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ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港から市内へのアクセス方法と空港でのオススメの過ごし方をご紹介します。水の都ならでは水上タクシーは空港送迎にも利用可能!乗り場や所要時間なども交えながらご案内します。ラウンジやホテル、空港泊、お土産についても情報収集してヴェネツィア旅行に備えましょう。
イタリア水の都ヴェネツィアの空の玄関口、ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港(Malco Polo International Airport)は、イタリア国内で4番目に忙しい空港。2014年の統計では847万人の旅客者が、ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港を利用したと報告されています。この空港の正式名称はヴェネツィア・テッセラ空港(Venezia Tessera Airport)。
ところが、ヴェネツィア出身のある偉人にちなんで、この愛称で親しまれています。ヴェネツィア出身の歴史的人物と言えば、バロック時代の作曲家アントニオ・ヴィヴァルディに、16世紀の作家ジャコモ・カサノヴァなどたくさんの人たちがいますね。でも、その名の通りなので、皆さんもうお分かりですね。
そう。ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港は、ヴェネツィア出身の商人マルコ・ポーロの名前にちなんでいます。マルコ・ポーロと言えば旅行記「東方見聞録」でもお馴染みですね。ペルシャ、ギリシャ、スリランカ、北京などを巡る15,000キロの旅路は24年間もの歳月を要したそう。ヨーロッパに初めて日本を「黄金の国・ジパング」と紹介した人物としても知られています。
こちらの絵は、ヴェネツィアを旅立つマルコ・ポーロの様子です。こんなに長い旅路になると、彼は考えていたでしょうか?どちらにしても、偉業があったからこそヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港の愛称が使われているんですよね。1324年、70歳で病気によりその生涯を閉じたマルコ・ポーロはヴェネツィア、カステロ地区のサン・ロレンツォ・ディ・ヴェネツィア教会に埋葬されました。
数多あるマルコ・ポーロの逸話の一つにはイタリアの国民食に関するものもあります。それは中国で人々が細長い麺のようなものを食べているのを見て、それがスパゲッティ(パスタ)として帰国後イタリアにひろまったというもの。イタリアを語る時にマルコ・ポーロは欠かせない人物なのですね。
さて、日本人にも人気の観光スポット・ヴェネツィアへは、ぜひ直行便で快適に…といきたいところですが、現在日本とヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港間の直行便は運休しています。2014年4月から、しばらくの間はイタリア航空からの直行便があったので、残念でなりません。再びの運行を心待ちにしましょう。
ということで、ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港へは乗り継ぎ便でアクセスをします。13時間の直行便で、首都ローマのフィウミチーノ空港(Fiumicino Airport)へ入り、トランジット。国内線へ乗り継ぎ50分ほどのフライトです。フィウミチーノ空港からヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港への国内便は日に6,7便運航しています。この間の運賃は€100(12,420円)から。
フィウミチーノ空港から、鉄道を使ってヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港へアクセスする手段もあります。イタリア鉄道が運営する高速鉄道フレッチャアルジェント(Frecciargento)に乗車すると所要時間は3時間45分。1時間に2本のダイヤで運行しており、座席種にもよりますが€79(9,810円)からの運賃で乗車できます。鉄道旅行も体験してみたい方にはオススメ。
さらにロシアやヨーロッパなど、その他の他国都市で乗り継ぎをしてヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港入りするというアクセス方法もあります。他国をトランジットにするメリットはなんと言っても航空券が安いこと。ただしトランジット先で長い待ち時間があり、ヴェネツィアへたどり着くまでに空港での時間つぶしに疲弊してしまうという欠点も。ただ節約派のトラベラーには一番のオススメです。
ところで、皆さんはヴェネツィアという街がイタリアのどのあたりに位置しているかご存じですか?よくイタリアはブーツの形をしているから世界地図の中でも見つけやすいといいますが、こうして見るとその通りですね。マップ上では右上黄色に塗られたヴェネツィアは国の北東部にあり、ヴェネトという州に属しています。
アドリア海に浮かぶヴェネツィアは、118もの小島から成り立つヴェネト州の州都。ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港はイタリア本土に置かれています。
ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港へのフライトで見える眼下の景色はこんな感じ。飛行機の中から、無数の島々を確認することができますね。ヴェネツィアングラス発祥の地・ムラーノ島や、毎年8月にはヴェネチア国際映画祭が開催される高級リゾートのリド島、伝統的な手法で作るレース編みが今ものこるブラーノ島など…118の小島は魅力にあふれています。
日本とヴェネツィアの時差はマイナス8時間。サマータイム時にはマイナス7時間になります。ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港を拠点にたくさんの素敵な思い出を作りましょう。
6世紀に本土から人が流入し、15世紀にはヴェネツィア共和国として繁栄したこの街には、ゴシック時代やルネサンス時代の建築物が多く現存しています。ヴェネツィア派の画家の台頭あり、オペラ演劇の発展ありで、どの部分を切り取っても美しさばかり!ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港のフロアやスーツケースを受け取るターンテーブルには、このような装飾が施され水の都へあなたを誘ってくれますよ。
ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港(VCE)から市内へのアクセス方法は、水上バスを利用してアクセスする方法、水上タクシーを利用してアクセスする方法、バスやタクシーでアクセスする方法などがあります。それぞれに乗車するメリットや運賃が異なりますので、所要時間とともにご案内します。最初はヴァポレット(Vaporetto)と呼ばれる乗り合い水上バスに乗るアクセス方法です。
水上バスの乗り場へは、到着ホール出口を出て「Darsena」という表示をたよりに左手に進みましょう。徒歩8分ほどでたどり着くことができます。アリラグーナ(Alilaguna)という会社が運行を行っている水上バスで、船体にも社名が入っているので簡単に見つけることができますよ。サン・マルコ広場(Piazza San Marco)を目的地にする人は、イエローライン(Linea Arancio)に乗りましょう。
ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港始発のイエローラインは07時45分。最終便は23時45分です。毎時15分と45分の1時間2本間隔の運行で、終点のサン・マルコ広場までの所要時間は1時間15分ほどです。
イエローラインはヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港駅を発車すると、フォンダメンタ・ヌオヴェ(Fondamenta Nuove)、マドンナ・デッロルロ(Madonna dell'Orto)、グーリエ(Guglie)、サン・スタエ(San Stae)、リアルト(Rialto)、サンタンジェロ(Sant'Angelo)、カ・レッツォーニコ(Ca' Rezzonico )の順に停船しながら終点のサン・マルコ広場に到着します。
クルーズ・ターミナル(Terminal Crociere)を目的地とする人は、ブルーライン(Linea Blu)に乗車しましょう。ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港始発のブルーラインは06時15分。最終便は深夜00時30分です。朝6時から8時までは1時間に1本の運行で、毎時15分に空港を出発します。朝9時から21時30分までは1時間2本の運行で、毎時00分と30分に発車です。22時台から最終便までは毎時30分の1時間に1本のみなので気をつけて。
ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港駅を出たブルーラインはムラーノ・コロンナ(Murano Colonna)、フォンダメンタ・ヌオヴェ、オスペダーレ(Ospedale)、バチ―二(Bacini)、チェルトーザ(Certosa)、リド島(Lido)、アルセナーレ(Arsenale)、サン・ザッカリーア(San Zaccaria)、サン・マルコ、ザッテーレ(Zattere)、ジュデッカスタッキー(Giudecca Stucky)の順に停船しながら終点のクルーズ・ターミナルに到着します。
チケットは空港到着ロビーのチケットオフィスや、手荷物受取のターンテーブル3、5のそばに設置してある発券機から、または乗船後にスタッフから購入しましょう。ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港には水上バスのチケットオフィスが複数あります。営業時間もまちまちですが、空港到着ロビーのオフィス営業時間は07時45分から00時00分まで。キオスクという売店や、タバッキと呼ばれる煙草店でも購入可能です。
観光客に嬉しいお得な切符がたくさん用意されています。有効時間以内なら何度でも乗り降りができる24時間チケット€30(3,725円)や72時間チケット€65(8,070円)を有効活用して。1回乗車券の場合、リド島やヴェニス、クルーズ・ターミナルまで片道€15(1,860円)。ムラーノ島まで€8(990円)。スーツケースと手荷物1つずつまでは無料ですが、その他1つ荷物が増えるごとに€3(370円)の別途料金がかかります。
