認画面なしで発券されてしまうので注意が必要！食券を渡して注文したら、テーブルにある注意書きをよく読んで、おいしい食べ方について事前準備をしておきましょう。

舎鈴が目指しているのは”毎日食べられる美味しいつけめん。（公式ホームページより引用）”。「おいしいつけめんは毎日食べたいけど、毎日食べるのはちょっとしんどい……」そんな方のニーズに応えられるようなつけめん作りに尽力しています。

麺は小麦の風味が感じられる特注の中太麺、スープは魚介出汁をベースに豚・鶏を加えてうまみを増し、かつ、あっさりとした味わいにしているのだそう。

ウリはもちろんつけめん。つややかな麺とシンプルなトッピング、そしてねぎがたっぷり入ったトロトロのスープで「いただきます」と言うのを忘れてむさぼってしまいそう。すすればすするほど、麺のシコシコとした食感がやみつきになり、それにいい具合で絡んでくるスープがたまりません。カウンターにある調味料をかければ、また違った味わいが楽しめますよ。さぁ、明日もつけめんにしましょうか……。

晴海トリトン内にある「徳」はフードコート内にあります。広々としたフードコートは、一人でも訪れやすい雰囲気。「ラーメンを食べたいけど、店となるとなかなか入りにくいなぁ……」というときにおすすめですよ。縁起のよさそうな店名なのも好印象ですよね。

豚骨ラーメンがメインのお店ではありますが、フードコートに入っていることもあり、豊富な品ぞろえがあるのだそう。

ラーメン好きにも2種類のタイプがあり、1人目は気に入ったラーメン店に何度も足繫く通うタイプ、2人目は日々新規開拓をするタイプとがいます。徳はバラエティーに富んだメニューなので、何度来ても新たな発見がありますよ。

こちらの写真では確認できませんが、新たに食券機が設置されたので焦ることなく、じっくり考えてからオーダーできますよ。

ラーメン徳のチャーシューは一般的な丸い形ではなく、ベーコンのような四角い形のもの。赤身部分を多く使っており、さっぱりとした味わいです。トッピングのきくらげはコリコリとした食感が心地よく、良いアクセントに。スープは魚介豚骨系ですが、やや魚介の風味が強めで飽きずに食べきれますよ。麺はもちもちとしていて、強めのスープによく合います。

麺、スープ、トッピングのバランスがよく、フードコートのラーメンだと思っていると、期待以上のクオリティで驚くことに。大盛りまではレギュラーサイズのものを同じ値段で食べられるので、ここはぜひ大盛りでどうぞ。

中華料理一筋!！と言ったような外観の「一心」。店名からしてもう一生懸命さが伝わってきます。黄色と黒の看板、白と赤の暖簾、そして引き戸タイプの入り口。名店の雰囲気。

店内は常連さんが多く、昼からサワーやビールを飲んでいる方もちらほら見かけます。老夫婦が営んでおり、店主である主人が大鍋を振ってチャーハンを作っている光景になんだか懐かしさを覚えます。入るだけで緊張していまうようなお店もありますが、アットホームな空間のお店もなかなか良いですよね。お孫さんからの手紙が貼ってあり、ほのぼのとした気持ちになりますよ。

外観はレトロな感じですが、カウンターや椅子、厨房のステンレスがとても奇麗。店内が奇麗だと味も期待できそうなのでわくわくしますね。

お店の外から、鰹節系の出汁の匂いが漂い、着席したときには既に空腹の限界に……。どうやら炒めものはご主人が、ラーメンはお母さんが担当のよう。確かに年は重ねていますが、その分経験もあるので手際が良く、あっという間に運ばれてきます。

写真はタンメン。野菜がたっぷり乗った中に細切れにある豚肉が良いですね。スープはやや塩分強めで鶏ガラベース。あっさりとした仕上がりなのでキャベツの甘味をしっかり感じられます。誰にでも作れそうで、なかなか出せない味が常連客にはクセになり、長く愛されているのでしょうね。

ラーメンのほかに、しっとりチャーハンも人気。エビやカニがたっぷり入って見た目もとても奇麗です。シンプルな味わいのなかに具材のうまみをしっかり感じられ、何度も食べたくなるおいしさですよ。古き良き大衆的な中華料理店は末永く残って欲しいものですね。

こってりしたラーメンが食べたければ、「北海道らーめん みそ熊 」がおすすめです。北海道らーめんみそ熊は都内に6店舗構えるチェーン店。都内にいながらにして北海道のラーメンを堪能できるなんてちょっとした旅行気分に浸れそうですよね。

店内に入ると、ひとつのテーブルにひとつ扇子が置かれています。確かにラーメンを食べると熱くなりますよね。鼻水が止まらなくなって恥ずかしい思いをした人もいるのでは？こうした気配りがあるお店はかなり高ポイントです。

そもそも北海道ラーメンとは①ラードを使うアツアツのスープ②濃いめの味付けのタレ③硬くてやや太めの縮れ麺であることが特徴的です。函館や札幌、旭川のラーメンを総じて北海道ラーメンと呼ばれるようです。寒くて動けないほどの寒さである北海道では、アツアツでこってりした味わいのラーメンで体を温めているのかもしれません。しかし、北海道では〆のラーメンという物は存在せず、パフェが主流なのだとか。

北海道ラーメンの特徴のひとつであるアツアツ状態でラーメンが運ばれてきます。見た目たっぷりのラーメンに、食べる前から汗をかいてしまいそう。トッピングは昔ながらの食材です。

スープは特製の白味噌を使っており、優しい味わい。麺はコシのある中太麺で、シコシコとした食感が楽しいですよ。チャーシューはしっとり食感で、ラーメンの味を邪魔しません！

もう少し辛いラーメンが食べたければ、辛味噌ラーメンがおすすめです。味噌のコクを残しつつ、しっかり辛いので辛い物好きも満足。角切りチャーシューがたっぷり入っているので食べ応え抜群なひと品ですよ。それでも物足りなければ激辛味噌ラーメンもあります！

カウンターにはマー油やすりごまなど、多くの調味料が置いてあるので、味変したいときはどうぞ。築地には珍しく夜遅くまで営業しているので、帰りが遅くなってしまったときでも安心です。

築地関係者が多く、下町の街並みが人気の勝どきは日本人だけでなく、外国人観光客にも人気のスポットです。

本記事では勝どきエリアでおすすめの絶品ラーメン店を10選紹介しました。バーのような雰囲気のお店、二郎インスパイア系のお店、小料理店を思わせるお店、そして下町らしく昭和レトロなお店などバラエティー豊かなお店がたくさんあります。

人気の秘密は味だけではありません。日頃のサービスや接客態度、人付き合いなどをとおし、お客さんに対しおいしいものを提供するといった気持ちを伝えることでしょう。お気に入りのお店を探して、ラーメンのおいしさを再発見してみませんか。

※記載内容は公開時点での情報です。お出かけの際は事前確認をお勧めしています。