ホーチミンシティ国際空港(SGN)完全ガイド!市内へのアクセスと空港での過ごし方まとめ!

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ホーチミンシティ国際空港(タンソンニャット国際空港)から市内へのアクセスに使うタクシーや路線バスの料金相場や、ボッタクリに合わない方法をご紹介します。タクシーチケットが使える定額タクシーの情報も先取り!ホーチミンシティ国際空港を快適に過ごすため、仮眠スポットや無料シャワー、ラウンジも活用しましょう。

ホーチミンシティ国際空港(SGN)の概要

ホーチミンまでは直行便で日本から6時間

タンソンニャット国際空港(Tan Son Nhat International Airport)は、ベトナムの最大都市ホーチミン市郊外にある国際空港です。ホーチミン市から、わずか8キロの場所に位置するという立地柄、「ホーチミンシティ国際空港」という愛称でも親しまれています。南北に長い国土をもつベトナムの気候は、北部と南部で異なるため、旅行のベストシーズンもエリアごとに違います。

ホーチミンシティ国際空港がある南部のホーチミン市は高温多湿で、年間の平均気温が26度。11月から4月が乾季、5月から10月が雨季に分類されます。

ホーチミンシティ国際空港へ降り立つ飛行機の中からは、メコン川をのぞむ、このような光景を見られます。急速に発展し、都市化が進むホーチミンの街ですが、観光客に人気のメコン川クルーズでは、ベトナムの人たちが昔から変わらず愛してきたドラゴンフルーツやマンゴー、ライチ、ザボン、ロンガンなどメコンが育んだ南国ならではのフルーツをいただくオプションが用意されていることも。

日本からホーチミン市近郊のホーチミンシティ国際空港へは、直行便で6時間のフライト。日本とベトナムの時差はマイナス2時間で、サマータイムは導入されていません。

ホーチミンを訪ねる際はLCCにも注目!航空券の相場を知っておこう

日本からホーチミンシティ国際空港の直行便を運航しているのは、JAL(日本航空)やANA(全日空)などの日系航空会社だけではありません。月はじめに3万円台からの往復チケットをセールで売り出すベトナム航空や、LCCのジェットスターを利用することも可能です。運が良ければ、格安航空券を購入してベトナム旅行を楽しむこともできます。ホーチミンシティ国際空港への、航空チケットの価格変動には、常にアンテナをはっていたいですね!

ベトナム航空の機内食では、さきほどご紹介した南国ならではのフルーツ・ロンガンをいただけます。タイやシンガポールなどでも食べられているライチに似たフルーツで、ゼリー状の果肉は漢方にすると滋養強壮の効能があるのだそう。ベトナム航空の機内食はおいしいと評判も良いため、ホーチミンシティ国際空港へのフライトを利用する際はぜひ、オーダーしてみてください。

ここで、日本からホーチミンシティ国際空港へ就航しているLCCの中でも、特に注目したいベトナム最大手のLCC・ベトジェットエア(VietJetAir)についてご紹介しましょう。

ベトジェットエアは、今年の7月から成田空港とホーチミン間の1日1往復のフライトをスタートさせると発表したばかり。発表されたタイムスケジュールでは、午前8時55分に成田空港を出発したベトジェット機は、現地時間の午後1時にホーチミンへ到着。到着1日目から、遊び時間をたっぷり確保できる旅行の計画を立てることができそうです。

ホーチミンに押し寄せる観光客!ゴールデンウィークの渡航先としても人気

2018年にベトナムを訪れた外国人観光客の数は1,600万人。ベトナムは日本人にも人気の海外旅行先で、2019年のゴールデンウィーク渡航先としても、注目されています。3泊4日もしくは4泊5日ほどの短期の行程でも、十分に異国情緒を満喫できるのがベトナム旅行の最大のポイント。物価が日本の3分の1と安いため、買い物三昧の旅行または、美食食い倒れツアーとして企画するのも、楽しそうですね。

ホーチミンシティ国際空港の利用客数は、昨年3,800万人以上を記録。発展する観光産業に対応すべく、ホーチミンシティ国際空港は日本円にして840億円もの巨額を投資し3年ほどをかけて、新しくターミナル3を建築する予定です。ターミナル3の完成により、ホーチミンシティ国際空港の年間旅客処理能力は5,000万人になるといわれています。どのようなターミナルができ上がるのか楽しみですね。