水上バスのチケットはチケットオフィスで購入の場合以外、乗車する際に乗り場付近にある検札機にピッと音が鳴るまでかざして「有効化(validation)」することを忘れずに!これを忘れると、外国からの旅行者といえども理由に関係なく検札スタッフに€50(6,210円)以上の罰金を課せられるので必ず行いましょう。
運河が張り巡らされたヴェネツィアの高級ホテルには、専用の船着き場があることもしばしば。モトスカーフィ(Motoscafi)と呼ばれる水上バスを、仲間だけで貸切チャーターして水の街をいけば、気分も盛り上がること間違いなし。もちろん専用船着き場のないホテルでも、最寄りでおろしてくれるので安心です。ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港の水上タクシー乗り場は、水上バスと同じ場所。到着ホール出口を出て「Darsena」という表示をたよりに左手に進んでください。
複数の水上バス会社が乗り入れています。ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港の公式サイトから、どんな会社があるのか確認しておくと◎。空港到着ロビーのサービスカウンターでチケットを購入するか、事前にオンライン予約を行ってください。運賃は行き先ごとの定額制で、ローマ広場まで5人で€110(12,420円)が目安です。所要時間は30分ほど。
24時間運行しているので、深夜に空港に到着した時のアクセス方法として便利です。ただ夜間は€10(1,240円)の加算あり。また、6人以上で乗船する際も1人増えるごとに€10(1,240円)が加算されます。荷物は6つ以上で€5(620円)ごとの別途料金がかかります。
ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港から市内へのアクセス以外にも、小さな島々をめぐるツアーやマイナーな地域を周るツアー、交渉して希望のスポットまで運転してくれるサービスなど、運行会社ごとに色々なプランが用意されています。小さな運河にも入ることが可能なモーターボートなので、さまざまな場所をリクエストしてみて。思わぬトラブルを招かないためにも、運賃の交渉は必ず乗船前に済ませておくことを忘れないでくださいね。
ヴェネツィアの街中は、車両での侵入が禁止されているためにヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港からエアポートバスやタクシーでアクセスするには、ローマ広場で水上バスや水上タクシーに乗り換える必要があります。空港がある本土と本島ヴェネツィアの4キロの道のりは、道路で結ばれています。
ATVO社という会社の空港バス乗り場が、到着ロビーを出た目の前にあります。ローマ広場行きは35番乗り場のATVOヴェネツィア・エクスプレス(ATVO VENEZIA EXPRESS)に乗車しましょう。平日、休日ともに始発は05時20分、最終便は深夜00時50分。1時間に2本から3本が運行しています。公式サイトから事前にダイヤの確認をしておくのも◎。料金は片道€8(990円)、所要時間は20分です。チケットは空港到着ロビーの切符売場や券売機で購入可能です。
メストレ鉄道駅(Mestre railway station)行きは25番乗り場のATVOメストレ・エクスプレス(ATVO MESTRE EXPRESS)に乗車しましょう。平日の始発は06時06分、最終便は00時50分。休日の始発は07時24分、最終便は00時50分です。1時間に2本から3本が運行しています。料金はこちらも片道€8(990円)、所要時間も同じく20分です。チケットは空港到着ロビーの切符売場や券売機で購入可能です。
ATVOの車内では無料のWi-Fiが使えるので、ちょっとした調べ物をしたい時やメールチェックをしたい時などに便利です。
ACTVという市バスを使ってヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港から市内へアクセスする方法もあります。乗り場へは到着ロビーを出て左手へ進んでください。ローマ広場行きは5番から、メストレ鉄道駅行きは15番から発車します。ローマ広場行きの始発は平日休日ともに04時08分、最終便は深夜01時10分。1時間に2本から3本が運行しています。
メストレ鉄道駅行きの平日の始発は05時45分、最終便は20時15分。休日の始発は06時50分、最終便は19時50分です。1時間に2本が運行しています。料金はともに片道€1.5(190円)、所要時間は30分。75分以内なら、ACTVの水上バスに乗り換えもOK。チケットは空港到着ロビーの切符売場や券売機で購入可能です。格安旅行を楽しみたい方や、イタリアの様々な交通機関を体験してみたい方にオススメですよ。
エアポートバスや市バスのようにローマ広場まで行くことができるタクシーは、プライベートな空間を満喫しながら、ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港から市内へアクセスしたい方におすすめ。タクシー乗り場へは到着ロビーを出て左手へ。「Cooperativa Artigiana Radiotaxi」という会社が空港まで乗り入れを行っています。
白い車体で、ボンネットにはヴェネツィアのシンボルでもある有翼の獅子(翼のあるライオン)のマークがついているので簡単に見つけることができますよ。ヴェネツィアのタクシーはメーター制で深夜・早朝には割増料金がかかります。チップは運賃の10パーセントが目安で、所要時間は30分を見積もっておくと良いでしょう。
