- 住所:
- Cumhuriyet Meydanı No:15 Ortahisar Turkey
- 営業時間:
- 9:00~17:00
- 入館料5リラ
- Tel :
- 0 384 343 33 44
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オルタヒサールの町の中心は、お城とちょっとしたお土産物屋さん以外に何も見るものはないと思われています。しかし、ここには規模こそ小さいものの、カッパドキアで唯一の博物館があります。
オルタヒサールのカルチャーミュージアムは、2004年にオープンしたカッパドキア唯一の文化人類博物館。昔、ギョレメホテルだった建物が改装されて使われています。
スペインのソフィア王妃などの著名人も訪れる地元料理レストランの一部が博物館として利用されています。
ここはカッパドキアでは珍しい私立博物館で、アンカラの2人のビジネスマン、ベルリン・ユルドゥズとムラット・サルカヤによって造られました。
2009年には”トルコの社会事業先導プロジェクト”に選ばれました。
オルタヒサールのお城が見える町の中心の丸い広場にあります。
建物にCulture Museumと書かれていて、隣にはおじさんが集まる公園があります。
トルコのカントリースタイルのマネキンがお出迎えしてくれます。
建物内はクーラーが効いていて涼しいです。
階段を上ると、働いている方が博物館へ案内してくれます。
レストランのテラス席を通り過ぎると、博物館入口です。
左側のオフィスで入館料5リラを払います。
真ん中に通路がある大きな部屋の両側が全部で12カ所に区切られています。
それぞれにテーマがあり、マネキンと道具が置かれていて見てわかるようになっています。
各部屋の横には、トルコ語、英語、フランス語、ドイツ語で説明があります。
ただし、トルコ人向けと外国人向けでは別の内容で書かれているようです。
最初、設立者のベルリンさんは40の部屋のアイディアを出しましたが、部屋の数が足りないため12に絞りました。
展示物の多くはオルタヒサールから調達されました。
岩を掘って、家や教会を造る様子がわかります。
以前は自給自足の生活で、食べ物のほとんどを自分たちで生産していました。
1人の女性が麦を刈り、もう一人がが石臼で麦を粉にしています。
女性が薄焼きパン、ユフカを作っています。
壁にかけられた枝に葡萄が吊るされています。涼しい場所にこうして置いておくことで、数カ月の間は葡萄をおいしく保つことができます。
1人の女性が足で葡萄を踏んでジュースを取り、もう1人がそれを煮詰めて葡萄シロップ、ペクメズを作っています。
以前は、絨毯も自分たちの家のものは自分たちで作っていました。
絨毯を織るのは指の細い若い女性の仕事。
クルミの殻や玉ねぎの皮を使って糸を染めていました。
暖かい石のテーブルの上で垢すりやマッサージをします。
広場には物売りが集まっていました。子どもたちが小銭を持って、ナッツやドライフルーツを買っていたそうです。
トルコの家は靴を脱いで上がります。カッパドキアの家は絨毯が敷き詰められていることが普通でした。
お父さんはサズを弾いて、お母さんは刺繍をしています。
求婚に来た両親と息子に、若い女性がトルココーヒーを運んでいます。
伝統的な結婚式は3日続き、そのうちの1日はヘンナ(染料)を手や足につけて、花嫁の幸福を願います。
嫁入り道具の刺繍のタオルやスカーフ、それらを入れるサンドゥックといわれる箱が飾られています。
最後は、ここで記念撮影をすることができます。
壁には地下都市をわかりやすく説明した絵が貼られています。
いかがでしたか?
この博物館は、ひと昔前のカッパドキアの生活の様子が窺い知れます。カッパドキアのおじいさん、おばあさんたちにとっては懐かしいものがたくさん詰まった博物館です。
道具だけが並べられているのと違い、イメージが湧きやすく、子どもでも興味を持てるので学校などの社会勉強にも向いています。
オルタヒサールまで行かれたときは、是非のぞいて見てください。
トルコのカッパドキアで7人の子供たちと生活しています。
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