多くの旅客を短時間でさばくべく、ホーチミンシティ国際空港で既に取り入れられているシステムのひとつが、こちらの自動チェックイン機を使ってのセルフチェックイン。ベトナム航空や、ジェットスター、そしてベトジェットエアなどが自動チェックイン機を採用しています。また、スカイプライオリティの特典として、保安検査場の優先レーンを使用できる場合があるため、該当の方は利用してみてください。

ホーチミンからの乗り継ぎ国内線でダナンやハノイを訪ねよう

ホーチミンシティ国際空港には、国際線ターミナルと国内線ターミナルがあり、徒歩5分ほどの距離に隣接しています。ホーチミンシティ国際空港で国内線へ乗り継ぎをする方は、国際線ターミナルを出て右にある通路を進みましょう。ベトナム中部の街ダナンや、北部の街ハノイを訪ねるには飛行機での移動が便利です。

ホーチミンからダナンまでのフライトは、1時間20分。ホーチミンからハノイまでは2時間10分のフライトです。ベトナム航空、ジェットスター、ベトジェットエアが毎日各都市への飛行機を運行しています。

ホーチミンシティ国際空港(SGN)から市内へのアクセス方法は?

続いては、ホーチミンシティ国際空港から市内へのアクセス方法についてご紹介してまいりましょう。ホーチミンシティ国際空港には、エアポートバスや列車の乗り入れがないので、タクシーやバスを使うのがメインの市内へのアクセス方法です。タクシーとバス、どちらを利用するのが便利なのでしょうか。運賃や所要時間、使い勝手とともに、利用者の評判もみていきましょう。

ホーチミンシティ国際空港からのメータータクシー乗車では、ぼったくりに要注意!

ホーチミンシティ国際空港のタクシー乗り場は、到着ロビーをでて左手に進んだ場所。「Taxi stand」という看板の下では、複数のタクシー会社のスタッフが待機して、乗車客の振り分けを行っています。ホーチミンシティ国際空港からの主だった移動手段のメータータクシーですが、法外な値段を払うように要求されたりするボッタクリ被害の報告は後を絶えません。比較的治安が良く、凶悪犯罪も少ないベトナムですが軽犯罪の発生率は別、と心しておきましょう。

ベトナム国内最大手のひとつビナサン(VINASUN)は、評判の良いタクシー会社です。近頃では女性ドライバーも活躍しているよう。ビナサンタクシーの車体は、このように全体的に白く、「38272727」という電話番号が印字されています。

また、こちらのマイリン(MAI LINH)も、ベトナム大手のタクシー会社で良質なドライバーが多いことで知られています。マイリンタクシーの車体は緑色。「38383838」という電話番号が印字されています。ビナサンやマイリンのタクシーに乗車したから一安心…と思いきや、実は乗った車が、これら大手のタクシー会社を装ったニセモノだったという悪質なケースに合った旅行者のレポートも報告されています。

ホーチミンの悪質タクシードライバーの手口は非常に巧妙。ご紹介したような良質タクシー会社の車体にそっくりな車を使うのが、彼らの常套手段です。

それでは、ホーチミンシティ国際空港やホーチミン市内で、ボッタクリタクシーに合わないようにするためには、どのようにすれば良いのでしょうか。まず第一には、強引な客引きや値段交渉をしている個人タクシーには乗車しないこと。そして、ビナサンやマイリンのタクシードライバーのように、ネクタイをしていないカジュアルな格好のドライバーには、注意すること。さらに、このようにドライバーの顔写真や、細工防止カバーつきのメーターがついていない車には乗らないようにしましょう。

在ホーチミン日本国総領事館のホームページでは、後を絶たないボッタクリタクシーに、一石を投じるべく「ぼったくりタクシー防止カード」のPDFファイルが公開されています。カードには「Tôi cần hóa đơn(領収書が必要です)」というベトナム語の下に、目的地、タクシー会社名、フロントガラス右上の4桁の車両番号を書くスペースが設けられています。

ぼったくりタクシー防止カードを提示することで、目的地を知らせることができると共に、ドライバーに対して「車両番号も控えているんだぞ」という警戒の姿勢をみせることができます。

