【沖縄県与那国島】台湾はすぐそこ!日本最西端の静かな孤島を楽しむ!

46,356

views

1

「渡難(どなん)島」とも呼ばれ、波が荒く飛行機が無かった時代は渡ることが非常に困難だった絶海の孤島。日本であることを忘れるような青い海と空が広がっている日本の西の果ての島で、時を忘れる旅を楽しみましょう。

魅力あふれる小さな島

日本は6000以上の島を持つ島国ですが、その中で最も西に位置する特別な島が「与那国島」です。沖縄本島より台湾の方が近く、西の水平線上に台湾の影が見える日もあります。昔から荒い波で渡航が困難であったため、独自の文化が育まれ、貴重な自然環境も守られてきました。そんな時を忘れる絶海のパラダイスについて紹介したいと思います。

与那国島へのアクセス

飛行機で行く方法

旅行者に一般的なのは飛行機です。那覇および石垣島から毎日運航しています。

【那覇→与那国島】 1日1便 飛行時間 1時間30分 (早朝便なので注意)
【石垣島→与那国島】 1日3便 飛行時間 30分

船で行く方法

「フェリーよなくに」が石垣島から週に2便運航しています。片道3,550円という料金が魅力ですが、フェリーは俗に「ゲロ船」と呼ばれていて、船が苦手な方には非常に厳しい船旅になるようです。ちなみにフェリーは2014年に新しい船体となり、とてもきれいで快適になっています。以前より安定感の増した船は以前よりは揺れなくなっているそうですが、それでもかなり揺れるようです。

(情報は記事作成時のものです)

居るだけで心も体もリフレッシュ

出典: japanbook.net

人口1,600人、面積は28 km²。
どこに居ても空が広い印象の与那国島。高い建物や山がないので、見晴らしがよく静かでとても気持ちいい島です。また明かりも少ない為、島の多くの場所で星がとてもきれいに見えます。

車で一時間で一周できてしまう

なんと車で1時間、自転車で3時間で一周できてしまう与那国島。時間に追われずマイペースで観光できるところが最大の魅力です。距離は約30km。是非お好みの手段で一周して見て下さい。毎年秋に、島を一周するマラソンも開催されています。こんなコースを走れたら素敵ですね!

ヨナグニウマで海乗馬!

与那国島にはヨナグニウマという固有種の馬がいます。体が小さく大人しい性格で、島では観光の乗馬以外に使われることがない為、100頭余りが島内に放牧されていて、島の各所で見かけることができます。これも島ののどかなイメージの理由のひとつですね。
与那国島の乗馬はとても変わっていて、なんとそのままエメラルドブルーの海の中を歩いてしまうのです!与那国島の夏は長いので、とても気持ちよさそうですね。希少な日本在来種の馬に跨り、非常に特別な体験ができる乗馬なのです。

カジキマグロ

与那国島で有名な食べ物は、なんといっても「カジキマグロ」です。食べてほしいのはやっぱりお刺身。マグロよりやや色が薄く、味もマグロに比べて油が少なくサッパリしています。カジキ漁が盛んで、島内の一大産業となっています。

日本で唯一の花酒、アルコール度数60度。その名も「渡難(どなん)」

日本で一般的に販売が許可されているアルコール度数は45度ですが、歴史的経緯から、与那国島の地酒「渡難」はアルコール度数60度の花酒(スピリッツ類)が販売されています。与那国島でのみ製造が許可されている希少なお酒です。

秘境・六畳ビーチ

その名が表すように、とても小さなビーチです。とてもわかりにくい場所にあり、看板もなく、下りる道もないまさに秘境ビーチ。青い水の中に岩礁が並んでいて、非常に美しいです。潮が満ちると浜がなくなり危険なので見て楽しむだけにしましょう。

日本最大の蛾「ヨナグニサン」

日本最大の蛾が、与那国島にいます。羽を広げた大きさは25cm!!与那国島の固有種「ヨナグニサン」です。モスラのモデルになりました。

島の周囲はダイビングポイントだらけ

ダンビングは島の大きな産業です。小さく穏やかな島の顔とは裏腹に、海の中ではバラクーダ、ギンガメアジ、ハンマーヘッドシャーク、ジンベエザメなど、大物に出会えるチャンスがあるのです。
また、与那国島には1986年に発見された、世界的にも有名なダイビングスポット「海底遺跡」があります。まっすぐに切りだされたような岩が海底に横たわっており、パッと見ると本当に遺跡のように見えますが、真偽は現在も謎のままです。階段や通路のように見える場所もありますが、人工物にしては不規則な気もしますし、見れば見るほど不思議な形をしています。是非その目で確かめて、与那国の海のロマンを感じ取って見て下さい。なお、永きにわたってサンゴや海藻が付着していないのは、それだけ海流が強いからだそうです。

日本から見える台湾

出典: jaima.net

なんと言っても一番のポイントは、西の端から台湾が見えることです。距離が100kmもあると言ってもとても大きく、すぐそこにあるように見えるのには感激!日本最西端の島の、西の端に「西崎(いりざき)」という岬があります。気象条件が良ければ、そこから台湾の山並みがとてもきれいに見えますので、ぜひ訪れて見て下さい。

沖縄のおすすめ記事はこちら

ケリー

たまに海外旅行に行く主婦。
海好き。南国大好き。
スキューバダイビング少しやります。

思い出に残っている場所…マウナケア山(ハワイ)、ハミルトン島(オーストラリア)

この記事を読んだあなたにオススメの記事
このエリアの新着記事
この記事のキーワード
今週の人気記事