セネガルの絶景「ラックローズ」!ピンクの湖の存在はおとぎ話じゃなかった!

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西アフリカのセネガルに「ラックローズ」というバラ色の湖があることを御存知ですか?本当にピンク色なのです。そんなおとぎ話に出てくるような風景に出会えるのですから、見てみたい、行ってみたいと思うのも自然なことですね。どれほど美しい湖なのか、どうしてバラ色なのか、などラックローズについてわかりやすくご紹介します。

これがラックローズです!!

本当に美しいバラ色ですね。ラックローズの「ラック」は湖、「ローズ」は薔薇ですから「薔薇の湖」という通称なのです。正式名称はラックレトバなのですが、ラックローズとして知られるのもわかる気がします。こんな美しい湖が世界のどこかに存在していたなんて、感動モノだと思いませんか。

ラックローズは西アフリカにあります

セネガルはサハラ砂漠西南端に位置する共和制国家ですが、元はフランスの植民地でした。首都ダカールはかつてのパリ・ダカール・ラリーの終着点としてよく知られています。

乾季には最も鮮やかな色に!

セネガルは熱帯乾燥気候です。乾季と雨季があります。雨季である6月から10月の平均最高気温は27℃で、乾季である12月から2月の平均最低気温は17℃です。ラックローズはこの乾季のときが最も美しくいちごミルクのような色になります。

緑藻が起こす魔法のような美しさが正体

この不思議なおとぎ話に出てくるような色の湖、実は緑藻という藻が起こしている現象なのです。ドナリエラというこの緑藻は塩分濃度の高い所で繁殖します。カロテノイドを大量に産生するので、大発生すると水面がオレンジがかったピンク色に染まるというわけです。

ラックローズはしょっぱい塩の湖

ラックローズは海水よりも10倍ほど塩分濃度が高い湖で、塩の産地でもあります。ですから、色を見て甘いと思ったら大間違い、しょっぱい湖なのですね。

塩分濃度は死海の1.5倍!浮きます!

塩分濃度が死海の1.5倍というラックローズですから、中に入ると浮きます。なんて楽しそうなんでしょう。

実は水深が3メートルほどしかないのです

ラックローズの深さはわずか3メートルしかありません。塩を採り生計を立てている現地の人はボートに乗り、長い棒で湖の底を押しながら目標の場所に向かいます。

大きさは3平方キロメートル!

ラックローズの大きさは約3平方キロメートルです。東京ドームだったら60個ぐらい入る計算ですね。沢山の塩が採れるのもわかるような気がします。

毎年2万4,000トンの塩を採っています

出典: izismile.com

湖周辺では塩を採っている人が沢山います。マリ人、ギニア人、コートジボワール人、ブルキナファソ人、セネガル人などです。塩でいっぱいのかごを頭上まで持ち上げ、ボートに載せます。多い時は一人でかご10~12杯分の塩を採るのです。

ダカールから車で約一時間で行ける!

どこかの秘境にあるのではないかと思わせるラックローズですが、実は首都ダカールから車で約1時間で行くことができてしまうのです。人気の理由はそこにもあるのかもしれません。

ラックレトバ(レトバ湖:lac Retba)
住所:
セネガル共和国ダカール州
アクセス:
ダカール市街よりバスを乗り継いで移動(約2時間)
      ダカール市街より車で移動(約1時間)
おすすめの時期:
11月~5月(ピンクに見えやすい時期)

いかがでしたか?おとぎ話に出てきそうなピンク色の湖は本当に存在します。しかも浮くことができるので、見て楽しんで浮いて楽しんで、と楽しい気分になること間違いなしですね。

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