富良野のご当地グルメ20選！有名店から地元に愛される隠れ家的スポットまで一挙ご紹介

北海道・富良野市は、観光客も多く訪れる人気スポットとして有名です。美しい大自然とドラマや映画の収録地となったことから、その人気はますます高まるばかりです。かつてメディアに登場した人気店はもちろん、富良野の食材をたっぷりと使用したグルメは、観光客だけでなく地元ローカルからも愛され続けています。

富良野で最も有名なグルメといえば「富良野オムカレー」ですが、このB級グルメの他にも乳製品を使用したグルメは特に大人気。大自然あふれる富良野の地で、美しい自然と美味しいお料理で至福のひとときを過ごしてみてはいかがでしょう。

「富良野チーズ工房」は、さまざまな体験ができる観光スポットとしても有名です。チーズ造りの工場を見学したり、富良野の食材を使用したアイスクリームや自社工場で造られたチーズのピッツァなども味わうことができます。富良野のご当地グルメとして有名なのが、5種類のチーズを贅沢に使用した「ふらのチーズスペシャル」。

ピッツァは他にも定番のマルゲリータなどがあり、チーズの濃厚さを味わうならチーズスペシャルが特におすすめです。またアイスミルク工房では「できたてチーズソフトクリーム」が人気で、どちらも行列必至の人気メニューとなっています。

富良野チーズ工房ではチーズにまつわるさまざまなことを知ることができ、見学や食事、お土産品の購入、さらに記念撮影コーナーなどもあり、老若男女問わず楽しめる工房となっています。近くの牧場で育てられたホルスタイン種の乳牛からとれる牛乳をもとに作られたチーズは、全部で6種類。

全てナチュラルチーズとなるため、通常は冷蔵庫での保存がおすすめです。生でもお料理にも使用できる「ワインチェダーチーズ」をはじめ、サラダのトッピングやケーキにもよく合う万能な「ホワイト」、さらに白カビタイプの「メゾン・ドゥ・ピエール」、いかすみパウダー入りの「セピア」などはお土産品としても人気です。

富良野はカレー専門店が多いことでも知られていますが、「唯我独尊（ゆいがどくそん）」は老舗のカレー専門店です。創業当時から人気の「自家製ソーセージ付きカレー」は特に有名で、ボリューム満点な上に富良野産の玉ねぎと30種近くのスパイスを使用した本格カレーが大人気。

こちらのお店はとてもユニークで、かつてドラマで使用していたキタキツネを呼ぶ合言葉「ルールルル」をカウンターで言うと、無料でカレーのルーをお代わりできます。スパイスの味わいがしっかりと効いた一品は、香りも豊かに仕上がっています。

老舗のカレー専門店は富良野駅近くにあり、山小屋のような手作りの外観がとても印象的なのですぐに見つけられるでしょう。お店の外には日差しを遮るタープが張られ、心地よい夏場はこちらのテラス席でも味わうことができるのでおすすめです。ボリューム感とその味わいが口コミでも広がり、ランチタイムには行列必至の一軒。

またお店のすぐ隣には、「となりの独尊」と名付けられたパンを販売する店舗もあります。地産地消をモットーにしたレストランでは、富良野ならではの味わいを存分に楽しむことができます。

オムカレーが大変有名な富良野ですが、こちらのお店では一工夫した「オムホエーカレー」が有名です。その名のとおり、ヨーグルトの上にある水っぽい乳清（ホエー）をカレーに加え、じっくりと煮込むことでコクが深い一品に仕上がっています。ご飯の上に乗せた玉子はフワトロで、新鮮な素揚げ野菜はどれも濃い味わい。

見た目はごく普通のカレーのようにも感じますが、一口ほおばると深みのあるカレーと、フワトロの玉子の相性がバッチリで、あっという間になくなってしまう美味しさです。素揚げした野菜も存在感がバッチリで、北の大地で育てられた新鮮そのものを味わうことができます。

富良野のご当地グルメとしても知られる「オムホエーカレー」は、「くまげら」で味わうことができます。かつての有名ドラマの出演者ご用達店として、またミシュランガイドにも掲載された等、話題性たっぷりの一軒としても有名です。こちらのお店ではオムカレーの他、ローストビーフがたっぷりと乗った「和牛ローストビーフ丼」は圧巻のボリューム。

店内は木材や石を使用した民芸調の内装が特徴で、ドラマの撮影にも登場した石の壁でできた個室（石亭）は独特な雰囲気です。どれをオーダーしても外れはないので、お腹を空かせて訪問するのがおすすめですよ。