じつは、ホーチミンシティ国際空港には、通常のタクシー乗り場をひとつ隔てた場所に、ビナサンタクシーの専用乗り場があります。この専用乗り場では、緑色の制服を着たビナサンタクシーのスタッフが、車両へ案内してくれます。

●ホーチミンシティ国際空港から市内への料金と所要時間(メータータクシー)●
15万VND前後(720円)
※別途空港使用料として1万VND(48円)必要
渋滞がなければ20分で市内へ到着
現金のほか、クレジットカードでの支払いも可能です。

ホーチミンシティ国際空港では定額のタクシーチケット(クーポン)利用が安心

ホーチミンシティ国際空港で市内への移動手段として、タクシーの使用を考えているのなら、タクシーチケット(クーポン)を利用できるタクシー会社の利用が安心。メータータクシーと比べると割高の運賃となりますが、定額制で先払いのために、ボッタクリにおびえる必要がありません。ソン・ヴィエット・タクシー(songviet taxi)は、ホーチミンシティ国際空港の到着ロビーに、このような案内デスクが設置しています。

スタッフに、目的地名と住所を告げ料金を支払うと、乗り場まで案内してくれます。この料金には、空港使用料が含まれているため、それ以外にお金を支払う必要は一切ありません。

ソン・ヴィエット・タクシーの車体やドライバーは、このような感じ。乗り場までスタッフが案内してくれるため、間違った車両に乗ってしまう心配もありませんね。

●ホーチミンシティ国際空港から市内への料金と所要時間(タクシーチケット)●
20万VND前後(960円)
7人乗りの車両は22万VND(1,060円)から手配可能
渋滞がなければ20分で市内へ到着

ホーチミンシティ国際空港からバス利用なら109番か152番に乗車

ホーチミンシティ国際空港から市内へのアクセスとして、バスを利用するのなら、109番もしくは152番という路線バスに乗車しましょう。ホーチミンシティ国際空港のバス乗り場は、到着ロビーをでて右手へ進んだ場所にあります。かつては、49番系統のドンコイ通り経由ベンタイン市場行きバスが乗り入れていましたが、2018年6月に運行が廃止されています。バスに乗るメリットはなんと言っても運賃が安いこと。ローカルな雰囲気を味わいたい人や、旅慣れた人にオススメです。

ホーチミンシティ国際空港から発車する、バス109番のルートは、ベンタイン市場経由・9月23日公園バスターミナル行き。渋滞に巻き込まれなければ、始発から終点まで乗っていても、45分というバスの旅です。終点の9月23日公園はベンタイン市場正面にある緑豊かな公園で、ベトナムの旧正月テトを祝うイベントを始め、多くの催し物が開かれます。昨年のテト期間中は109番バスの運賃が無料になるサービスも提供されていました。

運賃は乗車時、ドライバーに支払いチケットを受け取りましょう。ホーチミンシティ国際空港から市内への運賃や所要時間は以下のとおりです。

●ホーチミンシティ国際空港から市内への料金と所要時間(109番バス)●
2万VND前後(100円)
渋滞がなければ45分で市内へ到着

始発 午前05時45分 最終便 23時40分 ※執筆時の情報のため時刻表改訂の場合あり
15分から20分ごと・1時間に2本から3本運行

続いてご紹介するホーチミンシティ国際空港発の152番バスの乗り場も、同様に到着ロビーをでて右手へ進んだ場所にあります。空港を出発した152番バスは、少数精鋭のおしゃれなレストランやカフェ、ナイトクラブなどが並ぶ、チャンフンダオ通りを経由して終点のベンダイン・バスターミナルへ。109番バスは大きめの黄色い車でしたが、152番バスは、少し小さめの青い車体です。

152番バスも109番バス同様に昨年のテト期間は、運賃無料となり市民の足として大活躍していました。始発から終点までは50分前後のドライブ。運賃は乗車時、ドライバーに支払いチケットを受け取りましょう。ホーチミンシティ国際空港から市内への運賃や所要時間は以下のとおりです。

●ホーチミンシティ国際空港から市内への料金と所要時間(152番バス)●
5,000VND(24円)
※大荷物を持って乗車する場合は5,000VND加算される場合あり
渋滞がなければ40分ほどで市内へ到着