お得にタクシーを利用したい人には「Cooperativa Artigiana Radiotaxi」の公式ウェブサイトからのオンラインチケット購入がおすすめです。固定料金で、ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港からローマ広場まで€40(4,970円)、メストレ鉄道駅まで€35(4,350円)、VTP社クルーズ船の乗り場(VTP Cruise Terminal)まで€45(5,590円)でアクセスが可能です。定額オンラインチケットでは4人乗り、4つの荷物まで積載OK。
渡航日に変更があったとしても、有効期限が180日あるので買っておいて無駄になってしまうという心配がありません。クレジットカードやPayPalで支払いできるのもうれしいポイントです。
言葉の通じないヴェネツィアという異国の地で、階段の多い道を重いスーツケースをゴロゴロ転がしながら、あちらへこちらへと行ったりきたり。長いフライトのあとにこれでは、疲れ切ってしまいますよね。外国のサイトから予約をするのも少し心配…出発前のそんな煩わしさから解放される方法がありますよ。
それは世界中の国々で14,000種類以上のオプショナルツアーを提供するVELTRAでの空港送迎サービスの事前予約をすること。ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港からヴェネツィア本島、リド島、ムラーノ島などの宿泊ホテル最寄り船着場まで送迎してくれます。予約時間前に到着してしまっても、停泊中の利用可能ボートへ案内してくれます。
送迎の翌日には、ヴェネツィアの島々をめぐるオプションをつけられるプランや、日本語アシスタントが添乗してくれるプランなどが、様々に用意されています。掲載されている口コミを参考に利用してみて。
https://www.veltra.com/jp/europe/italy/venezia/ctg/2733:2733/
マルコポーロ空港~ベネチア市内のホテル間の送迎サービス。ベネチア本島の移動が船という特殊なベネチアは、旅行者には移動が中々ハードルが高いかと思います。専用ボートのチャーターを利用すれば、サンマルコ広場付近のホテルまで楽々送迎。お得な混載シャトルでは、ホテルに一番近い船着場までお送りします。
せっかくイタリア旅行へ行くのなら、ヴェネツィアと共にローマやミラノなどを周るイタリア周遊を計画中の方もいるのでは?ヴェネツィアから空の便で他都市へ入る時に気になるのが、空港での快適さ。そこで、ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港でのおすすめの過ごし方をご紹介します。日本へ帰国時のフライト待ちの方もぜひ参考にしてくださいね。
さて、最初にご紹介するのはラウンジでゆったりとくつろぐ過ごし方です。ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港には複数のラウンジがあります。スターアライアンス会員やプライオリティパス所持の渡航者が利用できるのがマルコポーロクラブラウンジ(Marco Polo Club)です。
マルコポーロクラブラウンジの場所はセキュリティーチェック後、2階の搭乗客エリアエアサイド。ホットミール、コールドミール、アルコール、ソフトドリンクが用意されています。クロワッサンをいただきながら、ほっとひといき、エスプレッソをいただく…そんなイタリアらしい過ごし方も出来ますよ。
シャワー室も完備されているので、さっぱりリフレッシュするのも◎。アメニティが必要な方はスタッフに伝えてくださいね。展望デッキに出て飛行機を眼前にながめたり、外の空気に触れたりして気分転換しましょう。混雑時でなければラウンジ利用対象者でなくとも、当日€40(4,970円)を支払うことで利用が可能。営業時間は毎日05時00分から23時00分です。
国内線・国際線が発着するイタリアで4番目に忙しい空港、ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港ですが年間旅客数のわりには規模は小さめ。空港ではお土産を買うことができないかも?と心配されている方もいらっしゃるでしょう。しかし、心配はご無用。ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港にはヴェネツィアならではのお土産が買える個性的なショップがそろっています。
そこで、オススメのお土産ショップを厳選してご紹介します。お友だちへ、上司へ、恋人へ…贈る方のことを考えながらお店をはしごすれば、空港での時間はあっという間に過ぎてしまいますよ。
ヴェネツィアの伝統工芸品といえばヴェネツィアンガラスが有名ですよね。ヴェネツィア共和国であった時代には、その貴重さゆえに発祥の地・ムラーノ島には職人が幽閉されていたという歴史もあるほど。代々受け継がれてきたガラス細工の技術と、現代のデザインを融合させたハンドメイドアクセサリーのお店がアンティカ・ムリーナ(ANTICA MURRINA VENEZIA)です。
職人が丁寧に手作りした作品は日本でも人気。ヴェネツィアンガラスのネックレスやペンダントトップ、ピアス、指輪、時計など充実の品ぞろえを楽しんで。こちらはお花模様のガラスビーズが可愛らしい€45(5,590円)の指輪。奥さまや彼女へのお土産に喜ばれそうですね。