富良野で鉄板料理と言えば、「まさ屋」が有名です。こちらではアツアツのお好み焼きをはじめ、富良野名物とも言われるオムカレーも大人気。特にご当地グルメとして知られているのが「ふらの玉」で、富良野産ジャガイモをすりおろし生地と混ぜ合わせているため、フワフワ食感が大きな特徴です。

さらに新鮮な牛乳から作ったチーズ入りなので、トロリと口の中でとろけるハーモニーは絶品と評判。他にも「セピア玉」と名付けられたお好み焼きは、先にご紹介した富良野チーズ工房のイカスミチーズを贅沢に使用した逸品です。

まさ屋は富良野の五条通りに面した、鉄板料理専門店として有名です。メニューはお好み焼きをはじめ、「スペアリブ」などのステーキ類、お店秘伝のタレを継ぎ足したソースが自慢の「とろとろオムライス」、さらに鉄板料理では定番の焼きそばまでメニューも豊富です。

創業当初はオーナーの手作り感満載の内装も、現在は改築されアットホームな雰囲気が漂う心地よい空間が広がっています。地産地消をモットーとしたメニューはどれも美味しく、オーナーの人柄があふれた優しい味わいとなっています。

富良野でラーメンと言えば、「らぁめん支那虎（しなとら）」が有名です。おすすめは魚介系の醤油味が特徴の「支那そば」で、お客さんの大半がオーダーする人気メニューなのだとか。スープはあっさりとした味わいの中にも濃厚さを併せ持ち、口に含んだ瞬間に煮干しの香がふわっと香り、中太麺との相性もバツグンです。

スープまで全て飲み干せるほどの一杯は、納得の味わいが心まで満たしてくれます。他にも「こげ塩」や「でべそ飯」も人気で、「こげ塩」は黒にんにくを焦がした塩味のラーメン、「でべそ飯」はトロトロの温泉卵と小さく刻まれたチャーシューが入った醤油ベースの丼ぶりです。

らぁめん支那虎は地元では行列のできるラーメン店として知られ、観光シーズンには多くのお客さんでにぎわいます。お店の隣にはわずか3台分の駐車スペースしかありませんが、近くには商業施設もあるため施設を利用するお客さんが立ち寄るというケースも多いのだそう。

店内はとてもこじんまりとしていますが、アットホームな雰囲気が漂い誰もが利用しやすいラーメン店です。使用する食材は地元富良野を中心に北海道産にこだわった一軒なので、北海道の恵みそのものを味わうことができます。

日本では札幌が発祥といわれる「スープカレー」は、北海道内にはたくさんの人気店・有名店があります。富良野のカレー専門店といえば「カレーのふらのや」で、スープカレー・ルーカレー共に人気です。北海道産の採れたて野菜をたっぷりと使用した「道産野菜スープ（ルー）カレー」は、ゴロゴロと大き目にカットされた野菜がたっぷりと入りとてもヘルシー。

また「やわらか骨付きチキン」は、文字通りチキンがホロホロと柔らかくとてもジューシーに仕上がっています。スープ・ルー共にカレー本来のスパイスが効いているだけでなく、甘みも感じられる絶品カレーです。

カレーのふらのやは地産地消にこだわった食材を使用し、過去には「ミシュランガイド北海道」にも掲載されたほどの美味しいスープカレーが味わえると好評です。初めてふらのやに一歩足を踏み入れると、まず驚くのがズラリと並ぶ漫画本の多さ。カレーが出来上がるまでの時間も有意義に過ごせるように、とのオーナーの心意気もうれしいですね。

カレー専門店だけあり、ルーカレーをオーダーする際には辛さをチョイスできます。ライスの大盛は無料、ドリンク類やデザートもあるのでお腹いっぱいに北海道の味わいを堪能できます。

富良野の大自然の中で味わえるとびきりのご当地グルメといえば、「FURANO BURGER（ふらのバーガー）」です。お店では一切作り置きをせず、オーダーが入ってから焼き上げるので15～20分程度の待ち時間が必要となります。繁忙期には行列必至、それでも味わう価値ある逸品だけに多くのお客さんでにぎわう人気店です。

お店の人気メニューは「ふらのチーズバーガー」で、プレート（セット）でオーダーすると大き目フライドポテトと自家製ソーセージがついてくるお得な一品。富良野産の小麦粉を使用して作ったバンズや分厚いパテ、たっぷりと添えられたシャキシャキレタスやジューシーなベーコンと食べ応えも十分な内容となっています。