始発 午前05時15分 最終便 19時00分 ※執筆時の情報のため時刻表改訂の場合あり
12分から18分ごと・1時間に4本から5本運行

空港送迎サービスを事前予約

もしも初めてのベトナム旅行で不安なら、ホーチミンシティ国際空港から市内への空港送迎サービスを事前に予約しておくのがオススメ。世界中でオプショナルサービスを提供しているVELTRAなら複数のプランから、ご希望にそった空港送迎をきっと見つけられますよ。現地の言葉に不安がある方は、日本語を話せるスタッフが同乗するものを、そして節約したい方は、相乗りの混載車を検討してみてください。

早朝や深夜でも追加の料金がかからないうれしいプランもあるため、即決してしまうかもしれませんね!人気のプランでは実際に利用した方の200件以上の口コミを、日本語で読めるのもうれしいポイントです。クレジットカード払い、コンビニエンスストアでの支払い、銀行ATM払いが可能なので、ご自身のライフスタイルに合った方法を選んでください。

ホーチミンシティ国際空港(SGN)でのおすすめの過ごし方

ホーチミンシティ国際空港では、乗り継ぎなどで待ち時間が発生してしまうことも。そのような時は、ラウンジを利用して軽食を食べたり、シャワーを使ってリフレッシュしたり、仮眠ゾーンを活用したりして目いっぱいに、ホーチミンシティ国際空港を楽しみましょう。おすすめの過ごし方をご提案します。どうぞ参考にされてくださいね。

ホーチミンシティ国際空港のラウンジを比較!喫煙できるのはどこ?

ホーチミンシティ国際空港には、複数のラウンジがあります。国内線と国際線に合わせて3つある、ロータスラウンジ(Lotus Lounge)は、ベトナム航空の公式ラウンジ。ベトナム航空の利用者や、スカイチーム加盟航空会社のフライト利用者が利用対象者です。また35万VNDもしくは15US$(1,680円)の都度払いで3時間までの滞在も可能です。

天井が高く開放感のあるラウンジ内には、フードコーナーに、フォーや生春巻きなどのベトナム料理や、ドラゴンフルーツなどの南国フルーツが並びます。もちろんアルコール類もありますよ。 高速Wi-fi接続を利用できますが、セキュリティには問題があるようで、接続しようとすると「危険」と表示が出るそう。

分煙された喫煙スペースがあります。また、シャワー室は、国際線ターミナルにのみ設置されています。さらにペット連れの方にうれしいペット専用スペースがあるのも、ロータスラウンジの特徴です。

ホーチミンシティ国際空港のル・サイゴンネイズ・ラウンジ(Le Saigonais Lounge)は、プライオリティパス所持者、ワンワールド、スターアライアンス加盟の航空会社のフライトに乗ることで利用ができるラウンジ。かつては、アプリコットラウンジ(Apricot Lounge)という名前で営業していましたが2018年11月にリニューアルオープンを果たしました。

古き良きサイゴンをイメージして作られた内装の色合いや籐の椅子が、異国情緒をかもしだしています。ベトナムの民族衣装もディスプレイされているため、思わず見入ってしまいますよ。プリンター完備のパソコンエリアや、シャワー室も用意されています。

ワンワールド、またはスターアライアンス加盟の航空会社のフライトに乗ることで利用ができるラウンジが、ホーチミンシティ国際空港のローズラウンジ(Rose Lounge)。24時間営業しており、軽食にはフォーなどのベトナム料理のほかにも、洋風のパスタや、お粥が用意されています。おいしい食事をたべすぎて、疲れた胃に、お粥はうれしいですね。アルコールもオススメですが、香り豊かなお茶で一息つくのも新鮮です。残念ながら、喫煙所とシャワールームはありません。

プライオリティパスで利用できる、オーキッドラウンジ(Orchid Lounge)にも、残念ながら、喫煙室とシャワールームは設置されていません。

ホーチミンシティ国際空港に無料シャワーはある?

残念ながら、利用を検討しているホーチミンシティ国際空港のラウンジに、シャワー室がなかった…と、ガッカリされている方はいませんか?落ち込むには、少し早いですよ。実はホーチミンシティ国際空港には、無料で利用できるシャワー室があります。無料シャワーの場所は、国際線ターミナル制限エリア内の25番ゲートそば。

タオルの備え付けこそないものの、バス用品をおくことができる棚や、フックがあるので、お湯の出るシャワーでリフレッシュできます。内側からロックできる鍵付きドアのため、女性が利用する際も安心。搭乗前にさっぱりしたいという方はぜひ訪れてみてくださいね。(シャワー室は男女で分かれています。)

ホーチミンシティ国際空港の喫煙所の場所はどこ?

