九州・熊本城と周辺人気観光スポットまとめ！ご利益たっぷりプラン♡

戦国時代から名前や当主・姿を変えながら引き継がれてきた、熊本を代表する名城。
明治時代の西南戦争の折に消失したため、天守は近代になって再建されたものです。
かつての城跡や現存する櫓は、国の重要文化財として指定されています。

戦国時代から現存する立派な石垣は、近くで見ると圧巻！
加藤清正によって作られた強固な石垣は「武者返し」と呼ばれ、反り返った急勾配によって多くの敵の侵入を阻みました。

本丸御殿の一階では、復元された戦国時代の城内装飾を見学することができます。
来客を接待するために用意された大広間と、その奥に垣間見える豪華絢爛な藩主の居間が、当時の生活や風習を感じさせてくれます。
戦国時代にタイムスリップした気分で、雰囲気に浸るのも楽しいですね。

藩主が頻繁に使用する部屋として、本丸御殿の中で最も豪華に作られている、昭君之間。
内部の屏風や壁には、部屋の名前の由来にもなった中国前漢時代の美女・王昭君がモンゴルに嫁いだ際の物語が紡がれています。
側面だけでなく、天井にまで行き届いた装飾は素晴らしいの一語。訪れた際には、ぜひ隅々まで細かく見渡してみてください。

熊本城天守閣からその姿を一望できる、宇土櫓。その大きさや、従来の櫓以上の規模や機能性から、「第三の天守」とも呼ばれています。
国の重要文化財に指定されていますが、内部の見学も可能。侵入者を撃退する石落としなど、みどころ満載です。

熊本城エリアの北部に位置する、加藤神社。
江戸時代初期にこの地を治めた、加藤清正を祀ってあります。
熊本一帯の繁栄に尽力した清正は、「セイショコさん」と呼ばれて今も多くの人々から親しまれています。

加藤清正は熊本城を築城したことから、土木・建築の神として崇められています。
ここぞという時の勝負運にもご利益があるとされ、学問や縁結びのお祈りで訪れる参拝者も多いです。

熊本城築城と時代を同じくして置かれた、熊本城稲荷神社。
城下町の発展や商売繁盛を守護する神として、この土地を代々守ってきました。
人々の生活を護る役割があり、家内安全や恋愛成就・受験合格など、様々なご利益をもたらしてくれるとされます。

神社の入り口付近には、知恵の輪が置いてあります。
正しくくぐることで、出世・開運祈願などができますよ。ぜひやってみてください！

熊本城稲荷神社のすぐお隣にある、熊本大神宮。
伊勢神宮の流れを汲み、天照大神、豊受大神が祀られています。
熊本のお伊勢さんと呼ばれることも。
元々は熊本城内にあったものですが、西南戦争で消失してから、今の場所に新しく建て直されました。

名所エリアの中にありながら、ひときわ静かで神聖な雰囲気を醸し出す神社です。
神様への感謝の気持ちを忘れず、厳かに参拝すると心が落ち着きます。

九州が誇る一大拠点・熊本城。異なる時代に起こった様々な出来事の痕跡が読み取れる、貴重な地域です。
荘厳なお城と共に、周辺を取り巻く歴史建造物も併せて訪れてみてください。