宮崎県・高千穂の神話の里パワースポット5選

毎年多くの観光客が訪れている高千穂町は、人口12,000人程の小さな町にもかかわらず、数々の神話の舞台と言われている場所が多く点在しています。観光ガイドからその地にまつわる説明を聞きながらまわることもできますよ。その中から特にパワースポットと呼ばれる5つをご紹介します。

標高513ｍの国見ヶ丘は、ご来光が拝める場所。特に秋から冬にかけて条件が整えば早朝に雲海が見られます。四方を山に囲まれ、晴れた日には高千穂盆地や阿蘇山を一望できる絶景ポイント。ここから眺める阿蘇はお釈迦様が寝そべっている姿に似ていると言われていることから「阿蘇の涅槃像」とも呼ばれています。

約1900年前に創建されたと言われている高千穂神社。本殿は1778年に再建され、境内には、鎌倉時代に源頼朝が奉納したと言われる鉄造狛犬一対や、夫婦杉と呼ばれている2つの杉の幹がくっついている御神木があります。

縁結びの神と言われる高千穂神社、この夫婦杉の周りを夫婦や恋人と手をつないで3回まわると縁結びや家内安全、子孫繁栄の御利益があるそうです。
高千穂神社で奉納されている高千穂神楽は、毎晩8時から行われていますので神話の世界を堪能してみてはいかが。

高千穂町のシンボル高千穂峡は、阿蘇山の噴火による火砕流が冷えて固まり、五ヶ瀬川により長い年月侵食されてできた渓谷で、約7kmにわたって断崖が続いています。真名井の滝周辺は特に強いパワーがあると言われ、遊歩道もありますが、貸しボートがおすすめです。美しい渓谷と高さ17mから落ちる滝を間近で見る事ができます。

夏にはライトアップされ、昼間とはまた違う神秘的な風景が広がります。
毎年5月の後半には、高千穂峡内にはホタルが舞い始め、夕暮れ時にホタルの生育や繁殖を保護するため周辺の街灯が2時間ほど消灯しています。その光景は言葉を失う美しさ。

槵觸（くしふる）神社の社殿は1694年に建立。古事記や日本書紀にも記載されている槵觸山の中腹に鎮座していますが、この山そのものが御神山と言われ、この地に天照大神の孫瓊々杵命（ににぎのみこと）が降り立ったとされています。

普段は人がいないのでとても静か。杉の木に囲まれた長い階段が続く参道を上っていると、スピリチュアルなパワーを頂いているような感覚になることでしょう。

渓流越しに歩いていくと、目の前に現れた大洞窟にある鳥居。天安河原は、天照大神がお隠れになったことで、八百万の神々がここに集まって相談した、との伝説があります。

あたりには石を積むと願いが叶う、と言われていることから、たくさんの石が積まれていて、神聖な雰囲気が漂っています。

高千穂町のパワースポット5つをご紹介しました。その場所にまつわる伝説を聞きながら自然のパワーを感じとってみて下さい。山道が多く、足場も悪い場所を歩くことになるのでスニーカーは必須。神社では作法を守ってお参りしましょう。