お店そのものは富良野郊外に位置しているため、周囲の大自然と共に豪快なハンバーガーがSNSでも話題を呼んでいます。富良野でも人気店のため、待ち時間が長い場合には、携帯番号を注文時に知らせておくと出来上がった際には呼び出ししてくれるうれしいサービスも。

天気の良い日には、あたり一面に広がるトウモロコシ畑をのんびりと眺めながら味わうハンバーガーもまた格別です。なお冬季は営業していないので、こまめにHPなどをチェックするのがおすすめですよ。

富良野は大自然豊かな土地のため、食材の宝庫としても知られています。昼夜の寒暖差が大きいことからぶどう栽培にも適し、富良野で育ったぶどうは酸と糖度のバランスが良いと言われているほどです。隣接したワイン工場から直送したワインを「ふらのワインハウス」にて味わえることができ、ワインのお供には各種オードブルやチーズなども大人気。

お酒が苦手という方には「ぶどう果汁」もあり、小さなお子さんにはジュース各種もあります。10名以上で利用する場合には団体向けのセットメニューがおすすめで、ハンバーグやステーキなどのお肉料理に、プチフォンデュやふらのワインをセットで味わえます。

「ふらのワインハウス」には、富良野の美しい風景を一望できるパノラマレストランがあります。また屋外バーベキューもできるので、北海道ならではのジンギスカンや新鮮な野菜、牛カルビなどを自然いっぱいの大地で味わうのも一つの醍醐味。

美味しいワインと一緒に味わうなら、「ふらの風チーズフォンデュ」や「ふらのチーズピザ」などもおすすめです。豊かな風景と素材の味わいをたっぷりと感じられる富良野ならではのご当地グルメですね。

北海道ラーメンと言えば札幌を発祥とする「味噌ラーメン」が有名ですが、ここ富良野の味噌ラーメンといえば「富川製麺所」が人気です。ちぢれ麺を使用した味噌ラーメンは、定番の他にも「辛味噌」・「味噌パーコー」・「味噌スモークチャーシュー」などがあり、それぞれのスープに合わせたこだわりの自家製麺が大きな特徴。

地元富良野の日の出店では期間限定（3月初旬から5月中旬まで）で、朝採れのアスパラを追加トッピングすることもできます。北海道ならではの食材をたっぷりと使用した一杯は、富良野観光の気分をより一層盛り上げてくれますね。

地産地消をモットーとした富良野ラーメンは、「富良野とみ川」・「富川製麵所」・「ゆきと花」が主な系列です。富川製麺所は富良野にある日の出店の他、新千歳空港内にも店舗があり多くの観光客にも親しみのある一軒です。

またご当地ドリンクとして「なまらガラナソーダ」も販売しており、富良野カラーとして知られるラベンダー畑をイメージした紫色のドリンク。のど越しすっきりの炭酸で、甘さをおさえたすっきりとした味わいが好評です。ドリンクの紫色は、ムラサキイモから取った天然着色料なので安心です。

富良野には美味しいグルメがたくさんありますが、本格的なハンバーグやピッツアを味わうなら「麦秋（ばくしゅう）」がおすすめです。人気のピッツアは富良野産小麦を使用し、胚芽を練り込むことで香ばしく、さらにチーズは脂っぽさがないようにお店オリジナルレシピで作られています。

またコクと苦みが引き出されたエスプレッソは、アロマ・ボディー・クリーミー・アフターテイスト・フレーバーといった5つの条件がそろったマシーンを使用。カプチーノやカフェラテとして味わうにもぴったりなので、ピッツアなどと一緒に味わってみてはいかがでしょう。

お店はこじんまりとした一軒家ですが、店内は明るくシンプルでおしゃれな雰囲気が漂っています。テラス席は一面ガラス張りとなっているので、寒い冬でも暖かく過ごすことができ、ランチやディナーはもちろんカフェとして利用するにもぴったりな一軒。のんびりと景色を眺めながら、美味しいお料理を楽しむのもおすすめです。

こだわりの人気ピッツアは10種類以上、また富良野和牛を使用したハンバーグやカレーも大人気メニューです。小さなお子さん連れも多いので、家族での利用もとても便利。ボリューム満点の一皿で、皆でワイワイするのもいいですね。

富良野でボリューム満点のグルメを味わうなら、「北の味・山人（さんじん）」がおすすめです。こちらはとんかつ専門店として有名で分厚いとんかつ定食の他、「メンチカツ定食」は他店の倍もある厚さが自慢です。衣はサクっとしメンチカツはとてもジューシー、食べ応えも十分あります。

