電車好き必見！鉄道博物館で巨大ジオラマと出会い、運転士になれる

埼玉県にある鉄道博物館は、JR東日本の創立20周年記念事業として建設されました。広大な敷地に、実際の電車展示はもちろん、巨大な鉄道ジオラマや運転士体験まで数々の展示や体験できるスポットがあり、楽しみながら学べる仕掛けとなっています。

外には芝生が広がりピクニック気分も味わえ、キッズスペースも常設されていて小さな子どもも安心。家族みんなで、鉄道好きの友達やカップルで、1日楽しめる博物館です。

博物館の中は大きく6つのゾーンに分けられ、それぞれでテーマにそった展示や体験ができます。それぞれのゾーンより、特におすすめしたい展示・体験をご紹介します！

博物館の半分のスペースが使われているメイン展示とも言えるゾーン。

日本の鉄道の歴史が、実物車両42台の展示を巡ることで学べます！

42台の車両はさらに「新幹線の誕生」「全国に広がる鉄道網」など8つのテーマに沿ってエリア分けされ、日本で初めての新幹線の先頭車両や、1900年代最初の頃の国産最古の大型電車など、貴重な実物車両を目にすることができます。

その時代背景を表すような情景を再現した展示方法も斬新で、まるで電車とともにタイムスリップしているような感覚になります。圧倒される迫力のゾーンです。

蒸気機関車D51と写真を撮ろう！では蒸気をイメージした煙と音による演出効果もあり、まるで目の前を走り去っていくかのような感覚を体感。蒸気が出ている瞬間に記念撮影するのがおすすめです。

またここでぜひ体験してほしいのが「運転シミュレータ」。蒸気機関車D51や山手線などのなじみ深い電車、そして新幹線の運転をシミュレータで体験できます。

実際の走行映像で運転したり、事故が起きた場合のバックアップシステムを体験できたりと特別な体験ができます。D51では実際の複雑な運転台を始め、この電車特有の揺れまで再現され、まるで本物のような精度です！

また鉄道ファンの憧れとも言える巨大なジオラマも展開。約25m×8mの国内最大級の規模を誇り、ジオラマ上の線路はなんと1,400m！定期的に解説ショーも開催され、鉄道の1日を見ることができます。

鉄道コレクションや貴重な資料が展示されるライブラリーなどもあり、資料から歴史を読み解くことができるゾーンです。

その中で体験ができておすすめなのが「運転士体験」。実際にプロの運転士を要請するときに使われるプログラムをもとにして作られており、運転席にある機器の使い方や制限速度下での運転など、運転士気分が味わえる体験です。

電車はなぜ動くのか？どうやって動かしているのか？なぜたくさんの電車が同時に走れるのか？といった、電車にまつわる疑問に答えてくれるゾーン。

実際の部品を使って解説されており、本で見るのとは違うリアルな体験を通して学ぶことができます。

また「駅構内ラボ」ではみどりの窓口やドア閉めお仕事の体験ができ、運転士だけではない、電車を走らせるために携わる多くの人々の仕事についても学べる仕組みもあります。

そして中でもおすすめなのが「デザインラボ」。ここではなんと車両のデザインが体験できます！専用ソフトを使って、自由にオリジナルな電車を作ってみましょう。

180名が入れる大きなホールや図書室を設置し、落ち着いた空間が広がるゾーンです。

図書室には電車に関する絵本などが置かれ、くつろいで読めるスペースもある心遣い。そして内装にもこだわりがあり、座席は実際に使われていた電車の座席を利用しています。電車に揺られて読書をしているような気分になれますね。

屋外に設置され、小さな電車に乗ったり休憩できたりするゾーン。

ここでのおすすめは「ミニ運転列車」です。一周300mのコースをなんと自分で運転しながら走れる列車だから驚き！カーブでの減速やポイントでの速度制限など、本物の電車でも行われている走行ルールが体験できます。

いろいろ展示を見て体験して、おなかがすいたらひろばでお弁当にするのもいいですね。広場では芝生の上でお弁当を広げるのも気持ちが良く、また走り回るのも良し。電車の中でお弁当を食べることだってできます。

公園のような遊具もそろっており、これが全て電車デザインだからかわいいです！京浜東北線ジャングルジムなど、なんだかかわいらしい遊具が並んでいます。

思い出にお土産を購入するなら、ミュージアムショップへ。ここでしか買えない鉄道グッズなども販売されており、子どもはもちろん大人も思わず夢中になってしまいそうな品ぞろえ。

いかがでしたか？身近でありながら意外と知らないことが多い電車。電車好きの方はもちろん、そうでない方も訪れればきっと、電車が好きになること間違いなし！

博物館と言いながら実は数多くの体験が用意されており、楽しみながら学べて大満足できる博物館です。