映画「海街diary」のロケ地巡り！鎌倉ぶらり散歩

『海街diary』（うみまちダイアリー）は、吉田秋生による漫画作品で、第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、マンガ大賞2013、第61回小学館漫画賞一般向け部門受賞しています。
2015年に待望の実写映画化されました。

海の見える街、古都・鎌倉を舞台に清新なタッチで描く、家族の喪失と再生のものがたり。
両親を許せない長女と、自分を許せない四女、それぞれの想いが複雑に絡み合いながら、四人が本当の家族になっていく一年間の物語。

この主人公の四姉妹を演じるのは、綾瀬はるかさん、長澤まさみさん、夏帆さん、広瀬すずさんの4人です。

今回は、『海街diary』のロケ地となった場所をご紹介します。

地名の由来は、稲穂を重ねたように見えるためだと言われています。
古来良質な砂鉄が採取できることで知られ、古代にはこの地で製鉄がおこなわれていたと考えられています。

岬の展望台は富士山をバックに江の島を望める絶景ポイントでもあるのです。
この周辺は湘南の人気サーフポイントで、年間を通して多くのサーファーや若者も訪れているそうです。

七里ヶ浜駅までの道のりでは富士山や江ノ島を眺めながら砂浜を歩くことができ、散歩コースとしてもとても楽しめます。
夕暮れ時は特に美しく、カメラ愛好家にとっては絶好の撮影スポット！

高徳院（こうとくいん）は、神奈川県鎌倉市長谷（はせ）にある浄土宗の寺院です。

鎌倉大仏の名で親しまれている、大仏の高さは11.31m（台座を含めると13.35m）、重量約121tあり、現在の金鋼仏は1252年（建長4）に鋳造が始められ、仏像としては鎌倉で唯一の国宝に指定されています。

高徳院の四季はすばらしく、いつ足を運んでも大仏様は崇高な姿を見せてくださいますが、特に春は桜と大仏様は思わず手を合わせたくなるほどに。

また、大仏胎内拝観もおすすめで大仏様の内部に入ってその構造を実際に見ることができるのです。
大仏様の中に入って、また外に出てくるというのは「胎内巡り」といって、生まれ変わりに相当すると考えられてきました。
大仏様の中に入れていただいて、身を清めるのもいいですね。

赤い鳥居群がとても幻想的で鎌倉の最強出世開運スポットでもある、佐助稲荷神社。

千佳（夏帆）とすず（広瀬すず）が朋章（坂口健太郎）の密会現場を目撃してしまうシーンで登場します。

源頼朝が挙兵の際に、翁姿に身を変じた神霊が夢枕に立ち、平家討伐をすすめたと言われる佐助稲荷神社は、これに由来して現在でも鎌倉のパワースポットの中でも出世運や恋愛運がアップする神社としても有名なんです。

参道入り口に小さな祠があり、それが十一面観音です。
この祠にいる観音様は、良縁薄く出家した美しい尼・赤松幸運がこの世の男女の良縁を願い彫った仏像で「縁結び観音」とも呼ばれています。

恋愛成就や縁結びを願いに訪れてみてはいかかでしょうか？

そして稲荷神社といえば、キツネです。
佐助稲荷神社には、たくさんのキツネの像があります。
キツネは、実りの時期に、山から下りその姿を人里に現したことから、「神様の使い」と言われるようになりました。
ここにあるキツネの像は、すべて昔からあるようで、とても雰囲気のある像です。

極楽寺駅は関東の駅百選（第三次選定・平成11年）に選ばれた駅です。
春には、駅舎前の桜が咲きほこり絶好のお花見スポットになります。

また、極楽寺駅周辺にはいろいろなカフェが、集まっています。

雰囲気も良く、美味しいメニューがたくさんなので、極楽寺駅へ行った際にはぜひ駅周辺のカフェ巡りもどうでしょうか？

映画の中ですず（広瀬すず）と風太（前田旺志郎）がよく立ち寄っていた、江戸時代から続く老舗の和菓子店『力餅家』。
こちらのお店のお菓子は、添加物などを一切使用しない、素朴な和菓子を作り続けているのです。

12面の顔をかたどった人形焼きのような「福面まんじゅう」はとても人気です。

二人が食べていた「福面まんじゅう」のほかにも、店名をつけた餅菓子「権五郎力餅」もとても有名で、鎌倉土産の定番として親しまれてるそうです。

鎌倉キネマ堂は、『海街diary』の中の「カフェ－山猫亭」のモデルとなった場所です。

ここでは、海街diaryでも大きく扱われている「しらすトースト」を食べることができます。

「しらすトースト」は、ランチを希望するお客さんのために、地元のしらすを使ったメニューを考案した際に考えついたメニューで、とても珍しく、メニューに出してからすぐに人気になったそうです。
カリッカリにトーストした厚切りパンに新鮮なしらすをトッピング。
ジンジャーミルクティとも相性抜群です。

また、店内はマスターが長年にわたって集めてきたレコードや邦画スターのブロマイド、書籍などがたくさんあり、手にとって見ることもできます。

いかがでしたか？
今回は、映画『海街diary』のロケ地をご紹介しました。
どこもとても素敵な場所ですので是非、一度は足を運んでみてください。