海外旅行先での愛煙家の心配ごとと言えば、喫煙所の有無。ホーチミンシティ国際空港には、複数の喫煙所があるため心配ご無用ですよ。まず、国内線ターミナルの喫煙所の場所は到着フロアの14番ゲートの向かい。そして、国際線ターミナルの喫煙所は、到着フロアの15ゲートから18ゲートのそば、そして出発フロアには屋外灰皿が設置されています。

ホーチミンシティ国際空港のレストランでベトナム料理を食べ納め

ホーチミンシティ国際空港では、ベトナム料理の食べ納めをしましょう。国内線ターミナルの2階には、フードコートがあり、ビッグボウル(Big Bowl)、スターカフェ(Star Cafe)、テイストオブアジア(Taste of Asia)などのお店が入っており大盛況。ビッグボウルは、ベトナムを代表する伝統料理、フォーの専門店です。

米粉を蒸してできた平麺は柔らかく、ハーブの香りが爽やか。鶏肉のフォー、牛肉団子のフォー、半生牛肉のフォーなどバリエーションも豊かです。ビッグボウルのフォーのスープはベトナム北部の街・ハノイ風で、あっさりとした控えめな味付け。空港での食事とあって、ローカルな市場ほどの安さは求められませんが、生春巻きやドリンクをつけても、12万5,000VND(600円)とお値打ち。

ビッグボウルは、ホーチミンシティ国際空港の国際線ターミナル到着ロビー、そして出発ロビーにもお店をかまえています。フライト前に手元にあまったドンを使いきりたいときにもピッタリですね。



ベトナム風サンドイッチ・バインミーを食べたいなら、スターカフェへどうぞ。フランス統治下時代に、普及したバインミーは、フランスパンにハムや野菜などを自由にトッピングした食べ物。トッピング次第では、無限大の味を味わえ、オーダーも楽しいですよ。スターカフェでテイクアウトして、飛行機に乗り込むのもオススメ。カフェ文化が根付くコーヒー大国の、ベトナムコーヒーも一緒にいかがですか?

ホーチミンシティ国際空港でベトナム風の飲み物をいただくなら、ベトナムコーヒーだけではなく、南国らしいドリンクも忘れないで。国内線ターミナルには、日本でもおなじみのコーヒーチェーン店・スターバックスがあります。台湾やインドネシアそしてここ、ベトナム限定のスタバメニューが、こちらの「フルーツゼリーヨーグルトフラペチーノ」。マンゴー味とストロベリー味の2種類があり、つぶつぶにクラッシュされたゼリーの食感が楽しめます。

ドリンクはアルコール派!という人は、ホーチミンシティ国際空港で最後のベトナムビールに舌鼓をうちましょう。ベトナムのビールといえば、モルト100パーセント使用で口当たりのよい、「サイゴンスペシャル」に、すっきりした味わいの「333(バーバーバー)」が有名ですよね。

ベトナムでは縁起の悪い数字とされている3ですが、3が3つならんだ「333」は、すべて足すと永遠を意味する9になることから、幸運のビールと言われているそうです。「333」ビールにラッキーな運気をいただいて日本に帰りましょう。国際線の乗り継ぎで他国へ向かう人は、現地ですてきな出来事と出会えるもしれませんね。

ホーチミンシティ国際空港での仮眠は有料仮眠室スリープゾーンで

おなかがいっぱいになり、少し眠くなってきたら、ホーチミンシティ国際空港内にある有料仮眠室スリープゾーン(Sleep Zone)で、仮眠をとってゆったりと過ごしましょう。スリープゾーンの場所は、国際線ターミナルのゲート27のすぐそば。10部屋ほどが用意されており、手前には無料で使用できる長椅子が20脚ほど並べられています。

有料仮眠室の数は少なめですが、横になれる椅子があるのはうれしいポイント。飛行機が遅延して、人で混雑しているときでも利用できそうですね。

ホーチミンシティ国際空港のスリープゾーン内部はこんな感じ。利用者の多くから、清潔でリーズナブルなお値段だったという満足の声が聞かれます。料金は前払い制で、お手拭きと飲料水のペットボトルがついてお値段1時間7US$(780円)。室内は4平米ほどで、ベッドにライト、充電用コンセント、そしてアラームのみというシンプルな作りです。快適すぎて寝過ごしてしまいそうですね。

ホーチミンシティ国際空港で買うお菓子のお土産はMAROUのチョコレートで決まり!

