- 住所:
- Soğanlı/Turkey
- 料金所があり。大人5リラ。
- 鍵はかからないので、閉鎖時間はなし。
- カッパドキア発のブルーツアーに含まれています。
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ソアンルはソアンル人形で有名です。白くて平べったい顔にペンで目や鼻を描き、派手なトルコパンツやスカートをはかせた人形で、手作り感があふれています。足には針金が入っていて、折り曲げて座らせることができます。女性たちが作る人形は、今カッパドキアのあちらこちらで売られていて、ソアンル村の収入源になっています。
ソアンル村はユルギュップから47km、デリンクユ地下都市から33kmのところにあります。
ソアンル谷にはローマ時代から傾斜の奇岩に穴が掘られ、教会や住居が造られました。
教会や僧院は200ほどあると言われ、そのうち50はフレスコ画が描かれています。教会の多くは鳩小屋になっていて見ることができませんが、10ほどの教会を見ることができ、看板や説明書きが添えられています。
ソアンルの奥は教会が多く、民家が少ない場所へ入るのには入場料がかかります。
車で中に入ることもできます。
料金所すぐの小さな橋を渡ると、二手に道が分かれています。
右へ行くと、カラバシュ教会、ユランル教会、クッベリ教会、サクル教会があります。
左へ行くと、ゲイックリ教会、タフタル教会があります。
料金所から右の道を行くと、右手にあるのがカラバシュ(黒い頭の)教会です。
壁画の聖人顔がススで黒くなっていたことからこの名前が付けられました。
ソアンルで一番大きく綺麗な教会で、ビック教会とも言われています。
教会は6世紀に造られたと言われています。フレスコ画は異なる時期に、異なる手法で絵付けされた痕跡があります。11世紀には土の塗料で、油の塗料が使われるようになった13世紀には油塗料が使われています。
教会の他に、多数の墓やチャペル、修道士の住居が見つかっています。
カラバシュ教会を真っすぐ行くと、突き当りにレストランがあり、おばさんたちがソアンル人形を売っています。
ユランル(蛇の)教会は右手にあります。
またの名を聖ジョージ教会といいます。
教会は古いですが、フレスコ画は14世紀に描かれたと言われています。
レストラン左には川があります。川を渡って道なりに歩くとクッベリ(ドーム型の)教会があります。ソアンルで一番有名な教会です。
この円錐形の岩は、ローマ時代には墓として、ビザンチン時代には教会として使われました。
7階建てですが、斜面に建てられているので道に面しているのは上の2階部分です。
他の教会と違い、外側も加工され、色を塗られていたのが特徴です。
教会前ではおばさんがソアンル人形を売っていました。
サクル教会は、またの名を聖ヨハネ教会といいます。サクルは「隠された」という意味。その名のとおり、少しわかりにくい場所にあります。
クッベリ教会の横に小さめのドーム型の岩があり、その前に”隠れ教会”の看板があります。
穴の中は壊れた柱のようなものがあります。
実は、隠れ教会は北側の下から入ったところにあるそうです。
料金所から左の道へ行くと、広場でおばさんたちが座ってソアンル人形を作っています。
その横には元祖ソアンル人形の絵があります。
そこから左へ行くと、左手にゲイックリ(鹿の)教会があります。
小さな岩のフレスコ画は消えかかっていて、床はお墓がたくさん。
次の岩には四角いタイプの教会があります。
その隣の穴にはテーブルがあります。
鹿の教会からさらに奥へ行き、突き当りの橋を渡るとタフタル(板の)教会があります。またの名を聖バーバラ教会と言います。
教会が造られたのは5世紀か6世紀だと見て取れるようです。
この教会には聖教徒の絵が多数あります。フレスコ画は10世紀初期のものと言われています。
ソアンルの料金所の2km手前にあるのがトカル(留め金)教会です。
急な坂にある50段の階段を上らなくてはいけません。
昔は元気な人ばかりだったのかと不思議になります。
教会内には大きな柱、墓、窓などがあります。
他にもBalıklı Kilise(魚の教会)、Gök Kilise(青空教会)なども見学できます。
いずれも料金所前に看板があります。
いかがでしたか?
留め金教会と料金所の間には民家があります。その多くは人がいなくなって、空き家になっていました。
村の人たちは、どんどん利便性のよい町へ引っ越してしまっているようです。
そのうちに、ソアンル人形を作る人も少なくなって価値が出てくるかもしれません。
不細工!と言わずに、今のうちに買っておいてはどうでしょう。
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