摩周湖の見どころガイド！息をのむほどの摩周ブルーの世界

釧路から北へ約80kmの位置にある弟子屈町には、国内20番めの大きさを誇り、アイヌ語で「山の神の湖」という名を持つ「摩周湖」があります。
摩周湖は、火山活動によってできた巨大な窪地「カルデラ」にできた湖です。

「窪地にできた湖」とはどういうことなのか、それは衛星写真を見れば一目瞭然。
摩周湖の周りには河川などがなく、独立した閉塞湖なのだということが見て取れます。
大雑把にいえば、摩周湖は「巨大な水たまり」なのです。

河川からの水の流入が無く外から不純物が入り込むことが無いため、摩周湖は世界第二位という圧倒的な透明度を誇っています。
また、水深が200m以上もあるため、「摩周ブルー」と呼ばれる深く濃い青色をしています。
晴れた日にはこのような、空をも映す美しい光景を楽しむことができるんですよ。

摩周湖には、「第一展望台」「第三展望台」「裏摩周湖展望台」という3つの展望台があります。
かつて「第二展望台」も第一・第三展望台の間に存在していたのですが、たどり着くまでに危険な箇所が多かったため、残念ながらその後整備されることはなかったそうです。
それぞれの場所から異なる表情の摩周湖を見ることができますので、違いを楽しむのもいいですね。

摩周湖の景観は季節や時間帯によってさまざまに変化します。
摩周湖はかつて「霧の摩周湖」と歌われたほどに霧の多い湖なのですが、その霧が朝焼けに照らされるとこれほどまでに神秘的な光景となるんです。

冬の摩周湖もおすすめです。
空を映して青く輝く湖面と真っ白な雪のコントラストは、思わずため息がでるほど。
夏だけではなく、冬の静謐な景観をぜひ実際に見ていただきたいものです。

星の綺麗な夜に摩周湖を訪れてみてはいかがでしょうか。
遮るもののない空に広がる星空と湖が織りなす光景は本当にロマンチックです。

摩周湖の周辺には美しい自然が広がっています。
運が良ければこんな可愛らしい動物たちとの出会いがあるかもしれません。
この豊かな環境が摩周湖をつくり、今日まで守り続けてきたと言っても過言ではないかもしれませんね。

摩周湖を訪れたのなら、ぜひ立ち寄りたいスポットがあります。
摩周湖（神の池）の水が地下水となって湧き出てつくられたことから「神の子池」と名付けられたこの池は、裏摩周湖展望台から北へさらに5kmほど進むとあります。
エメラルドグリーンの神秘的な光景は必見ですよ。

圧倒的な透明度を誇る摩周湖、そしてその伏流水からつくられた神の子池は、北海道の自然の雄大さを感じさせてくれるとっておきの観光スポットです。
この美しさをぜひ実際に訪れて体験してくださいね。