ベトナムの高温多湿な気候と、メコン川がもたらしてくれる自然の恵みはフルーツだけではありません。チョコレートファンの間でも、最近特に注目をあびているベトナム産のカカオも、大地の恩恵のひとつです。カカオ豆の選定からチョコレートの生産までを一貫して自社工場でする、ビーントゥバーを、ベトナム産のカカオで行い、ニューヨークタイムズ紙で賛辞されたのがマルゥ(MAROU)。

マルゥのチョコレートは、東京のセレクトショップや、オンラインショップでも購入できるため、すでにそのおいしさを知っているという方もいるかもしれませんね。

ホーチミンのベンタイン市場そばには、直営店があり、隣接したカフェでチョコレートドリンクや、オリジナルスイーツをいただけます。板チョコをお土産に買えば良かったと後悔することはありません。定番品だけの取り扱いではありますが、ホーチミンシティ国際空港のお土産ショップでもマルゥのチョコレートが売られています。

マルゥチョコレートのオススメは、青いパッケージの一番人気商品「ラムドン74%」。くどさのない、ほろ苦い味わいが優しく口の中で広がります。お値段は12万VND(570円)から。

ホーチミンシティ国際空港には雑貨を売るお土産ショップもある?

ホーチミンシティ国際空港でお土産に雑貨を買いたいという人には、先ほどご紹介したスターバックスがオススメ。ベトナム限定のスタバベアことベアリスタが、ベトナムの伝統衣装に身を包んで、店頭であなたのお買い上げを待っています。また、ご当地限定のマグには、アオザイを着た女性や、観光客に人気の乗り物シクロが描かれています。マグのお値段は30万VND(1,440円)。ベアリスタのお値段は38万5,000VND(1,840円)ほどです。

空港という立地柄、商品の値段は高くなりますが、ホーチミンシティ国際空港にも雑貨を売るお土産ショップがあります。売っているのは、置物にキーホルダー、アオザイ、化粧ポーチにぴったりの大きさの布製品など。搭乗前の物見遊山にはピッタリですが、ばらまき土産など安い品物を買うには適していません。雑貨はできるだけ、旅程中にホーチミン市内で購入するのがオススメです。

ホーチミンシティ国際空港の免税店で買えるブランドやコスメって?

ホーチミンシティ国際空港には、国際線ターミナルの3階に免税店が入っています。免税店で買えるブランドは、バーバリー、コーチ、フェラガモ、マイケルコース、スワロフスキーなど。コスメブランドでは、ランコムやエスティーローダーの商品が買えます。免税をご希望の方は、カウンターでの手続きをしてくださいね。

ホーチミンシティ国際空港のVAT(付加価値税)還付カウンターは、国際線出発ロビー3階・出国審査を終えて右手に真っすぐ進んだ突き当りにあります。ベトナムのVAT還付条件は、200万VND以上の商品購入。商品購入時には、パスポートを提示して領収書を作ってもらうことを忘れずに。

ホーチミンシティ国際空港(SGN)から始まる旅行を楽しんで

ホーチミンシティ国際空港からの市内へのアクセス方法と、空港でのオススメの過ごし方をご紹介しました。これから始まるゴールデンウィークにピッタリの海外旅行先ベトナム最大の都市ホーチミン。物価が日本に比べて大変安いため、ショッピングも外食もマッサージも気軽にできますね。治安がさほど悪くないとはいえ、ホーチミンシティ国際空港から市内へむかうタクシーではボッタクリが続出中。異国の地に遊びにきていることを忘れずに、緊張感を持っていましょう。

思いがけず、フライトの遅延や乗り継ぎで、ホーチミンシティ国際空港で時間つぶしが必要になったら、お土産を買ったり、ラウンジを活用したりして快適に過ごしてくださいね。ホーチミンシティ国際空港から始まる旅行を目いっぱいに楽しんでください。

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AoiMakoto

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