バラマキ土産を探しているのなら、バッチペルジナ(Baci Perugina)のチョコレートがおすすめ。1922年に誕生した老舗店で、イタリア中部出身のこちらの女性ルイーザ・スパニョーリ(Luisa Spagnoli)が創業者のひとりです。最初はたった15人の従業員のみで始まった会社も、第一次世界大戦後には100人以上の従業員を雇用する企業に成長。さらに彼女は1928年に、アンゴラ糸を使ったニットを販売するファッションブランドの立ち上げも行い成功を収めました。
バッチチョコレートの代表的な製品といえばイタリア語でキスを意味する、このバッチ(Baci)。星柄の包み紙ひとつずつに、愛のフレーズが書かれたメッセージが添えられています。イタリア語、英語、フランス語などで書かれているので、思わず意味を調べてみたくなりますよ!1960年代には、女性へのギフトとして母の日やバレンタインデーにプレゼントすることが大変な流行になったそう。
実はバッチという呼び名は、当時時代の先端を歩いていた女性実業家ルイーザに恋をした14歳年下の従業員が考えたものだそう。とてもロマンチックですよね。小さなサイズからファミリーサイズのボックスまで様々なバリエーションが展開されていますので、ご都合に合わせて購入して。イタリアの流儀に習って、彼女や奥さま、パートナーのお土産にするのも良いかもしれませんね。
ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港には空港泊できるような施設は用意されていません。出国手続きなしで宿泊できるトランジットホテルもないので、近隣のホテルに宿をとることになります。幸いにも空港すぐそばに何軒ものお手頃な価格のホテルがありますので、いくつかオススメをご紹介します。
ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港から無料のシャトルバスで5分の場所に位置するパーク ホテル アンニア(Annia Park Hotel Venice Airport)は、ロッジ風のインテリアが温かみをかもしだしているブティックホテル。早朝04時30分から利用できるレストランや暖炉のある読書スペース、無料で使えるWi-Fiなどを完備しており、お値段以上のサービスが体験できます。
特にしぼりたてのオレンジジュースや、巣から直接すくう蜂蜜がでてくる朝食に満足するお客さんが多いよう。また、部屋には二重のセキュリティドアが付いているので、防犯対策もばっちりですよ。
続いてご紹介するのはビー&ビー・ガルリエル&メリッサエアポートビュー(B&B "Gabriel&Melissa" Airport View)。ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港から有料のシャトルバスで5分とロケーションも抜群です。オレンジ色の外壁がかわいらしい3階建てのホテルで、客室のインテリアもおしゃれです。ヴェネツィアの景色を楽しめるバルコニーがついているので、ロマンチックに過ごしたいカップルにもオススメです。
子供向けTV番組が視聴できるファミリールームのご用意もありますよ。屋外には家族で遊べる遊具が置いてあるので、お子さん連れでも家族皆で楽しく過ごすことができます。
最後にご紹介するのは、ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港での入国審査について。空港での手続きには、毎回緊張される方も多くいらっしゃるのでは?しかし、事前に少し情報を知っていればそんな不安も払拭されますよ。
まず入国審査で使われる言語についてですが、公用語のイタリア語かな?と思いきや、英語や日本語で対応されることの方が圧倒的に多いよう。もともと陽気で明るい性格のイタリア人スタッフは片言で日本語で話しかけてくるのです。ただ大概が何も質問されず、すんなりと通されることがほとんどです。
ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港に到着してからの手順は次の通り。まず入国審査(Controll passaporti)で「EUの加盟国以外の国民」のブースに並びましょう。自分の順番がまわってきたらパスポートを提示して入国スタンプを押してもらいます。90日以内のビザなし渡航であれば、入国カードの提出は必要ありません。
無事に入国審査をすませたら、ターンテーブルに向かいスーツケースを受け取って税関検査を受ければ終了です。税関申告書の提出は、免税範囲であれば記入の必要もありません。イタリア入国時の免税範囲は、紙巻きたばこ200本、22度以上のアルコール飲料1リットル、€1万相当額以上の外貨やトラベラーズチェックなど。
ちなみにアメリカのリベラル系メディア・ハフポストが実施した「世界で一番検査が厳しい空港ランキング」によると、入国審査や税関が厳しい国はイスラエルだそう。
ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港(VCE)の概要や、市内へのアクセス方法、空港でのおすすめの過ごし方をご紹介しました。一生に一度は訪れたい水の都・ヴェネツィアでは、ぜひこの街特有の水上タクシーを使って、マルコ・ポーロのようにあちらもこちらも…と欲張りに探索してみてください。ヴェネツィア・マルコ・ ポーロ国際空港を拠点にたくさんのすてきな思い出をつくってくださいね。
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