ボリューム満点なのに最後まで美味しく味わえる定食は、どれをチョイスしてもハズレがないという評判の良さ。外国人観光客も多く訪れるという、国際色豊かな定食屋さんとなっています。

先にご紹介した「富川製麺所」の原点ともいえる「富良野とみ川」では、「石臼挽き中華そば」が特におすすめです。きれいな黄金色をしたスープは鶏と魚介の旨味があふれる味わいで、無添加・無化調なのにとてもまろやか。スープともよくからむ石臼で挽いた自家製麺は、もっちりとした食感が人気です。

また中華そばとは思えないような色彩豊かなラーメンには、チャーシュー・三つ葉・メンマ・味玉・ネギ・紫玉ねぎがトッピングされています。過去に「ミシュランガイド北海道」にも数回掲載された経験のある人気店なので、中華そばの他にもメニューはとても豊富です。

富良野には美味しいオムカレーを提供してくれるレストランがたくさんありますが、「山香食堂」もその一つで、とにかくボリューム満点なオムカレーが人気です。「富良野オムカレー」と名乗るにはいくつか条件があり、使用する食材はお米は富良野産、富良野産のチーズ（もしくはワイン）を使用、ふらの牛乳（もしくは富良野産にんじんジュース）をセットにする、中央に旗を立てる、といった細かな決まりごとがあります。

山香食堂では、ケチャップライスとワイン風味のカレーソースが大きな特徴。まさに王道そのままの富良野オムカレーは、地元ローカルはもちろん観光客からも人気の一皿となっています。

富良野オムカレーが人気の「山香食堂（やまかしょくどう）」は、シンプルで家庭的な雰囲気が漂う一軒です。昔ながらの定食屋さんではオムカレーの他にも、日替わり定食やラーメン、カレーなどのセットメニューも豊富。ボリューム満点な上に、リーズナブルなところが人気を呼んでいます。

地元ローカルはもちろん、周辺の旭川や名寄市（なよろし）からも訪れるファンがいるほどです。ゆっくりと時間が流れる中、大自然の富良野で地元食材をたっぷり味わえる一軒となっています。

富良野でジンギスカンといえば、「ひつじの丘」が有名です。周囲は大自然が広がり、雄大な北海道ならではのグルメを堪能できます。店内で味わえるジンギスカンは3種類、「サフォークジンギスカン」は最高種と言われる羊の希少部分が味わえ、独特な臭みが一切なく柔らかいお肉です。

また「ミルクラムジンギスカン」は、生後わずか3ヶ月の子羊を使用するため、脂身が少なくあっさりとした味わいが特徴。さらに「白ひつじジンギスカン」は、脂身が多くコッテリとした味わいが好みの方におすすめとなっています。

「ひつじの丘」でジンギスカンを味わえるのは、5月中旬から9月いっぱいまでとなっているので注意が必要です。期間中は無休で営業しており、味わい深いジンギスカンだけでなく見渡す周囲の風景も見どころです。

壮大な風景にふさわしいログハウスの建物はまるで映画の世界を思わせ、ウッドデッキの家具もとてもおしゃれ。晴れたランチタイムにはテラス席がおすすめで、時間が止まってしまったかのように感じるのんびりとした風景を眺めながら、極上のジンギスカンを味わえるなんて至福のひとときだと思いませんか？

富良野は特産物が多いことでも知られていますが、観光客にとってうれしい贅沢品と言えば「富良野メロン」です。富良野は昼夜の寒暖差が大きいことからメロン栽培に適した土地で、水はけの良い場所ではメロン栽培が至るところで行われています。「夕張メロン」・「らいでんめろん」と並ぶ北海道三大産地としても有名。

富良野メロンは赤肉のものが主流で、「レノン」と呼ばれる品種をはじめ6種類が栽培されています。5月から10月頃までが旬となり、みずみずしくジューシーな甘さが特徴の富良野メロンには、βカロテンやカリウムが豊富なためアンチエイジング効果が期待されるなど美容にもうれしい特産物です。

旬の美味しい「ふらのメロン」がお腹いっぱいに味わえる場所として注目されているのが、新富良野プリンスホテル内にある「メインダイニングルーム」です。こちらでは期間限定となりますが、ふらのメロンをビュッフェスタイルで味わうことができるので富良野の大自然をたっぷりと堪能できます。

しかもこちらのレストランはホテル最上階に位置しているので、壮大な絶景を眺めながら食事をすることができるので大好評。仕入れの状況等により内容の変更はつきものですが、事前確認をしてから訪れるといいでしょう。